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2024-08-29

サツマイモの成長に及ぼす耕うんの影響@KAGiSEN畑

こんにちは。食品生命科学科の大熊です。

夏休みももう終わりですね。今年の夏も猛暑でした。

これからはこの猛暑が普通になってくるのかもしれません。

人を含めた生物への影響が気になります。

 

今回は食品生命科学科が牧山クラインガルテンで借りている一区画分の畑、KAGiSEN畑の報告です。

サツマイモ、エダマメ、落花生など育てているのですが、なかなか畑の世話ができていないこともあり、雑草だらけになっていました。

そこで国際自動車工学科の青木先生が草刈りをしてくだり、さらにトラクターで耕してくださるとおっしゃってくれました。感謝です。

草刈り後、トラクターで耕してくださるまでの間の8/10に、大熊がサツマイモとエダマメ、落花生の収穫をしました。以下でサツマイモの成長実験にフォーカスして報告します。

 

草刈りを終えている畑です。刈った草の山が見えます。写真ではわかりづらいですが、奥の方にサツマイモが植えられています。(矢印)

サツマイモは、耕うん(耕して除草すること)がサツマイモの成長にどのように影響するかを見ることを目的として、5/10に植えていました(5/15付ブログ参照)。

<方法>サツマイモ5株は雑草が生えたままの土に耕うんせずに植えました。別の5株は耕うんした土に植えました。

<結果>地上部の葉の写真です。左のA畝が雑草が生えたままの土に植えたサツマイモ、右側のB畝が耕うんした土に植えたサツマイモです。見た感じでは、耕うんした土に植えたサツマイモの葉の方がより茂っていて、違いがありそうですね。地下部のイモに違いがあるのか?掘るのが楽しみです。

サツマイモを掘り起こします。猛暑の中、熱中症に気をつけつつの作業でした💦

サツマイモは、秋に収穫しますが、今回は畑を全面トラクターで耕すということで、秋を待たず掘り起こしています(従って全体的にサツマイモは成長しきっていません)。植えていた期間はちょうど3ヶ月です(5/10~8/10)。

掘り起こしたサツマイモです。右側(A畝)が雑草が生えたままの土で育てたサツマイモ、左側(B畝)が耕うんした土で育てたサツマイモです。サツマイモの大きさと数に違いがありそうですね。

実験を始めたときは、耕うんした土に植えたイモの方がよく育つのではないかと予想はしますが、どのくらい差がでるかはイメージがわきませんでした。

今回の実験で、耕うん(雑草を抜くことと土を耕すこと)の重要さを感じることが出来ました。

A畝の方のサツマイモがより育たなかった理由としては、雑草が生えたまま、そして耕していない土で育てたので①雑草に栄養素を奪われたこと、②土が固くてイモが肥大しにくかったことが考えられました。

因みに、落花生の株はカギセンに持ち帰り、プランターに移植しました。

落花生の実(ピーナッツ)のでき方は面白いですよ!

 

食品生命科学科では、健康をキーワードに食品製造、食品の衛生検査、また環境に関することを学んでいます。

興味がある皆さん、オープンキャンパスでお待ちしています!

 

 

 

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