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電気通信工学科 Archive

「第一級陸上特殊無線技士(一陸特)」の結果

電気通信工学科の三井です。
令和6年2月10日(土)に実施された「第一級陸上特殊無線技士(一陸特)」の結果は次のようになりました。

「第一級陸上特殊無線技士」結果
学年 在籍数 今回受験 免許取得 免許取得累計 取得率(%)
2年 28 12 42.9
1年 15 12 10 10 66.7

* 2年生は1年次に取得しています。


免許を取得した1年生
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令和5年11月26日(日)の「工事担任者第一級デジタル通信」受験直後から「一陸特」を目指し勉強を始めました。その後、12月10日(日)には「第一種電気工事士」技能試験もあり忙しい日々でしたが、学生たちは真剣に勉強に取り組み試験日を迎えました。 

現在はさらに上位の「第一級陸上無線技術士(一陸技)」を目指して勉強をしている学生もいます。以前は、「一陸技」は絶対に取れない資格と思われていましたが、指導方法を見直した結果、取得する者が増えています。本学科では「一陸技」を他の資格と同じように、より多くの学生が取得できるようにしたいと考えています。

就職活動の時期を迎え、学生たちは会社訪問や入社試験を目指し行動をしています。本人もご両親も教員も納得できる企業に就職するために資格を取得しましたので、これからは就職活動を最優先と考え、真剣に取り組んで欲しいと思います。

「第一級陸上無線技術士」結果

電気通信工学科の三井です。
令和6年1月に実施された「第一級陸上無線技術士」の結果は次のようになりました。

「第一級陸上無線技術士」結果
学年 在籍数 受験数 免許取得数 科目合格数 免許取得累計 取得率(%)
1科目 2科目 3科目
2年 28 2 1 1 3 10.7

免許を取得した、清水さん、上原さん、三浦さん

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清水 陽輝(しみず はるき)さん(写真左側)
出身高校 岡山県立倉敷鷲羽高等学校 未来創造学科卒業
内定先 東海電機株式会社
取得資格
 第二種電気工事士
 第一種電気工事士
 工事担任者第一級デジタル通信
 第一級陸上特殊無線技士
 第一級陸上無線技術士
 2級電気工事施工管理技士(一次)
 2級電気通信工事施工管理技士(一次)
上原 政宗(うえはら まさむね)さん(写真中央)
出身高校 米子北斗高等学校 普通科卒業
内定先 中国四国管区警察局
取得資格
 第二種電気工事士
 第一種電気工事士
 工事担任者第一級デジタル通信
 第三種電気主任技術者
 第一級陸上特殊無線技士
 第一級陸上無線技術士
三浦 雅也(みうら まさや)さん(写真右側)
出身高校 第一学院高等学校養父校 普通科卒業
内定先  株式会社アステア
取得資格
 第二種電気工事士
 第一種電気工事士
 工事担任者第一級デジタル通信
 第一級陸上特殊無線技士
 第一級陸上無線技術士
 第三種電気主任技術者 
 エネルギー管理士

 上記の学生はみんな向上心が強く、常に目標を掲げて勉強を続け、難関資格を数多く取得してきました。後輩たちも、このような先輩たちを目標として頑張って欲しいと思います。

令和5年度「電気工事士」試験結果 

電気通信工学科の三井です。
令和5年度の「第二種電気工事士」試験の結果は次のようになりました。

「第二種電気工事士」結果
学年 在籍数 筆記 技能 免許取得累計 取得率(%)
受験数 合格数 受験数 合格数
2年 28 21 75.0
1年 15 15 15 15 15 15 100

* 2年生は、1年次に受験して合格しています。
* 本学科を卒業すると「第二種電気工事士」免許は無試験で得ることができます。

「第二種電気工事士」に合格した1年生
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引き続き受験しました「第一種電気工事士」試験の結果は、次のようになりました。

「第一種電気工事士」結果
学年 在籍数 筆記 技能 免許取得累計 取得率(%)
受験数 合格数 受験数 合格数
2年 28 3 3 20 71.4
1年 15 15 14 14 11 11 73.3

*  今回技能試験で不合格となった1年生は、次回は筆記免除で技能試験だけを受験することができます。

「第一種電気工事士」の筆記試験又は、技能試験に合格した1年生

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昨年までは、「第一種電気工事士」技能試験は12月に実施されていました。ところが本年度より「第一種電気工事士」試験が年に2回実施されるようになり、今回技能試験で不合格となった学生も、7月に再度受験することができます。昨年に比べると待ち時間が短くなりましたので、更に頑張ってほしいと思います。

電験三種など国家資格を次々と取得する三浦さんにインタビュー

こんにちは。カギセン教頭の平野です。

電気通信工学科には、未来への道を切り開くために欠かせない国家資格を次々に取得している学生がいます。2年生の三浦雅也さん。入学後、難関と言われる第三種電気主任技術者(電験三種)やエネルギー管理士、第一級陸上無線技士(一陸技)など計七つの試験に合格しており、資格取得数は本科において過去最多を誇ります。三浦さんに、資格取得にかける思いや、合格を重ねる秘訣などを聞きました。

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電験三種とエネルギー管理士の合格証を手にする三浦さん

電験三種をはじめ多くの資格を取得しています。資格取得についてどんな思いを持っていますか。
資格は一度取れば基本的に失うことはありません。増え続けていくのが楽しみであり、モチベーションになります。やりがいがありますね。

取得した七つの資格のうち、最も大変だったのはどれでしょうか。
電験三種です。実は1年生の8月に受けて一度落ちています。その時は入学後数か月しかたっていなかったので、まだ要領がつかめていませんでした。その後、しっかりと基礎を叩き込んで臨んだ翌年3月の試験は合格することができました。合格を知った時は、「やっと終わった」とほっとしたことを覚えています。エネルギー管理士や一陸技も難しく、ギリギリで受かったような気がしています。

結果を出し続けていますが、どのように勉強に取り組んでいるのでしょうか。
過去問を解くことに重点を置いています。間違えたり、分からなかったりした問題を復習し、次からはできるようにします。反復することで頭に叩き込みます。電験三種は25年間分の過去問を少なくとも3回通り繰り返しました。

勉強は自宅で集中して行っているのですか。
実は試験前を除いて、自宅ではあまり勉強をせず、趣味などの時間に充てています。勉強は放課後などを使って学校でしっかりとやります。学校だと(電験一種を持つ)三井先生たちに聞けば、答えが返ってきます。とても頼りになり、助かる存在でした。

学校で実力をつけたのですね。本校に入学したきっかけを教えてください。
岡山市内の高校では勉強に力を入れすぎて「燃え尽き症候群」のような状態になり、その後通信制の高校に移りました。その時、興味のあった危険物の資格を取ったんですね。「この調子で就職に強い資格を目指そう」と思ってネットで調べていると、カギセンの電気通信工学科が目に留まりました。オープンキャンパスに3回通うほど気に入って、入学を決めました。

資格取得に注力した学校生活もあと少しです。後輩たちにアドバイスをお願いします。
資格については、とにかく過去問を何度も解くことが大事です。あと、モチベーション向上につながる手法として「この資格があれば、こんな仕事に就ける」と、資格を取った後のことをイメージするのもお勧めします。努力すれば結果はついてくると思います。







三浦さんの資格取得一覧
第二種電気工事士一般用電気工作物(低圧600V以下で受電している電気設備)の工事に従事可能。
第一種電気工事士第二種電気工事士の範囲に加え、自家用電気工作物(最大電力500キロワット未満)の工場、ビルなどの工事にも従事可能。
工事担任者第一級デジタル通信インターネットやIP電話といった電気通信回線の端末設備の接続工事に携われる。
第一級陸上特殊無線技士(一陸特)主に携帯電話基地局、公共無線(自治体の防災無線、警察、消防無線など)の技術操作を行うための資格。
第一級陸上無線技士(一陸技)主に陸上の無線局(放送局、電気通信業務用等の固定局、無線測位局など)の無線設備の技術的な操作を行うための資格。
第三種電気主任技術者(電験三種)電気関連の中でメジャーな資格。電気設備の工事、維持・運用のため保安監督に従事する。
エネルギー管理士主に工場などでエネルギー使用方法の改善、管理をする。

第3回職業実践実習(配電盤実習)

電気通信工学科の川本です。

令和6年1月24日(水)、株式会社徳山電機製作所様から2名の技術者を派遣いただいて職業実践実習を実施しました。
年3回の職業実践実習を計画しており、今回が第3回目、実習内容は「配電盤実習」です。

実習説明
動力盤の基本回路結線図を見て動作説明を聞き、実際に配線する作業手順の説明を受けました。難しいだけに理解できてくると面白いです。

実習(配線説明4)
配線図を自分たちで書き、確認後配線をしました。器具の配置も自分たちで考えました。すべてオンリーワンです。

実習(配線説明2)
各器具の動作説明を受けました。今回配線する器具は、エレベーター、踏切、信号機など様々なところに使われており、身近で私たちの生活を支えています。

実習(配線2)
図面を何度も確認しながらの作業です。黄色の電線が制御線で、被覆を剥き、端子と絶縁用にキャップを取り付けて配線をしました。ものづくりって、面白いです。

実習(配線3)
配線が進むにつれて、回路が理解できるようになりました。完成が楽しみです。

実習(点灯チェック)
完成後、点灯確認です。電球がついた瞬間の達成感は最高です。

集合写真
完成した配電盤をもって集合写真、みんな笑顔です。1年で3回の職業実践実習は、株式会社徳山電機製作所の関藤満・山本隼也両講師によるご指導でした。「建物を身体に例えると、配電盤は電気という血液を身体へ送る心臓の役目を果たしています。このことをイメージして配電盤の組み立てを行いましょう。」と、アドバイスをいただきました。本当に充実した実習時間を過ごしました

「工事担任者第一級デジタル通信」の結果

電気通信工学科の三井です。

令和5年11月26日(日)実施の「工事担任者第一級デジタル通信」の結果は次のようになりました。

「工事担任者第一級デジタル通信」結果
学年 在籍数 今回受験 免許取得 科目合格 免許取得累計 取得率(%)
1科目 2科目
2年 28 2 2 4 1 12 42.9
1年 15 13 7 3 2 7 46.7

 * 試験科目は3科目、3年以内に3科目に合格で免許取得となります。
 * 2年生は1年次にも受験しています。

合格した1年生
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この試験の前の令和5年10月1日(日)には「第一種電気工事士」筆記試験があり、翌日から「第一種電気工事士」技能試験とこの「工事担任者第一級デジタル通信」を目指して勉強を始めました。デジタル通信の試験範囲は広く学習期間は短かったのですが、学生たちは諦めることなく真剣に取り組みました。
 
試験の翌日に学生から聞いた話ですが、試験場では咳をしている人が多く、すぐ近くの席でも何度も大きな咳をする人がいて気になったようです。しかし、このなりふりかまわず試験に立ち向かう姿に資格取得への強い執念を感じたそうで、学生たちにとっては強烈な印象だったようです。

現在は、令和6年2月10日実施の「第一級陸上特殊無線技士」を目指し勉強に励んでいますが、この資格が1年生で取得できる最後の資格となります。試験終了後には、多数の企業の方に来校いただいての校内企業説明会を予定しています。就職活動を始めるまでに資格を一つ追加するという目標を掲げ、学生たちは真剣に勉強に励んでいます。健康に気を付けて頑張って欲しいと思います。

UFOキャッチャーの製作4

こんにちは。電気通信工学科の川本です。今日は、UFOキャッチャー本体の製作途中を紹介いたします。

本体製作
本体の大きさを決め外枠を製作しています。移動させやすく、動作が見えやすいUFOキャッチャーを目指します。

高速カッター
丸のこ盤でL型のアングルを切断する作業。保護メガネが必要です。

本体製作(アングル部分)
土台となる部分の製作です。常に安定して動作するように、シーちゃん(リップ溝形鋼)を使用しました。

アングル2
取り出し口の部分を製作しています。品物をゲットしたとき、何か仕掛けができないかなぁー!

本体可動部の調整
実際に品物を掴みにいく駆動部分の動作を確認しています。長手方向をX軸とするとY軸・Z軸の部分になります。

駆動部分1
X軸(長手方向、右左に移動する部分)は、モータ軸にプーリー(直径5㎝のリング)を取り付け、ワイヤーによって移動させる仕組みにしました。Y軸(操作盤から奥側・手前側に移動する部分)は、モータ軸にゴム製のリングをはめ、ガイドを移動させる仕組みにしました。Z軸(上下に移動する部分)は、リングにワイヤーが巻き付く仕組みにし、つかみ取るアームが上下に動きます。

駆動部分2
X軸は、移動距離が長いのでワイヤーの張りが調整できるように、滑車を取り付けました。各部分にリミットスイッチ(停止や次の動作をさせる)を取り付けました。

制御
本体・電飾を制御する制御装置です。手動でも自動でも操作ができるように配線しました。
カギフェス2023(学園祭)に来て豪華景品をゲットしてください。

UFOキャッチャーの製作3

こんにちは。電気通信工学科の川本です。
カギフェス2023(学園祭)に向けてUFOキャッチャーの製作をしています。今回は電飾の製作風景を紹介します。

カギセン君4
2023年9月15日に紹介した電飾の作業が完成に近づきました。カギセンくんをアクリル板にレイアウトして、ドリルで穴あけをし、LEDを差し込んで極性をテスター(回路計)で確認しています。

カギセン君1
100[V]でLEDが点灯するように配線をしました。当日はシーケンサー(シーケンス(順番)を制御コントロールするコントローラ-)で電飾を光らせます。
   
はんだ付け2
カギセンくんと同時に別の電飾も製作しています。はんだ付け作業は、極性間違いや、はんだ不良が起きないように慎重に作業しました。

完成
はんだ作業後、点灯チェックをしました。カギフェス2023(学園祭)の日、11月5日(日)には、UFOキャッチャーと連動してカギセンくんが光を放ちます。是非、遊びに来てください。お待ちしています。

外部講師による職業実践実習

電気通信工学科の川本です。

令和5年10月18日(水)、株式会社徳山電機製作所様から2名の技術者を派遣いただき、職業実践実習を受けました。
年3回の職業実践実習を計画しており、今回が第2回目、実習内容は「動力盤制御回路の配線」です。

制御盤説明3
株式会社徳山電機製作所 品質検査管理部 関藤 満講師から動力の制御盤内の回路説明を受けました。実際に三相誘導電動機(モータ)に配線し、制御パネルを操作してモータの回転を確認しました。これから、この制御パネルの製作をします。

回路説明2
株式会社徳山電機製作所 製造部電気課 山本 準也講師から配線図面と制御パネル(ランプや押しボタンスイッチが取り付けてある)の説明を受けました。現場で仕事をしているような雰囲気を感じました。

実技指導
制御線(黄色の線)の被覆をむき、圧着端子(スイッチなどのねじに接続するための端子)の取り付け指導を受けました。たいへん分かり易く、注意しなければならない事がたくさんありました。

配線作業
作業開始です。配線図面を確認しながら、制御線に圧着端子を取り付け、配線を行いました。初めは被覆をむくことも、端子を付けることもすべてが難しく時間がかかりました。作業が進むにつれ面白さが増してきました。

動作確認1
完成した制御パネルを動力の制御盤に取り付けるための説明を受けました。電源は三相200[V](動力200[V])です。

点検
自分達で配線した制御パネルで、実際にモータが回転することを確認しました。モータが回転した瞬間は感動しました。

集合写真2
各グループで製作した操作パネルを持って記念撮影です。全員が完成し大満足です。

授業講評1
今日の実習の講評を聞きました。安全に作業ができ、全員が完成できて本当に良かったです。株式会社徳山電機製作所の両先生ありがとうございました。第3回目は、令和6年1月24日(水)です。

「エネルギー管理士」合格

電気通信工学科の三井です。

令和5年7月30日(日)実施の「エネルギー管理士」試験に、次のように合格者が出ました。

合格者 電気通信工学科2年 三浦雅也さん
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三浦雅也(みうら まさや)さん  第一学院高等学校養父校 普通科卒業
内定先 株式会社アステア
取得資格
 第二種電気工事士
 第一種電気工事士
 工事担任者第一級デジタル通信
 第一級陸上特殊無線技士(一陸特)
 第一級陸上無線技士(一陸技)
 第三種電気主技術者(電験三種)
 エネルギー管理士

三浦さんは、現在卒業後の仕事に備えて、「2級電気工事施工管理技士」と「2級電気通信工事施工管理技士」を目指しています。その後は、数学の勉強をやり直して、「第二種電気主任技術者(電験二種)」を目指したいと言っています。仕事をしながらの勉強は大変ですが、健康に気を付けて頑張って欲しいと思います。

ところで、「エネルギー管理士」とは、「エネルギーの使用の合理化に関する法律(通称:省エネ法)」によって定められた国家資格です。大量のエネルギーを消費する工場や大規模施設では、「エネルギー管理士免状」取得者によるエネルギー使用量の管理を行うことが求められています。

エネルギー管理士試験の種類には「熱分野」と「電気分野」がありどちらを選択しても、合格すれば「エネルギー管理士免状」を取得できます。どちらの分野も試験科目は4科目あり、3年以内に4科目に合格すれば免状を取得することができます。

引き続き、後輩達もこの資格を目指して頑張り、多くの合格者が出ることを願っています。

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