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2024-08-22

金子先生の生物豆知識 ➂

こんにちは、食品生命科学科の金子です。暑い日が毎日が続きます。熱中症にはくれぐれもご注意を。今日は今話題の昆虫食を取り上げます。

NASAの宇宙食の計画に、何を食べたら良いか検討が進んでいますが、その中で、動物性たんぱく質として、昆虫食の検討があります。持続的に宇宙でたんぱく質を生産し、生活していく為には、牛や豚を飼うことは不可能に近いですよね。そこで登場するのが「昆虫」です。小さいころ昆虫の「イナゴの佃煮」を食べたことがありますが、美味しいとは感じなかった記憶があります。今検討されている昆虫は「コオロギ」が多いようです。

コオロギが地球を救う? 無印良品の昆虫食が生まれたストーリー | 東証マネ部!

*無印良品とアマゾンのコラボ商品「コオロギせんべい」と「チョコ」

昆虫食はSDGsと密接な関係があると言われます。動物性タンパク質1㎏あたりの温室効果ガスの排出量ですが、牛は約3㎏です。豚は約1㎏。昆虫はというと、なんと1gだと言われています!また、可食部1Kgを生産するのに必要な水は、牛が22000L、豚は3500L、鶏は2300Lなのに対して、昆虫はなんと1Lだそうです。100gあたりに含まれるたんぱく質の量も牛は19.4g、豚は17g、鶏は19.5gですが、昆虫は69gと5倍ほどの含有量です。どうですか、このように優れたたんぱく質の昆虫食、宇宙食には適していますよね。これからの食糧として近い将来出回る日が来ることでしょう。

*食品生命科学科では未来の食糧をどのように確保すべきか遺伝子レベルまで掘り下げて学習しています。もちろん生物等大好きな方も是非岡山科学技術専門学校を進学先に検討下さい。

 

 

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