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食品生命科学科 Archive

海と山

こんにちは。バイオサイエンス学科の池田です。
梅雨に入りました。またじめじめとした季節です。

さて、フィールド実習で1年生が毎年恒例の、玉野市渋川海岸での海浜生物の採集と和気町の岡山県自然保護センターにおける植物の観察に行ってきました。

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今年は天気も良く、なかなか大漁でした。

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自然保護センターでは専任のガイドの方が植物を中心に、その見分け方を教えてくださいます。
今年の1年生は人数は少ないものの、明るくまとまりのあるクラスになっています。少数精鋭でがんばろう!

分析化学実習-きな粉中のタンパク質の定量

こんにちは。バイオサイエンス学科の池田です。

先日、今年初めて「ホトトギス」の声を聞きました。まさに「目に青葉 山ホトトギス 初ガツオ」の季節ですね。
さて、きょうはバイオサイエンス学科の柱の一つ、化学分野から「分析化学実習」の紹介です。
この日はケルダール法という方法で、きな粉に含まれるタンパク質の定量をおこなっていました。担当は大ベテランの大賀先生です。学生たちはダジャレ連発(?)の大賀先生の話を聞きながら、分析装置の組み立てに取り組んでいました。

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きな粉に濃硫酸を加えて加熱し、含まれる窒素をアンモニウム塩に変換しているところです。

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アンモニアを水蒸気蒸留して捕集しています。アンモニウム塩に水酸化ナトリウムを加え、水蒸気で加熱分解してアンモニアを発生させ、過剰の硫酸で捕集しています。この後、得られたアンモニア捕集液中の硫酸を水酸化ナトリウム標準溶液で滴定し、窒素量を求めます。これに、窒素・タンパク質換算係数をかけてタンパク質量を算出します。
このように化学分野は食品成分の分析など、専門的な実験をおこなっています。

手はきれい?

バイオサイエンス学科の鎌田です。
今は新緑がきれいで、気持ちの良い季節ですね。遊びに行きたい気持ちをぐっとこらえて、日々微生物・・・平たく言うとバイキン( ^ω^)・・・たちと遊んでいる私です。

1年生の微生物実習が本格的になってきました。 ちょっとその内容を紹介します。
まずは自分の手にどんなにいっぱい細菌がいて、それを手洗いで落とすのがどんなに難しいかを実感してもらいます。

このブログにもたびたび登場する培地(微生物の栄養たっぷりな寒天です)に自分の手のひらを押し付けます。
そのあといろいろな方法で手洗いをして、再度培地に手を押し付けます。
果たして細菌はいなくなっているでしょうか?!!
ブログ 手洗い前
手洗い前はこんな感じで細菌がいっぱいいます。これは普通です。特別汚い手ではありませんよ!

ブログ 手洗いあと 減少なし
で、これが石鹸でしっかり洗った後です。なんと・・・・・あまり減っていませんね。
これも洗い方が特別いい加減なわけでなく、本人曰く「しっかり洗ったよー」・・・
というわけで、細菌の数が減るほど洗うには70%エタノールや逆性石鹸を使って、しっかり時間をかけて洗わないといけないことが判明。
みんな、次からの実験前の手洗い、頑張りましょう!!!

ブログ 菌数測定
最後に、一年生が一生懸命細菌の数を数えているところです。「お願い!誰も話しかけないで。」
といったところでしょうか。

おいしくて楽しい一日

バイオサイエンス学科の鎌田です。
昨日はバイオサイエンス学科恒例の1,2年生合同のバス旅行、いえ校外研修でした。
行き先は須磨水族館とグリコピア神戸。天候もまずまずで楽しい一日を過ごしました。

いつもより早めの8時20分集合!
そこはバイオサイエンス学科のみんな、時間厳守で全員集合です。

まずは須磨水族館。幼稚園児や小学校の団体さんがいっぱい来ていました。
「みんな、幼稚園児に負けないようちゃんと並んで!!」と叫びながら記念撮影です。
ブログ用 集合写真

お目当てのイルカショー
がんばれ、イルカたち
イルカブログ用 

次の目的地はグリコピア神戸です。
ここではグリコのポッキーのできる様子を見学しました。

長ーーいスパゲティのように引き伸ばされたポッキーの生地がオーブンを通過すると
一瞬のうちに焼き色が付き、次々と重みで切り落とされていく様子にみんなびっくり(*_*;

ブログ グリコピア
ブログ グリコピア車

おいしくて楽しい一日でした!!! お疲れ様。
明日からの勉強も頑張りましょう。

お仕事フェスタで化粧水作りの体験をしよう!

バイオサイエンス学科の鎌田です。
いよいよ連休近しですね。 一番喜んでいるのは私かも・・・・・・
うちの学校の学生さんは29日から5月7日まで9連休になります。
お疲れモードの1年生の皆さん、しっかり休んでください!

でも私たちバイオサイエンス学科の教員は5月3日は「お仕事フェスタ」でお仕事です!!
お仕事フェスタについて詳しく知りたい人は広報のニュースを見てくださいね。

さてさてバイオサイエンス学科のブースでは化粧水作りの体験ができますよ。
意外と簡単に作れちゃうのでびっくり・・・

ラベンダーやレモンバームなどのエッセンシャルオイルを加えるととっても良い匂いですよ。
そのほかにペパーミントの香りのデオドラントも作れます。こちらは男性向きかな?

興味のある人、ぜひぜひ バイオのブースに来てください。

待ってまーす!(^^)!

2017お仕事フェスタメニュー

バイオ風ヨーグルト体験 

こんにちは。バイオサイエンス学科の鎌田です。
春本番ですね! 毎週週末は山菜取りで忙しい私です。
わさび葉、こごみ、フキノトウ、ワラビと山々をめぐっています。

さて2年生の実習も今年は(も)ガンガン行きますよ。
第1回のテーマは「乳酸菌数の測定」! 美味しい材料から始めます。
乳酸菌製品
乳酸菌数を調べるために買ってきたたくさんのヨーグルト。実習のあとはもちろん試食会です。

BCPばいちブログ

これは乳酸菌を調べるための培地を作っているところ。美味しそうなワイン色です。

混釈培養 ブログ

さっきの培地とヨーグルトを混ぜ合わせます。もちろん作業はクリーンベンチで無菌的に!

乳酸菌コロニー

35℃で三日間培養すると・・・乳酸菌が生えてきて写真のように培地が黄色に変身します。
この後はひたすらコロニーの数を数える大変な作業が待っています。
でも結果が出る時が実習で一番楽しいときですね。
はたしてこのヨーグルトの乳酸菌の数はいくらになったでしょう?なんと1ml中に1億個ぐらいの乳酸菌がいるのですよ。

さて次は実際にヨーグルトを作ってみます。
牛乳にヨーグルトをスプーン2杯ほど混ぜて35℃で一日置くだけでこんな風にヨーグルトになります。

ヨーグルト ブログ

ヨーグルト 食べる ブログ

白衣で食べるヨーグルトは最高!!
バイオサイエンス学科のおいしい実習でした。

ここが工場?

こんにちは。バイオサイエンス学科の池田です。
ヒノキの花粉の飛散も少しずつおさまって、ぽかぽかの心地よい 季節になってきました。

さて、2年生の前期で開講しているフィールド実習Ⅱでは普段見られない工場などを何回か見学します。先週は京山にある「植物工場」、そして今週は瀬戸内市にある株式会社岡山村田製作所の「ビオトープ」を見学させていただきました。「ビオトープ」とは生物の生息環境のことですが、特に人工的に造られた緑地や池を指すことが多いです。

岡山村田製作所は携帯電話やテレビなど電子機器の部品を作っている会社ですが、「環境」にとても力を入れている会社でもあります。今日では、企業の発展には「経済」「社会」に加えて「環境」という3つの分野(トリプルボトムラインといいます)が重要といわれます。見学を通じて、これらの点を学んで欲しいと願っています。
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岡山村田製作所自慢のビオトープです。
ホタルの飼育もされていて、 今年も5月27日(土)にホタル観賞会を開催されるそうです。
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こちらは「サクラのゾーン」です。ソメイヨシノは散っていましたが、遅咲きのサトザクラが満開でした。
昨年度の卒業研究では、こちらのサクラを使わせていただいてDNA解析をしました。

ハーブ生活のススメ

こんにちは。バイオサイエンス学科の池田です。
新年度の授業が始まってちょうど1週間が経ちました。 新1年生は90分授業に少々お疲れ気味です。

さて、バイオサイエンス学科では今年度からハーブを取り入れた 授業を始めるべく準備を進めています。一般にハーブとは香草のことを指しますがいろいろな用途があります。ハーブティーやハーブクッキング、ポプリやアロマテラピー、染物など、多様な使い方があります。

そこで本学科の授業の中で、例えばフィールド実習で栽培や摘み取りをおこない、 化学実習でエッセンシャルオイルの抽出、バイオテクノロジー実習や食品微生物学実習でそれを使った新しい商品開発などができたらいいなと考えています。
このブログでも折に触れて、ハーブを使った取り組みについて報告したいと思います。

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ドライハーブのウォッカ漬(チンキ剤)です。ハーブの有効成分をアルコールで抽出したものです。
左がペパーミント、右がカモミールです。これをもとにしてデオドラント(消臭剤)や虫よけを
作る予定です。

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これはハーブティーです。ブラックマロウというアオイ科のハーブを材料にしています。
レモンを加えると赤く変色する不思議なティーです。こうしたハーブティーは今年から
オープンキャンパスに来てくださった方にお土産としてお渡しします。お楽しみに!

テンペと入学式

こんにちは。バイオサイエンス学科の鎌田です。

今日は入学式でした。
今年のバイオサイエンス学科の新入生はなんと7人です!!
これはバイオサイエンス学科始まって以来の少なさです。うーんなんとも寂しい( ^ω^)・・・
でも少人数で仲良く、アットホームなクラスが作れたらいいなと思っています。
今日はクラス全員に初めて会いましたが、これから始まる2年間を思ってなんだかわくわくしました。

さてもう一つのお題、テンペ・・・
テンペと入学式は何の関係もありません!! あしからず・・・
私が先週から大事に育てているのがテンペです。
テンペって知っていますか?
簡単に言うとインドネシア版納豆です。
なぜテンペを育てているかというと

テンペに使われているクモノスカビを実習に使いたいからです。

そんなわけでテンペからクモノスカビを育てる過程をバイオ的に紹介します。

テンペ袋
これがお店で売っている状態のテンペです。

クリーンベンチ
クリーンベンチという無菌状態で作業ができる装置の中で袋からテンペを取り出します。

シャーレ上のテンペ
栄養分が入った培地の上に取り出したテンペ(大豆にカビがついて白くなっています)を置きます。

クモノスカビ
28℃で三日培養するともうこんな状態!まさに「クモの巣」みたいですね。

保存株
こんなふうに試験管の培地に保存して出来上がり! 今年の実習に使いますよ。お楽しみに。。。

嬉しい再会!

こんにちは。
バイオサイエンス学科の池田です。
岡山市内の桜も開花が進んでいますが、皆さんのお住いのところはどうでしょうか?

さて、今日はとても嬉しい再会がありました。3年前に卒業したTくんです。
Tくんは本校在学中に国立大学の3年次編入試験に見事合格し、卒業後は 晴れて大学生となりました。大学院に進学し、今年修士課程の2年生だそうです。
今は就職活動で帰省中とのこと。大学での研究生活を楽しんでいるようで、 私まで誇らしく感じました。修士論文は植物の抗酸化ストレスがテーマだそうです。

大学3年次編入学というシステムは今では多くの大学が取り入れています。 もちろん、編入学試験をパスするための勉強が必要ですが、専門学校や短大で学び、さらに専門的な勉強や研究がしたいという人たちに門戸が開かれています。
就職以外の選択肢として考えてみるのもいいかも知れませんね。

明日からはいよいよ学生が登校してきます。今年度もがんばろう!
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Tくんの在学した学年の思い出の一コマ。総社市の水辺の楽校でのカヌー教室です。
いつもコメントをくれる卒業生SSくんも写っていますよ。

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