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いすゞ自動車グループ- 車両メカニズム学習会

こんにちは。二級自動車工学科の永岡です。
今回は、6月の講習会に続くいすゞ自動車グループ様による車両メカニズム学習会の様子を紹介します。1年生を対象としました。

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座学テーマは、ディーゼルエンジンの特徴とクリーンジーゼルの概要でした。彼らは座学授業でディーゼルエンジンの燃料装置(機械式の列型インジェクションポンプ)を学習したばかりで、最新の電子制御燃料装置の内容は少し難しかったかな。

CO(一酸化炭素)HC(炭化水素)、PM(粒子状物質)、NOx(窒素酸化物)など、人体や自然環境に影響を与える有害物質を極力削減するため、様々な対応策をとっていることは授業ですでに学んでいますが、それぞれの有害物質の具体的な削減方法はおそらく初めて聞く内容だったと思います。

サプライポンプで燃圧を上昇させコモンレールに溜め、インジェクターにて燃料噴射を行うことや多段噴射で騒音・NOx・PMを低減させることなど、また、排出ガス後処理装置(DPF、尿素SCR)の説明は二級ジーゼル自動車整備士の登録試験にも出題される内容なので、我々、教員側からみると役立つ内容が多かったと思います。ただ1年生には少しきついかも・・・(笑)

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座学のあとは実習場にて2グループに分けて大型ダブルタイヤの脱着と、PREISM(プレイズム)といういすゞにおける高品質な整備を体験しました。

タイヤの脱着はトルクレンチ付きのエア・インパクトとタイヤ専用ジャッキを使ったタイヤ交換作業を体験しました。

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タイヤジャッキがあることで重いタイヤを持ち上げる必要がなく、「大型=力が要る」を払拭する内容でした。

 

IDSSといういすゞ独自の故障診断機でデータモニタができたり、ワイパーやルームランプ、ウインカーを遠隔操作したりと、整備時間の短縮を図る取り組みを体験しました。大型自動車は運送業など時間に制約がある使われ方が多いため時間の短縮は使用者側にとっても死活問題です。

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ケーブルで自動車とIDSSとPCを接続します。

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モニタには車両の状態が表示され、リアルタイムで状態が把握できます。

体験した学生は、まだまだ勉強不足ですが最新の修理に触れる事ができ満足そうでした。
今回はこの辺りで・・・・

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