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岡山科学技術専門学校 学科ブログ

卒業研究真っ最中!

こんにちは。食品生命科学科の大熊です。

温暖化の影響なのか、12月にもかかわらずあまり冬らしさを感じないのは私だけでしょうか。
冬休み、クリスマス、お正月と楽しみな時期がやってきますが、食品生命科学科の2年生は卒業への最大の難関?、卒業研究真っ最中です。
食品生命科学科の卒業研究とは、実験グループ(約2名ずつ)で研究テーマを決め、計画を自分たちで立てて実験を行い、出たデータをまとめて発表資料を作り、2月の学年末試験直後の発表会で成果を発表するものです。今年の2年生がどのような実験をしているか、見てみましょう。

このグループは、市販されている乳酸菌を含む商品(飲料など)に含まれる菌について調べています。下の写真は商品由来の菌を染色して顕微鏡観察しているところです。
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このグループは、お茶などおなじみの飲料の抗菌効果の調査がテーマです。下の写真は、抗菌試験の準備をしているところです。
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このグループは値段の割引シールが貼られた総菜の安全性を調べています。下の写真は総菜試料液を培養した結果です。菌のコロニーが見えますね。
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このグループは、近くにある川の水の水質調査をしています。上流、中流、下流でサンプリングした川の水の菌数、物質の濃度測定、pHなど多岐にわたって分析調査します。下の写真は、溶存酸素量を測定する操作を行っている様子です。
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このグループは、環境中の生物種と数を調べることでその環境がどのくらい自然のままかを評価しています。下の写真はツルグレン装置で土壌中の生物を調べているところです。
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順調に進んでいるグループがあれば、そうでないグループもあります。
2年生頑張れ!
 

電気工学科のナイスガイ『小川健太』くん

電気工学科の三井です。今日は電気工学科2年生「小川健太」君を紹介します。

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電気工学科2年 小川健太(おがわけんた)
明誠学院高等学校 普通科卒業
内定先企業 旭テクノプラント株式会社

1.この分野を志したきっかけは?
私は電気や機械いじりが好きで、本校の「ものづくり工学科」へ進学しました。しかし、授業が始まると些細なことで嫌になり欠席が続きました。母親から厳しく注意され、担任の小林先生から何度も電話をいただきましたが、生活態度は変わりませんでした。母とともに小林先生の面談を2度受けましたが、結局は1年で退学することにしました。しかし、何か悔いが残りました。

そんな時、本校の各学科の内容を調べた結果、「電気工学科」が自分に合っているように思えました。そこで、「電気工学科でもう一度やり直したい」と両親に話をすると、喜んで賛成してくれました。それを小林先生に申し出たところ、「先ず、電気工学科のオープンキャンパスに参加してみては」とのアドバイスをくださいました。今でも小林先生に出会うと、声を掛けていただいています。

2.学びの場として当校を選んだ理由は?
本校は全国でも数少ない工業専門の専門学校ですので、仕事に必要な技術を身に付けることができます。また、外国人もたくさんいますので、色々な国の文化に触れることもできます。県内にこのような学校があることを知り選びました。

3.この学科の魅力や良かったところは?
・本校には「ものづくり工学科」や「電気工学科」など多くの学科があることは大変大きい魅力です。そのお陰で私は途中で投げ出さずに済みました。
・「電気工学科」には資格指導のノウハウがあり、先生方がとても熱心に教えてくれますので、1年次に多くの資格を取得することができました。
・実習が多く授業の半分が実習です。特に、「第二種・第一種電気工事士」の技能試験の練習には緊張感があり、とても面白かったです。

4.学校生活で良かったと思うところは?
・様々な年代の人がいるので、社会勉強になりました。
・色々な県の人がいるので、方言が分かりました。香川県「~きん」、鳥取県「~だら」など。

5.主な取得資格・検定は?
1年次
第二種電気工事士
第一種電気工事士
工事担任者DD第1種
第一級陸上特殊無線技士
2年次
2級電気工事施工管理技士

後で聞いた話ですが、父は母に「健太は第一種電気工事士に合格できるかな」とか「DD1種は大丈夫かな」等と心配してくれていたそうです。父は電気の資格に詳しく、難易度もよく分かっていたからです。そして、どの資格に合格した時も、祖母、両親、妹と、家族全員が「すごい、すごい」と誉めてくれました。

6.就職内定先は?
「旭テクノプラント株式会社」です。若い人が多く、社長の話が魅力的で夢がありましたので決めました。

7.就職活動で役立ったことは?
・一番は取得資格です。どの企業でも資格を誉めてくれました。
・履歴書を担任の先生が細かく点検をしてくださいましたので、安心して活動ができました。
・勉強や就職ことについても、「ガリ」君をはじめ何人かのクラスメートが「ガリガリ、ズケズケ」とタイムリーに突っ込みを入れてくれたりアドバイスをしてくれました。

8.将来の夢は?
家の明かりやテレビ、冷蔵庫など、現代の生活に電気は欠かせませんので、電気の分野で人々の生活を支えたいと思います。学校だけでなく企業でも電気を学び、電気技術者として周りの人達から信頼されるような人間になりたいです。

電気電子実習
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電気工事実習
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新学期が始まったとき、小川君は自信を失っているように見えました。ところが、ゴールデンウィークが終わり、「第二種電気工事士」筆記試験直前になると態度が変わり、活発に質問をするようになりました。また、周りの学生にも積極的に尋ね見事に合格しました。
その後も国家試験に真剣に取り組み、1年次に受験した全ての資格に合格しました。これらの体験を通して小川君は人間的にも大きく成長し、模範的な学生になりました。もうすぐ卒業ですが、卒業後も自己啓発を続け、幸福な人生を送って欲しいと思います。

住宅展示場でインテリア研修

こんにちは。 建築工学科の堂本です。
12月5日(木)、ライフデザイン・カバヤ様の住宅展示場をお借りしてインテリア研修を行いました。これまで、照明・カーテン・家具等のエレメントについて学んできましたが、今回はそれらの総合的演習の位置付けでした。

学生たちは、展示場内の豪華な飾り付けや工夫されたレイアウトに驚きを隠せないようでしたが、学んで得た知識を披露している学生もいたりして、結構盛り上がっていました。今後の作品作りが楽しみです!

④ ③ ②

 

SOJAイルミネーション2019

映像音響学科 源です。

令和元年12月2日から令和2年1月5日まで「SOJAイルミネーション2019」が開催されています。初日には総社駅前で点灯式が行われ、参加してきました。

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総社市内の園児による、歌やハンドベルの演奏で盛り上がりました。

 

今から6年前、総社市から声をかけていただき、本校で初めて出展したのがこの「富士山?」をモチーフとしたイルミネーション。富士山なのか「歯」なのかわからないくらいの出来栄えでしたが、完成した時はさすがに感動したのを憶えています。製作中は「結構大きいなあ」と話していましたが、いざビルに飾ってみると、どのイルミネーションよりも小さかったです。(涙)

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これでも「富士山?」と「花火」のイメージです。(無念)

 

そこで昨年、大きなイルミネーションを製作しようと発奮し、完成したのがこれ!

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手のひらから、蝶がツリーに向かって羽ばたいているイメージです。

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縦3メートル、横6メートルの大作ですが、実際のビルに飾られるとそれでもめちゃめちゃ小さいです。(悲)
他のイルミネーションはというと・・・  まあ比べ物にならないです(涙)

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毎年少しずつ豪華にする予定です。皆さんも一度、足を運んでみてください。

SOJAイルミネーション2019のホームページは、こちら!

「堤防強化工事」現場見学会

測量環境工学科の茗荷です。

11月27日(水)、1・2年生一緒に小田川川辺堤防強化工事の現場を見学させていただきました。
平成30年7月の西日本豪雨の際、堤防が決壊し甚大な被害が発生しました。今回の現場見学では、水の浸透を防ぎ、堤防の決壊を抑制する堤防強化工事の見学と測量の最新技術の体験をすることができました。

下の写真は測量の最新技術の体験をしている様子です。器械が目標を自動追尾するため、複数人必要な測量が1人できます。
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下の写真は矢板と呼ばれる鉄を地面に打設している様子です。水の浸透を防ぐために地盤を削りながら矢板を打設しています。
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下の写真は、ICT(情報通信技術)土木工事の様子です。建設機械の中にGPSを使用した測量の機能が搭載されており、掘る位置や角度など自動で調整します。
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今回の現場見学で、座学で学んだことを実際に現場で見ることでより理解につながったと思います。また、1年生は就職の選択肢が増えるきっかけになったと思います。
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株式会社三幸工務店様、株式会社カザケン様、株式会社吉田組様、国土交通省中国地方整備局様、現場見学をさせていただきありがとうございました。

金属加工作業を感じ取ってください

ものづくり創造学科・小林です。

ものづくり創造学科の実習授業を紹介します。次の何枚かの写真は金属加工実習授業の様子です。今回はこの授業を紹介します。
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写真1 工作機械

金属加工では図面を見て
 1)形がわかる
 2)加工ができる
ようになるための勉強をしています。

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図1 製作図
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図2 部品1のでき上がり図
図1のような図面を見て、図2のような形を思い浮かべることができれば、図面を見て形がわかることになります。次に大きさ(寸法)を図面から読み取ります。

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写真2 フライス盤
そして、鉄のブロックからこれを作るためには写真2のようなフライス盤という機械を使います。加工に当たっては必要な刃物の種類や形、さらに、回転数や削る速さを決めます。

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写真3 フライス盤の操作
写真3は、フライス盤を使って鉄のブロックを削っているところです。

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写真4 測定器の数々
加工した寸法を確認するため、写真4のような測定器を使用します(写真は鋼尺、ノギス、マイクロメータです。ノギスの精度は0.05mm、マイクロメータは0.01mmです。)

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写真5 マイクロメータを使う
写真5は、マイクロメータを使って測定しているところです。

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写真6 ケガキ線を入れる
写真6は、材料を削り取る部分がわかるように、鉄のブロックにケガキ線といわれる線を入れています。

このようにいろいろなことを考慮して鋼材を削っていきます。図面を見て物を作るためには、このような加工を繰り返していきます。ものが完成するまでには、いろいろな知識や経験が必要です。完成までにはいくつもの工程を経なければなりません。授業を通してそれらを体験し、ものづくりの難しさや面白さを体得してほしいと思います。

次回のブログでは、加工が完成した写真と学生の感想を掲載したいと思います。

カギフェス2019「電気工事体験」の様子

電気工学科の秋山です。
令和元年11月3日(日)の第12回カギセン学園祭。電気工学科は「電気工事の体験教室」を開催しました。体験内容には「①簡単な電灯回路」と「②階段灯回路」の二つを用意しました。体験者には好きな方を選んでいただきました。体験の補助には、1年次に取得した電気工事士の資格を持っている2年生があたりました。1号館6階の実習室でしたが、小学生から大人まで多くの方々に来ていただきました。その時の様子を紹介しますのでご覧ください。

①
2組の小学生親子が来場されました。小学生は2人とも「①簡単な電灯回路」を選びました。

③
ワイヤストリッパという工具を使って、VVFケーブルの外装をはぎ取り、中にある2本の電線の皮を剥いています。初めてなのに上手に工具が使えています。

②
加工したVVFケーブルを、スイッチの配線穴に差し込んでいるところです。学生のアドバイスに従って作業を進めていきます。

④
ご夫婦で来場されました。ご主人が「①簡単な電灯回路」を製作されました。写真はほぼ完成した状態です。後はランプを取り付けてブレーカで通電したら点灯試験ができます。

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家族4人で来場されました。高校生のように身体の大きい男子中学生とそのお父さんは「②階段灯回路」を選びました。

⑥
お父さんが圧着ペンチで電線を接続しているところです。電線の接続にはリングスリーブというものを使います。このリングスリーブを圧着するのが圧着ペンチです。圧着するのには意外と力が要るので、慣れないうちは両手を使う人が多いです。

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企業の方です。以前からこの体験教室に参加したいと言われていました。最初は「①簡単な電灯回路」を製作されましたが、作業がとても楽しいからと「②階段灯回路」にも挑戦されました。飲み込みがよく、圧着ペンチの使い方も完璧にマスターされました。凄いです。でも、明日は筋肉痛かも知れません。

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岡山駅の西口方面が一望できる、見晴らしのよい実習室です。

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本校の日本語学科へ籍を置いている中国人留学生の男女が来てくれました。彼女の方が電気に興味があり、彼氏を誘って来てくれたそうです。2人とも「①簡単な電灯回路」を製作しました。彼女は電気工学科に入学することも考えているとのことです。

⑩
本校の校長です。朝の開店前に来られて、あとで体験しに来ますと言ってくださいました。普段から電気に興味があり、計測器などを使って電気実験などをされているようです。時間の都合もあり「①簡単な電灯回路」を体験されました。

⑪
本校の事務職のお二人です。電気工学科で行っている電気工事ってどんなんだろうと興味津々で来られました。「①簡単な電灯回路」に挑戦です。電線の輪づくりや圧着接続に苦労ながらも作業を楽しんでいる様子でした。ランプが点いたときには手をたたいて喜んでいました。

1回の作業はだいたい20~30分程度かかりますが、体験していただいた方からは、「工事や配線の仕方がよく分かってよかった」、「作業がとても楽しかった」、「ランプが点灯したときには感動した」など、嬉しい感想を多く頂きました。自分で製作した作品は持って帰って貰うとよかったのですが、そうもいかないので、作品の代わりにLEDライトを記念品として差し上げました。電気工事を体験してくださった皆さん、本当に有り難うございました。

 

卒業生が実習講師

二級自動車工学科の武田です。

久しぶりの更新は、セミナー報告です! 10月に「スズキ技術講習会」を開催していただきました。まず座学講習でスタートです。

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スズキは軽自動車やコンパクトカーが中心ですが、小さなクルマに次世代の新技術が詰め込まれていて「スズキグリーンテクノロジー」と呼ばれています。座学ではそれら一つひとつについて詳しく説明していただきました。小さなクルマですがムダな燃料消費を抑える技術が満載でした!
 
 
 
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実習ではメカニックの方に実際の仕事で使っている最新の故障診断機を使って、車ECM(エンジンコントロールモジュール)と通信してエンジンの状態をリアルタイムに確認したり、故障を再現してどのシステムに不具合が発生しているかを一人ひとり確認する作業を行いました。
 
 
 
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今回の講習は卒業生が実習講師として来校し、とても分かりやすく丁寧に指導してくれて、学生のみんなも楽しく学べていた様子でした!
そんな卒業生の成長した姿を見てちょっと感激するとともに、現役の学生にも、しっかり勉強してああなるんだぞと応援した一日でした!
 

自分たちの手打ちそばに舌つづみ

食品生命科学科です。

食品の製造学実習の中で、そば作りをしました。うどんの製造となにが違うのか、製造時に大切なポイントは何かを勉強しました。
比較的簡単な「二八そば」を体験。水がまんべんに粉に行き渡らなかったり、一定の太さに切れなかったりと苦戦はしましたが、最後は美味しく味見できました。そば作りのポイントを学んだ実習となりました。

そば伸ばし試食

 

現役エンジニアから実際を学ぶ

電気工学科の秋山です。
10月7日(月)、外部講師による制御盤実習を行いました。外部講師には、配電盤総合メーカーである株式会社徳山電機製作所から、関藤さん(製造部電気課)と丸山さん(品質検査管理課)をお迎えしました。この外部講師は、常勤の教員でも非常勤の教員でもありません。年に何回か、お願いをして来ていただいている現役のエンジニアです。
2年生23名を対象に「制御盤の操作スイッチの配線作業」を中心に指導していただきました。工事士試験のためではない実現場の仕事そのものを実習室で再現していただきました。そのときの様子を写真で紹介します。

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最初に、丸山さんから実習の概要や作業に関する詳しい説明がありました。パワーポイントや自作プリントを用いて分かりやすく解説をしていただきました。

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次に、関藤さんから実際に運転する制御盤の説明がありました。操作スイッチの入り切りで、制御盤の各機器と三相誘導電動機がどの様に動作するのかを詳しく説明していただきました。

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説明の後は各グループに分かれて作業開始です。スイッチ盤に取り付けた各スイッチを確認し、配線図を見ながら配線の準備をしていきます。

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配線番号が記入されたマークチューブをリード線に通し、圧着端子を取り付けながらリード線を作っていきます。

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誤配線をしないよう、配線図を何度も確認しながら1本づつ丁寧に配線をしていきます。

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配線は見た目が大切です。できるだけ綺麗に見えるよう、リード線の形と長さを整えていきます。

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完成したスイッチ盤は制御盤から出ているスイッチのリード線に接続します。

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3相200Vの電源が繋がれた制御盤の遮断器をオンにし、スイッチ盤を操作します。設計図通り「手動運転」と「自動運転」でそれぞれ三相誘導電動機の始動と停止の動作が行えたら合格です。

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作業開始から約2時間余りで全グループが完成しました。片付けの後、学生一人ずつが実習の感想を述べました。そして最後に講師のお二人からから講評をいただきました。

学生たちは、普段とは少し違う雰囲気の中で、緊張感と興味や感心を持って臨んだ実習でした。配線図は読めても、実際の配線作業になると技術面で苦労する所が多々ありました。リード線の取り回し一つで配線のスッキリ感や綺麗さが全然変わってきます。外部講師のお二人から配線の仕方や考え方のテクニックを指導していただいて大変勉強になりました。ありがとうございました。

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