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外国出身者では珍しい検査員で活躍 本校OBのデデさん
こんにちは、教頭の平野です。本校二級自動車工学科OBのデデ・スルヤナさん(25)=インドネシア出身=が、ヤマトオートワークス株式会社岡山工場で、外国出身者では珍しい自動車検査員として頑張っているお話をご紹介します。検査員は自動車整備士の最上位資格で、「日本人でも取得が難しい」と言われていますが、デデさんは昨年の試験でなんと一発合格。その後は日々、整備が終わった車が安全に走行できるか確認しています。試験に受かった際の気持ちや現在の仕事内容、今後の抱負などについて聞きました。
-昨年1月の試験で検査員に合格しました。率直な感想を聞かせてください。
「初めて受けた試験で合格したのでとてもうれしかったです。整備関係の法律について覚えることを頑張りました」
-試験は「検査に関する項目」「基礎法令・整備士法令」から出題されました。自信はありましたか。
「勉強を始めた当時は難しいと思っていましたが、自宅で勉強を頑張ったのと、先輩にいろいろと教えてもらったこともあって、自信を持って臨めました」
-勉強はどのようにして行ったのですか。
「仕事に行く前の2時間ほどを使い、過去問をどんどん解きました。あと、時間がある時には会社の工場内を見回して、自動車の構造など試験に関係ありそうなところを確認することもしました」
-検査員になり、仕事内容や待遇はどう変わりましたか。また、仕事に向き合う意識に変化はありましたか。
「整備士の仕事に加えて、整備が完了した自動車の最終チェックとなる『完成検査』を行うようになり、やりがいが増して給与もアップしました。多い日で1日5台ほど検査しています。車の安全の最終的な責任を負うので、集中して仕事に取り組んでいます」
-2021年3月に本校を卒業後、ヤマトオートワークスに就職しました。そのきっかけを教えてください。
「1年生の夏に職場見学をさせてもらった時、小型車から大型車まで幅広く整備でき、車について理解を深めることができると思いました。ヤマトでアルバイトをしていて、会社名を知っていたことも理由の一つです」
-入社後、この春で5年目を迎える職場はどのような雰囲気でしょうか。
「明るく楽しい職場で、分からないことがあれば上司や先輩たちが教えてくれます。入社してよかったです」
-本校の学生時代について聞きます。なぜ二級自動車工学科に進学したのでしょうか。
「もともと父親がインドネシアで自動車整備士をしており、子供のころから車に興味がありました。日本車も多く走っていました。日本に来て岡山外語学院に通っていた際、二級自動車工学科のオープンキャンパスに参加したところ、先生の知識や技術が素晴らしかったので、入学したいと思いました」
-二級自動車工学科ではどんな思い出がありますか。
「勉強は難しかったですが、先生たちが優しく、分からないことを質問するとしっかりと答えてくれました。日本語も上達し、学生時代に日本語能力試験(JLPT)のN1を取得できたのもよかったです」
-現在、ヤマトオートワークスで充実した毎日を送られていると思います。今後の抱負についてはいかがでしょうか。
「完成検査の際、ちゃんとした手順でミスなく終えることを続け、車の安全走行に貢献したいです。ただ、まだまだ覚えることはたくさんあるので、勉強します。一級整備士の資格取得にも興味があります」
-後輩たちへのアドバイスをお願いします。
「検査員になるのは簡単ではありません。会社で整備士主任を1年以上務める必要があり、車の構造や法令など覚えることも多いです。しっかりと勉強することが大事なので、ぜひ頑張ってみてください」
ヤマトオートワークス株式会社岡山工場 金久保博史工場長の話
「検査員の試験は文章の言い回しが難解で、問題を理解しづらい場合があります。その中で一発合格できたのは、とても優秀な証です。デデさんはまじめで日本語も上手。落ち着いた行動力も持ち味で、将来、外国出身者初の工場長になれる力量があると思っています」
こぼれ話
デデさんは一昨年12月、日本で知り合ったインドネシアの女性と結婚されました。現在、6か月の長女と3人で暮らしており、引き続き、日本で頑張っていこうと考えているそうです。また、ヤマトオートワークス岡山工場では、デデさんを含め本校OB計4人が勤務しており、全員で力を合わせ仕事に汗を流しています。自動車検査員の人数は一般社団法人日本自動車整備振興会連合会(JASPA)のまとめによると、令和6年3月時点で約9万9千人です。そのうち外国出身者の人数についてJASPAと国土交通省自動車整備課に問い合わせたところ、そうした統計はないとのことでしたが、同課の方は「感覚的に、なかなかいらっしゃらないと思います」と話されていました。
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IT競争力の国際ランキング、日本は何位?
- 2025-02-10 (月)
- 校長☆副校長
こんにちは、ICTライセンス学科の法華です。
グローバルノート株式会社が公開している情報にIT競争力の国際ランキングがあります。
様々な統計情報をもとに、各国にポイントを付けてランキングにしたものです。
2024年のランキングはどのようになっているのでしょうか、また日本は一体何位なのか見ていきたいと思います。
【出典:https://www.globalnote.jp/post-1523.html】
1位はやはり「米国」となりました。言わずと知れたIT先進国です。近年ではAI分野に力をれて、様々なサービスが開始されています。
2位は「シンガポール」ということでIot分野を政府主導で取り組んでおり、またICT教育にも先進的な取り組みを行っています。
3位は「フィンランド」です。産官学協同を進めていき、IT産業を中核としたサイエンスパークの建設、起業家支援などを進め、競争力を付けてきました。
ということで、様々な国がランクインしていますが、日本は何位なのでしょうか。
日本は12位となっています。書類の電子化や手続きをWebから行えるようにしたり、生成AIを業務導入したりしている企業もあります。
これからさらにIT技術は発展していきます。それと同時にITエンジニアもさらに求められるようになりますので、興味のある方は目指してみても良いかと思います。
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西日本高速道路ファシリティーズへ入社する池田さんにインタビュー
こんにちは、教頭の平野です。電気通信工学科2年の池田凌平さん(21)が今春、NEXCO西日本グループの「西日本高速道路ファシリティーズ」に入社します。高校卒業後に進学した学校を退学したものの、本校で学び直し、第一級陸上特殊無線技士(一陸技)といった難関資格を取得。希望通り、大手への就職をつかみ取りました。池田さんに、今の気持ちや勉強法、今後の抱負などについて聞きました。
-高速道路のメンテナンスを行う西日本高速道路ファシリティーズへの就職が決まりました。率直な気持ちを聞かせてください。
「一陸技を生かせる就職先を探していたところ、仕事内容や待遇面などに魅力を感じ、試験を受けました。『ここに入りたい』と、一筋で考えていたので、合格でき、とても良かったです」
-一陸技をはじめ、多くの資格を取りました。資格に対してはどのような思いを持っていますか。
「資格は就職に生かせるので、頑張って取得すれば自分の将来につながると思っていました。特にうれしかったのはカギセン入学後初めて取った第二種電気工事士ですね。コツコツと続けた勉強が報われた実感がありました」
-資格取得の勉強法についてお聞きします。どのような手法を取りましたか。
「分からないところを放っておかないよう気を付けました。僕は指導してもらっていた三井先生によく質問をしました。計算問題をどう解けばよいのかなどを詳しく、分かりやすく教えていただきました。自宅に帰ってからも勉強する時間を取るよう心掛けました。それほど長い時間でなくても毎日続けることが大事です」
-難関の一陸技についてはどう勉強しましたか。
「過去問を繰り返し解きました。20年分を6回通りは行ったでしょうか。赤字部分で書かれた資料の重要なところを暗記したことも思い出します。ただ懸命に取り組みすぎて熱を出したことがあったので、無理しすぎないのも必要と感じました」
-過去のお話をお聞きします。高校卒業後に進んだ学校を辞めました。どのような理由からでしょうか。
「入学して半年ほどたったころから勉強が遅れはじめ、分からないこところを聞きにくい雰囲気も感じていました。自分には合わなかったと思います」
-その後、カギセンに入学されました。
「オープンキャンパスで電気実習の体験をしたのがきっかけです。配線がうまくできなかったのですが、作業がとても楽しかったことを覚えています」
-資格取得に明け暮れたカギセンでの生活はどうでしたか。
「以前とは違う自分になりました。毎日勉強すれば資格が取れるということが分かり、勉強が好きになって途中から同級生に教えていました。就職も思うようなところに決まって、入学して本当に良かったです」
-今春から社会人生活がスタートします。どう頑張っていこうと思っていますか。
「カギセンで学んだことをしっかりと生かし、分からないことがあったら先輩たちに聞いて、仕事を進めていこうと思います。資格取得も計画しており、電気通信主任技術者に挑戦していきます」
-カギセンの後輩たちに一言お願いします。
「入学したらまず資格を一つ取りましょう。そうすれば自信がつき、次の資格へ意欲がわきます。あとはやはり分からないことをそのままにしておかないことです。先生にどんどん質問して、力を付けてください」
父親・池田泰規さんの話
「凌平はカギセンに入学して勉強に対する意欲が上がったように感じます。以前通っていた学校は理解の度合いにかかわらず先に進んでいくスタイルだったようですが、カギセンは手厚いサポートがありました。私学の良さを出していただいたと思います」
担任からのこぼれ話
三井和一郎先生
「池田さんは飾らない人柄で、『自分は勉強についていけず前の学校を中退した』というようなことを周囲に話しており、初めは同級生に頼られることは少なかったように思います。しかし、授業で何か分からないことがあると、理解できるまで繰り返し質問をしてきました。最初は基礎的な内容が多かったのですが、徐々にレベルアップをしていきました。また自分が知ったことを熱心に周りの学生に教えますので、誰からも信頼されるようになり、池田さんを中心に真剣に資格取得を目指すグループができました」
池田さんの資格取得一覧
第二種電気工事士 | 一般用電気工作物(低圧600V以下で受電している電気設備)の工事に従事可能。 |
第一種電気工事士 | 第二種電気工事士の範囲に加え、自家用電気工作物(最大電力500キロワット未満)の工場、ビルなどの工事にも従事可能。 |
工事担任者第一級デジタル通信 | インターネットやIP電話といった電気通信回線の端末設備の接続工事に携われる。 |
第一級陸上特殊無線技士(一陸特) | 主に携帯電話基地局、公共無線(自治体の防災無線、警察、消防無線など)の技術操作を行うための資格。 |
第一級陸上無線技術士(一陸技) | 主に陸上の無線局(放送局、電気通信業務用等の固定局、無線測位局など)の無線設備の技術的な操作を行うための資格。一陸特の上位資格。 |
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岡山西署の110番通報啓発動画に出演!
- 2025-01-20 (月)
- 校長☆副校長
こんにちは、教頭の平野です。110番通報に関する岡山西警察署の啓発動画に、本校国際自動車工学科の学生4人が出演したお話をご紹介します。4人は、ミャンマー出身のテー・モン・ウーさん、カウン・テッ・リャンさん、ネパール出身のパンディ・アニスさん、ケシ・ジバンさん。それぞれの国の言語で、正しい110番通報の仕方などを話しました。
岡山県内でも在留外国人の方は増えており、同県によると令和6年6月においてミャンマー1520人、ネパール1399人で、令和元年12月に比べそれぞれ約4.6倍、約3.2倍となっています。こうした状況を踏まえ、両国の言語を使った、正しい110番通報の仕方など安全啓発動画を作ることになり、勉学に励む留学生のいる本校に出演依頼がありました。
撮影は昨年12月に岡山西警察署署員の方が2人来校し、2回に分けて行われました。まずは6日に「ミャンマー語版」を撮影しました。テー・モン・ウーさん、カウン・テッ・リャンさんは、ともに日本語能力試験(JLPT)のN1を持っているとあって、署員の方とのやり取りはとてもスムーズです。
リハーサルの後、本番に入り、署員の方を含めた計3人で、「110番をしたときは、いつどこで何があったかを教えてください」「その場所が危険な状態でなければ、動かないでください」「間違って110番をしたときは、電話を切らないで『間違った』と教えてください」「電話をかけてきた人が大丈夫かどうか確認しないといけないからです」などと、各自に割り当てられたセリフをリレーして伝えました。
セリフを話すテー・モン・ウーさん(左)。左から3人目はカウン・テッ・リャンさん
11日には「ネパール語版」の撮影があり、パンディ・アニスさん、ケシ・ジバンさんが出演。1回目と同じ内容を、ネパール語で話しました。2人は「少しでも分かりやすく伝えたい」と意欲的で、セリフの言い回しなどを署員の方と話し合って決め、本番に臨んでいました。
撮影に臨むケシ・ジバンさん(中央)とパンディ・アニスさん(右)
動画は完成し、今月から公開されています。ぜひご覧になってください!
「ミャンマー語版」 https://www.youtube.com/watch?v=prf7vLBZeR8
「ネパール語版」 https://www.youtube.com/watch?v=1mc88KelKBQ
撮影が終わった後、4人に話を聞きました。
-どんなことに注意して撮影に臨みましたか⁇
テー・モン・ウーさん 「笑顔でみんなに伝えようと思いました」
カウン・テッ・リャンさん 「実際に相手に伝えているイメージで話しました」
パンディ・アニスさん 「日本にいるネパール人にとって分かりやすい話し方になるよう、気を付けました」
ケシ・ジバンさん 「分かりやすく伝えようと思いました」
-うまく言えましたか⁇
テー・モン・ウーさん 「はい、しっかり言えたと思います」
カウン・テッ・リャンさん 「思ったようにできました」
パンディ・アニスさん 「緊張しましたが、うまく言えました」
ケシ・ジバンさん 「できました。頑張りました」
ちなみに、コンビニエンスストアでアルバイトをしているケシ・ジバンさんは酔ったお客さんが店に入ってきた際、110番通報をしたことがあるそうです…!
4人とも将来は日本で自動車整備士の仕事に就きたいと日々、座学、実習に取り組んでいます。それに加えて社会貢献につながる動画出演、お疲れ様でした!
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金子先生の生物豆知識⑥ー冬に活動する昆虫ー
こんにちは、食品生命科学科の金子です。いつの間にか朝晩めっきり冷え、冬到来です。皆さん風邪などひかれていませんか?気を付けて下さい。
冬になると昆虫類もいろいろな形態で生きています。中でも冬に活発に活動する昆虫がいることを皆さんはご存じでしょうか?まず蛾の仲間、「フユシャクガ」です。蝶は綺麗で好きでも、蛾は嫌いと言う人は多いと思います。これが「フユシャクガ」と呼ばれる蛾です。
冬の夜、家の灯りを求め家の中に入り込んで込んでくるオスの蛾がこの蛾です。メスは翅が退化し、飛ぶことはできません。メスはいわば胴体だけの蛾、といった感じです。なぜ翅が退化したか?明確にこれといった理由はないそうです。ですが、他の昆虫同様メスはフェロモンでオスをおびき寄せ、交尾し卵を産みます。木の上に産み付けられた卵は、春孵化し、尺取虫となります。2~3週間で土に潜り蛹になり、やがて冬を待ち成虫として活動開始です。皆さんも見かけたら殺したりせず、この記事を思い出して下さい。
2つ目の昆虫は、岡山ではなかなか見ない「冬虫」、一般に「雪虫」と言われます。北海道では、雪の使者として冬になると一般に見られる昆虫です。この虫が現れると、雪がそろそろ降り出し、冬支度が始まりです。
時には、暖冬になるとしばしば大量発生が見られ、交通にも支障をきたすほどです。
2024.秋撮影画像
これは、北海道で大量発生した状況です。怖いですね。原因は夏の暑さが影響していると言われています。温暖化はこんなところにも影響をおよぼしているんですね。
昆虫を通じて環境の変化を感じ、人間が環境にたいしてやらなければいけない課題を知ることが出来ます。食品生命科学科はこのような環境の変化をいち早く察知し、解決していく技術者になれるように日々勉強をしています。
インフルエンザが流行っています。気を付けて下さい。オープンキャンパスにもぜひお越しください!
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まちづくりコンペで最高賞受賞の西村さんにインタビュー
こんにちは。教頭の平野です。
今夏に奉還町商店街と岡山工業高校、本校が連携して初めて行った「まちづくりデザインコンペ」で、本校建築工学科の西村光日颯さんの作品「Chair Block」が見事、最優秀賞を受賞しました。「商店街に設置するベンチ」をテーマに提出された計10作品の中からシンプルなデザインや実用性などが高く評価されました。西村さんに喜びの声や作品で工夫した点などを聞きました。
最優秀賞を受賞した作品のパネルを手にする西村さん
最優秀賞を受賞した率直な感想を教えてください。
「驚きました。審査員の方を前にしたプレゼンで一番手だったのですが、緊張してうまく言葉が出なかったことがマイナスになり、受賞は難しいかなと感じていました。あと、他の方の作品に凝ったものが多かったのも気になっていました。でも最終的に自分の作品を選んでいただき、うれしい気持ちでいっぱいです」
受賞作品の特徴や工夫した点を聞かせてください。
「キューブ型形状の椅子を連結する手法を取り入れ、設置場所に応じて形状を変えられるようにしました。脚部にはキャスターを設け、移動も楽にできます。商店街は人通りがあり、形状変更や移動できない大きなものにすると邪魔になると考えました」
作品を考えるにあたって、着想を得たようなものはあったのでしょうか。
「初めは人目を引く派手な見た目がよいかなと思っていましたが、商店街には子供からお年寄りまで幅広い方が足を運ばれるので、もっと落ち着いた感じのものにしようと考え直しました。ふと自宅を見回すと、ソファーが目に留まり、これだと思い、参考にしました」
カギセンの同級生もアイデアあふれる様々な作品を提出しました。競い合ったりしたのでしょうか。
「はい、競い合うというよりは、よい刺激になったという感じでしょうか。制作途中の作品を見せ合い、いろいろと話をしたのが、自分の作品に活きました」
商店街に設置されたとすれば、利用者にどのように使ってほしいですか。
「買い物や通勤、通学など様々な方が利用されることになると思います。歩き疲れたときなどに座っていただき、ほっと一息ついてもらえれば。いろいろな人が集い、商店街の一層のにぎわい創出につながると、制作した甲斐があります」
◇西村さんのこぼれ話◇
明誠学院高校出身の西村さん。高校時代は普通科だったのですが、自宅で行っていた工事の過程を見ていくうちに建築に興味を持ちました。想像もつかないようなスピードで構造物ができていることに驚いたこともあったと言います。建築分野への思いを当時の学校の先生に伝えたところ、「カギセンに岡部先生という、よい指導者がいる」とのアドバイスを受け、本校に入学してきたそうです。さらに自身のレベルを上げ、将来は設計事務所で活躍したいとの思いを持っています。
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中国四国管区警察局に内定した池田さんにインタビュー
こんにちは。教頭の平野です。本日はうれしいニュースをご紹介したいと思います。
粘り強い取り組みが結果に結びつきました。今春、電気通信工学科を卒業した池田凌さんが見事、中国四国管区警察局の内定を獲得。昨年度は入職に必要な第一級陸上無線技術士(一陸技)の資格があと一歩で取れず悔しい思いをしましたが、あきらめず勉強に励んで資格取得につなげ、希望を叶えました。池田さんに、いまの気持ちや勉強法などについて聞きました。
中国四国管区警察局の内定を勝ち取りました。どんな気持ちでしょうか。
「純粋にうれしいです。留年のような形になっていたので若干不安がありましたが、それが解消できました。高校時代に一度中退するなどいろいろありましたが、カギセンに来てよかったと思います」
入職の決め手となった一陸技は大卒程度の難関資格です。どうやって合格につなげましたか。
「とにかく過去問を解き続けました。十数年分を8、9回は繰り返したでしょうか。根気強く取り組みました」
一陸技は「工学の基礎、工学A、工学B、法規」の4科目の合格が必要です。昨年度は工学Aが通らず、涙をのみました。その後、どう気持ちを切り替えて勉強したのでしょうか。
「難しい資格があと1科目受かれば取れるという思いと、警察に行きたい気持ちが強かったので、前を向いて頑張れました。一陸技を取っている2人の同級生に負けたくないという思いもありました」
卒業後もカギセンに通い、勉強を続けました。
「学校の方が集中できるので、平日にほぼ毎日通わせてもらいました。お昼ごろに来て17時ぐらいまでみっちりと勉強しました」
7月にあった工学Aの試験の手ごたえはいかがでしたか。
「やるだけのことをやったという自信があったので、緊張することはなかったです。早く解き終えることができ、時間がたっぷりとあったので3回見直しました」
一陸技以外にも第一種電気工事士など多くの資格を取っています。カギセンでの学生生活はどうでしたか。
「電気分野は専門性が高く分からない言葉が多い中、先生に質問すると的確に教えてくれ、理解が深まったのが良かったです。理解できているからこそ、問題が解けます。資格を取るにつれて自分に自信を持てるようになりました。勉強だけでなく、学園祭に向けてクレーンゲームを同級生たちと作ったのも良い思い出です」
カギセンを選んだ理由、きっかけを教えてください。
「高校の時、あるゲームの近未来的な世界観を通じて電気に興味を持ちました。それで電気関係の学校を探し、カギセンを受験しました」
来春から警察での社会人生活がスタートします。今後の将来像について考えていることはありますか。
「電気通信関係の新たな資格を取りたいです。仕事をしながらしっかりと勉強もしたいと思います。後輩たちに頼られる存在になりたいですね」
カギセンの後輩たちに一言お願いします。
「私は通信制の第一学院高等学校岡山キャンパス出身です。その時は警察などの大きな組織で働くということは考えてもみませんでしたが、カギセンに来て資格を取ることで未来が開けました。自分自身、自信が付くなどとても変わったと思います。資格は大きな強みになるので、勉強してぜひ取りましょう。自分の将来に必ず役立つと思います」
◇担任からのこぼれ話◇
三井和一郎先生
「私は令和2年、映像音響学科1年生に第二種電気工事士の受験指導を行いました。そのクラスに凌君のお姉さんの愛美さんがいました。彼女は成績優秀で筆記試験は満点近い点数を取り、技能試験でも課題の作成がクラスで一番速く、非常に印象的な学生でした。そのお姉さんが弟に電気工事実習のアドバイスをしている、ということをお母さんからお聞きしたことがあり、私の知らないところで学生達がつながっていることを改めて知り、責任の大きさを実感しました。凌君はその後も勉強を続け、無事に目標を達成したことを嬉しく思います」
池田さんの資格取得一覧
第二種電気工事士 | 一般用電気工作物(低圧600V以下で受電している電気設備)の工事に従事可能。 |
第一種電気工事士 | 第二種電気工事士の範囲に加え、自家用電気工作物(最大電力500キロワット未満)の工場、ビルなどの工事にも従事可能。 |
工事担任者第一級デジタル通信 | インターネットやIP電話といった電気通信回線の端末設備の接続工事に携われる。 |
第一級陸上特殊無線技士(一陸特) | 主に携帯電話基地局、公共無線(自治体の防災無線、警察、消防無線など)の技術操作を行うための資格。 |
第一級陸上無線技術士(一陸技) | 主に陸上の無線局(放送局、電気通信業務用等の固定局、無線測位局など)の無線設備の技術的な操作を行うための資格。一陸特の上位資格。 |
伝送交換主任技術者 | 大規模な電気通信事業者が選任する役職で、電気通信設備の工事、維持、運用の監督を行う。 |
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号外!B科新聞8月号☆
こんにちは♪食品生命科学科(B科)の青木です!
とてもとても暑い日が続いておりますが、、
皆さん体調はいかがでしょうか?
7/20~学生は夏休みに突入。
ということで、B科新聞の8月号は休刊…
と思っていたのですが…!
様々な活動を知っていただきたい!と、
『号外』として発刊させていただきました!!
そしてなんと、
7月26日の山陽新聞に『かぎせん煎餅』が掲載、紹介されました☆
自分のアイデアが商品になるかも⁉
※食品生命科学科では
サスティナブルな社会を実現するため、食品・環境・健康をテーマに幅広く学修します☆
多種多様な実習に取り組み、食品微生物の品質管理や環境分析などの技術も身に付きます!
一緒に学び、たくさんの実習を楽しみましょう♪
オープンキャンパスへの参加をお待ちしています^^
➔ オープンキャンパス 2024 | 岡山科学技術専門学校 (oist.ac.jp)
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インターンシップ その2
- 2024-07-19 (金)
- 一級自動車工学研究科 | 校長☆副校長
こんにちは、一級自動車工学研究科です。
今回は、先日のインターンシップ
のその後の様子
今回は、トランスミッション交換のお手伝いをしている様です。
写真は、後ろ姿ですが、良い笑顔で作業をしていました。
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授業の一コマ
- 2024-06-28 (金)
- 一級自動車工学研究科 | 校長☆副校長
一級自動車工学研究科の武内です。
今回は、授業中の一コマをご紹介します。
今皆さんが運転してる自動車は、基本的にコンピュータで制御されています。この日の授業では、エンジン、トランスミッション、ブレーキ、ハンドルの一部について、構造を理解するための実習を行いました。学びを深めようとする学生たちの真剣な表情が印象的でした。
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