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2024-10-21

金子先生の生物豆知識⑤

こんにちは、食品生命科学科の金子です。

朝晩は過ごし易くなりましたが、まだまだ日中は10月と言えども暑い日が続きます。さて、温暖化でいろいろな作物が作りづらくなってきたことに気付きませんか?そこで衝撃的な論文がアメリカで発表されました。

Geophysical Research Letters誌で公表された論文

内容は2100年の北半球の世界気候予測です。1952年から2011年までの北半球における四季の長さと開始日の変化に関するデータから、気候モデルに基づいて将来の四季がどのように変化するか分析しています。分析の結果、1952年から2011年の間、夏は78日から95日へ長くなったのに対し、冬は76日から73日に縮小しました。
春と秋は、それぞれ124日から115日、87日から82日へと短くなりました。この結果、春と夏は早めに始まり、秋と冬は遅く始まるようになっています。
この予想から、2100年までに冬は2か月に縮小、春や秋も短くなる一方で、夏が大幅に長くなると予測しています。日本の四季がだんだん短くなる予想です。四季を感じる日本人にとって、寂しい限りですね。

我々一人では何もできませんが、学科では、環境について学習するとともに、身近な地域の環境活動に参加しています。興味がある方、ぜひ将来の進路に「岡山科学技術専門学校 食品生命科学科」を御検討下さい。お待ちしています。


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