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電気通信工学科 Archive

「工事担任者第一級デジタル通信」の結果

電気通信工学科の三井です。

11月末に受験しました「工事担任者第一級デジタル通信」の結果は次のようになりました。

「工事担任者第一級デジタル通信」結果
学年 在籍数 今回受験 免許取得 科目合格 取得累計 取得率(%)
1科目 2科目
2年 21 2 2 2 4 7 33.3
1年 30 21 10 4 3 10 33.3

* 試験科目は3科目あり、3年以内に3科目に合格すると免許取得となります。
* 2年生は1年次にも受験をしています。

今回合格した1年生
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本学科は、1年次の前期に電気工事を学び、「第二種電気工事士」と「第一種電気工事士」を取得します。そして、後期には、有線通信と無線通信を学び、「工事担任者第一級デジタル通信」と「第一級陸上特殊無線技士」を取得します。

有線と無線の両方を学ぶのは、例えば、携帯電話で会話をするとき、電話器と基地局間は無線ですが、こちらの基地局と相手の基地局を結ぶのは有線です。このように、様々なところで両方の技術が使われているためです。

「工事担任者」は、電気通信回線と端末設備等を接続するために必要な資格です。通信回線と端末設備等を接続する工事を行い、あるいは監督する役割を担っています。「第一級デジタル通信」の授業は「第一種電気工事士」筆記試験終了後の10月から始め、国家試験は11月下旬に行われ、学習期間が非常に短かったのですが、学生達は短期決戦で、頑張りました。

電気と通信は現代文明を支えていますが、本学科ではそれらを学ぶことにより、就職活動を有利に進めることができます。

卒業生から「自己保持機能を持った制御盤」を学ぶ

電気通信工学科の國府です。

1月18日、電気工学科2年生が企業の技術者から直接、「自己保持機能を持った制御盤」についての指導を受けました。この指導は、株式会社徳山電機製作所様から2名の(先輩)技術者を派遣いただいて実施しました。徳山電機製作所様では分電盤や制御盤等を生産されています。
本校の学生は全員電気工事は得意ですが、制御盤内の配線工事は不慣れです。一般の屋内電気工事で自己保持回路を作ること希ですが、制御盤ではよくある回路です。学生たちは動作シーケンスを考えながら回路を組み立て、思い通りの動作確認ができて満足そうでした。

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学生たちは今回の指導を受け、普段の授業では感じなかった新鮮な体験をすることができました。学生たちの感想のいくつかを紹介します。

①やさしく教えてもらって、分かりやすく良かった。
②作業が全部面白かったし、楽しかった。
③丁寧に説明してくれて良く分かった。
④自己保持回路が分って経験が広がった気分。
⑤新鮮で楽しかった。
⑥教え方が参考になった、自分がその立場になる時の参考になる。
⑦前回と異なる内容で面白かった。
⑧普段の実習ではやらない内容だったので有意義だった。

今回が本年度3回目の直接指導でした。指導いただいた2人は本校の卒業生です。学生たちは遠慮することなく先輩から現場の難しさを教えてもらい満足の様子でした。学生たちは間もなく卒業です。将来指導する立場になるかもしれません。一日も早く成長することを期待しています。

美しさを競う合成樹脂管工事実習

電気通信工学科の國府拓治です。

1年生は現在、がいし引き工事、金属管工事、合成樹脂管工事など様々な形態の電気工事を学んでいます。今回紹介する工事は、合成樹脂管工事の中でも硬質塩化ビニル電線管(VE管)を使ったものです。

VE管は、固いビニル素材なので簡単に曲げることができません。トーチランプで加熱し柔らかくなったところを曲げます。加熱不足だと曲げた時に折れ目ができて滑らかに円を描くように変形できません。一方過熱が過ぎると、VE管の表面から泡が発生したり焦げたりして見栄えが悪くなります。加熱加減は熟練を要します。学生たちは、何度も失敗を繰り返しながら最適な加熱具合を体で修得していきます。

学生どうしででき栄えを競い合いながら楽しく実習を進めています。自分が納得できるよう美しくできた時の感激は良い思い出になるでしょう。

合成樹脂管工事1合成樹脂管工事2合成樹脂管工事3
 

第一種電気工事士「技能試験」対策始まる

電気通信工学科の國府拓治です。

10月2日(日)に実施された第一種電気工事士「筆記」試験結果が11月15日に届きました。合格者は、12月11日(日)に「技能試験」を受けます。

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筆記試験合格者は現在、この「技能試験」に向けて特訓中です。試験では、予め公表された10の課題の中から一つが出題されます。7月に第二種電気工事士「技能試験」を受けていますので熟練度は相当上がっていますが、欠陥が1か所でもあれば不合格となるため、細心の注意を払いながら一生懸命練習しています。制限時間内に確実に美しく完成できるよう学生同士で切磋琢磨しながら合格を目指しています。全員の合格を期待しています。

(続)電波を体感しよう!

電気通信工学科の國府です。
前回の投稿「電波を体感しよう!」でゲルマニュウムラジオを紹介しました。今回はその続きです。

ゲルマニュウムラジオのイヤホンは、セラミックイヤホンと呼ばれるものですが、ゲルマニュウムラジオを構成する部品の中では高額で数百円します。残念ですが、ダイソーやセリア(以下「100均」)で買えるイヤホンは使えません。理由は、100均イヤホンはダイナミック型と呼ばれ、セラミックイヤホンと比較しインピーダンスがとても小さいからです。

詳しい説明は省略しますが、人間だって最大の能力を発揮しようとすれば最適な条件が整っていなければなりません。これと同様のことが電気回路でも言えます。ゲルマニュウムラジオで最適条件を実現するためには、最適なインピーダンスにしてやる必要があります。そのために変圧器を利用します。(専門用語ではインピーダンスマッチングトランスと言います)変圧器が高額なら100均イヤホンを使う意味はありませんが、実はこの変圧器も100均で入手できます。

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回路図1

この写真は、100均イヤホンと100均で入手した変圧器を利用したものです。回路図も示します。本校の電気通信工学科実習室はビルの中で電波受信環境としては良くありませんが、100均イヤホン+100均変圧器の組み合わせで良く聞こえます。ダイナミック型の100均イヤホンは、セラミックイヤホンの高音が強調されたキンキン音ではなく、低音がしっかり聞こえ落ち着いた音質に感じます。

ゲルマニュウムラジオは、電気通信に関連する重要技術の集合体です。是非、電気通信工学科のオープンキャンパスに参加して電気代不要のゲルマニュウムラジオを体験して欲しいと思います。参加をお待ちしています。きっと感動して自分の枕元に置きたくなるはずです。

電波を体感しよう!

電気通信工学科の國府です。

皆さん、ラジオ放送を聞いたことがありますか? 子供時代にスマホがなかった世代にとって、ラジオ体操、英会話講座、オールナイトニッポンなどラジオは生活の一部でした。何をするにもネットが欠かせない現代でもラジオ放送は行われています。1,000円もあればラジオ(受信機)が買える時代ですが、受信には電池が必要です。

ここで紹介するゲルマニュウムラジオは、電源不要のラジオです。作ってしまえば、電源なしで鳴り続けます。本校のような鉄筋コンクリートの建物は、ラジオ放送電波が入り難く大きな音は出せませんが、外部アンテナを作ってやるとイヤホンで十分聞こえます。比較的電波の強い、NHK第1、NHK第2、RSKの3局は快適に受信できます。

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オープンキャンパスの体験実習では、選局用の可変容量コンデンサを手作りし、目的の放送局の電波を捉える体験ができます。自分の作ったコンデンサで選局を体感できるのは格別です。ぜひ、このアナログ感覚を味わって欲しいと思います。お待ちしています。

第二種電気工事士「技能試験」対策始まる

こんにちは。電気通信工学科の國府です。

電気通信工学科1年生は現在、第二種電気工事士国家試験の「技能試験」対策に取り組んでいます。筆記試験が終わっても気を抜くことはできません。予め公表された13課題に取り組んでいます。

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技能試験では、欠陥が1か所でもあれば不合格となるため、学生たちは細心の注意を払いながらすばやく美しく完成させることに必死で取り組んでいます。
全員が合格することを期待しています。

 

卒業生から「分電盤の組み立て」を学ぶ

電気通信工学科の國府です。

5月18日、電気工学科2年生が企業の技術者に「分電盤の組み立て」指導を受けました。この指導は、株式会社徳山電機製作所様から2名の技術者を派遣いただいて実施しました。徳山電機製作所様では分電盤や制御盤等を生産されています。本校の学生は全員電気工事は得意ですが、金属筐体に内蔵する盤の組み立て経験はありません。電気工事では部品配置など少々アバウトでも支障が発生することは少ないですが、今回の作業では数ミリの配置ミスで組み立てができなくなります。

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学生たちは今回の指導を受け、普段の授業では感じなかった新鮮な体験をすることができました。学生たちの感想のいくつかを紹介します。

 1. 気軽に質問できて分かりやすかった。
 2. 考え方が分かりやすくて楽しかった。
 3. 普段の授業は退屈だけど今日はやる気が出た。
 4. 説明の日本語が分かりにくかった。(留学生の感想)
 5. 分電盤組み立ては大変だと思った。(今日の実習は規模が小さくて短時間に完成したが)
 6. 卒業生が来てくれて嬉しかった。
 7. 分電盤は初めてで有意義な体験ができて良かった。
 8. 寸法を合わせるのが大変だった。
 9. 質問しやすく分かりやすかった。
 10. 丁寧に説明してくれたので分かりやすく楽しかった。

今回指導いただいた2人は本校の卒業生です。学生たちは遠慮することなく先輩から現場の難しさを教えてもらい満足の様子でした。数か月後には別のテーマで指導いただく予定です。学生たちが様々な刺激を受けて大きく成長することを期待しています。

電気工事体験への誘い

電気通信工学科の國府拓治です。

電気通信工学科1年生は、電気工事の基礎練習を終え第二種電気工事士国家試験の「技能試験」対策を始めました。全員が免許取得に向けて一生懸命に勉強しています。

電気工事実習風景1

電気工事実習風景2

電気工事の不備は直接人命にかかわる感電や漏電火災等の事故につながるため、電気工事の現場では電気工事士免許は必須です。素人の電気工事は法律違反です。

電気通信工学科のオープンキャンパスでは電気工事を体験することができます。プロが使う工具を使って回路を完成させ、実際に動作することを確かめます。思い通りに動作した時の感激は良い思い出になること間違いなしです。
電気に少しでも興味ある方は是非参加して感動を味わってみては如何でしょうか。参加者全員に電気の小道具をプレゼントしています。

体で感じよう! 電気工事や電源不要のゲルマニュウムラジオ

電気通信工学科の國府です。

電気通信工学科のオープンキャンパスでは、以下に示すような電気工事やゲルマニュウムラジオづくりを体験できます。電気工事では、実際にプロの工事屋さんが使う工具と部品を使った体験ができます。もちろん完成後には実際に通電して動作確認を行います。思い通りに動作する快感は何とも言えない感激です。

電気工事体験1

ゲルマニュウムラジオは電源なしで鳴り続ける不思議なラジオです。波の振動はギターの弦などで目視確認できますが、電波の振動は目に見えません。見えない波を上手くキャッチできるのは格別です。

ゲルマラジオ

電気や通信に興味のある皆さんに是非体験してもらいたいです。電気という科学に興味が深まること間違いなしです。気軽にオープンキャンパスへ遊びに来てください、お待ちしています。

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