Home

岡山科学技術専門学校 学科ブログ

サービス、技術をいかすには

宮元です。
一週間ほど前の個人的なできごとです。やっとの思いで書き終わった年賀状。翌日の通勤途中に投函しようと輪ゴムで束にして眠りにつきました。
翌朝、その束をバッグに入れて出勤したのですが投函するのを忘れていました。その日の帰宅途中、目に入ったポストで思い出し、朝投函し忘れた年賀状をバッグから取り出しました。暗かったせいもあって、そのまま投函したのです。驚いたのはこの後のこと。

帰宅してふと机上を見ると、なんと投函したはずの年賀状があるではありませんか。そこではじめて、投函したのは前年に受け取った年賀状だったことに気づきました。しまったと思いましたが後の祭り、なくて困るものでもないし仕方ないかと諦めることにしました。

ところが2日後、帰宅してみるとポストの中にあったのは、「誤って差し出されたものと思われます」というメモ付きで、無地のレジ袋に入れられた年賀状の束でした。
諦めてはいたものの、戻ってきた年賀状を見ると何だかほんわかとした感情が沸き上がってきました。この話を家族にすると、「日本郵便さん、やるじゃない!」 

誤って投函してしまった郵便物をたまたま見つけてくださった職員さんたちの気遣いか、職務上のルールなのかは知りませんが、これもサービスの一つかなと思いました。
これはいわゆる「サービス」の話ですが、日々、工業技術を教えている私たち、工業技術を学んでいる学生たちも心に留めておくべきことじゃないでしょうか。「技術」についても、人々の役に立って、お客様に喜んでもらってはじめていきるもの。自分はこんな技術を持ってるんだぞなどと思っているだけではダメなんですね。
佃製作所の佃社長もそう言っていたでしょ!?

「工事担任者DD第1種」結果

電気工学科の三井です。

10月7日(日)、1年生が「第1種電気工事士」筆記試験を受験しました。息をつく間もなく、翌日より11月25日(日)の「工事担任者DD第1種」試験を目指して勉強を開始しました。
入学以来ずっと、電気工事士のような「強電」を学んできましたが、通信などの「弱電」が追加となりました。
そして、試験結果は次のようになりました。
 

工事担任者DD第1種結果
学年 在籍数 今回受験 科目合格 免許取得 取得率(%)
1科目 2科目
2年 22 0 2 3 10 45.5
1年 26 25 1 2 9 34.6

* 試験は年2回、試験科目は3科目で3年以内に3科目に合格すると免許取得となります。

今回合格した1年生
IMG_1

勉強を始めてから試験まで7週間と極めて短い準備期間中に、「体育の日」「文化の日」「勤労感謝の日」など祭日があり、また、「校内ボウリング大会」や「学園祭」などの学校行事もありました。非常に忙しかったと思います。「努力なくして成功なし」といいますが、本学科では、多忙な中でも資格取得を目指すことにより学生を逞しく鍛えています。
将来、学生たちは自分の夢実現のため、仕事をしながら自己啓発を続けることもあると思いますが、その時、この経験は役立つと思います。

次の目標は、平成31年2月10日(日)の「第一級陸上特殊無線技士」です。やがて、就職活動が活発になりますが、就職活動を有利に進めるため、全員が専門性の高い国家資格を数多く取得しようと頑張っています。

今年はこれが最後の投稿です。皆さん、よいお年をお迎えください。

年末恒例のお楽しみ!!

こんにちは。食品生命科学科の鎌田です。
もう今日で学生は授業終了。2年生は中級バイオ技術者試験も無事終わり、最後の冬休みに突入です。しっかり楽しんでね。私はといえばもちろんスキー。来週は北の国に飛び立ちます。

さて冬休み前の1週間は楽しい行事がいっぱいです。
まずは恒例のアヲハタジャムデッキでのジャムづくり体験。今年は1年,2年合同で行ってきました。

burogu11
まずはジャム君と一緒に記念撮影。

burogu12
キレイな実習室で一人一人鍋を使ってジャムを作ります。
ジャムの種類はブルーベリー、イチゴ、マーマレードから選べるのですが、今年は教員の独断でブルーベリーです。

DSC01733
糖度計で糖度をはかりながら火加減を調節です。本格的ですね!!

burogu13
待ち時間には試食タイムも。珍しいジャムを試食できました。マンゴージャムもなかなかでしたよ。

burogu15
最後は美味しくできたジャムを素敵なデザインの瓶に詰めて完成。
楽しい一日でした!! アヲハタジャムデッキの皆さん、ありがとうございました。

さて第2弾は2年生の調理実習?? もうこれも何回目かな・・・
今回は最後のホームルームの時間を活用して楽しみました。何を作ろうかとだいぶ皆で頭を悩ませましたが、最後は餃子に決定。
前回のカレーよりレベルアップしたかな・・・

burogu 1
こんな感じで材料をボールに投入。餃子づくりは初めての人も多くてなかなか大変!

burogu 2
なんとか餃子らしきものが出来上がっています。中身を入れすぎて皮が破れるハプニングもありましたが・・・

burogu3
いよいよ焼きます。「加熱の時は中心温度と時間が大切ですよ」と、食品衛生を教える私が叫びます。
いろいろなところで授業が生きてきますね( ^ω^)・・・

burogu4
この笑顔!!

burogu5
そして食べる姿はいつもこの人。黙々とひたすら食べます。美味しかった? 5合炊いたご飯も7人であっという間になくなり、ご馳走様!(^^)!

少し早いですが皆さま良いお年を。

土木構造物の品質検査

測量環境工学科の茗荷です。

12月12日(水)に国土交通省 四国地方整備局 四国技術事務所で校外研修をしてきました。ここには、土木構造物の品質確保と、監督・検査技術向上のための実習施設があります。実際に土木構造物の検査を体験したり、正しいモデルと土木構造物の施工不良や設計ミスを再現したモデルを比較し、監督・検査の知識・技術を学ぶことができます。
今回は、土木構造物の非破壊試験の実習と、正しいモデルと施工不良や設計ミスを再現したモデルを比較し、どちらが適正な構造物かというクイズに挑戦しました。

非破壊試験とは構造物を破壊することなく構造物内部を検査する試験のことです。
鉄筋コンクリート構造物は耐久性を確保するために、鉄筋の腐食を防ぐ必要があります。腐食を防ぐ一番簡単な方法は「かぶり(鉄筋からコンクリート表面までの最短距離)」を十分に確保することです。今回は非破壊試験によりかぶりがどの程度あるのかを2つの測定方法で実習しました。

securedownload
上の写真は1つ目の非破壊試験、電磁誘導法の実習を行っている様子です。
電磁誘導法とは磁石を鉄に近づけると引き寄せる力が強くなり、離すと弱くなるという原理を用いてかぶりを測定する方法です。

securedownload1
上の写真は2つ目の非破壊試験、電磁レーダ法の実習を行っている様子です。
電磁レーダ法とは電波をコンクリート内に入れ、鉄筋から反射して戻ってくる時間と電波の速度からかぶりを測定する方法です。

securedownload2
上の写真はシュミットハンマーによるコンクリート構造物の圧縮強度測定の実習を行っている様子です。反発度を複数回測定し、その平均と公式より強度を推定します。

securedownload3
上の写真はハンマーによる打音検査の実習を行っている様子です。
打音検査とはハンマーでコンクリート構造物を叩き、その時の音の違いから異常を検知する検査です。

IMG_3945
上の写真は、正しいモデルと施工不良や設計ミスを再現したモデルを比較し、どちらが適正な構造物なのかというクイズに挑戦している様子です。どちらが適正かだけでなく、数か所に施されているミスを間違い探しのように探すこともしました。

IMG_3947
上の写真が答えになっています。見方や考え方を変えてみないとわからないところがあり、みんなで相談しながら考えていました。解説の際、なぜこのようなミスが起こるかなどの説明があり、学生も興味を持っていました。

IMG_3976
最後に災害救援車両の説明を受けました。上の写真はその時の様子です。被災地でどのように活躍しているか学生も興味津々でした。

今回の校外研修では、実際に検査したり、施工不良や設計ミスを含むモデルを目で見て触って比較することができ、座学で学んだ内容のより深い理解や今後につなげることができると感じました。
国土交通省四国地方整備局の皆様、お忙しい中ありがとうございました。

準備せずトホホの私にSOJAイルミ

映像音響学科・源です。

7月の西日本豪雨災害以来、復興のために何か形に残ることをしたいと思っていました。災害直後から教職員が集まり、チャリティーTシャツを作ろうとか、キャラクターを制作しようとか、様々な案を考えていました。ちょうどその時に総社市から、「”復興 がんばろう SOJAイルミネーション2018”を開催したいのでぜひ参加してほしい」との連絡がありました。電話連絡を受けたのが何と今回の豪雨災害の被災者でもあるY先生。タイミングがいいのか悪いのか…しかし、Y先生は快諾。こうしてプロジェクトが始まりました。

まず初めにデザインの決定です。映像音響学科の学生に「復興といえば何?」と質問したところ、「蝶々」「手」「花火」など様々な意見が出ました。そこでそれらをモチーフにしたデザインを制作し、いよいよLEDライトの取り付けにかかりました。

IMG_8671
横4m × 縦2mの下絵に沿って、LEDライトを結束バンドで固定していきます。

IMG_8672
H先生とM先生が蝶々に取り掛かっている様子。この時のM先生の服装・・・まさかのスーツです。「作業するのになぜスーツ!?」と尋ねると、「今日はどんなことをするのか分からなかったから、何でも対応できるスーツできました!」との返答。思わず苦笑いでしたが、のちにこのスーツ姿が、私にとっての教訓となるのです・・・

IMG_8674
「KAGISEN」のロゴです。このライトは直角に折れないため、角はわざとはみ出すようにします。その部分に黒のテープを巻くことで光を遮断するのです。

IMG_8677
総社駅前では企業の方も総出で作業にあたっていらっしゃいました。

IMG_8690
そして完成したのがこちら! 手のひらから蝶が飛び立っていく様子がわかります。手の先には虹もあります。取り付け作業には本職のT先生が担当してくれました。

IMG_8691
およそ3時間かけて作業完了。理事長や総社市の担当者とパチリ。そして点灯した完成品がこちらです。

IMG_8721_edited-1
いかがですか? 期待したより地味でした。(涙) 大きなシートの下には野原と川をイメージしたツリーライトを散りばめています。これは本校の留学生が中心となって制作してくました。留学生の多くは災害ボランティアにも参加してくれています。

IMG_8731 IMG_8729
総社駅周辺は鮮やかにライトアップされています。

IMG_8706
こちらが12月1日に行われた点灯式の様子です。大変多くの人が集まっています。

IMG_8711
ここでM先生の話に戻します・・・ 実は総社市の方に、点灯式を見に来てくださいと言われていました。特に予定もなかったため17時の点灯式10分前に到着し、遠くからステージを眺めていたところ、総社市の方が目に入ったので挨拶をすることに。

源:「どうもお世話になります。おめでとうございます。」
総社市:「どうも先生、お待ちしていました! こちらへそうぞ」
源:「???・・・は、はい・・・」
総社市:「こちらの席になります。」
源:「んんん???」
総社市:「今回は市長も喜んでおられます。」
源:「市長!?!?!?」
総社市:「点灯式で先生をご紹介しますので、その場でお立ちください。では・・・」

まさかの来賓でした! 周りを見ると全員スーツ姿のなか、私一人が私服・・・それもかなりのカジュアルさです。ここで前述したM先生のスーツ姿を思い出しました。私も何にでも対応できる準備さえしておけば、こんな恥ずかしいことにはならなかった・・・

IMG_8696
その時の様子デス・・・手前の一人だけ、私服が私です。

IMG_8708
ちゃっかり紹介されてしまいました・・・皆さん、準備は大切ですぞ!

IMG_8710
点灯式では様々なステージイベントが行われました。

IMG_8715
これは点灯式後の電気工学科・N先生との一枚です。私の晴れ姿(失態姿)を見に来てくれました。しかもN先生は総社市長と知り合いらしく、私を市長に紹介してくれました。こんな格好で市長と握手しました。(涙)

今回このイベントの発起人として建築工学科のD先生が中心となり、ものづくり工学科のY先生など、本当に多くの教職員と学生のおかげで無事完成することができました。今後もいろんな形で真備町の復興と学校の活性化に尽力したいと思います。なお「SOJAイルミネーション2018」は2019年1月7日まで開催しています。本校のイルミネーションは総社駅から市役所に向かって80mくらいの左側にありますので、ぜひ一度ご覧ください。

 

展示場でプレゼン、今回は?!

こんにちは。建築工学科の堂本です。

10月に引き続き11月22日(木)に、ライフデザイン・カバヤ様の住宅展示場をお借りして、学生たちがをお客様役の教員に対して住宅展示場の空間説明(プレゼンテーション)を行いました。これまでのさまざまなインテリアアイテム(照明・カーテン・家具等)や空間把握の学習を行ってきた総仕上げとなりました。いざ人前でしゃべるということは、頭の中で理解していないとできないので少し心配でしたが、この日のために学校で事前演習をしたこともあり、当日は、なめらかな口調でプレゼンテーションができていました。

IMG_0573  IMG_0571

卒業研究、頑張っています!!

こんにちは。食品生命科学科の鎌田です。
山々の木々がすっかり紅葉して輝くようですね。

さて、バイオ2年生は卒業研究まっただ中です。12月16日には中級バイオ技術者認定試験もあり、その上今週から中間試験も始まって、今は最高に忙しい時期でしょうか。2年生の悲鳴が聞こえてきそうです。そしてこの忙しい時期を乗り越えるともう卒業は間近。本当に1年はあっという間だと痛感する今日この頃です。

では、卒業研究の様子を少し紹介しましょう。今年は総勢7名で、卒業研究発表会も少し寂しいなと思っていたら、なんと全員が一人で取り組むということになり、7つのテーマがそろいました。
まずは・・・

卒研ブログ 岩井
彼は土壌や河川水の中に有害物質であるフェノールを分解する菌がいないか探しています。まさに≪バイオレメディエーション≫ですね。

卒研ブログ 森本
そしてなんとこれはなんとクッキーづくりの研究? いえいえそんなことはありません。
クッキーの生地に麹を加えることで、小麦粉中のアレルギーの原因となる物質を分解できないかを調べようとしているのです。

武元卒研ブログ 
そしてこれも単なる果物シロップではありませんよ。今、健康効果が話題となっている酵素エキスを自作し、エキス中の細菌や酵母の数、そして糖度などいくつかの項目を追跡調査していこうという試みです。

このほかにも殺菌剤の効果を調べたり、牛肉の熟成過程で起こる微生物の変化を調べたりと盛りだくさんです。長くなるので残りの人の紹介はまた次回ということで・・・
興味のある方は是非2月に行う発表会に来てくださいね。待っています。

「リノベーションEXPO in 岡山」で1年生が発表

こんにちは、建築工学科です。

11月17日(土)、ルネスホールで開催された「リノベーションEXPO in 岡山」において、1年生3チームがプランを発表しました。

DSC_0008

発表内容は、表町にあるトミヤ時計店倉庫のリノベーションプランです。コンペティション形式で、他校1チームを加えて4チームの参加でした。審査担当はリノベオブザイヤー2016グランプリを獲得された建築家田村晟一朗氏でした。

DSC_0007

本校Aチームは宿泊施設を核とした表町活性化プラン、Bチームは海外旅行客をターゲットとしたプラン、Cチームは昔ながらの商店街の良さを復活させるプランでした。それぞれにストーリーがあり審査員や主催者からアイデアのおもしろさに評価をいただきました。最優秀には至りませんでしたが、人前で自分の、自分たちの考えを発表するときの準備や伝え理解してもらうことの大変さが経験できたと思います。

TOMIYA倉庫2

Aチーム リノベーション案 平面図

TOMIYA倉庫3

Aチーム リノベーション案 立面図

未来の街、模型コンクール

みなさん、こんにちは。建築工学科です。
きょうは、1年生が取組んだ「街づくり建築模型コンクール」の優秀作品を紹介します。 このコンクールは、業界で活躍されている建築家の方々に直接指導していただき、プレゼンテーションの後、審査していただいたものです。

s2 2018専門学校_180911_0003
アップ 建築家のしごと5_180911_0007

テーマは「ヒトが集う・ヒトのための建築」です。岡山の未来の街にあったらいいなと思う建築を学生がデザインしました。

審査員 高尾 淳氏(株式会社ヒューマンアーキテクツ 代表)

    竹下和弘氏(竹下和宏建築設計事務所 代表)

    本徳彰士氏(本德建築設計事務所 代表)

 sP1060637  sP1060635

★最優秀賞 「美術館と公園」濱野 夕希(興陽高等学校 造園デザイン科 卒)

 講評:アートと自然をイメージして、建築を1つの彫刻作品ととらえたダイナミックなフォルムが特徴の作品

 sP1060640  sP1060638

★優秀賞 「映画館」那須 智樹(邑久高等学校 普通科 卒)

 講評:空間をキューブの組合せで構成しているが、そのデザインのセンスが巧みな作品

 sP1060644  sP1060643

★優秀賞 「図書館」木曽 瑞(玉野市立玉野商業高等学校 ビジネス情報科 卒)

          豊島 佳音(岡山東商業高等学校 ビジネス創造科 卒)共作

 講評:建築を本箱のイメージでデザインした個性的なアイデアとセンスが特徴的な作品

学生たちが、何気なく過ごしている岡山の街に夢をたくして、未来の街を自分の作品に表現しました。

自分が住んでいる街、皆さんも未来の街を想像してみてはいかがでしょうか! 街を創造することで、あなたの生活の楽しみが一つ増えるかもしれません。

コンテストへの応募作品がこれ!

こんにちは。建築工学科の堂本です。

建築工学科2年生のインテリア系の学生たちが、インテリア産業協会主催の「住まいのインテリアコーディネーションコンテスト」に作品を応募しました。学生揃っての参加は初めてでしたが思ってもみないユニークな作品もあり、学生の新たな一面を発見できました。
以下はその学生作品ですが、一部しか掲載できなくて残念です。是非、オープンキャンパスでご覧ください。お待ちしています。

IDC仮田

T.K君「CGにこだわった分、これまで以上の作品ができました」

IDC蜂谷

R.Hさん「自分の考えをうまく表現するのに苦心しました」

 

Home

検索
Feeds

Return to page top