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電気通信工学科 Archive

「第一級陸上特殊無線技士」の結果とさらなる飛躍

電気工学科の三井です。

令和3年2月に実施された「第一級陸上特殊無線技士」試験の結果が次のようになりました。

第一級陸上特殊無線技士結果
学年 在籍数 受験数 合格数 累計取得数 取得率(%)
2年 13 10 76.9
1年 11 11 6 6 54.5

合格した1年生(現在は2年生)
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昨年度は、年度初めに新型コロナウイルスの影響で休校になったり、「第二種電気工事士」試験が中止になるなど、予想外のことが起こりました。しかし、新入生は気持ちを引き締め、「第一種電気工事士」「工事担任者DD第1種」等に挑戦してきました。詳しくは本学科の過去のブログをご覧ください。

現在、学生たちは取得した資格を武器に就職活動を行っています。既に内々定をいただいた学生も多数います。ある学生は会社訪問でのできごととして、「取得した資格が大変評価されました。特に、第二種電気工事士を飛ばして第一種電気工事士に合格したことに対して、感心され褒められました。」と語っています。

本学科の学科名には通信の文字はありませんが、今までも通信関係の資格指導も行ってきました。次年度からは学科名を「電気通信工学科」と変更して、さらに通信関係のグレードアップを図ります。どのような資格を追加するのかと言いますと、「工事担任者総合通信」と「第一級陸上無線技術士(一陸技)」です。これらの資格は放送局でも必須の資格で、就職の幅が大きく広がります。

過去、「一陸技」を取得した学生は数名いますが、彼らは現在NTTで働いていたり国家公務員として仕事をしたりしています。そのようなこともあり、この資格取得を希望する学生はたくさんいます。この春休みには希望者を対象に、7月の国家試験を目指して補講を行いました。是非たくさんの人に合格して欲しいと思います。

明治以来、電気と通信分野は自由で平等な雰囲気に溢れ、最も権威のある国家資格でも受験資格を問われることなく誰でも受験できます。本学科ではこのようなチャンスを人材育成に役立てています。

「第一種電気工事士」試験の結果

電気工学科の三井です。

2020年度の「第一種電気工事士」の結果は次のようになりました。

第一種電気工事士結果
学年 在籍数 筆記 技能 免許取得累計 取得率(%)
受験数 合格数 受験数 合格数
2年 13 2 1 10 76.9
1年 11 11 9 9 8 8 72.7

*本年度の筆記試験には合格したものの技能試験で不合格となった場合、次回は筆記免除で技能試験のみを受験することができます。

電気工学科1年生
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本年度は、新型コロナウイルスの影響で「第二種電気工事士」の上期試験が中止となってしまいました。新入生は毎年この試験から受験してきましたが、そのような理由で今年度は最初から上位の「第一種電気工事士」を目指してこの結果となりました。
また、まだ結果は出ていませんが、2月14日(日)には「第一級陸上特殊無線技士」も受験しています。

今年度は非常に困難の多い中で受験指導をしましたが、何とか乗り越えることができました。次年度からは今回の経験を活かして、「工事担任者総合通信」や「第一級陸上無線技術士」の受験も計画しています。

ほとんどの国家資格は受験資格が厳格で簡単には受験できません。ところが、電気と通信の分野では、多くの権威ある国家資格が受験資格を問われることなく受験できます。これは非常に恵まれた環境だと思います。

本学科では、授業の進展に合わせて多くの国家試験を受験しています。また、「卒業後も学習を続けて、国家資格を取得しました。」との報告を受けることもあります。自分の輝かしい未来を夢見て努力することは、大変素晴らしいことであり、まさに黄金の青春時代だと思います。

制御盤の配線工事指導を現役技術者から

電気工学科の國府拓治です。

1月14日(木)、電気工学科2年生が企業の技術者に実習指導を受けました。この指導は、株式会社徳山電機製作所様から2名の技術者を派遣いただいて実施しています。昨年7月6日(月)、10月15日(木)に続いて3回目で、目的の動作をするように制御盤の回路図から考え、実際に組み立てて動作確認するのが今回の課題でした。前回の2回分と違って少し創造力が要求されました。自分たちが考えた回路が当初の目論見通りに動作する快感を全員が味わいました。

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学生たちの声です。
・目的の動作を実現する回路を考案するのは楽しかった。
・最初の組み立てでは思い通りの動作せず、焦った。
・配線は間違いやすい、落ち着いて配線することが大切と分かった。
・何回か配線をやり直し、最終的には正しく動作させることができて嬉しかった。
・目的の動作は実現できたが、見栄えが悪くお金の取れる製品には程遠く残念。
・こんな仕事がしてみたかった、就職先でやらせてもらいたい。

「工事担任者DD第1種」結果

電気工学科の三井です。

「工事担任者DD第1種」試験の結果が次のようになりました。

工事担任者DD第1種結果
学年 在籍数 今回受験 科目合格 今回免許取得 免許取得累計 取得率(%)
1科目 2科目
2年 13 4 1 2 1 5 38.5
1年 11 11 1 2 4 4 36.4

* 試験科目は3科目あり、3年以内に3科目に合格すると免許取得となります。
* 1年生は今回初めて受験しました。2年生は昨年受験し今回は希望者のみが受験しました。

今回免許取得の1年生
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今年度は新型コロナウイルスのため入学式が取りやめになり、5月下旬まで休講が続きました。さらに「第二種電気工事士」上期試験も中止となりました。例年、新入生はこの工事士試験を目指す過程で鍛えられ、続く国家試験にも頑張っています。ところが今年はそれができずに大変なスタートとなりました。モチベーションを高めるきっかけがつかめないままの状態になっても不思議ではありませんでした。ところが、1年生の意欲が高く真剣に勉強に取り組むことができました。

すでに「第一種電気工事士」の技能試験は終わりましたがまだ結果は出ていません。そのため、新入生にとって今回のDD1種が最初の合格発表となります。

11月22日(日)実施の「工事担任者DD第1種」の対策は、10月4日(日)に「第一種電気工事士」の筆記試験が終わってから始めました。わずかな期間で、しかも今年のような状況の中で合格できたことは、大変すばらしい。是非、全員、免許取得まで頑張って欲しいと思います。

現在1年生は2月14日(日)の「第一級陸上特殊無線技士」を目指して勉強をしています。電気と通信技術は現代文明を支えていますので、これらの資格を取得することにより職業選択の幅が広がり、チャンスに恵まれると思います。

電気工事管理者への第一歩

電気工学科の國府拓治です。

電気工学科2年生が11月8日(日曜)、試験会場に指定された岡山県立水島工業高等学校において、2級電気工事施工管理技士試験を受験しました。

この資格は、電気工事にかかわる『専任の技術者』および『主任技術者』としての知識や技術を認めようというものです。『専任の技術者』は、お客様との技術的な交渉を責任を持って行います。『主任技術者』は、工事に関する様々な計画や管理(施工計画、工程管理、安全管理、品質管理など)が適正にはかどるよう全体を調整します。

 ・施工計画:工事の方法や進め方について全体が最適となるよう調整します。
 ・工程管理:工事が計画通り完成するよう進め方を調整します。
 ・安全管理:作業者がけがをするこなく安全に工事が完了するように配慮します。
 ・品質管理:お客様の求める品質を満足するよう注意を払います。

工事の規模が一定の大きさ以上になると、この資格保有者の配置が法律によって義務づけられており、電設事業者にとっても電気工事従事者にとっても重要な国家資格の一つです。

受験直後、数人に手応えを聞いたところ、良い感触を得ていることがわかりました。合格発表が楽しみです。大勢が合格することを祈っています。

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第一種電気工事士技能試験の練習始まる

電気工学科の國府拓治です。

10月4日(日)、第一種電気工事士筆記試験が実施されました。合格発表は約一か月後の11月上旬のため合否はまだ分かりません。筆記試験の合格者は、12月20日(日)予定の技能試験を受けます。これに向けて1年生が練習中です。第一種の技能試験は高圧回路配線を含む作業のため、今まで経験してなかった高圧ケーブルの扱いが必要です。

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上期の第二種電気工事試験が新型コロナウイルスの影響で中止されたため、今年度の1年生はこの下期試験でいきなり第一種電気工事試験受験となりました。初回からハードルの高い試験に臨むため全員必死で練習に取り組んでいます。
練習が報われ全員が合格することを期待します。

動力盤の配線工事指導を現役の技術者から

電気工学科の國府拓治です。

10月15日(木)、電気工学科2年生が「職業実践専門課程」の運用で決められている実習指導を受けました。この指導は、株式会社徳山電機製作所様から2名の技術者を派遣いただいて実施しています。今回は7月6日(月)に続き2回目で動力盤の配線工事を体験しました。配線を完成させ実際に電動機を運転して期待通りに動くことを確認し満足感いっぱいでした。

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電気工事では配線さえ間違わなければほとんどの場合期待通り動作し作業完了となりますが、お客様へ納品し代金を頂くとなると話は別です。ただ動けば良いというものではありません。わかりやすいところでは、見た目の美しさがあります。
学生たちは様々な指導を受け、仕事への取組み姿勢はどうあるべきかを学んだはずです。日常とは異なる感覚、この体験が彼らの成長に役立てばよいと思います。
学生たちの声です。
 ・実務に触れることができて興味深かった。
 ・学校の実習は電気工事が主だが、制御盤内の工事は初めてで面白かった。
 ・本物の製品内の工事を体験できて面白かった。
 ・実際の商品を作る作業だったので緊張した。
 ・普段の先生と違って企業の方から指導してもらったので新鮮な気持ちになった。

消防設備士資格 乙種第四類受験

電気工学科の國府です。
電気工学科2年生が8月30日(日曜)、岡山商科大学において消防設備士資格の乙種第四類を受験しました。
この資格は自動火災報知機などの整備および点検をするときに必要な資格です。年初の計画からは1週間遅れの受験ですが、全員合格することを祈っています。
 
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乙種第四類の資格では、残念ながら自動火災報知機などの電気工事は行えません。来年2月に受験予定の甲種第四類の資格は工事ができる資格です。今回の受験はその甲種第四類消防設備士試験の前準備の意味があります。

電気工学科では段階を踏んで難しい資格取得を目指しています。全員が最終目標の甲種第四類消防設備士資格が取得できるよう全力で指導します。

オープンキャンパスで本格的な電気工事を!

電気工学科の國府です。

毎週のようにオープンキャンパスを開いている中で、電気工学科では、本格的な電気工事が体験できる時間をご用意しました。三路スイッチを使って2か所から照明器具を自由にON/OFFする回路を実際に組み立ててみましょう。
この回路は一般の二階建て家屋なら必ず使われています。一階と二階に各々スイッチを配置し、互いに一方のスイッチの状態に関係なく照明器具をON/OFFするものです。
動作原理の理解とともに電気工事用の専用工具なども体験できます。今までに体験してくれた皆さんからは、『自分が組み立てた回路のスイッチを操作して思い通りに動作させることができ、大いに満足した。』との感想をいただいています。

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電気工事以外に電子工作も体験していただけます。ライントレースカーや七色に光るフラワーポット等の組み立て体験ができます。
どうぞ気軽に遊びに来てください。

さまざまな刺激と新たな気づき

電気工学科の國府拓治です。

7月6日(月)、電気工学科2年生は「職業実践専門課程」の運用で決められている指導を受けました。この指導は、株式会社徳山電機製作所様から2名の指導者を派遣いただいて実施しています。

徳山電機製作所様では様々な制御盤を生産されています。本校の学生は全員電気工事は得意ですが、制御盤の製作経験はありません。電気工事では部品配置など少々アバウトなところがありますが、制御盤では数ミリの誤差で組み立てができなくなります。学生たちは今回の実習を通じて、電気工事では体感しなかった寸法の重要さを実感すると同時に、設計時点での正確な寸法指定の重要性を学びました。

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学外から指導者を招いての授業は、気分が新鮮になるだけでなく新たな気づきの契機でもあります。数か月後に同様の授業を計画しています。学生たちが様々な刺激を受けて大きく成長することを期待しています。

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