Home > アーカイブ > 2019-11

2019-11

「堤防強化工事」現場見学会

測量環境工学科の茗荷です。

11月27日(水)、1・2年生一緒に小田川川辺堤防強化工事の現場を見学させていただきました。
平成30年7月の西日本豪雨の際、堤防が決壊し甚大な被害が発生しました。今回の現場見学では、水の浸透を防ぎ、堤防の決壊を抑制する堤防強化工事の見学と測量の最新技術の体験をすることができました。

下の写真は測量の最新技術の体験をしている様子です。器械が目標を自動追尾するため、複数人必要な測量が1人できます。
IMG_4694

下の写真は矢板と呼ばれる鉄を地面に打設している様子です。水の浸透を防ぐために地盤を削りながら矢板を打設しています。
DSC_0289

下の写真は、ICT(情報通信技術)土木工事の様子です。建設機械の中にGPSを使用した測量の機能が搭載されており、掘る位置や角度など自動で調整します。
IMG_0766

今回の現場見学で、座学で学んだことを実際に現場で見ることでより理解につながったと思います。また、1年生は就職の選択肢が増えるきっかけになったと思います。
IMG_4732

株式会社三幸工務店様、株式会社カザケン様、株式会社吉田組様、国土交通省中国地方整備局様、現場見学をさせていただきありがとうございました。

金属加工作業を感じ取ってください

ものづくり創造学科・小林です。

ものづくり創造学科の実習授業を紹介します。次の何枚かの写真は金属加工実習授業の様子です。今回はこの授業を紹介します。
1DSC_0766
写真1 工作機械

金属加工では図面を見て
 1)形がわかる
 2)加工ができる
ようになるための勉強をしています。

2DSC_0773
図1 製作図
3part1
図2 部品1のでき上がり図
図1のような図面を見て、図2のような形を思い浮かべることができれば、図面を見て形がわかることになります。次に大きさ(寸法)を図面から読み取ります。

4DSC_0774
写真2 フライス盤
そして、鉄のブロックからこれを作るためには写真2のようなフライス盤という機械を使います。加工に当たっては必要な刃物の種類や形、さらに、回転数や削る速さを決めます。

5PA300435
写真3 フライス盤の操作
写真3は、フライス盤を使って鉄のブロックを削っているところです。

6DSC_0772
写真4 測定器の数々
加工した寸法を確認するため、写真4のような測定器を使用します(写真は鋼尺、ノギス、マイクロメータです。ノギスの精度は0.05mm、マイクロメータは0.01mmです。)

7DSC_0769
写真5 マイクロメータを使う
写真5は、マイクロメータを使って測定しているところです。

8DSC_0769
写真6 ケガキ線を入れる
写真6は、材料を削り取る部分がわかるように、鉄のブロックにケガキ線といわれる線を入れています。

このようにいろいろなことを考慮して鋼材を削っていきます。図面を見て物を作るためには、このような加工を繰り返していきます。ものが完成するまでには、いろいろな知識や経験が必要です。完成までにはいくつもの工程を経なければなりません。授業を通してそれらを体験し、ものづくりの難しさや面白さを体得してほしいと思います。

次回のブログでは、加工が完成した写真と学生の感想を掲載したいと思います。

カギフェス2019「電気工事体験」の様子

電気工学科の秋山です。
令和元年11月3日(日)の第12回カギセン学園祭。電気工学科は「電気工事の体験教室」を開催しました。体験内容には「①簡単な電灯回路」と「②階段灯回路」の二つを用意しました。体験者には好きな方を選んでいただきました。体験の補助には、1年次に取得した電気工事士の資格を持っている2年生があたりました。1号館6階の実習室でしたが、小学生から大人まで多くの方々に来ていただきました。その時の様子を紹介しますのでご覧ください。

①
2組の小学生親子が来場されました。小学生は2人とも「①簡単な電灯回路」を選びました。

③
ワイヤストリッパという工具を使って、VVFケーブルの外装をはぎ取り、中にある2本の電線の皮を剥いています。初めてなのに上手に工具が使えています。

②
加工したVVFケーブルを、スイッチの配線穴に差し込んでいるところです。学生のアドバイスに従って作業を進めていきます。

④
ご夫婦で来場されました。ご主人が「①簡単な電灯回路」を製作されました。写真はほぼ完成した状態です。後はランプを取り付けてブレーカで通電したら点灯試験ができます。

⑤
家族4人で来場されました。高校生のように身体の大きい男子中学生とそのお父さんは「②階段灯回路」を選びました。

⑥
お父さんが圧着ペンチで電線を接続しているところです。電線の接続にはリングスリーブというものを使います。このリングスリーブを圧着するのが圧着ペンチです。圧着するのには意外と力が要るので、慣れないうちは両手を使う人が多いです。

⑦
企業の方です。以前からこの体験教室に参加したいと言われていました。最初は「①簡単な電灯回路」を製作されましたが、作業がとても楽しいからと「②階段灯回路」にも挑戦されました。飲み込みがよく、圧着ペンチの使い方も完璧にマスターされました。凄いです。でも、明日は筋肉痛かも知れません。

⑧
岡山駅の西口方面が一望できる、見晴らしのよい実習室です。

⑨
本校の日本語学科へ籍を置いている中国人留学生の男女が来てくれました。彼女の方が電気に興味があり、彼氏を誘って来てくれたそうです。2人とも「①簡単な電灯回路」を製作しました。彼女は電気工学科に入学することも考えているとのことです。

⑩
本校の校長です。朝の開店前に来られて、あとで体験しに来ますと言ってくださいました。普段から電気に興味があり、計測器などを使って電気実験などをされているようです。時間の都合もあり「①簡単な電灯回路」を体験されました。

⑪
本校の事務職のお二人です。電気工学科で行っている電気工事ってどんなんだろうと興味津々で来られました。「①簡単な電灯回路」に挑戦です。電線の輪づくりや圧着接続に苦労ながらも作業を楽しんでいる様子でした。ランプが点いたときには手をたたいて喜んでいました。

1回の作業はだいたい20~30分程度かかりますが、体験していただいた方からは、「工事や配線の仕方がよく分かってよかった」、「作業がとても楽しかった」、「ランプが点灯したときには感動した」など、嬉しい感想を多く頂きました。自分で製作した作品は持って帰って貰うとよかったのですが、そうもいかないので、作品の代わりにLEDライトを記念品として差し上げました。電気工事を体験してくださった皆さん、本当に有り難うございました。

 

Home > アーカイブ > 2019-11

検索
Feeds

Return to page top