岡山科学技術専門学校 学科ブログ
道は一つじゃない
- 2022-12-20 (火)
- 映像音響学科
映像音響学科の源です。
数年前の大阪での話。ランチをしようと食べログで評判のお店はないかと検索していました。その時に目を引いた一軒のお店「天ぷら大吉」。調べてみると大人気店で、行列覚悟で行ってみては?との口コミがあったので早速行きました。到着すると案の定長蛇の列。普段行列に並ぶことはありませんが、すでに体が天ぷらを欲しています。
数十分後ようやく順番がきて注文をしました。
座ると床のいたるところに貝殻が散乱しています。ここはあさりの味噌汁が有名で、どうやら食べてはその殻を床に捨てているみたいです。(現在はこのシステムはありません)
郷に入っては郷に従えで私も挑戦しようと思いましたが、さすがに気が引けて捨てられません。こんなユニークなお店があるのが衝撃的でした。
その後待望の天ぷらが運ばれてきました。王道のエビや野菜の他に、明太子やチーズなど変わり種も多数あり、そのどれもが衝撃的な美味さです!
コスパがとんでもないことになっています。
とその時、一人の店員さんがやってきました。
「映像音響の先生ですか?」
「!?!?!?、そうですけど・・・?」
「僕、カギセンの卒業生です。」
「そうなん!?!?!?」
岡山でも卒業生に出会うことなどほとんどないのに、大阪で、それも繁華街のミナミです。さすがに驚きました。聞いてみるとカギセンのバイオサイエンス学科の卒業生で、卒業後にまさかの「吉本総合芸能学院(通称NSC)」に入学し、その頃からこの天ぷら屋さんでアルバイトしているとのこと。NSC卒業後もここで勤務し、現在は正社員として頑張っています。接客の様子や職人としての姿を見ると、学生時代直接関わってないにもかかわらず感慨深い思いです。
20歳はまだいくらでもやり直しができます。夢が変わればその変わった道を目指し進む時間があります。彼を見ると、試行錯誤の結果、ようやく今が充実しているんだなあと感じました。
数年後、再び大阪へ。「天ぷら大吉」に行くと・・・ 元気に頑張っていました。大繁盛店のため声をかけずに帰ろうと思っていた矢先、私を見つけて走ってきました。
「報告があります。今度結婚することになりました。」
学校で勉強した分野とは違う道に進み、結果として今を大切に生活している人も多くいます。新たな道を見つけ、それに向けて進み、充実した人生を歩んでほしいです。
大阪に行く際はぜひ「天ぷら大吉」へ。でも行列してますよ(笑)
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科学キッズフェス in 京山祭 ー 国際機械工学科
- 2022-12-16 (金)
- 国際機械工学科
国際機械工学科です。
先日、12月11日(日)に岡山県生涯学習センターにて「科学キッズフェスティバル in 京山祭」が開催されました。子供たちに科学に親しんでもらうということから、当学科ではコインでの指輪作りを披露しました。
作り方は下の図のように、➀前もって穴をあけたコイン(※実物ですが、現在は使われていない古銭です)に、リングエキスパンダーという手動式のプレス機で鉄球を押し付けます。すると、穴を中心に平べったい形のコインがお椀(わん)のような形に変わっていきます。
➁ある程度指輪の形に近づいたら、コインの上下を反対にしてプレス機の上にある金具にコインを通して、穴を広げていきます。
参加してくれた子供たちです。初めて行う作業ですが、コインの形が変わっていく様子を見つめながら、真剣な眼差しで機械を操作しています。
金属は温度を上げると柔らかくなり変形しやすくなります。今回は準備の都合でコインの加温ができませんでしたが、温度を上げてコインを広げると、下の写真のような指輪が作れます。
時間と手間(+腕力)のかかる体験にも関わらず、多くのご家族の方に参加していただきました。自分で機械を動かして好きなものを作るという体験を通して、これからも子供たちには豊かな創造性を育んでいってもらえればと思います。
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インターンシップ @シンフォニーホール
- 2022-12-15 (木)
- 映像音響学科
映像音響学科です。
今日は岡山シンフォニーホールでのインターンシップ体験の紹介です。
12月9日(金)、11日(日)、映像音響学科2年生がインターンシップで、催し『ベートーヴェン“第九”演奏会 2022』にスタッフとして参加させていただきました。ここ岡山シンフォニーホールでのインターンシップには継続的に参加させていただていますが この催し“第九” はいつもと違って舞台準備も多く、よりたくさんのスタッフの皆様と関わりながら作り上げる舞台制作研修でした。
普段はなかなか触れる機会のない掛矢(かけや:大きな大きな木づち)を使ったり、重い重い鉄の資材を組み合わせながら舞台を組んでいきました。プロの技術を目の当たりにするとともに、”体力”が必要な仕事だな、とつくづく感じました💪💦
余談ですが、掛矢を見た瞬間、私たちの頭によぎったことは『ドンキーコングの世界!!Σ(・□・;)』。 皆さん、ドンキーコングをご存じでしょうか? ご存じの方はイメージが湧くかと思います💦)
そして今回は、準備に関わらせていただいたこの舞台を客席でも鑑賞しました👀!! 舞台からだけではなく、客席から見るステージ、そしてお客様の様子を間近に見ることができ、これからエンターテインメント業界に進んでいく学生にとっては貴重な時間となりました。
今回のインターンシップは、2年生にとっては最後のインターンシップでした。1年次からお世話になってきたこのホールでの研修、ここでの経験を経て、“ホールで仕事をする“ということを知ることができました。そのうえで、進路選択を行うことができたことは、大変有意義なもので、今後もカギセン映像音響学科では継続して研修に行かせていただこうと思っています。シンフォニーホールの皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
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科学キッズフェス in 京山祭 - 食品生命科学科
- 2022-12-14 (水)
- 食品健康科学科
食品生命科学科です。
12月11日(日)、岡山市生涯学習センターで催された、「科学キッズフェスティバル」に学生2名とともに参加したときの様子です。今回はハーブ(レモングラス)を使ったクリスマスリース作りにチャレンジしました。
朝方曇っていた天気も、次第に太陽が顔を覗かせ大勢の小学生以下の家族連れが参加してくださいました。コロナ感染を防ぐため、一度に4家族30分程度の作成時間とし、午前中3回転、午後3回開催の6回24家族が参加してくださいました。
材料は「すすき」に似た「レモングラス」、そこに好きな植物や飾りをつけてリースにします。まずは「レモングラス」を二つ網みや三つ編みにして輪を作ります。
その後好きな飾りを付けてでき上がり! それぞれのご家族、個性のあるリースができました。
レモンの香りのする「レモングラス」も飾りとともに気に入っていただけたようです。ご参加くださいましたご家族の皆さま、ありがとうございました。
来年も参加したいと思います。
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科学キッズフェス in 京山祭 - 自動車関連学科
- 2022-12-14 (水)
- 二級自動車工学科 | 一級自動車工学研究科 | 国際自動車工学科
こんにちは。二級自動車工学科の永岡です。
12月11日(日)、生涯学習センターで開催された「科学キッズフェスティバル in 京山祭」に、一級自動車工学研究科、国際自動車工学科と合同で参加させていただき、ライントレースカーの走行体験を楽しんでいただきました。
フォトダイオードで明暗を感知し、黒のマジックで書き入れられた思い思いのコースをトレースしていく、自動車の自動運転の基礎に繋がるしくみを体験していただきました。ラインをトレースしていくミニカーの動きがかわいらしく、女の子も楽しんでいるのが印象的でした。
若者の自動車離れが深刻化しているなか、少しでも興味を持つきっかけになればいいなと思いながら微笑ましいい姿を見ていました。
子どもさんだけでも100名を超えるご参加いただき、我々のとって驚きの結果となりました。コロナ禍で行動に制約があるにもかかわらず、多数のご参加いただき大盛況で終了いたしましたことを感謝いたします。
最後になりましたが、このイベント参加にあたり、ご協力いただいた岡山日野自動車(株)様、(株)日産サティオ岡山様には深く感謝いたします。ありがとうございました。
それではこの辺で・・・
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科学キッズフェスティバル in 京山祭
- 2022-12-09 (金)
- 二級自動車工学科 | 一級自動車工学研究科 | 国際自動車工学科
こんにちは! 二級自動車工学科の永岡です。
12月11日(日)、岡山県生涯学習センターで行われる「科学キッズフェスティバル」に本校自動車関連学科も参加します。
「自動車の自動運転の仕組み」をテーマに、好きなラインを描いて、電池で走るライントレースカー(下)をそのラインに沿って自動で走らせる体験をしていただけます。
このライントレースカーはあらかじめ本校の学生が作ったもので、抵抗やトタンジスタ、スイッチ、センサ、コンデンサなど自動車で使われている半導体を利用して組み立てています。
また、会場では日産自動車の自動運転「プロパイロット」のアニメーション動画の上映や、参加者先着25名の方にミニカー(下)のプレゼントもご用意しておりますので、どうぞ早めにご参加ください。
なお、このミニカーは、株式会社日産サティオ様、岡山日野自動車株式会社様の協賛によるものです。
ご協力に感謝いたします。誠にありがとうございます。
それではこの辺で・・・
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全員合格! 製図試験
- 2022-12-08 (木)
- 建築工学研究科
こんにちは。建築工学研究科の堂本です。
12月1日(木)は令和4年度二級建築士製図試験の合格発表日でした。そして、受験者全員合格!できました。(^^)/
今年の製図試験課題は難問ではなく、基本事項をきっちり押えて描き切れば合格できた内容で、研究科の取り組み方法に完全に合致するものでした。
受験者全体での製図試験合格率は52.5%で例年と大きく変わらないことから、研究科の学生たちは、ミスや抜けのない精度の高い図面を描き切ったのだと思います。何事も”基本が大切!”ということですね。
研究科では、来年度の二級建築士試験へ向け、早や始動していますが、気を緩めることなく励んでいきます。
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色についてのお話
- 2022-12-07 (水)
- 映像音響学科
こんにちは! あっというまに11月が過ぎ秋を満喫する余裕もなく12月を迎えてしまいました… 皆さん、いかがお過ごしでしょうか? 秋と言えば芸術の秋、食欲の秋、運動の秋…など様々な刺激に触れ、自分自身を豊かにしていきたい時期ですよね。
今回は、そんな秋のひとときを彩る“色”についてのお話を少しさせていただきます♬
私たち映像音響学科では、映像や音響に加えて、舞台照明を学ぶ授業もあります。コンサートなどでアーティストを彩る舞台照明は、様々な“色”を使って組み立てていきます♬ ここでいう“色”とは実際には“光”を使ったものになりますね。絵を描いたりする時に使う絵具などとは違った部分があります。
ずばり何が違うかと言いますと… 色の混ざり方がまったく違います!!
加法混色
光で色を作るときは、加法混色という方法となります。大きな特徴はすべての色を混ぜ合わせると白色になるところですね。
加法混色では、色を混ぜれば混ぜるほど明るくなっていくのですね。基本となる色は、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色です。
減法混色
対して、絵具などの色料は、減法混色という方法となります。大きな特徴はすべての色を混ぜ合わせると黒色(実際は黒にほど近い茶色)になるというところです。
減法混色では混ぜれば混ぜるほど色は濃く暗くなり黒色に近くなっていきます。基本となる色は、マゼンタ、シアン、イエローの3色です。
加法混色と減法混色の比較
そして、それぞれの色の関係は上記のようになっています。
私たち映像音響学科では、圧倒的に加法混色への馴染みが深いです。先ほどもお伝えしましたが舞台照明はまさに光の三原色を使用して舞台を演出するものですし、映像業界でも光の三原色をベースとし、モニターやプロジェクター、LEDビジョンの色調整を行なっていきます。反対に、絵を描かれる方や印刷の分野においては減法混色に馴染みが深くなります。
余談(イラストについて)
最後に色の話に便乗して余談を一つお話します。下のイラストですが、実は人の手によって描かれたものではありません!
最近イラストレーターさんの中で静かに話題となっていますが… なんとAIによって描かれたイラストになります♬ ちなみに元の写真は1年生の照明実習の様子(下)です。
AIが作り出すイラストには賛否両論ありますが、科学技術の発展の中でAIが作り出すものと人間が作り出すものとをどのように共存させていくのか… このことは、今後じっくりと考えていく必要がある大きな課題なのかもしれませんね。
今回はこの辺りで記事を終わります。様々なものに触れて豊かな日々を過ごしましょう!
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旅の醍醐味
- 2022-12-02 (金)
- 映像音響学科
映像音響学科です。
ここ数年はコロナ禍の影響で行っていませんが、もう10年以上前から卒業生と旅してます。その目的地を決めるにあたり「大きな大きな大仏があること」を一つの指針としています。なぜかって? それはただ見たいからです。今日はそんな理由で選んだ二か所を紹介します。
まずは宮城県仙台市にある「仙台大観音」です。
高さ100mの観音様で、体内は12層に分かれ、最上階の小窓からは市内が一望でき、体内には百八体仏・十二神将を安置しています。右手には玉のような物を持っており、一説にはパチンコ屋の社長が出資をして建立したとも言われています。
丘の上に立っていて、車で行くと徐々に頭から現れてくる姿は衝撃でした。
大観密寺・仙台大観音/オフィシャルサイト/縁結び大黒天 (daikannon.com)
続いては、福岡県にある南蔵院の「釈迦涅槃像」です。「涅槃(ねはん)」は宗教用語のようで意味が難しい。
高野山真言宗の別格本山でもあり、その境内の一角に位置するこの釈迦涅槃像はブロンズ製では世界一とされています。その大きさは、全長(横の長さ)41メートル、高さ11メートル、重さ約300トンというスケール!! とにかく間近でみるとその大きさを肌で感じることができます。
足の裏だけで2.5mほどあります。
南蔵院林住職がジャンボ宝くじで1億円に当選したため、釈迦涅槃像のご利益と話題になりました。
いずれは、日本一の高さを誇る茨城県の「牛久大仏」をじかに見たいです。
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ドローンで測量実習!!
- 2022-12-01 (木)
- 測量環境工学科
測量環境工学科の茗荷です。
11月22日(火)に高梁川河川敷でドローンを用いた空中写真撮影の実習を行いました。
座学では空中写真測量の原理やその方法などしっかりと学び、今回、実際にドローンを用いて空中写真撮影をしました。とはいうものの、この日は測量のための飛行ではなく「まずは広い場所でドローンを飛ばしてみよう」でした。
かなり上空で撮影したので学生がみんな小さいです!
飛ばすだけの実習でしたが、今まではずっと座学ばかりだったので、学生たちはとても楽しそうに取り組んでいました。「座学で学んだことが分かった!」や「想像以上に操縦しやすい!」と感想を漏らしていました。
実は空中写真測量の原理は人間の”目”と同じです! オープンキャンパスでは空中写真測量の原理をなぞなぞなどを通して楽しく体験できます!
興味がある方はぜひ参加してください!
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