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鉄の焼き入れ

こんにちは、国際機械工学科の林です。

オープンキャンパスや校外イベントなどで、コインを使って指輪作りをすることがあります。
専用のプレス装置を使ってコインを曲げますが、指輪がもっと簡単、きれいにできるように小さな器具を作りました。

この部品をプレス装置に取り付けますが、旋盤で削っただけなので硬さが不足しています。(つまり、変形しやすい。)

しかし、鉄には温度を上げた後で急に冷却すると、硬さが上がる性質があります。そこで、ガストーチで1000℃ぐらいになるまで炙りました。

数分後、白く輝き始めました。これを水で冷やして、衝撃などに強い性質に変化させます。

鉄は日本で2000年に及ぶ歴史を持つ材料ですが、含まれる炭素量、熱処理などを工夫して車や刃物など色々なところで活躍しています。これからも私たちの生活の中で、ものづくりに欠かせない技術として発展を続けていくと思います。

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