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岡山科学技術専門学校 学科ブログ

第3回:電子工学科に進もう

こんにちは。宮元です。
皆さんの中にもできれば大学に進学しようと考えている人は多いでしょう。そこで質問です。「いったい何のために大学に進むんですか。」 私の場合はこうでした。

中学卒業後の進路を考えたとき自分の家庭の経済状況を考慮して、工業高校に進んで早く働いたほうがいいと思っていました。親には言いませんでしたが、担任の先生には言わざるを得ません。すると、先生も我が家の経済状況はある程度ご存じだったのでしょう。こうおっしゃいました。
「奨学金をもらう手続きをしてやるから、お前は普通科に進め。そして大学に行け。」

そうして進んだ高校ではラジオ部に入って、アマチュア無線や電子工作、文化祭や体育祭では放送設備の準備などで楽しく過ごしました。高校3年生だったと思いますが、私の興味がちょっとだけ揺さぶられたできごとがありました。数学担当の先生だったでしょうか、ある日、教卓の上を占領してしまうほど大きな図体をしていながら四則演算しかできない卓上計算機を見せてくださったのです。今言うとそういう表現になりますが、当時の私は「わっ、すごいものがある。」でした。そのものじゃありませんが、こんな感じです。(“卓上計算機”でgoogle検索した結果からの転載です)

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ところで大学の話ですが、「工学部・電子工学科へと」迷わずに決めました。理由は、今振り返れば書くのも恥ずかしいほど単純、幼稚です。
 ・小学生の頃、故障した家電製品の修理に来てくださっていた人の働きぶりが格好良かった
 ・自分自身も、ラジオやオーディオアンプ、無線機といったものの仕組みに興味があった
 ・大学に進めば、電気・電子機器を扱う技術者になれると思っていた
「大学は基本的に研究をするところ」という意識はまったくありませんでした。電子工学科に進めば本当に自分の興味を満たせるのかなんて考えてもみませんでした。のちにこのことで苦しむことになるのですが、それは後ほど。

「第一級陸上特殊無線技士」結果

電気工学科の三井です。

現2年生(下表では1年)が令和2年2月15日に受験した「第一級陸上特殊無線技士」の結果、卒業生(下表では2年)の受験実績は次のようになりました。
 

第一級陸上特殊無線技士結果
学年 在籍数 受験数 合格数 免許取得累計 取得率(%)
2年 22 14 63.6
1年 13 12 10 10 76.9

* 今回、卒業生(2年生)は受験していません。

今回合格した現2年生
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現代において、電気のない生活は考えられません。通信もまた同様で、通信の重要性は年々増加しています。

「第一級陸上特殊無線技士」になると、空中線電力500W以下の陸上の無線局多重無線設備(多重通信が可能な無線設備で、テレビジョンとして使用するものを含む)で、30メガヘルツ以上の電波を使用する設備の技術操作ができます。たとえば、携帯電話や警察、消防、鉄道無線などの基地局が該当します。テレビ中継車が現場から中継を行う場合にもこの資格は必要です。

本学科は電気を供給するための「電気工事士」や、通信を提供するための「工事担任者DD第1種」や「第一級陸上特殊無線技士」の資格を取得しています。電気も通信も生活に密着していますので、職業選択の幅を広げ就職活動を有利に進めることができます。

電気や通信の分野は自由平等で実力主義です。そのため、権威のある国家資格でも受験資格を問わず、誰でも受験することが可能です。しかし、いくら受験資格が問われないと言っても、電気や通信を学んだことのない人には困難です。本学科で電気や通信を学ぶことにより、自分の力を発揮することのできる土俵に上がることができます。

本学科教員は、すでに国家資格を取得していますので、意欲の高い学生の個別の質問、「第一級陸上無線技術士」「伝送交換主任技術者」「電験三種」「電験二種」「エネルギー管理士」等の質問にも答えることができます。
卒業後に、解らないところを訊きに来る学生もいます。在学中には仕事に必要な資格を着実に取得するために、卒業後は自分自身の輝かしい未来を目指して精進してほしいと思います。

第2回:・・・・との出会い

こんにちは。宮元です。
 
それまでやっていたことを中断して何か別のことをする。この中断を「割り込み」といいます。人間社会では嫌われる割り込みですが、機器に組み込まれているコンピューターは特に、この割り込みをうまく使っています。さて、第1回の話の続きの前に「割り込み」です。
 
私の小学生時代は、後に「巨人・大鵬・玉子焼き」と呼ばれる時代でした。野球好きで巨人ファン、中学では軟式野球部でした。3年生になって活動を終えるとき、野球に代わる何かを見つけなきゃと思いました。他の多くの同年代の人たちと同様に野球選手になりたいと思ったこともありましたが、3年間野球部にいて、自分はアスリートにはなれないと悟っていたからです。
 
そんなとき、何という雑誌だったかは覚えていませんが、ラジオの仕組みを勉強する通信講座の広告が目に入ったのです。理論を勉強しながら、送られてくるパーツを使ってラジオを製作するという講座、すごく楽して、あっという間の半年でした。「JOCR、こちらラジオ関西です。」 製作したラジオから流れ出た最初の音声でした。(私、兵庫生まれの兵庫育ちです)
 
自分で言うのも何ですが手先は器用なほうで、小学生の時は「プラモデルを買ってくれ。」とよくねだったそうです。「手先、指先で何かをするのが好き」は私の興味の根底を流れるもの。今思えば、このラジオ講座との出会いがきっかけとなったのかもしれません。ラジオの後は、アマチュア無線、無線機、オーディオアンプへと移行しました。
To be continued ・・・・ 

第1回:・・・・のはじまり

こんにちは。宮元です。
最近、はまってしまいそうなことに出くわしたので、それに関係する話を綴ってみようと思います。
 
「誰か8080マイクロプロセッサのプログラムを、アセンブリ言語で書ける者はいないか。」
もう40年以上前の、システム開発会社に入社してもう8か月が過ぎたかと思ったある日、組込みシステム担当の上司からこんな問いかけがありました。
 
アセンブリ言語でのプログラミングがどういうものか、学生時代の独学でほんの少しだけ知っていた私は、怖いもの知らずで、
 「書けるかもしれません」
と返事をしてしまったのです。テレホンカードで電話がかけられるようになった頃、他部署がやっていた電話機に組み込むシステムの開発を面白そうと感じていたこと、独学で学んだことが活かせると思ったことがその理由でした。その日の夕方にはもう、「明日、話を聞きにお客さんのところに行くぞ」というところまで話が進んでいました。
 
仕事の内容はこんな具合です。発注元は、とある電子機器メーカー。この会社が、寒冷地の道路の両側に設置された融雪用の散水機の制御を事務所内でやりたいという某自治体からの要望を受け、ハードウエアは自社でやるからソフトウエアをやってもらえないかというのが話の内容でした。さて、この話、この後いったいどうなったのでしょうか。

ものづくりの新型コロナウイルス対策

こんにちは。ものづくり創造学科の山下です。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のために学校がお休みになったとか、出かけられないとか…いろいろ大変ですが、みんなで協力してこの状況を乗り切りましょうね。

岡山科学技術専門学校も授業開始が二週間遅れになっています。はやく学生のみなさんと勉強できることを祈っています。

さて、ものづくり創造学科で新型コロナウイルスの感染予防のためのドアオープナーを作ってみました。
ドアノブは不特定多数の人が触るので感染の原因になるんですね。そこで、ノブを握らずにドアを開けられたら…と考えられたのが、このオープナーです。
テレビで放送されていたのでご覧になった人もいらっしゃるかもしれませんね。CADデータがインターネットで公開されているのを活用して、早速学校の3Dプリンターで試作してみました。

公開されているのは丸いノブ用だったのですが、学校のノブはちょっと変形型で微妙に合わず。そこで、学校用に少々部品を追加してバッチリです。
追加用の部品をちょちょいと設計して試作したり、ねじを適当な長さに切ったりとすぐに応用できるのがモノづくりのプロのなせる技だなぁと感心しました。

試用してみてよかったら量産しようと思います。
高柳校舎のドアにつけていますので、オープンキャンパスで訪問された方は是非チェックしてみてくださいね。

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自動車整備士を目指してスタート!

みなさん、こんにちは。二級自動車工学科です。

4月13日(月)は新1年生のオリエンテーションでした。今年度は日本人が18名、留学生が17名の合計35名が、自動車整備士を目指す学生としてのスタートを切りました。

マスクの着用や手の消毒作業、グループ分け、さらに人との間隔を設けるなどのコロナウイルス対策、例年とはずいぶん違う光景となりました。

オリエンテーションでは、学生の皆さん、緊張した面もちながらも頑張って話を聞いてくれました。新入学生としての初日、お疲れさまでした!

せっかくのスタートでしたが、当校はコロナウイルスの関係で4月14日(火)~26日(日)の間は休校としております。現在の予定では4月27日(月)が授業開始日です。皆さんと一緒に元気で勉強できる日を楽しみしています。

コロナウイルスの影響で不便を強いられて皆さんも大変だと思いますが、当学科の教員も感染に注意して、授業開始に備えます。気をつけて2週間を過ごしてください。

では、また。

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入選 学生アイデア・デザインコンテスト

こんにちは、建築工学科です。

岡山県が主催する「第2回岡山モノづくり★学生アイデア・デザインコンテスト」の発表が3月27日にあり、本校の学生作品2点が入選しました。昨年度、意匠学を中心とした生活デザインの授業課題として取組んで応募した作品です。

「Scaffold-Camp-自由自在 新しいキャンプの過ごし方-」

仲上聖華さん(建築工学科2年/岡山東商業高校 ビジネス創造科出身)

Scafford-Camp 仲上聖華

〈作品概要〉
 建築現場の鋼製単管足場を意味するScaffoldを組合わせてキャンプ生活の空間を創るアイデア。
 リサイクル、リノベーションの発想で日常を離れた生活を楽しむ提案です。

●小物スタンド 「4つの箱」

髙上晃輝さん(建築工学研究科 卒業生/水島工業高校 建築科出身)と
仮田大河さん(建築工学研究科 卒業生/玉野市立玉野商業高校 ビジネス情報科出身)の共同制作
小物スタンド-四つの箱- 高上・仮田

〈作品概要〉
 照明器具、アラーム時計、小物入れのボックスを組合せたテーブルスタンドのインテリアデザイン作品。

このデザインコンテストは、県内のものづくり企業のための新製品開発のアイデアを募集したものです。大学生部門には87点の応募がありました。

本校学生のアイデアが形に

こんにちは、建築工学科です。

昨年(2019年)3月に行われた岡山県主催の学生アイデア・コンテスト。そのコンテストで、この3月に本校建築工学科を卒業した濱野夕希さん(興陽高等学校造園デザイン科出身)が入賞しました。
そのアイデアをもとに、日本ケミカル機器株式会社(本社:倉敷市)様が試作品を製作し、試作品は今年1月にコンベックス岡山で開催された「おかやまテクノロジー展(OTEX)2020」で展示されました。

濱野さんのアイデア「ゴタン」はゴム製ボタンで、ボタンをはめにくい子供や高齢者などにもやさしいユニバーサルデザインの作品です。
本校建築工学科では、建築を建物だけでなく、そこで営まれる快適で豊かな生活のための空間づくりを意識した教育を心掛けています。

建築には幅広い面白さや楽しさの魅力があります。ちょっとした生活のアイデアの発見が建築の魅力を見つけるきっかけとなります。また試作品の製作は、企業とのコラボによる商品開発の実践的な体験ともなりました。
濱野作品700×969

日本語学科・進学準備学科卒業式💐

日本語学科 須田です。

今日、3月13日金曜日は日本語学科・進学準備学科の卒業式
今年は教室でのアットホームな卒業式になりました。佐藤先生のクラスでは、3月生まれの学生のプチ誕生日会もありました(*^-^*)

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学生に合った誕生日カードで、学生も驚いていました(^^♪
それから、一人ひとり、担任から卒業証書を受け取る姿は、やはりジーンとくるものがあります。
 
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進学準備学科のみなさん、おめでとう!

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期間修了の学生も「修了証」を手にして、嬉しそうです。

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春からは、「カギセン専門課程」で勉強に励みます。(*^-^*)
これから、
彼らが日本で・母国で・それぞれの場所で活躍できるよう、
陰ながら応援していきたいと思います。
本当に、卒業おめでとう!

環境問題を考える校外研修

食品生命科学科・大熊です。

食品生命科学科一年生は環境問題についても学んでいます。今回は、環境問題についてより身近に感じることができた二つの校外研修を紹介します。

一つ目は、2/4(火)に見学した岡山地方気象台です。まずはスライドでお勉強です。このスライドでは日本の平均気温を出すのに使われる13の観測地点での猛暑日、熱帯夜の年間日数が示されています。

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日本の気温の将来予測です。今年の夏はどうなるのでしょうか。

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気象の監視をしている現業室です。右のホワイトボードに、11時発表の天気予報を書き込んでいるところです。この予報がテレビ番組などの天気コーナーの元です。

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今回は、気象観測の現場を見させていただきました。同時に気象の現在と将来の予測についてもデータを交えての話を聞きました。数値データを見せられると説得力があります。
気象台は豪雨や地震などの災害から人々を守ることを目的としているということでした。発表される警報などについての正しい理解が必要と思いました。
 
 
続いては2/7(金)に見学した岡山市当新田環境センターです。ここでは市内で集められた可燃ごみを焼却するだけでなく、リサイクルも行っています。

収集した可燃ごみの重さを求めています。(ごみ収集後のごみ収集車の重さ)-(ごみ収集車の重さ)→(集めたごみの重さ)

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可燃ごみを一旦ためるごみピットです。ごみピットではクレーンで可燃ごみを持ち上げて落下させることで可燃ごみを均一化して、燃焼の安定化を目指します。

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可燃ごみを燃やす燃焼炉です。ダイオキシンを発生させないように温度は800℃以上です。

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燃焼熱により発生させた水蒸気でタービンを回し発電します。

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このフィルターによって燃やしたときに出る煙から灰をトラップします。ちなみにフィルターの周りにあるものは可燃ごみに混ざって入っていた物です。びっくりですね。可燃ごみ以外の物は焼却炉を傷めることになるとのことです。

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トラップされた飛灰は、セメントの原料として使われます。

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燃焼させたときに発生する熱や飛灰は利用できますが、燃焼後に残った不燃物は最終処分場で埋め立てます。

ごみを燃やすと二酸化炭素が出ますね。二酸化炭素と言えば・・・。また、最終処分場を山や海に作るには、自然環境を破壊しなければなりません。ごみをなるべく出さないようにすることも環境を守ることにつながることを学びました。

岡山地方気象台、当新田環境センターの皆様、ありがとうございました。

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