- 2020-12-14 (月) 7:00
- 校長☆副校長
こんにちは、宮元です。
第19回目で、ECUに見立てるために購入したコンピューターを紹介しました。下の写真はそのうちの1台と別途用意したノートパソコンです。左のワンボードコンピューターで動かすプログラムを右のWindowsパソコンを使って書いているところです。
ノートパソコンには、ワンボードコンピューターで動くプログラムを作るための支援ソフトをインストールしています。先の融雪用散水機制御システムでいうと、ノートパソコンがACOSに、そのノートパソコンで動いているのがACOSで使ったクロスアセンブラーに相当します。
下の写真は、ノートパソコンとワンボードコンピューターをUSBケーブルでつないで、ノートパソコンで作ったプログラムをワンボードコンピューターに転送しているところです。プログラムを転送してくれるのも、開発支援ソフトの一部です。融雪用散水機制御システムのときのように、プログラム修正のたびにROMに書き直して実機まで持って行くのとでは作業効率が全然違います。
ここ重要です。Raspberry Piでは「Raspberry Pi OS(Windowsと同じ働きをするソフトウエア)」が動いていて、キーボードもマウスもディスプレイモニターもつなぐことができるので、Raspberry Pi単独でプログラム作りができます。
ところが、ワンボードコンピューターの中には今回購入したもののように、単独ではプログラム開発ができないものがあるのです。これも融雪用散水機制御システムのときのように、8080Aマイクロプロセッサーのためのプログラムを手書きして、ACOS上のクロスアセンブラーでアセンブルというのと方法・手段は違いますが考え方は同じです。家電製品や機械に組み込まれるコンピューターはそうなっていると思います。
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