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岡山科学技術専門学校 学科ブログ

見て見て! この模型

測量環境工学科の茗荷です。

今月から後期が始まり、2年生は新しく写真測量実習が始まりました。写真測量実習では2年間の集大成として岡山市の3Dモデルを作成します。
2年間学んできた知識を活かし、2次元の地図→3次元の模型→デジタルデータの3Dモデルと作成していきます。

最初の授業では、写真測量の復習、写真測量の原理になる立体視、模型の作成手順を行い、模型作成へと進みました。
わかりやすいように等高線ごとに色分けしたり、
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等高線ごとに材料を切ったりして、模型を作成しています。
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3Dモデルの作成は今後の建設業界で重要な知識となるため、学生全員が真剣に取り組んでいます。
模型完成後は卒業生が作成した模型と合わせて写真撮影を行い、岡山市の3Dモデルを作成していきます。

また、この写真測量実習の簡易版はオープンキャンパスで体験できます。おもしろそうと思った方はぜひオープンキャンパスにご参加ください。

いつもとは違う授業でワクワク・ドキドキ!

こんにちは! 二級自動車工学科の永岡です。

私たちの学科では通常授業の他に企業連携授業を設けています。今回は、先日1年生が受講した技術講習の様子を紹介します。

まずは9月28日(月)に株式会社ホンダ四輪販売岡山様から阿部先生をお招きしての授業です。ホンダ「VTEC」エンジンの可変バルブタイミング・リフト機構について解説をしていただき、実際にエンジン実習にて圧縮エアを用いてロッカーアームのピストンを強制作動させてさらに理解を深めるなど、通常授業では体験ができないことが体験できました。

また、バルブクリアランスの調整作業など、より実践に近い作業を学び、練習することができ、後期にもう一度まとめの授業、試験を行い、評価を頂く計画となっています。

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続いて10月19日(月)に同じく1年生が受講した、日産自動車株式会社様、岡山日産自動車販売株式会社様、日産サティオ岡山株式会社様合同での出前授業です。

日産自動車の講習は、これからの環境問題への取り組みとして電気自動車を取り上げ、モータ駆動の仕組み、リチウムイオンバッテリ、インバーターなどの基礎知識を学び、新型リーフを実際に触っての質疑応答などで、電気自動車の取り扱いなどの理解を深めました。

また、プロパイロット2.0による車庫入れにより、センサやECUによる自動運転など特定整備に係る機構を体感しました。

さらに、日産自動車のフラッグシップカーのR35GTRを実習場に持ち込み、VR38DETTエンジンのアクセルレスポンスを運転席で体感し、学生にとっては大満足の講習となりました。

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今後もこのような実践教育や新技術・新機構教育に協力いただける企業様と一体になって、基礎ばかりではなく、より実践寄りの授業も展開していこうと考えています。

画像処理の勉強 ①数量を数える

こんにちは。
ものづくり創造学科の山下です。すっかり秋らしくなりましたね。

さて、先日能力開発セミナーで画像処理を勉強してきましたので紹介します。
IoT(Internet of Things)の勉強も兼ねていて、Raspberry Piというシングルボードコンピューターと、Pythonというプログラミング言語を使って勉強しました。

今回のテーマは、Webカメラでとった抵抗(電子部品)の画像から、抵抗が何個あるのかを判別するというものです。
画像処理には、openCVという画像処理用のライブラリを使用しています。

これがオリジナルの画像です。

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個数を数えるために物体の輪郭を認識したいので、まずカラー画像をグレー画像に変換します。

gray

精度よく輪郭を検出するために、二値化といって黒と白の二つに分ける処理をします。

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ここで抵抗の形が検出できました。

openCVの、黒い背景から白い物体を検出する機能を使って個数を数えます。7個です。
ここでは、抵抗の足の重なりが少し白くなっていますので、白い物体の面積の小さいものは除外するように処理しています。
オリジナルの画像に重ねると認識できていることがわかりますね。

contours

この技術を使うといろんな物を数えることに利用できそうです。
私の自宅近くのパン屋さんではトレーにパンをのせてレジにもっていくと、トレーに光があたったとたんパンの形を認識してパンの名前と金額を瞬時に計算してくれます。
最初見たときにはすごいなぁと感心しました。
実際の社会でのこういう画像処理技術が使われているのですね。
とてもおもしろいなと思いいました。
今回はRaspberry Piでしましたが、Windowsでもできますので、PCをお持ちの方は是非勉強してみてください。

第16回:納品

こんにちは、宮元です。

ACOSの扱いにも、クロスアセンブルの方法にも慣れて、アセンブル段階でのエラーはなくなりました。ここからが問題です。このプログラムが正しく動くことを確かめるためには、電子機器メーカーが作った”融雪用散水機制御システム”のハードウエア(実機)を使ってテストする必要があるのです。しかし、それは工場にしかありません。

今だと、アセンブルに使ったコンピューター①と融雪用散水機制御システム②をUSBケーブルでつないで、①から②へひょいとコピーすればテスト準備OKとなるところですが、当時、そうはいきません。
①でできたプログラムをROMライターというものを使ってROMという半導体メモリに書き込んで、これを②まで持って行って装着します。これで②が、私が書いたプログラムに従って動くことを確かめられます。ただ、この確認作業は電子機器メーカーの担当者の役割となっていました。確認結果は、一定時間後に私のところに届くという段取りです。

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(“read only memory”でgoogle検索した結果からの転載)

ここがうまく動かないという指摘があると、プログラムの該当部分を確認します。バグ(プログラムエラー)だったら、プログラムを修正して、ACOSでクロスアセンブル、ROMを書き直して実機でテスト。これの繰り返しです。この作業、割とうまくいきました。そして、この作業の最終段階は「受入れテスト」と呼ばれていた最終試験でした。

この受入れテストにパスするということは、発注元から「テスト中のプログラムはこちらが要求する仕様をすべて満たしています。」と認めていただいたということになります。これをもって私個人的にはプレッシャーから一旦解放されました。実際にはこの後、現地でのテストがあったのですが、その対応は電子機器メーカーの担当者がしてくださいました。ここで重大な問題が発覚した場合はもちろん対応する約束になっていましたが、大きなトラブルは出ませんでした。

この仕事のことをことさら覚えている理由は、学生時代に趣味でやっていたことが社会人一年目で実践で使えたからです。こんな面白くない大学なんて辞めてしまおうかとまで考えたことがあったのに、いくつかの幸運との出会いもあってこんなにいい経験ができたと感じ、無茶苦茶うれしかったからです。

ではまた。

撮影実習のひとコマ

映像音響学科です。

毎年一年生は近所の公園に撮影実習に行きます。が、実際は散歩に近い(?)です。しかし、一応撮影実習なので録画はしています。

この日は珍しく公園で遊んでいる親子がいて、うちの女の子たちは興味津々。ということで、お母さんに声をかけ撮影のお願いをしたところ快諾していただきました。

早速、機材セッティングして撮影開始。

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慌てた様子でセッティングしています。

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数分後にはこんな状態です…(涙)

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男子組は比較的まじめにしています。

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被写体の学生だけがハイテンションです…(悲)

次は紅葉でも撮りに行こうかな。

第一種電気工事士技能試験の練習始まる

電気工学科の國府拓治です。

10月4日(日)、第一種電気工事士筆記試験が実施されました。合格発表は約一か月後の11月上旬のため合否はまだ分かりません。筆記試験の合格者は、12月20日(日)予定の技能試験を受けます。これに向けて1年生が練習中です。第一種の技能試験は高圧回路配線を含む作業のため、今まで経験してなかった高圧ケーブルの扱いが必要です。

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上期の第二種電気工事試験が新型コロナウイルスの影響で中止されたため、今年度の1年生はこの下期試験でいきなり第一種電気工事試験受験となりました。初回からハードルの高い試験に臨むため全員必死で練習に取り組んでいます。
練習が報われ全員が合格することを期待します。

建築士講座の準備を始めています!

こんにちは。建築工学研究科の堂本です。

今年度の「二級建築士対策講座」は、回を重ねるごとに白熱したなかで終えることができました。最終発表は12月3日(木)頃です。待ち遠しいところです。

さて、その余韻も冷めやらぬなかで、次年度へ向けて建築士対策講座の準備を始めております。すでに、卒業生を含めて問合せがあるのですが、今年度の状況を振返ったうえでパワーアップを図っているところですので、興味をお持ちいただいている方々、今しばらくお待ちください。近々、当HPにアップさせていただきます。

当対策講座の大きな特徴は、”一人一人のやる気にしっかり応える”ところです。講師と一人ひとりの受講生とが円滑なコミュニケーションを保つことで、成果は間違いなく表れます。

さあ、みなさん、来年の試験に向けて万全の準備をしていきましょう!

動力盤の配線工事指導を現役の技術者から

電気工学科の國府拓治です。

10月15日(木)、電気工学科2年生が「職業実践専門課程」の運用で決められている実習指導を受けました。この指導は、株式会社徳山電機製作所様から2名の技術者を派遣いただいて実施しています。今回は7月6日(月)に続き2回目で動力盤の配線工事を体験しました。配線を完成させ実際に電動機を運転して期待通りに動くことを確認し満足感いっぱいでした。

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電気工事では配線さえ間違わなければほとんどの場合期待通り動作し作業完了となりますが、お客様へ納品し代金を頂くとなると話は別です。ただ動けば良いというものではありません。わかりやすいところでは、見た目の美しさがあります。
学生たちは様々な指導を受け、仕事への取組み姿勢はどうあるべきかを学んだはずです。日常とは異なる感覚、この体験が彼らの成長に役立てばよいと思います。
学生たちの声です。
 ・実務に触れることができて興味深かった。
 ・学校の実習は電気工事が主だが、制御盤内の工事は初めてで面白かった。
 ・本物の製品内の工事を体験できて面白かった。
 ・実際の商品を作る作業だったので緊張した。
 ・普段の先生と違って企業の方から指導してもらったので新鮮な気持ちになった。

第15回:仕事から得るもの

こんにちは、宮元です。

ACOSでアセンブルしてどうして8080Aで動く機械語プログラムに変換できるのかという疑問を解決しなければいけなかったのですが、スケジュールどおりにプログラムを完成させるのが優先で、それは後回しにしていました。

かつては「コンピューターダイジェスト」という名前の月刊誌があって、いろいろな新聞からコンピューターに関係した記事だけを抜き出して雑誌にしたものでした。入社当時は情報だけでも頭に入れておかなくてはと思って購読していました。
あるとき、その記事の中に”クロスコンパイラー”という言葉を見かけ、「あれっ、どこかで読んだぞ!」 今だとネットで検索すればすぐに分かることですが、当時はそんなものはありません。探し回った結果、情報処理技術者試験の参考書に書いてありました。初めて読んだときにしっかり理解していたら、今回の疑問はたやすく解けたのですが・・・・

二つのコンピューターAとBがあるとします。コンピューターAを使って、FORTRAN(フォートラン)言語で書いたプログラムを普通のFORTRANコンパイラーで翻訳すると、翻訳してできる機械語プログラムはコンピューターA用です。コンピューターAでしか動きません。

ところがこのとき、普通のFORTRANコンパイラーではなくて”クロスFORTRANコンパーラー”を使うと、A自身ではなくコンピューターB用の機械語プログラムに翻訳できるのです。
「クロスコンパイラーというものがあるんだったら、クロスアセンブラーもあるはずだ。」と考えるのが普通ですね。

実はそのとおりだったんです。アセンブリー言語で書いたソースプログラムを、ただのアセンブラーでアセンブルすると、できる機械語プログラムはACOS用です。ところが、8080A用のクロスアセンブラーでアセンブルすると、ACOSを使っているのに8080A用の機械語プログラムができるのです。

書籍だけで勉強していると、分かったようで分かっていないなと思うことがよくあるのですが、こうやって実務の現場で出くわすと、否が応でも分からされて(?)しまいます。こういうふうに、生きた知識が増える、生きた技術が身に付く。これも仕事から得る喜びです。

カギセンで受け継がれるアレ📖

  • 2020-09-24 (木)
  • 進路
  • 作成者:進路

進路指導課です。

 

今日は皆さんに、カギセンの就職活動において受け継がれている ”アレ” をご紹介したいと思います!!

 

早速ですが、”アレ”とは何か?ですが、

それは、”受験報告書”というもののことを指しているのです!!

カギセンでは代々、

就職活動を経験した学生が”受験報告書”を作成するという活動をしているのです。

 

 

受験報告書記入中

そう!!この写真📷

現在、2年生の学生が記入しているものこそが、”受験報告書”なのです。

※実物はカギセンに入学すると見れますのでお楽しみに♡

 

実際に就職活動を体験した学生がどのような経験をしたかを記録に留めたり、

自分自身が活動をしてみて感じたことにどのようなことがあったのかを記入したりと、活動した本人にしか感じることのできない貴重な経験を記録に残しているのです。

 

そして、この受験報告書は次の学年へと受け継がれ、初めて就職活動をする後輩たちの道しるべとなっているのです📖

 

先輩たちの貴重な体験談を活かし、また新たな就活生のスタート時期がまもなくやってこようとしています!!

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