ホーム > 電気通信工学科

電気通信工学科 Archive

オープンキャンパスで本格的な電気工事を!

電気工学科の國府です。

毎週のようにオープンキャンパスを開いている中で、電気工学科では、本格的な電気工事が体験できる時間をご用意しました。三路スイッチを使って2か所から照明器具を自由にON/OFFする回路を実際に組み立ててみましょう。
この回路は一般の二階建て家屋なら必ず使われています。一階と二階に各々スイッチを配置し、互いに一方のスイッチの状態に関係なく照明器具をON/OFFするものです。
動作原理の理解とともに電気工事用の専用工具なども体験できます。今までに体験してくれた皆さんからは、『自分が組み立てた回路のスイッチを操作して思い通りに動作させることができ、大いに満足した。』との感想をいただいています。

PR写真2020-7-22

電気工事以外に電子工作も体験していただけます。ライントレースカーや七色に光るフラワーポット等の組み立て体験ができます。
どうぞ気軽に遊びに来てください。

さまざまな刺激と新たな気づき

電気工学科の國府拓治です。

7月6日(月)、電気工学科2年生は「職業実践専門課程」の運用で決められている指導を受けました。この指導は、株式会社徳山電機製作所様から2名の指導者を派遣いただいて実施しています。

徳山電機製作所様では様々な制御盤を生産されています。本校の学生は全員電気工事は得意ですが、制御盤の製作経験はありません。電気工事では部品配置など少々アバウトなところがありますが、制御盤では数ミリの誤差で組み立てができなくなります。学生たちは今回の実習を通じて、電気工事では体感しなかった寸法の重要さを実感すると同時に、設計時点での正確な寸法指定の重要性を学びました。

CIMG2627

学外から指導者を招いての授業は、気分が新鮮になるだけでなく新たな気づきの契機でもあります。数か月後に同様の授業を計画しています。学生たちが様々な刺激を受けて大きく成長することを期待しています。

甲種第4類消防設備士へのファーストステップ

電気工学科の國府です。
6月21日(日曜)電気工学科2年生は、乙種第4類危険物取扱者試験を受験しました。

危険物取扱者試験

 
この資格は引火性液体(重油、軽油、ガソリン等)の取扱いに関するもので、ディーゼルエンジン発電機などを使用する工事現場で必要な資格です。新型コロナウイルスの影響で学習期間が計画の半分くらいとなりましたが、短期間に集中して内容の濃い授業を行いました。全員合格することを祈っています。

今回の受験は、8月に受験予定の乙種第4類消防設備士試験の前準備の意味があります。そして、最終的には来年2月に甲種第4類消防設備士を受験し、自動火災警報装置の電気工事ができる資格を取得することを目指します。

電気工学科では段階を踏んで難しい資格取得を目指します。全員が最終目標の甲種第4類消防設備士資格が取得できるよう全力で指導します。

電気電子実習(合成抵抗値を計算・実測)

電気工学科の國府です。

電気工学科2年生の電気電子実習(合成抵抗値を計算・実測)の様子を紹介します。
合成抵抗値を求める問題は、電気工事士、工事担任者、第一級陸上特殊無線技士等の国家試験で頻繁に出題されます。 2年生のほとんどはこれらの資格を取得済みですが、実際に合成抵抗を実現して実測する機会は今までありませんでした。

CIMG2571

temp01
 
直列合成、並列合成、これらを組み合わせた複雑な合成抵抗値をブレッドボード上に組み立て、その抵抗値を実測します。 国家試験問題では合成抵抗値はピッタリ計算通りになりますが、実機で確認すると微妙にずれていたりします。 実測結果と計算結果(理論値)を比較し、合成抵抗値を求める自分の考え方が正しいことを楽しく検証していきました。複雑な合成抵抗の実測結果と計算結果が一致すると『私の考え方で理論値を正しく求めることができた!』と快感を味わいながら実習を進めることができます。

電気電子実習では電気の動きを楽しく体験できる課題をたくさん準備しています。座学だけでは曖昧だった知識も実習で体感することで大幅に理解が進む勉強方法をこれからも続けていきます。

授業開始から2週間

電気工学科の國府です。

新型コロナウイルスの影響で授業開始が遅れていましたが、5月21日(木)の開始から2週間になります。
今回は、電気工学科1年生の実習「ボルト形コネクタによる電線の接続」の様子を紹介します。

CIMG2552
指導教員の説明を聞いて作業の要点を理解します。

temp01
怪我をしないよう細心の注意を払いながら電工ナイフで被覆を取り除いています。

今年はコロナの影響で5月31日(日)の第二種電気工事士国家試験が中止となりました。電気工学科1年生は毎年このタイミングで第二種電気工事士国家試験を受験するのですが今年は受験できませんでした。それでも1年生は、10月4日(日)の第一種電気工事士国家試験に向けて毎日頑張っています。全員が合格するよう全力で指導します。

令和元年度卒業生の就職先-電気工学科

電気工学の三井です。

令和2年3月に卒業した電気工学科卒業生の就職先です。21名の学生が17の企業に就職しました。

1 旭テクノプラント株式会社
2 株式会社岡山エレテック
3 株式会社木内計測
4 旭日電気工業株式会社
5 三陽工業株式会社
6 山陽電研株式会社
7 株式会社四電工
8 JFEスチール株式会社西日本製鉄所
9 武田鋳造株式会社
10 株式会社中電工
11 大和設備倉吉株式会社
12 タマデン工業株式会社
13 中村建設株式会社
14 日本電設工業株式会社
15 日本テクノ株式会社
16 株式会社三好エレベータ
17 名興電機株式会社

1年次には「第二種電気工事士」「第一種電気工事士」「工事担任者DD第1種」「第一級陸上特殊無線技士」の4つの国家資格を目標に頑張ってきました。2年生になってからは資格を武器に就職活動を行い、夏休み明けにはほぼ全員が希望の企業から内定をいただきました。

コロナウイルス禍は彼らの就職活動には影響ありませんでした。しかし、今後は仕事にも影響が出るかもしれません。どのようなことが起こっても気持ちを引き締めて立ち向かってください。仕事に真剣に取り組むのは当然として、自分自身の夢実現のため、上位資格を目指して自己啓発を続けて欲しいと思います。コロナウィルス感染にはくれぐれも注意してください。

「第一級陸上特殊無線技士」結果

電気工学科の三井です。

現2年生(下表では1年)が令和2年2月15日に受験した「第一級陸上特殊無線技士」の結果、卒業生(下表では2年)の受験実績は次のようになりました。
 

第一級陸上特殊無線技士結果
学年 在籍数 受験数 合格数 免許取得累計 取得率(%)
2年 22 14 63.6
1年 13 12 10 10 76.9

* 今回、卒業生(2年生)は受験していません。

今回合格した現2年生
IMG_1

現代において、電気のない生活は考えられません。通信もまた同様で、通信の重要性は年々増加しています。

「第一級陸上特殊無線技士」になると、空中線電力500W以下の陸上の無線局多重無線設備(多重通信が可能な無線設備で、テレビジョンとして使用するものを含む)で、30メガヘルツ以上の電波を使用する設備の技術操作ができます。たとえば、携帯電話や警察、消防、鉄道無線などの基地局が該当します。テレビ中継車が現場から中継を行う場合にもこの資格は必要です。

本学科は電気を供給するための「電気工事士」や、通信を提供するための「工事担任者DD第1種」や「第一級陸上特殊無線技士」の資格を取得しています。電気も通信も生活に密着していますので、職業選択の幅を広げ就職活動を有利に進めることができます。

電気や通信の分野は自由平等で実力主義です。そのため、権威のある国家資格でも受験資格を問わず、誰でも受験することが可能です。しかし、いくら受験資格が問われないと言っても、電気や通信を学んだことのない人には困難です。本学科で電気や通信を学ぶことにより、自分の力を発揮することのできる土俵に上がることができます。

本学科教員は、すでに国家資格を取得していますので、意欲の高い学生の個別の質問、「第一級陸上無線技術士」「伝送交換主任技術者」「電験三種」「電験二種」「エネルギー管理士」等の質問にも答えることができます。
卒業後に、解らないところを訊きに来る学生もいます。在学中には仕事に必要な資格を着実に取得するために、卒業後は自分自身の輝かしい未来を目指して精進してほしいと思います。

「第二種・第一種電気工事士」結果

電気工学科の三井です。

本年度に挑戦する電気工事士国家試験がすべて終わり、次のような結果となりました。

第二種電気工事士結果
学年 在籍数 筆記 技能 免許取得累計 取得率(%)
受験数 合格数 受験数 合格数
2年 22 21 95.5
1年 13 13 12 12 12 12 92.3
第一種電気工事士結果
学年 在籍数 筆記 技能 免許取得累計 取得率(%)
受験数 合格数 受験数 合格数
2年 22 2 2 18 81.8
1年 13 13 11 11 9 9 69.2

* 取得済の学生は受験していません。
* 筆記試験の合格は次の試験まで有効です。今回技能試験で不合格となった場合、次回は筆記免除で技能試験のみを受験することができます。

電気工学科1年生
IMG_2
ーーーーーーーー
わが国で最初に電気が利用されたのは、明治15(1882)年11月1日で、銀座2丁目で日本初の電気の街灯(アーク灯)の点灯デモンストレーションが行われました。2000燭光(1燭光=ロウソク1本分の明るさ)もの電燈が灯り、その明るさに卒倒する見物人も出たほどでした。(以上、資源エネルギー庁HPより引用)

その後、電力事業はまたたく間に各地に広がり、まだ138年しかたっていませんが、電気の無い生活は考えられないようになっています。そのため、電気工事士免許は、就職活動において強力な武器となっています。

shomei40_l-900x457
東京銀座通電気灯建設之図(出典:https://edo-g.com/blog/2016/02/shomei.html/shomei40_l)

本学科は「第二種電気工事士養成施設」の認定を受けており、卒業時に無試験で「第二種電気工事士免許」を取得できます。にもかかわらず、より上位の資格を取得するための基礎固めとして、入学後早いうちに国家試験受験により取得しています。

1年生は4月に入学して6月に「第二種電気工事士筆記」試験を受験し、10月には「第一種電気工事士筆記」試験を受験しました。そして合格後に技能試験を受け、僅かの期間に電気技術者として逞しく成長しています。

これとは別に「工事担任者DD第1種」や「第一級陸上特殊無線技士」といった通信関係の資格も受験していますが、学生たちは好奇心旺盛で、楽しそうに資格取得に取り組んでいます。

やがて、2年生になり就職活動が本格化します。1年次に取得した資格を武器として、それぞれ志望する企業を目指して積極的に活動します。

「工事担任者DD第1種」結果

電気工学科の三井です。

1年生は入学直後から「第二種電気工事士」「第一種電気工事士」といった強電の勉強を続けてきました。そして、10月6日(日)の「第一種電気工事士」筆記試験を終えてからは、通信関係の勉強に切り替えました。先ず、有線の資格である「工事担任者DD第1種」を目指してきました。11月24日(日)の試験日まで準備期間は非常に短かったのですが、学生たちは真剣に取り組み、次のような結果となりました。
 

工事担任者DD第1種結果
学年 在籍数 今回受験 科目合格 免許取得 取得率(%)
1科目 2科目
2年 22 0 1 2 9 40.9
1年 13 13 1 3 4 30.8

* 2年生は、受験していません。

工事担任者資格とは、通信回線と端末を接続するのに必要な国家資格です。たとえば、光ファイバとパソコンやOA機器との接続、企業内LANと呼ばれる通信ネットワークの配線工事など、情報通信ネットワーク社会を支える技術者として、活躍の場はますます拡がっています。

一般にはDD第3種の勉強から始めますが、本学科では最初から最上位のDD第1種を目指します。さらに現在、学生たちは、2月15日の「第一級陸上特殊無線技士」を目標に勉強に励んでいます。

今回合格した1年生
IMG_1
 

配電盤総合メーカの工場見学

電気工学科の秋山です。
電気工事ととても関係の深い配電盤・分電盤、本科の勉強には欠かせない存在です。
令和元年12月6日(金)14:00~16:00、配電盤総合メーカーとして自社一貫生産体制を築き、年商20億円を誇る㈱徳山電機製作所を今年も見学させていただきました。その時の様子を紹介いたします。
 
①
川崎様より企業の概要や生産工程について、パンフレットやパワーポイントを使用して詳しく説明をしていただきました。
 
②
広い工場の中には、製作途中の大型の配電盤が多数並べられていました。授業で使うテキストに掲載されている写真は何度も見ていますが、実物を見るのは初めてなので、学生たちは大変興味深く見学をしています。
 
③
他の通路にも作業の順番を待つ大型の配電盤がずらりと並べられており、左右に見ながらその間を通り抜けるのは圧巻でした。
 
④
日本全国と言えどもこの「電線加工機」を持っている会社は数少ないと聞いています。コンピュータ制御により、電線を切断・加工し、圧着端子とマーカーを自動で取り付ける機械です。人手の省力化と材料の無駄を省くために設置されたそうです。
 
⑤
配電盤に機器類を取り付けている作業現場です。設計通りの機器が全て取り付けられた後は、電線加工機で加工した電線を使用して配線していきます。やはり大きな配電盤は見応えがあります。
 
⑥
徳山電機製作所の関連会社で、分電盤の函体の製作と塗装を行っている㈱ユニテクスも見学させていただきました。工場内の高いところに見学通路が設けてあり、製造風景が一望できます。年商10億円だそうです。
 
⑦
本社の玄関先で「WELCOME TO TDS」と書かれた看板を前に記念撮影を行いました。スタッフの皆様、いろいろとありがとうございました。
 

ホーム > 電気通信工学科

検索
Feeds

Return to page top