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岡山科学技術専門学校 学科ブログ

こんな特別授業もあります

こんにちは、源です。
今年度、映像音響学科二年生のカリキュラムの中に、企業による特別授業を導入しました。これは、専門学校という短い学生生活の中でできるだけ多くの方に出会い、業界の仕事内容や考え方を知って欲しいという思いを込めて、映像・音響・照明・イベント業界で活躍される企業の方々と連携した取り組みとしています。

第一回目となる授業には、記念すべき映像音響学科第一期生である、Jointlyの野山氏をお迎えし、音響(PA)についての授業をしていただきました。野山さんは、本科を卒業後、岡山県内の音響会社に勤務して経験を積まれました。そして、数年前に独立し、現在はJointly代表として、県内外問わず様々な現場で活躍されています。そんな野山さんが今回、後輩に向け行ってくださった授業とは…

特別授業は二部構成で開催されました。
第一部は、音響という仕事にはどのような作業があるのか、それが分かりやすく伝わるよう、実際の現場のように機材を準備するところから始め、本校の実習室に一つのイベントが開催できる音響設備を組み立てるというものでした。作業工程を、
  ① 機材の搬入 ② 機材設置 ③ 回線チェック ④ 音の調整
に分けて順を追って学生に説明しつつ、実際に作業を行ってくださいました。

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そして、第二部では、一部で設置した音響設備(スピーカーやマイク、ミキサーは学生が操作)を使用したトークショーを開催。なぜトークショーを選んだのでしょうか。

授業を受けた二年生は、今、就職に向けての悩みをたくさん抱えています。本日の講師は卒業生!となると、学生時代に同じ場所で同じように就職活動をした、先輩も同じ道を踏んだはず! 音響業界に入って十数年経つ先輩が今感じている事とは?
それは、学生には、まだまだ想像もできない世界でもあります。しかし、そんな先の話を聞くことで、彼らの視野は広がり、一歩前進するきっかけになるのかもしれません。
この機会に、そんな映像音響学科の先輩として、同じ世界を目指す先輩として、お話を聞かせていただけるのではないかという思いで、トークショーにしたのでした。

第二回目は、県内のイベント会社「株式会社OFFICE DAN」さんにお願いしました。こちらの要望としては、”イベント会社とは、どのような仕事をするところなのかを学生に伝えて欲しい”ということでしたが、DANさんの多大なご厚意により、実際のイベントを本校のホールで開催するという、とても特別なステージを提供していただけることになりました。
具体的な授業内容は、プロのアーティストのライブを、これまた、プロの映像、音響、照明さんが準備からオペレートまでを担当し開催するというものでした。この授業では、表舞台で行われているイベントを見せるだけでなく、その時、裏方のスタッフは何をしているのかが分かるように、現場スタッフの作業風景をカメラマンが中継、学生に分かりやすく見せていただきました。

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イベントの本番自体は15分程度ですが、この授業を行うにあたり、前日に各スタッフが機材を搬入し、セッティング、調整を行うという、本当の現場さながらの準備が行われていました。授業後には、この講義を受けイベントを運営するということに興味を持った学生から、DANさんにインターンシップを希望したいという申し出もあがるという、第二回を終えて、それぞれ、仕事に対して、また将来に対して、少しずつ踏み出す一歩に繋がる有意義な時間となりました。
Jointlyさん、OFFICE DANさん、また授業に携わっていただいた映像、音響、照明スタッフの方々、本当にありがとうございました。

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さて今後の予定はというと・・・
「ブライダル業界での仕事」「写真の仕事」「映像の編集やスイッチング、中継」といった分野の授業を開催予定です!

またの投稿をお楽しみに♪♪

今年も職業実践実習スタート

電気工学科の秋山です。
 4月19日(木)に株式会社徳山電機製作所から関藤さん(製造部電気課長)と丸山さん(品質検査管理課)のお二人をお迎えし、電気工学科2年生22名に「分電盤の製作」を指導していただきました。これは、職業実践実習として企業から年3回講師を派遣していただき、企業現場の先端技術を指導していただくものです。今回は今年度第1回目です。今年で3年目を迎えますが、毎年2年生で実施しているので、学生たちにとっては初めての職業実践実習体験となります。きょうはそのときの様子を写真で紹介します。

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最初に、写真や図面を用いて分かりやすく実習内容の説明をうけます。

②CIMG7700
たくさんあるパーツを一つ一つ手にして、詳しく説明をしていただいています。

③CIMG7723
いよいよ実習開始。パーツを組み合わせて慎重に組み立てていきます。

④CIMG7728
組み上がったパーツ類を図面を見ながら木板に配置し、木ねじで取り付けていきます。

⑤CIMG7733
最後は配線です。配線の仕方のポイントについてアドバイスを受けています。

⑥CIMG7738
みんな協力し、確認しながら図面の通りに配線していきます。

⑦CIMG7771
完成したらプロの検査。厳しいチェックにとても緊張します。

⑧CIMG7743
今日の実習で組み立てた分電盤は、実際にはこのようになっています。

いかがでしたか。お二人の先生のうち、お一人は本校の先輩なんですよ。いつもと違う先生の指導は新鮮味があってよかったのではないでしょうか。第2回目の実習は10月に実施する予定です。

インテリア感覚を身に付ける!

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こんにちは。建築工学科の堂本です。

本校の建築工学科には、建築の勉強は当然として、インテリアについても深く学ぶ科目があります。「インテリア実習」と「インテリア製図」です。1年次の1年間でインテリアの基礎を学び、2年次には実習と校外研修を通してインテリア感覚を身に付けます。目指すは、インテリアセンスを持つ設計士です。

学生たちは、4月から始まった実習準備期間を終え、いよいよ制作にかかり始めました。今回の課題は、与えられた条件で「リビングダイニング空間を模型にする」というもの。ここぞとばかりにソファやテーブル、イスなどの模型を工夫を凝らしながら作っていました。あまりに凝りすぎて今週中に完成できず、次週へ持ち越しとなりました。皆様には次週、その完成模型を披露しますので楽しみに。

こんな技術が測量に使われている

測量環境工学科の茗荷です。

4月28日(土)に岡山コンベンションセンターでお仕事体験フェスタが開催されました。
測量環境工学科では「3Dの本を用いた3D体験」と「私の写真を3Dで見てみよう」を体験していただきました。

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上の写真・右が「3Dの本を用いた3D体験」に用いる3Dの本と立体視鏡、左が「私の写真を3Dで見てみよう」に用いるカギセン君です。

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「3Dの本を用いた3D体験」とは立体視鏡を通して3Dの本を見ると立体に見えるというものですが、写真・上はそれを体験していただいている様子です。練習をすると立体視鏡を使用しなくても遠くを見るイメージで3Dの本の絵を立体視することができます。

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「私の写真を3Dで見てみよう」は、カギセン君というアイテムを使ってその場で撮影した写真を立体視するというものです。上の写真は実際に自分の写真を撮影し、その写真の立体視を体験していただいている様子です。

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上の写真は体験していただいた技術がどのような測量技術なのか、測量環境工学科にはどんな特徴があるかなど学科の説明をしました。

今回のお仕事体験フェスタで少しでも測量に興味を持っていただけたら幸いです。また、もっと詳しく知りたいという方がおられたらぜひオープンキャンパスに参加してみてはいかがでしょうか?

あとに続け! 卒業生の進路

電気工学科の三井です。

今年の卒業式もとっくに終わり、平成30年度の授業が始まって2週間です。来春卒業予定者の中にはあと一歩で内定をいただけそうな学生もいますが、その前に、平成30年3月の卒業生11名の進路は次のようになりました。

 アオイ電子株式会社
 旭テクノプラント株式会社
 株式会社千田組
 株式会社タイガーマシン製作所
 ダイシン電機株式会社
 株式会社タグチ工業
 株式会社徳山電機製作所
 日本eリモデル株式会社
 株式会社藤井電業社
 双葉電機株式会社
 株式会社四電工

1年次に取得した資格を武器として積極的に就職活動を行い、夏休み明けにはほぼ全員が希望の企業から内定をいただきました。新しい職場での仕事、頑張れっ。そして、新2年生、先輩たちの後に続け!

半月先の季節をスケッチ

こんにちは。バイオサイエンス学科の金子です。
新1年生が半田山植物園で郊外研修を行いました。季節が半月先を感じられる中、植物たちも夏に衣替えの時期でした。植物園の先生に説明を受け、思い々に植物のスケッチを楽んだ午後でした。

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清掃ボランティア-エコクリーナーズ

自動車カスタマイズ学科の永岡です。

21日(土)の清掃ボランティア・エコクリーナーズ岡山に参加しました。
この清掃活動は今年で11年、春秋数えて23回目とのことですが初回は70名程度からのスタートだったそうです。今回の3500名という参加数は、市民の美化意識の高まりがけた違いに大きくなったということですね。他校の専門学校生も多く参加していました。

学生を含む私たちのグループは、下石井公園に8:20に集合してJR岡山駅前周辺を清掃活動しました。駅周辺ではなく、自分たちの校舎周辺の清掃に参加した学生もいました。もちろん、ボランティア募集の呼びかけに応じくれた学生ばかりです。これからも積極的にボランティア活動学校を推奨して、少しでも地域貢献ができるよう取り組んでいきます。

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本日はここまで…

 

ものづくりのプロセス

ものづくり工学科・小林敏則です。
平成31年度に生まれる「ものづくり創造学科」の目指すものについて、ブログ上で説明します。

ものづくりとは
 ものづくりとは幅が大変広いものです。工業製品に限らず、農作物や料理、芸術作品などもものづくりといってよいと思います。

ものづくり創造学科がめざすものづくり
 ものづくり創造学科が考えるものづくりは、「アイデアをかたちに」することです。機械や工具を使って部品を作ること、部品を組み立ててメカニズムにすることもあります。これを動作させるときはモーターなどの動力を使います。電気回路や電子回路と組み合わせることもありますし、プログラムを組み込んで自動運転させることもあります。

ものづくりの具体例(1)
 例として、図1のようなミニスターリングエンジンカーでものづくりのプロセスを考えてみます。

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図1 ミニスターリングエンジンカー

1) 何を作るか・・・手のひらサイズのスターリングエンジンカーを作りたい。
小型のものであれば、いろいろな人たちの興味をひきやすいのではないか。図2のような模型スターリングエンジンを走らすことはできないかが発想の原点です。
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図2 注射器を使った木製スターリングエンジンカー

2) プランニング・・・手書きでスケッチするなどしながらイメージを作ります。
「このエンジンに後輪二つをつけてやれば車になるのでは・・・」

3) 形にする・・・図3のように3D-CADで形状を描きます。
画面上で部品同士の干渉チェックもできます。3Dプリンタで部品を作ることもあります。

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図3 3D-CADで作ったスターリングエンジンカー

3Dプリンタで形状を決めると、図面は3D-CADソフトに書かせることができます。このプロセスは以前、図面から部品を作成し、組立後に動作確認や干渉チェックしていた時代の流れとは大きく異なっています。こうして作成した図面(製作図)が図4,5です。
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図4 ミニスターリングエンジンカーの部品図①

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図5 ミニスターリングエンジンカーの部品図②

4) 試作・・・機械や工具を使って部品を作ります。
部品によってはヤスリなどで手仕上げすることもあります。
このエンジンカーでは旋盤(図6)、フライス盤(図7)、ボール盤(図8)や万力や定盤(図9)を使いました。

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図6 旋盤(円筒形の工作物を加工する)

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図7 フライス盤(平面を加工する)

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図8 ボール盤(穴あけ)

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図9 万力と定盤(けがき作業)

5) 組立・運転・・・ 部品を作り組み立てても、うまく動くとは限りません。
そこから試行錯誤が始まります。思ったように動かないときは、その原因を考えながら部品の再加工や再組立てが必要になってきます。
このエンジンでも、組み立てたが動かないという状況になりました。組み立てたとき、エンジンの上死点(下死点)で空気を圧縮(膨張)させる手ごたえがないといけないことは、他のエンジンを作った経験からわかっていましたから、十分な機能になるようピストン、シリンダ、シール材、加熱筒などひとつずつを見直していくことにしました。
結果的には組立精度が上がるようにエンジンの過熱筒を工夫したのがよかったように思います。このエンジンでは、動いたときの達成感というより、何とか動いたという安心感のほうが大きかったように思います。

6) 今後の展開・・・教材として取り入れる、外部での展示に使う、オープンキャンパスで活用するなどが考えられます。

まとめ
今回の紹介例には電子回路などは全くありません。次回は電子回路やプログラムを取り入れたものづくりについて紹介します。

学科改編(自動車カスタマイズ)

自動車カスタマイズ学科の永岡です。

平成31年度から自動車カスタマイズ学科はトータルメカニック研究科(1年制)として生まれ変わります。
募集対象者は二級自動車工学科、国際自動車工学科から内部進学する人が中心になります。
内容は、二級自動車工学科で自動車整備士資格を取得した皆さんに車体整備(板金、塗装、フレーム修正など)を中心に学んでいただくこと、さらに、二級課程で学びきれなかった項目(自己診断機器を使用した高度診断など)を実習授業を中心に学んでいくようになっています。

このことで、自動車整備を総合的に学習することができます。自動車整備、車体整備の両方を学べることから就職先の間口も広がります。
詳しくは本校のパンフレット、ホームページでご覧ください。皆さんの出願をお待ちしております。

トータルメカニック研究科

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測量体験

測量環境工学科の茗荷です。

21日(土)に第1回オープンキャンパスを開催しました。今回、測量環境工学科には3名の高校生が参加してくれました。

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今回の内容は「レベルを用いて高低差を測ろう」と「電子平板による地形測量」でした。
まずは概要の説明です。(写真上)

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「レベルを用いて高低差を測ろう」の様子。(写真上)

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「電子平板による地形測量」の様子。(写真上)

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測量を体験したあと、測量環境工学科の特徴などを説明しました。

今回のオープンキャンパスで測量環境工学科に興味を持って頂いたら幸いです。知りたいことがでてきたら何回でもお越ください。

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