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電気通信工学科 Archive

中国から来た手先の器用な女子留学生

こんにちは、電気工学科の秋山です。

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中国遼寧省大連市から留学生として本年度入学した劉玉華(リュウ・ギョクカ)さんを紹介します。
現在、電気工学科の1年生に在籍しています。日本に来て約3年、電気関係の会社でアルバイトをして学費を稼いでいます。中国にいるときは自転車に乗ってアイスクリームを売ったり、八百屋で野菜や果物を売っていたこともあるそうです。日本に来て半年間、日本語学校に通い日本語の勉強をしました。今では読み書きはもちろん日常の会話もペラペラです。

趣味は料理を作ることで、麻婆豆腐、肉まん、餃子、ラーメンなどが得意です。日本に来て嬉しいことは、日本人がとても優しく接してくれることと、食べ物がすごくおいしいことだそうです。

電気工学科の授業では電気工事の実習が好きで、単線結線図を複線図に直し、集めた材料を加工して作業するのがとても楽しいそうです。劉さんはとても手先が器用で、作品はいつも速くきれいに完成させています。
目指していることは、資格を取ること。第2種電気工事士はすでに合格していて、今は第1種電気工事士の合格発表を楽しみに待っています。他に、工事担任者DD1種や1級陸上特殊無線技士の勉強もしています。たくさんの資格を取得して、卒業後は日本の電気会社で働くのが夢。
あと1年でその夢がかなう時が来ます。これからも頑張ってくださいね。

今年のブログ更新はこれで終わりです。来年もよろしくお願いします。皆さん、楽しいお正月をお過ごしください。

よく学び、よく遊べ

電気工学科の三井です。
電気工学科の学生の「いま」をお知らせします。

現在1年生は、11月26日(日)の「工事担任者DD第1種」筆記試験と、12月3日(日)の「第1種電気工事士」技能試験の対策を続けています。一方2年生は、11月12日(日)の「2級電気工事施工管理技術検定」を目指して、追い込みに入っています。

そんな中、11月5日(日)は学園祭でした。1年生は「フランクフルト」、2年生は、クリームのたくさんかかった「カステラ」の模擬店を出しました。また、学科展示として「電気工事体験」を開催し、学生たちがインストラクター役となって、受講者に実技指導を行いました。入学してまだ半年しか経っていない1年生ですが、余裕の表情、笑顔で丁寧に指導をしていました。以下の写真は、そんな学生たちの様子です。

毎年この時期は資格試験対策で非常に忙しい時期ですが、学生たちは綿密な計画を立てて実行に移し、素晴らしい思い出を残すことができたのではないでしょうか。本学科は「よく学び、良く遊ぶ、逞しい電気技術者」の育成を目指しています。

フランクフルト模擬店 1年生
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カステラ模擬店 2年生
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電気工事体験実習
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電気工学科のナイスガイ『上原力也』くん

電気工学科の三井です。電気工学科2年生「上原力也」君を紹介します。

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電気工学科2年 上原力也(うえはらりきや)
東岡山工業高等学校 機械科卒業
内定先企業:株式会社千田組

「上原力也」君は、明るくエネルギッシュで面倒見が良く、クラス委員長に選ばれています。「国家試験が終わったら我が家で、焼肉パーティをしよう」とクラスメートを励まして、1年次には「第二種電気工事士」、「第一種電気工事士」の筆記試験において、クラス全員を合格に導きました。また、学校行事でも学園祭や体育祭などにクラスメートが楽しく参加できるよう、リーダーシップを発揮しました。

1. この分野を志そうとしたきっかけは?
 父や兄が電気に関係する工事の仕事についており、その影響で電気工事に興味を持ち、知識や技術を学び資格を取りたいと思ったからです。

2. 学びの場として当校を選んだ理由は?
 オープンキャンパスに参加して本学科で取得できる資格の種類と合格率を聞き、「カギセン」なら私の希望する資格が取得できると思ったからです。

3. この学科の魅力や良かったところは?
 電気工学科には、深い専門知識と技術を持った個性的な先生が多く、それぞれの先生は学生一人一人に対して熱心に接していただきました。資格取得でもきめ細かくサポートをしていただいたことが、短期間での合格に結びついたと思います。

4. 学校生活で良かったと思うところは?
 クラス全員が一丸となり同じ資格に向かって勉強をすることにより、連帯感が湧き、親しくなりました。自分の分からないことを友達に教わり、友達の分からないことを自分が教えるということで知識がついていきました。遊びではなく、勉強を通して仲良くなれるということは、非常に貴重な経験だと思います。

5. 主な取得資格・検定は?
 「第二種電気工事士」「第一種電気工事士」「第一級陸上特殊無線技士」「工事担任者DD第一種」です。さらに卒業までに、「2級電気工事施工管理技術検定」「消防設備士甲種4類」は必ず取得します。

6. 就職内定先は?
 父の経営する「株式会社千田組」です。特別高圧送電線の鉄塔の工事をしています。

7. 就職活動で役立ったことは?
 父の経営する会社に入社しましたので、就職活動はしていません。しかし、父から仕事に必要な資格のアドバイスを受け、仕事のつもりで勉強に取組みました。

8. 将来の夢は?
 父と兄が一緒に仕事をしていますので、私も加わり頑張りたいと思います。本学科で学んだ電気や通信の知識を活かし、「第三種電気主任技術者」「伝送交換主任技術者」「線路主任技術者」などの国家資格を取得して、会社の発展に貢献したいと思います。

学校行事
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電気電子実習
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自習風景
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意に沿う場所

電気工学科の三井です。
先日、本校内で、就職活動を経て社会人となる学生、今回は1年生を対象に、保護者会主催の講演会が開催されました。講演のテーマは、「未来のあなたを助ける人それはあなた~笑顔で今日を生きる~」、講師は「株式会社BRILLIANT YOU代表 多田祐子氏」です。

講演の中で多田氏は、故・渡辺和子ノートルダム清心学園理事長の著書「置かれた場所で咲きなさい」を引用する形で、「現在、自分のいる場所で花を咲かすことが大切です。たとえ、自分の意に沿わない環境でも、そこで努力し結果を出すことがその後の人生を豊かにします。」と自身の体験を通してお話をされました。

一方、電気工学科の1年生は10月1日(日)の「第一種電気工事士」筆記試験を目指して勉強に励んでいます。この日も直前まで教室で勉強をしていました。そんな彼らは講師のこの一言には違和感をもったのではないでしょうか。「自分の意に沿う場所を見つけやすくするために、今必死で資格試験勉強をしているんだ」「意に沿わない場所?・・・・」

講演会終了後、学生たちは教室に戻って試験勉強を再開しました。「自分の意に沿う場所を見つけるために」です。とはいうものの、「自分の意に沿う場所」はそう簡単には見つからないもの。そういう時にこそ「意に沿わない環境でも、そこで努力し結果を出すことがその後の人生を豊かにします。」ということばが意味を持ってくるのです。まだわからないかもしれませんね。

講演開始前 教室にて
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講演会 ももたろうホール
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講演会終了後 教室にて
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「第二種電気工事士」結果_電気工学科

電気工学科の三井です。

本学科は第二種電気工事士養成施設で、卒業後無試験で免許を得ることができますが、上位資格の取得や就職活動を有利に進めるため、わざわざ受験して実力で取得しています。その「第二種電気工事士」の合格発表があり、次のような結果となりました。

平成29年度第二種電気工事士結果
学年 人数 筆記受験 筆記合格 技能受験 技能合格 合格率(%) 免許取得者累計
2年 11 1 1 100 11
1年 23 20 18 19 18 85.7 20

 *高校で合格した学生、1年次に合格した学生がいますので、学年・人数と受験者数は一致しません。
 *技能受験者が筆記合格者より多いのは、筆記免除で技能試験のみを受験した学生がいるからです。
 *合格率85.7%=技能合格18/(筆記試験から受験20+技能試験から受験1)

現2年生は1年次に全員が筆記試験に合格しました。技能試験では1名が不合格となりましたが、今回はその1名が合格しましたので、全員が「第二種電気工事士」免許を取得することができました。
学生にとって就職活動は最も重要です。1年次に取得した資格を武器に就職戦線を積極的に戦い、今日までに全員が志望企業から内定をいただくことができました。

一方、1年生は、19名が技能試験を受験して18名が合格しました。今回不合格となった学生は、この経験を教訓にして更に頑張ろうとしています。

現在は、10月1日(日)実施の「第一種電気工事士」筆記試験全員合格を目指し、互いに切磋琢磨をしながら勉強に励んでいます。
8割の学生は、本学科で初めて電気を学ぶのですが、わずかの期間に仕事に必要な知識や技術を修得しています。電気・通信技術は現代文明を支えていますので、将来は非常にチャンスに恵まれています。

1年生「第一種電気工事士」学習風景
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「第二種電気工事士」技能試験対策風景

電気工学科の三井です。

電気工学科1年生19名、2年生1名に加え、何と映像音響学科2年生19名も一緒に計39名が、7月22日(土)、「第二種電気工事士」技能試験を受験しました。
それに先立って、夏休み中でしたが 7月18日(火)~21日(金)の4日間行った技能試験対策の様子を紹介します。

電気工学科2年の高祖大地君は、1年次に「第二種電気工事士」技能試験に失敗してしまいましたが、その後、「第一種電気工事士」「工事担任者DD第一種」「第一級陸上特殊無線技士」「二級ボイラー技士」といった国家資格を次々に取得し、現在は「電験三種」を目指しています。また、志望企業から内定を戴いているので、余裕を持って対策授業に参加しました。

電気工学科1年生は実習服を着用しています。入学して3か月しか経っていませんが、職人のように電気工事に習熟しており、映像音響学科の学生からは驚嘆の声があがりました。

映像音響学科の学生がどうして電気工事士を、と疑問に思われる人がいらっしゃいますね。
映像・音響・照明の現場では、いろいろな都合で急に電気工事が必要になることがあるんです。そんなときに、電気工事士免許を持っている人を探すなんて悠長なことは言ってられないのだそうです。関係ないと思うようなことですが、意外と大事なんです。
今回受験した映像音響学科の2年生は「第二種電気工事士」筆記試験終了後より技能試験対策を開始したので、まだ日が浅く十分には慣れていませんでした。しかし、急速に腕をあげ、楽しみながら課題に取り組みました。

このような学科の枠を越えた実習には様々な発見があり、人生を豊かにします。

作業開始前の説明&注意
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作業開始中
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最前列の高祖大地君
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完成後に検査を受ける学生
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1年生近況_電気工学科

電気工学科の三井です。

本学科での資格取得への挑戦は、6月の「第二種電気工事士」受験から始まります。卒業すれば無試験で免許を取得できるにもかかわらず受験します。これは、上位国家資格取得への基礎を固めのためと、就職活動を有利に進めるためです。

6月4日(日)、1年生23名のうち、試験免除の3名を除く20名が「第二種電気工事士」筆記試験を受験し、18名が合格しました(合格率90%)。引き続き、今月下旬の技能試験を目指すとともに、10月初旬の「第一種電気工事士」筆記試験を目標に勉強を続けています。

筆記試験受験前も受験後も、学生たちは互いに教え合い切磋琢磨して友情を育みつつ、クラスの結束を固めています。この後の試験でもいい結果が出ることを願っています。

学習風景
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整理・整頓された工場を見学

電気工学科の秋山です。

6月21日(水)、電気工学科1年生23名が、1969年の創業以来、配電盤総合メーカーとして一貫生産体制を整え、大型のキュービクルから分電盤、端子盤まで全ての配電盤を製作している(株)徳山電機製作所を見学させていただきました。

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最初に徳山靖彦社長よりごあいさつをいただき、徳山ひろみ管理部長より会社の概要説明等をしていただきました。

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大型キュービクルをバックに生産工程の説明を聞いています。

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整理・整頓された工場内は気持ちがよいです。

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機器の組み立てや配線をしている現場を見学しています。分電盤の機器や部品がたくさん置いてあります。

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完成した分電盤を厳しくチェックする品質管理検査部門。合格した製品には検査証が貼られます。

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自動電線加工機室。日本全国でも僅か5台位しかないそうです。コンピュータと直結しており、手作業による電線加工時間と材料のムダを省くことのできる画期的なマシンです。

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毎年参加されているようです。団結力が自然と沸いてきそうです。

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顧客の要望を図面に反映する設計室で説明を聞いています。3D-CADやCAD/CAMも完備しています。

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別工場では、板金加工場と塗装現場を見学しました。板金加工機もコンピュータと連動しています。

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焼き付け塗装が終わった分電盤の筐体の前で色見本の説明を受けています。

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最後に全員で記念撮影をしました。徳山電機製作所の皆様、大変ありがとうございました。

OBが先生-企業と連携した電気工事実習

電気工学科の秋山です。

電気工学科では、最新の実務知識を身につけるために、企業と連携した実習を積極的に行っています。本年度も株式会社徳山電機製作所から二人の講師をお迎えし、2年生を対象に分電盤や制御盤の製作技術をご指導いただきました。第1回目は「分電盤の組み立て実習」でした。その様子を写真にまと めたのでご覧ください。

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講師には、株式会社徳山電機製作所の製造部電気課から、関藤満課長(向かって左)と丸山慎平さん(中央)にお越しいただきました。

 
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丸山さんから次の講義をしていただきました。
1. 電気の通り道 ~発電所から自宅まで~
2. 送電ネットワークと配電盤の位置づけ
3. 電気関連の主な仕事
4. 徳山電機製作所の生産プロセス
5. 主な配電盤の種類(徳山電機製作所製)
6. 配電盤を組み立ててみよう

 
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本校卒業生でもある関藤課長さんから分電盤の構造についての説明を受けました。この分電盤は徳山電機製作所から寄贈されたもので、実習に使用しているものです。

 
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作業台の上に置かれた多くの部品を前に、図面を見ながら組み立て手順の説明を受けています。

 
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学生たちは二人のペアになり、図面を見て必要な寸法を測りながら部品を配置していきます。

 
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講師のアドバイスを受け、二人で協力しながら部品を板に取り付けていきます。

 
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ついに分電盤が完成しました。たくさんあった部品がすっきりとした形にまとまりました。

講師の先生方には綿密な授業計画のもと、分かりやすい授業を展開していただきました。学生たちは講師の説明を熱心に聞き、取付寸法や金具の向きなどに注意しながら、慎重に組み立て作業を行っていきました。分電盤が完成したときの満足感は素晴らしいものがありました。外部講師による実習は学生たちにとって初めての経験であり、普段では味わえない新鮮な実習でした。10月の2回目がとても楽しみです。

平成29年3月卒業生の進路_電気工学科

電気工学科の三井です。

平成29年3月卒業生14名の進路は次のようになりました。13名が就職し1名は大学へ編入しました。なお、病気療養のため休学した学生が1名いましたが、現在は復学して元気に通学しています。

就職先(13名)
旭電業㈱4名、旭テクノプラント㈱、㈱SOS、㈱木多電気設備、旭日電気工業㈱、きんでん西日本サービス㈱、山陽電気保全㈱、JFEスチール㈱、ダイオーエンジニアリング㈱、渡辺機工㈱

進学先(1名)
大阪経済法科大学3年次編入

就職希望者は、1年次に取得した資格を武器として積極的に就職活動を行い、夏休み明けにはほぼ全員が希望の企業から内定をいただきました。そして、全員が4月から企業で勤務しています。

また、編入学生は、本校で取得した単位を大学の単位として認めてもらって、大学の3年次に編入しました。大学編入により、4年間で「専門士」と「学士」の2つの称号を受けることができます。やがて就職活動が始まりますが、その時は本学科で取得した国家資格を武器として、積極的に就職戦線を戦って欲しいと思います。

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