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分析化学実習-きな粉中のタンパク質の定量

こんにちは。バイオサイエンス学科の池田です。

先日、今年初めて「ホトトギス」の声を聞きました。まさに「目に青葉 山ホトトギス 初ガツオ」の季節ですね。
さて、きょうはバイオサイエンス学科の柱の一つ、化学分野から「分析化学実習」の紹介です。
この日はケルダール法という方法で、きな粉に含まれるタンパク質の定量をおこなっていました。担当は大ベテランの大賀先生です。学生たちはダジャレ連発(?)の大賀先生の話を聞きながら、分析装置の組み立てに取り組んでいました。

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きな粉に濃硫酸を加えて加熱し、含まれる窒素をアンモニウム塩に変換しているところです。

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アンモニアを水蒸気蒸留して捕集しています。アンモニウム塩に水酸化ナトリウムを加え、水蒸気で加熱分解してアンモニアを発生させ、過剰の硫酸で捕集しています。この後、得られたアンモニア捕集液中の硫酸を水酸化ナトリウム標準溶液で滴定し、窒素量を求めます。これに、窒素・タンパク質換算係数をかけてタンパク質量を算出します。
このように化学分野は食品成分の分析など、専門的な実験をおこなっています。

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