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食品生命科学科 Archive

金子先生の生物豆知識④

こんにちは、食品生命科学科の金子です。夏休みも終わり、まだ暑い中授業再開です。勉強頑張りましょう!このところ、西日本は昼間の温度がまだ35℃近くありますが、朝晩はようやく涼しくなり、寝苦しい夜から解放されつつあります。夜、外から、虫の音が心地よく聞こえる季節となりました。虫(鈴虫、コオロギ、ウマオイ 等々)にとりまして恋の季節到来です。オスがメスを求愛するため、しきりに競って鳴いている事は皆さんもご存じでしょう。夜は周りが静かで、良く虫の音が遠くまで響くこと、天敵が少ない事等で夜鳴くと言われます。昼うるさいキリギリスも夜鳴く(ジージージー)事はご存じでしたか?

キリギリスの写真 に対する画像結果

さて、虫も夜の温度により、鳴く温度、鳴かない温度があります。虫により多少の違いはありますが、22、23℃~26℃までが最適温度と言われています。地球温暖化の影響で、今後鳴かない日が来るやも知れません。皆さんはクツワムシ(鳴き声:ガチャガチャガチャ)をご存じですか?現在絶滅危惧種に登録されています。虫がいなくなる(地球が熱くなっても害虫ははびこるみたいです)と、人間の生命にも悪影響を及ぼします。みんなで大切な生き物の命も守っていきましょう。

鈴虫 写真 フリー に対する画像結果                  クツワムシの写真 に対する画像結果

食品生命科学科は、基礎学問として、生物学も勉強しています。生物に興味のある方ぜひ将来の候補として、当学科を志望下さい。お待ちしています。

カギセンB科新聞☆9月号☆

こんにちは☆食品生命科学科の青木です。

9月に入り、日が暮れるのが早くなったな~と、季節の移り変わりをしみじみと感じているこの頃です。

さてこの度、『カギセンB科新聞9月号』を発刊いたしました!

食品生命科学科のことを少しでも皆さんに知っていただきたく作成しております。

健康をキーワードに食品製造、衛生、分析、そして環境、、、健康につながる要素はたくさんありますが、

本学科では楽しく!そして就職にもつながる技術を取得できるようカリキュラムを組んでいます。

ぜひ、オープンキャンパスへ足を運んでください♪

オープンキャンパス 2024 | 岡山科学技術専門学校 (oist.ac.jp)

お待ちしています😊

サツマイモの成長に及ぼす耕うんの影響@KAGiSEN畑

こんにちは。食品生命科学科の大熊です。

夏休みももう終わりですね。今年の夏も猛暑でした。

これからはこの猛暑が普通になってくるのかもしれません。

人を含めた生物への影響が気になります。

 

今回は食品生命科学科が牧山クラインガルテンで借りている一区画分の畑、KAGiSEN畑の報告です。

サツマイモ、エダマメ、落花生など育てているのですが、なかなか畑の世話ができていないこともあり、雑草だらけになっていました。

そこで国際自動車工学科の青木先生が草刈りをしてくだり、さらにトラクターで耕してくださるとおっしゃってくれました。感謝です。

草刈り後、トラクターで耕してくださるまでの間の8/10に、大熊がサツマイモとエダマメ、落花生の収穫をしました。以下でサツマイモの成長実験にフォーカスして報告します。

 

草刈りを終えている畑です。刈った草の山が見えます。写真ではわかりづらいですが、奥の方にサツマイモが植えられています。(矢印)

サツマイモは、耕うん(耕して除草すること)がサツマイモの成長にどのように影響するかを見ることを目的として、5/10に植えていました(5/15付ブログ参照)。

<方法>サツマイモ5株は雑草が生えたままの土に耕うんせずに植えました。別の5株は耕うんした土に植えました。

<結果>地上部の葉の写真です。左のA畝が雑草が生えたままの土に植えたサツマイモ、右側のB畝が耕うんした土に植えたサツマイモです。見た感じでは、耕うんした土に植えたサツマイモの葉の方がより茂っていて、違いがありそうですね。地下部のイモに違いがあるのか?掘るのが楽しみです。

サツマイモを掘り起こします。猛暑の中、熱中症に気をつけつつの作業でした💦

サツマイモは、秋に収穫しますが、今回は畑を全面トラクターで耕すということで、秋を待たず掘り起こしています(従って全体的にサツマイモは成長しきっていません)。植えていた期間はちょうど3ヶ月です(5/10~8/10)。

掘り起こしたサツマイモです。右側(A畝)が雑草が生えたままの土で育てたサツマイモ、左側(B畝)が耕うんした土で育てたサツマイモです。サツマイモの大きさと数に違いがありそうですね。

実験を始めたときは、耕うんした土に植えたイモの方がよく育つのではないかと予想はしますが、どのくらい差がでるかはイメージがわきませんでした。

今回の実験で、耕うん(雑草を抜くことと土を耕すこと)の重要さを感じることが出来ました。

A畝の方のサツマイモがより育たなかった理由としては、雑草が生えたまま、そして耕していない土で育てたので①雑草に栄養素を奪われたこと、②土が固くてイモが肥大しにくかったことが考えられました。

因みに、落花生の株はカギセンに持ち帰り、プランターに移植しました。

落花生の実(ピーナッツ)のでき方は面白いですよ!

 

食品生命科学科では、健康をキーワードに食品製造、食品の衛生検査、また環境に関することを学んでいます。

興味がある皆さん、オープンキャンパスでお待ちしています!

 

 

 

金子先生の生物豆知識 ➂

こんにちは、食品生命科学科の金子です。暑い日が毎日が続きます。熱中症にはくれぐれもご注意を。今日は今話題の昆虫食を取り上げます。

NASAの宇宙食の計画に、何を食べたら良いか検討が進んでいますが、その中で、動物性たんぱく質として、昆虫食の検討があります。持続的に宇宙でたんぱく質を生産し、生活していく為には、牛や豚を飼うことは不可能に近いですよね。そこで登場するのが「昆虫」です。小さいころ昆虫の「イナゴの佃煮」を食べたことがありますが、美味しいとは感じなかった記憶があります。今検討されている昆虫は「コオロギ」が多いようです。

コオロギが地球を救う? 無印良品の昆虫食が生まれたストーリー | 東証マネ部!

*無印良品とアマゾンのコラボ商品「コオロギせんべい」と「チョコ」

昆虫食はSDGsと密接な関係があると言われます。動物性タンパク質1㎏あたりの温室効果ガスの排出量ですが、牛は約3㎏です。豚は約1㎏。昆虫はというと、なんと1gだと言われています!また、可食部1Kgを生産するのに必要な水は、牛が22000L、豚は3500L、鶏は2300Lなのに対して、昆虫はなんと1Lだそうです。100gあたりに含まれるたんぱく質の量も牛は19.4g、豚は17g、鶏は19.5gですが、昆虫は69gと5倍ほどの含有量です。どうですか、このように優れたたんぱく質の昆虫食、宇宙食には適していますよね。これからの食糧として近い将来出回る日が来ることでしょう。

*食品生命科学科では未来の食糧をどのように確保すべきか遺伝子レベルまで掘り下げて学習しています。もちろん生物等大好きな方も是非岡山科学技術専門学校を進学先に検討下さい。

 

 

金子先生の生物豆知識 ➁

こんにちは、暑い毎日が続きます。皆さん熱中症には十分気を付けて下さい。

食品生命科学科の金子です。地球温暖化で「カメムシ」が増えている事は皆さんも感じられていると思います。日本に生存するカメムシは約90種で、毎年「カメムシ注意報」が出されますが、「カメムシ類の注意報は、2020年に34府県、22年に27府県で発表された例があります。中四国で見ますと愛媛県では、7月上旬には平年の90倍を超える地点がみられるなど、警報を発表した1996年と比べても大きく上昇しています。(愛媛県農政部発表)。
主な地点(2020年度と今年度7月上旬比較)
松前町大間…90.3倍、西条市西泉…57.2倍、西予市宇和町…53.7倍、宇和島市吉田町…26.8倍、松山市上難波…22.4倍

「カメムシ注意報」知っていましたか?そのカメムシ、大量発生により、果樹園での被害や収穫量への影響が懸念されます。注意報の出ている『果樹カメムシ類』とは、チャバネアオカメムシやツヤアオカメムシ、クサギカメムシなどです。見たことありますか?

チャバネアオカメムシ に対する画像結果                    チャバネアオカメムシ                                        ツヤアオカメムシ

モモやナシ、リンゴ、カンキツなどの果実にストロー状の口を刺して吸汁します。果実の傷やへこみ、落果などの原因となります。撃退法としてカメムシ退治薬がありますが、現在売り切れている店が多いです。なのでゴキブリ退治薬で十分です。カメムシの発する臭いですが、アルデヒド系のトランスー2-ヘキセナアールです。ですから、臭いがついた時、アルコールやクレンジングでふき取り、水洗いするのがベストです。暑い夏、不快なカメムシに気を付けてお過ごしください。

食品生命科学科は、授業で食品や生物のことはもちろん勉強しますが、環境についても勉強しています。ぜひオープンキャンパスにお越しください。

オープンキャンパス 2024

子どもわくわくランド in Summer(by 妹尾公民館)☆

こんにちは☆食品生命科学科の青木です。

遅くなってしまいましたが、今回は7/26(金)に妹尾公民館で開催された「子ども わくわくランド in Summer」にて、本学科の大熊先生が講師として参加した様子をお伝えします☆

※受付はすべて終了しています。

 

毎年夏休みに、こういった様々な講座が開催されているようですが、本学科が参加させていただくのは今回が初めて!

 

お声がけいただき、ありがとうございました😊

 

まずは地球温暖化や光合成のお話から。

 

「光合成」について学んだ後で、光のプチ実験。

大葉をすり潰し、ろ過した液体に光を当てると…?

葉緑体では光をエネルギーとして光合成に使用しますが、全部を使い切るわけではなく、、

余った光エネルギーが赤色に見える!

という実験をしました🔦

緑色の液体なのに光を当てると赤色に見える…!

と、小学生たちの表情は興味津々✨✨

 

その後で、本題の『苔テラリウム』作り🌱

それぞれが真剣な表情で、そしてこだわりをもって苔テラリウムを一生懸命に作ってくれたのがとても印象的でした😊

「また作りたい♪」

「また参加したい♪」

との声もいただき、本当に嬉しく講座を終えることができました。

今回の講座をきっかけに、環境のことに少しでも興味をもってくれるといいナ♪

不慣れな点も多々あり、ご迷惑をおかけしましたが、参加してくれた小学生&保護者の皆さん、協力してくださった公民館の皆さん、ありがとうございました!

私たちもまた色々な角度で勉強になり、得るものがたくさんありました!

ありがとうございました😊

 

※食品生命科学科では

サスティナブルな社会を実現するため、食品・環境・健康をテーマに幅広く学修します☆

多種多様な実習に取り組み、食品微生物の実験実習をはじめ、品質管理や環境分析などの技術も身に付きます!

少しでも興味のある方は、オープンキャンパスへぜひ足を運んでください♪

 

★カギセンHP(トップページ | 岡山科学技術専門学校 (oist.ac.jp))をご覧ください。

★オープンキャンパス(オープンキャンパス 2024 | 岡山科学技術専門学校 (oist.ac.jp)

 

*オープンキャンパスメニュー例(過去に実施したもの)

・チーズ作り  ・ハーブろうそく作り   ・ハーブ石鹸作り

・桜染め    ・汚泥から電池作り    ・下水の浄化実験

・抗菌作用を調べよう           ・ハト麦化粧水作り

・豆腐作り   ・でんぷんの糊化を見よう ・身近な細菌を見てみよう

etc….

 

 

その他、多種多様なメニューを用意しています。

もちろん、「こんなことやってみたい!」も受け付けますので遠慮なく教えてください☆

一緒に色んなことにチャレンジしましょう♪

 

 

 

「はたらく細胞」NHK Eテレ 放送中!

こんにちは、食品生命科学科の金子です。

知っている方も多いかと思いますが、NHKのEテレでアニメ『はたらく細胞』が、4月から放送されています。原作は、人間の体内におよそ37兆個(新説)あるといわれている細胞たちを擬人化し、その活躍を描いた大人気コミック『はたらく細胞』。これまでTVアニメは第1期・2期、アニメ映画、スピンオフアニメ『はたらく細胞BLACK』が制作され、こちらも大人気となりました。

『はたらく細胞』NHK Eテレで2024年4月放送スタート                           <Eテレ> 毎週土曜 午後 6:25
※放送予定は変更になる場合があります。

現在2年生の「免疫健康学」を学ぶ中、漫画と連動して勉強できます。少し難しいですが、結構面白い内容です。ぜひ放送をご覧になり、身体の細胞や健康に関して興味を持っていただけたらと思います。本学でも、より分かりやすく解説し勉強しています。オープンキャンパスでも話題を提供したり、免疫を強化する料理なども作ります。ぜひオープンキャンパスにお越しください。教員一同お待ちしています。

号外!B科新聞8月号☆

こんにちは♪食品生命科学科(B科)の青木です!
とてもとても暑い日が続いておりますが、、

皆さん体調はいかがでしょうか?

 

7/20~学生は夏休みに突入。

ということで、B科新聞の8月号は休刊…

と思っていたのですが…!

 

様々な活動を知っていただきたい!と、

号外』として発刊させていただきました!!

 

そしてなんと、

7月26日の山陽新聞に『かぎせん煎餅』が掲載、紹介されました☆

 

自分のアイデアが商品になるかも⁉

 

※食品生命科学科では

サスティナブルな社会を実現するため、食品・環境・健康をテーマに幅広く学修します☆

多種多様な実習に取り組み、食品微生物の品質管理や環境分析などの技術も身に付きます!

 

一緒に学び、たくさんの実習を楽しみましょう♪

 

 

オープンキャンパスへの参加をお待ちしています^^

➔ オープンキャンパス 2024 | 岡山科学技術専門学校 (oist.ac.jp)

 

 

 

 

 

 

 

美しい七色の虹が見えた奇跡!?のタイミング

食品生命科学科の大熊です。

超暑い日が続いていますね。熱中症になっていないでしょうか。

たくさん汗をかくとミネラル(塩分ですね!)や水溶性ビタミンも汗と一緒に体外に出ていくので、しっかり補給しましょう。

 

一日の仕事が終わって帰宅しようとしていたある日の午後、カギセン昭和町校舎2階のエレベーター前に、美しい虹をみつけました!

 

この現象には、実は水槽が関わっています。

写真の左奥に虹が見えます。

以下の絵に虹ができた仕組みを示しました。

➀夕方、太陽が西に位置し、ビルによって削られ細くなった太陽の光ができる

➁細い光が水槽に入射、屈折し分光(七色に分かれる)する

(屈折の角度は赤色は浅く、紫は深い)

③分光した光が、水槽の水から空気に出るときにも屈折する

➃分光した光が壁に当たって七色の虹が見える

 

太陽の光ですが、何色に見えますか?白と言いますか透明に感じますね。太陽の光は、簡単に言うと虹の七色の光が混ざった光なのです。(他にも紫外光線などありますが)七色の光が混ざると、不思議なことに透明に見えます。太陽の光の正体は、混ざった七色の光なのです。

太陽の光が水槽の水に入ると屈折します。そのとき、混ざっていた七色の光の屈折の角度がそれぞれ違うので、七色に分かれて、虹のように見えるのです。

 

科学を身近に感じたときでした。

現場はカギセン1号館2階正面玄関です。が、太陽光が水槽に入射するタイミング、この季節の夕方でしか見れません。しかも晴れていないと。

 

食品生命科学科では、虹の七色の可視光線や紫外光線といった光を利用する分光光度計という分析装置を使って、食品の抽出液や河川水など試料溶液中に含まれる物質の濃度を測定する実習も行っています。

なぜ植物の葉っぱは緑なのか?リンゴは赤いのか?などなど、色の話もいろいろしていきます!

 

今週末8/3(土)は、オープンキャンパスです。

都合に合わせて選べる午前と午後の2回あります。

※詳しくはカギセンHP(トップページ | 岡山科学技術専門学校 (oist.ac.jp))をご覧ください。

※オープンキャンパス(オープンキャンパス 2024 | 岡山科学技術専門学校 (oist.ac.jp)

お待ちしています!

金子先生の生物豆知識 ➀

こんにちは、食品生命科学科の金子です。 今回から生物の「豆知識」をブログで上げて行こうと思います。
まずは、その➀です。

暑い日が続き、熱中症には十分気を付けて下さい。そんな中、生物にも少しづつ異変が出始めています。朝方や日中うるさく聞こえる「蝉の鳴声」ですが、10年前の夏に比べ、ずいぶん変わりました。岡山市内で無く蝉の大半が「クマゼミ」です。この蝉、午後の暑い時間帯は鳴き声が聞こえません、実は気温32度を超えると鳴かなくなります。

クマゼミの季節 – マリンスケープ

「ミンミンゼミ」は32℃を超えても鳴くと言われています。ミンミンゼミの声も岡山市内ではあまり聞こえなくなりましたね。これは樹木が少なくなったからだと言われています。東日本では確認されていなかった「クマゼミ」ですが、温暖化の影響などによって東日本でも多く確認されるようになりました。蝉は何故夜に鳴かないのでしょうか。蝉が鳴く条件は、温度と明るさと言われています。このままの気温上昇で行けば春に鳴く蝉が現れるかも知れませんね。食品生命科学科は私たちの健康を、環境を通じて改善することに関しても勉強しています。

小生、野鳥の会にての活動やセラピー犬の活動もしています。次回以降はペットや野鳥に関しての話題も提供していきます。また、オープンキャンパスでも生物、植物に関してミニビオトープ、苔玉作りなども行っていますので、是非オープンキャンパスにお越し下さい。お待ちしています。

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