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2017-06-05

学生のびっくり提案に教員がびっくり

建築工学科・建築工学研究科の堂本です。
3週間ほど前、建築工学科1年生の授業中にこんなことがありました。

ある学生から不意に
 「先生、これから授業中に小テストをしてぇな」
と発言があったのです。私は耳と目を疑いました。
 「どうした? 何かあったんか」
と思わず問い返した私に、彼はこう答えたのです。
 「俺、定期テストでいい点を取ったことないけど、授業頑張ってるやろ! それを証明したいんや。
  そやからいい成績つけてや」

中間テストが控えていて、それも1年生にとっては本校での初めての定期テストなので、みんなが不安と興味を抱いていました。私は戸惑いながらも
 「おっ、おぅ・・」
と返していました。たぶん豆鉄砲をくらったような顔をしていたと思います。そして少し授業も止まってしまいましたが、心温まる発言でもあり、
 「ありがとう。前向きに検討しとくわ」
と答えました。

実はその二日ほど前、授業中の態度をめぐって彼とちょっとやり合っていたのです。
 「誰も決して見捨てたくないんや。他のみんなが頑張ってやってるんやから、一緒に頑張ろ。
  あきらめたら終わりや」
彼はバツが悪そうに体を起こすと、おとなしく聞く姿勢になり、そのままその日の授業は終わりました。そんなことがあった次の日の出来事が、冒頭の不意の発言だったのです。そして先日、彼の発案による初めてのミニテストを行いました。
 「先生、やること早えぇな」
 「そりゃあ、いい提案はすぐやらんとな」
言い出しっぺの学生は、照れ笑いをしながら、テストに積極的に取り組んでいました。
授業の内容は難しくても、それでもやる気を起こしてくれた学生を、成績以上に評価したいと思った瞬間でした。

IoTもビッグデータも時代遅れ?!

こんにちは。情報システム学科の山下です。

バイオサイエンス学科の池田先生はホトトギスに遭遇されたようですが、私は毎朝うぐいすの鳴き声を聞きながら散歩しています。うぐいすと言えば、ホーホケキョ! でも、春先は下手でうまく歌えません。暖かくなるにつれ、だんだん上手になって今ではとっても上手に歌っています。きっと涙ぐましい練習をしているのでしょうね。
情報システム学科の一年生も毎日一生懸命勉強しています。将来はずばらしいシステムエンジニアになってくれるはずです!

さて、講演会に参加してきましたので今日はその紹介です。本校はシステムエンジニアリング岡山(以下SEO)という業界団体の会員です。
SEOにはたくさんのIT企業が加盟されていて、年に何度か講演会も実施されており、今回参加してきたのはこれです。

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ナカシマプロペラ株式会社の久保氏の講演です。
・テクノロジーと経済が世界を牽引している。
・国内外ともに格差が広がっている。
で始まったお話。

ICT業界ではIoT(Internet of Things:モノがインターネットで繋がる世界)やビッグデータ(巨大で複雑なデータを利用していかに問題解決していくか)が話題の中心でしたが、それももうブームを過ぎた流行語で、テクノロジーはさらに急激に進化しているというのです。そういう時代に企業はどう対応していくべきなのか!
難しい話はこの場では語らないでおきますが、講演の中でみなさんにも役にたちそうな言葉がでてきたのでご紹介します。(少々言い回しは違うかもしれません。ご了承ください。)

(1) 意欲がなければ何もうまれない。
(2) 想像力や概念をつかむ力をつけよう。
(3) なりたい未来から逆算して今どうすべきかを考えよう。

将来の目的に向かって、ロードマップをきっちり描いて行動しようということですね。なんだか意欲がわいてきませんか?

また、今回の講演会の資料には文字の羅列がほとんどなく、たくさんのデータが図やグラフ、そして映像によって徹底的に見える化されていて、今後のプレゼンテーションの参考にもなりました。

ICT業界の現場で活躍されている方から刺激をもらった講演会でした。

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