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二級自動車工学科 Archive

FCV新型トヨタミライを勉強

こんにちは。二級自動車工学科の永岡です。
今年も企業連携授業をどんどん取り入れて最新技術を学んでいきますよ。

今回は、岡山トヨペット(株)様のご協力のもと、一級自動車工学研究科と合同でFCV(フューエル・セル・ビークル)という燃料電池自動車の特別講習をしていただきました。教材として持ち込んでいただいたのは、新型の「トヨタミライ」です。

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FCVとは水素と酸素とを化学反応させることで起電した電気をバッテリに蓄電し、モーターを動力として走る自動車です。

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以前に先代の「ミライ」での講習は受講したことがありましたが、新型になって航続距離が850㎞と200㎞と伸びたり、乗車定員が4名から5名に、ニッケル水素電池からリチウムイオン電池に。驚いたのはFFからFRに変更なっていたことです。さらに水素ディテクタという水素漏れ検知センサーが装着されており、万が一漏れた場合でも電磁弁が閉じて水素を送らないよにして警告灯を点灯させる等の安全装置にも感心しました。

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実車にて、水素タンクの構造やアンダーカバーを外した状態で目視確認ができたり、化学反応で排出されるH₂O(水)の排出の確認ができたりしました。

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また、水素ポンプ、インジェクタの作動音やFCコンプレッサの吸引音などガソリン車やハイブリッド車では聞かない音に少し違和感を感じながら興味をもって確認していました。

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学生にとっても我々教職員にとっても非常にためになる講習となりました。岡山トヨペット(株)の関係者の皆様に深く感謝いたします。

それでは今回はこの辺で・・・

二輪実習からリスタート

こんにちは。二級自動車工学科の永岡です。
正月休みから合同企業説明会を経てやっと授業です。1年生の自動車整備作業は二輪自動車の実習から始まりました。

まずはホンダスーパーカブを倉庫から出してエンジン始動の確認です。まずはキックをゆっくり踏んでクランクが回るか確認します。クランクが回って圧縮の音(シュッシュッ)がすれば、スパークプラグを外して点火の確認をします。火花が飛んでいれば、一度エンジン始動をトライしてみます。

掛かりません・・・・

長期間保管していたエンジンは、残っていたガソリンが腐っていて掛からないものです。キャブレータを取り外して中の腐った燃料を抜いて組付けます。新しい燃料を入れてエンジン始動再トライ!

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やった! 掛かりました!
これからエンジンを脱着分解、駆動系の分解など四輪にはない構成部品を分解し学んでいきます。

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やっぱり成果がわかりやすい授業は楽しそうですね。

今回はこの辺で・・・

いよいよ就職活動本番!

二級自動車工学科の永岡です。
「あけましておめでとうございます。」は松の内の間の挨拶ですが、新年1回目のブログ公開ですのであえてこのようにご挨拶申し上げます。

さて今回は、1年生の就職活動について紹介します。
自動車整備の分野は深刻な人材不足に陥っています。18歳人口の減少、若者の車離れが原因で自動車整備士が不足しています。そのため職場環境や待遇等の改善が進められています。
そんな中で、自動車整備士を目指している学生たちのために、本校では毎年、後援会企業による合同企業説明会を開催しています。今年も多くの企業にご参加いただきました。誠にありがとうございます。

説明会はブース形式で行われ、興味のある企業のブースに説明を聴きに行くスタイルで実施しました。

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このあと、就職試験に備えて履歴書を書いたり面接の練習をしたりとすべきことがいっぱいです。1年生のみなさん、頑張ってください!

今回はこの辺で・・・

いつもの先生じゃない

こんにちは! 二級自動車工学科の永岡です。
学生たちは、先週の金曜日で今年の授業を終えて冬季休暇に突入しました。コロナ感染が蔓延している中、クラス閉鎖もありましたが、なんとか予定の授業を進めている状況です。

今回は、文科省職業実践専門課程認定校である本校が、企業のご協力を得て実施している連携授業を紹介します。

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1年生を対象にし岡山日野自動車株式会社様から講師をお迎えして、ディーゼルエンジンの特徴や高圧燃料噴射装置(コモンレール)、可変ノズルターボチャージャーなどの講義を受講し、健康、環境問題となっているPMやNOxなどを減らす仕組みをわかりやすく解説していただき、理解が深まったと感じています。

実習ではバルブクリアランスの調整作業を順番に行い、シックネスゲージの測定感覚を再確認することができました。

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また、故障診断機を使用したデータモニタなど大型車に搭載されるセンサーや部品などを実車で確認することができ、大変勉強になったことと思います。

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いつもとは違う教師による授業でした。少しは緊張しピリッとして勉強できましたか? なにっ、できた!? それは良かった。
それでは今回はこのあたりで・・・

科学キッズフェス in 京山祭 - 自動車関連学科

こんにちは。二級自動車工学科の永岡です。
12月11日(日)、生涯学習センターで開催された「科学キッズフェスティバル in 京山祭」に、一級自動車工学研究科、国際自動車工学科と合同で参加させていただき、ライントレースカーの走行体験を楽しんでいただきました。

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フォトダイオードで明暗を感知し、黒のマジックで書き入れられた思い思いのコースをトレースしていく、自動車の自動運転の基礎に繋がるしくみを体験していただきました。ラインをトレースしていくミニカーの動きがかわいらしく、女の子も楽しんでいるのが印象的でした。
若者の自動車離れが深刻化しているなか、少しでも興味を持つきっかけになればいいなと思いながら微笑ましいい姿を見ていました。

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子どもさんだけでも100名を超えるご参加いただき、我々のとって驚きの結果となりました。コロナ禍で行動に制約があるにもかかわらず、多数のご参加いただき大盛況で終了いたしましたことを感謝いたします。

最後になりましたが、このイベント参加にあたり、ご協力いただいた岡山日野自動車(株)様、(株)日産サティオ岡山様には深く感謝いたします。ありがとうございました。

それではこの辺で・・・

科学キッズフェスティバル in 京山祭

こんにちは! 二級自動車工学科の永岡です。

12月11日(日)、岡山県生涯学習センターで行われる「科学キッズフェスティバル」に本校自動車関連学科も参加します。

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「自動車の自動運転の仕組み」をテーマに、好きなラインを描いて、電池で走るライントレースカー(下)をそのラインに沿って自動で走らせる体験をしていただけます。

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このライントレースカーはあらかじめ本校の学生が作ったもので、抵抗やトタンジスタ、スイッチ、センサ、コンデンサなど自動車で使われている半導体を利用して組み立てています。

また、会場では日産自動車の自動運転「プロパイロット」のアニメーション動画の上映や、参加者先着25名の方にミニカー(下)のプレゼントもご用意しておりますので、どうぞ早めにご参加ください。

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なお、このミニカーは、株式会社日産サティオ様、岡山日野自動車株式会社様の協賛によるものです。
ご協力に感謝いたします。誠にありがとうございます。

それではこの辺で・・・

スズキグループ特別授業 第3弾

こんにちは! 二級自動車工学科の永岡です。
今回はスズキグループ様の特別授業第3弾となる「CS基礎講習」の様子を紹介します。

CSとは、Customer Satisfaction(カスタマー サティスファクション)の略で、「お客様満足度」のことです。
卒業してすぐに社会に出ることになる学生が、お客様満足度を上げることが企業人としての目標達成の条件となることを学びました。

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講座はグループワーク中心で行われ、コミュニケーション能力の向上を目的としたロールプレイングや話を聴く姿勢などゲーム感覚で学習しました。
記憶力ゲームによる記憶力テストでは、実際に記憶の曖昧さが露呈して、はじめてメモの重要性に気づけたことで、これからの社会人への準備になればと願っています。

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また、「なくした座席表」や「ストローによるタワーづくり」では、仕事はチームで行う事が多く情報の共有が非常に重要なことや、PDCA(プラン・ドゥ・チェック・アクション)などの仕事の進め方についても学ぶことができ、有意義な講習だったと感じています。

最後になりましたが、スズキ岡山販売株式会社様、東中国スズキ自動車様誠にありがとうございました。
それではこの辺で・・・

驚きの最新技術ー日産自動車技術講習会

こんにちは。二級自動車工学科の永岡です。

今回は11/18(金)に開催した日産自動車技術講習会の様子を紹介します。

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座学では自動車をとりまく課題(エネルギ―、地球温暖化、渋滞、交通事故)の解決に向け、ゼロ・エミッション、ゼロファイタリティを目指し、技術的アプローチとして電気自動車や自動運転を軸に取り組んでいるとのことでした。
実習では、スカイライン400R 、アリア、サクラ、エクストレイルの4台での技術説明と、見て触れて新技術を感じようという内容でした。

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スカイライン400Rはその名の通り最大出力400PSをたたき出すエンジンを搭載しています。過去に限定販売されたBCNR33型のGT-R 400Rの後継の意味をなすのでしょうか?
V型6気筒3000ccツインターボには水冷式の分割インタークーラーを搭載していました。ガソリンエンジンからモータに代わる最後のスポーツカーになるのでしょうか???

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新型T33型のエクストレイルは今回唯一のe-POWERです。この車はモータによる駆動でエンジンはあくまでリチウムイオンバッテリを充電するために使うシリーズハイブリッドです。前後の駆動モータを電子制御で4WDとして操るe-40RCEを搭載しています。さらに、エンジンには可変圧縮で充電効率を上げることができるVCターボなど、最新技術のオンパレードです。

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サクラは最近のテレビCMで話題になり爆売れ中の軽四輪EVです。航続距離も伸び、充電時間も短く、電気の取り出し可能なEV車はこれからの時代を担っていく車となるでしょう。
ところで知っていますか? 全国の電気自動車の充電スタンドの数ってガソリンスタンドの数とほぼ同じ数あるんですって。Σ(゚Д゚)

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アリアでは自動運転技術の実演を見ました。プロパイロットパーキングがその一つです。アランウンドビューモニタで駐車スペースを認識し、車庫入れをスイッチ一つで行えます。女性やお年寄りに優しい機能です。
また、狭い駐車場でドアが開けにくい場合、リモコンで前進、後退が出来るプロパイロットリモートパーキングの実演もあり、運転支援技術の進化が垣間見える講習会になったと思います。

さらに、リチウムイオンバッテリに代わる、全固体電池の開発も進んでいるとのこと。実用化されれば、充電時間がいまの1/3になり電気代も安くなるそうです。
自動車は日進月歩進化しています。学生も肌で感じたことでしょう。

それでは今回はこの辺で・・・

いすゞ自動車グループ- 車両メカニズム学習会

こんにちは。二級自動車工学科の永岡です。
今回は、6月の講習会に続くいすゞ自動車グループ様による車両メカニズム学習会の様子を紹介します。1年生を対象としました。

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座学テーマは、ディーゼルエンジンの特徴とクリーンジーゼルの概要でした。彼らは座学授業でディーゼルエンジンの燃料装置(機械式の列型インジェクションポンプ)を学習したばかりで、最新の電子制御燃料装置の内容は少し難しかったかな。

CO(一酸化炭素)HC(炭化水素)、PM(粒子状物質)、NOx(窒素酸化物)など、人体や自然環境に影響を与える有害物質を極力削減するため、様々な対応策をとっていることは授業ですでに学んでいますが、それぞれの有害物質の具体的な削減方法はおそらく初めて聞く内容だったと思います。

サプライポンプで燃圧を上昇させコモンレールに溜め、インジェクターにて燃料噴射を行うことや多段噴射で騒音・NOx・PMを低減させることなど、また、排出ガス後処理装置(DPF、尿素SCR)の説明は二級ジーゼル自動車整備士の登録試験にも出題される内容なので、我々、教員側からみると役立つ内容が多かったと思います。ただ1年生には少しきついかも・・・(笑)

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座学のあとは実習場にて2グループに分けて大型ダブルタイヤの脱着と、PREISM(プレイズム)といういすゞにおける高品質な整備を体験しました。

タイヤの脱着はトルクレンチ付きのエア・インパクトとタイヤ専用ジャッキを使ったタイヤ交換作業を体験しました。

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タイヤジャッキがあることで重いタイヤを持ち上げる必要がなく、「大型=力が要る」を払拭する内容でした。

 

IDSSといういすゞ独自の故障診断機でデータモニタができたり、ワイパーやルームランプ、ウインカーを遠隔操作したりと、整備時間の短縮を図る取り組みを体験しました。大型自動車は運送業など時間に制約がある使われ方が多いため時間の短縮は使用者側にとっても死活問題です。

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ケーブルで自動車とIDSSとPCを接続します。

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モニタには車両の状態が表示され、リアルタイムで状態が把握できます。

体験した学生は、まだまだ勉強不足ですが最新の修理に触れる事ができ満足そうでした。
今回はこの辺りで・・・・

エンジンのオーバーホールに満足

こんにちは。二級自動車工学科の広瀬です。

現在の二級自動車工学科2年生の近況報告です。

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先日までの実習作業の中でエンジンのオーバーホールをしました。学生自身も本気になって取り組んでいて、最後には無事にエンジンも始動し大変いい勉強になったとのことです。
二級自動車工学科では、自動車整備の基本はもちろん、卒業、すかさず「即戦力」を目指して勉強しています。
自動車に興味があれば是非ともオープンキャンパスから参加ください!

それでは今回はこのへんで!

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