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映像音響学科 Archive

準備せずトホホの私にSOJAイルミ

映像音響学科・源です。

7月の西日本豪雨災害以来、復興のために何か形に残ることをしたいと思っていました。災害直後から教職員が集まり、チャリティーTシャツを作ろうとか、キャラクターを制作しようとか、様々な案を考えていました。ちょうどその時に総社市から、「”復興 がんばろう SOJAイルミネーション2018”を開催したいのでぜひ参加してほしい」との連絡がありました。電話連絡を受けたのが何と今回の豪雨災害の被災者でもあるY先生。タイミングがいいのか悪いのか…しかし、Y先生は快諾。こうしてプロジェクトが始まりました。

まず初めにデザインの決定です。映像音響学科の学生に「復興といえば何?」と質問したところ、「蝶々」「手」「花火」など様々な意見が出ました。そこでそれらをモチーフにしたデザインを制作し、いよいよLEDライトの取り付けにかかりました。

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横4m × 縦2mの下絵に沿って、LEDライトを結束バンドで固定していきます。

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H先生とM先生が蝶々に取り掛かっている様子。この時のM先生の服装・・・まさかのスーツです。「作業するのになぜスーツ!?」と尋ねると、「今日はどんなことをするのか分からなかったから、何でも対応できるスーツできました!」との返答。思わず苦笑いでしたが、のちにこのスーツ姿が、私にとっての教訓となるのです・・・

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「KAGISEN」のロゴです。このライトは直角に折れないため、角はわざとはみ出すようにします。その部分に黒のテープを巻くことで光を遮断するのです。

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総社駅前では企業の方も総出で作業にあたっていらっしゃいました。

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そして完成したのがこちら! 手のひらから蝶が飛び立っていく様子がわかります。手の先には虹もあります。取り付け作業には本職のT先生が担当してくれました。

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およそ3時間かけて作業完了。理事長や総社市の担当者とパチリ。そして点灯した完成品がこちらです。

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いかがですか? 期待したより地味でした。(涙) 大きなシートの下には野原と川をイメージしたツリーライトを散りばめています。これは本校の留学生が中心となって制作してくました。留学生の多くは災害ボランティアにも参加してくれています。

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総社駅周辺は鮮やかにライトアップされています。

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こちらが12月1日に行われた点灯式の様子です。大変多くの人が集まっています。

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ここでM先生の話に戻します・・・ 実は総社市の方に、点灯式を見に来てくださいと言われていました。特に予定もなかったため17時の点灯式10分前に到着し、遠くからステージを眺めていたところ、総社市の方が目に入ったので挨拶をすることに。

源:「どうもお世話になります。おめでとうございます。」
総社市:「どうも先生、お待ちしていました! こちらへそうぞ」
源:「???・・・は、はい・・・」
総社市:「こちらの席になります。」
源:「んんん???」
総社市:「今回は市長も喜んでおられます。」
源:「市長!?!?!?」
総社市:「点灯式で先生をご紹介しますので、その場でお立ちください。では・・・」

まさかの来賓でした! 周りを見ると全員スーツ姿のなか、私一人が私服・・・それもかなりのカジュアルさです。ここで前述したM先生のスーツ姿を思い出しました。私も何にでも対応できる準備さえしておけば、こんな恥ずかしいことにはならなかった・・・

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その時の様子デス・・・手前の一人だけ、私服が私です。

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ちゃっかり紹介されてしまいました・・・皆さん、準備は大切ですぞ!

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点灯式では様々なステージイベントが行われました。

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これは点灯式後の電気工学科・N先生との一枚です。私の晴れ姿(失態姿)を見に来てくれました。しかもN先生は総社市長と知り合いらしく、私を市長に紹介してくれました。こんな格好で市長と握手しました。(涙)

今回このイベントの発起人として建築工学科のD先生が中心となり、ものづくり工学科のY先生など、本当に多くの教職員と学生のおかげで無事完成することができました。今後もいろんな形で真備町の復興と学校の活性化に尽力したいと思います。なお「SOJAイルミネーション2018」は2019年1月7日まで開催しています。本校のイルミネーションは総社駅から市役所に向かって80mくらいの左側にありますので、ぜひ一度ご覧ください。

 

一日も早い復興を願って-災害ボランティア

学生課・源です。

はじめに、今年7月の西日本豪雨災害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。 一日も早く復旧されますよう、お祈り申し上げます。

下は災害直後の真備町のとある家屋内の写真です。
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一階は完全に水没したため、家具が散乱し床は泥で覆われています。

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駐車場も泥まみれで、車も完全に水没していました。

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別の家では壁が全て剥がれ、泥で覆われています。

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室内の家具や物は全て水に浸かり、庭は災害ゴミで溢れています。

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道路のいたるところに災害ゴミが山積みになっていて、街全体が泥に覆われていました。

本校でも3人の教職員と14人の学生宅が被災しました。そこで災害直後に、教員と学生が一日も早い復興に向けボランティアに赴きました。
まず家の中にある家具や物を外に出す作業からはじめました。初日はまだ床に水が残っており、水分を含んだ畳や布団、衣類などが作業速度を妨げました。冷蔵庫や洗濯機のなどの大型電気製品も全て水没し、再利用できるものはほぼありません。そのため家の中にあったものが災害ゴミとなります。

そんな状況下でも、多くの学生と教員が参加してくれました。その多くは留学生でした。彼らの多くはボランティア活動をするのも初めての経験です。日本語もあまり流暢ではない状況にも関わらず、何とか力になりたいという一心で申し出てくれました。もちろん日本人の学生も多数参加して、ともに一日も早い復興に向け作業にあたりました。

下の写真は、自分たちの担任の先生が被災したということで、真っ先に相談してきた学生です。
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災害直後のためゴミの量が甚大です。この二人が泥だらけになりながらも一生懸命作業してくれました。作業が終わった後に感想を聞くと、「先生の顔が見れて良かった。」が第一声でした。この言葉だけでもその想いは伝わったと思います。

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上の写真は先日の活動の様子です。ゴミは全て撤去されています。床を剥がし、床下に溜まった泥を取り除く作業です。留学生が懸命に作業していました。彼らは災害直後から申し出てくれ、ボランティアの回を増すごとに人数も増しています。

災害から3か月経った今でも、まだまだ復興には程遠いのが現状です。この災害を風化させないためにも、今後も活動を続けていかなければいけません。27日(土)にも10数名が復興支援ボランティアに参加しました。

プロカメラマンが作品に込める想い

映像音響学科・源です。
先日結婚式の写真を撮りました。新婦は女子学生です。って書きましたが実際は「ブライダルフォト」をテーマとした授業でのことです。
この授業は本年度から取り入れている特別授業の一環で、今回は実際にプロのカメラマンによる結婚式での写真撮影と写真加工の講義でした。

講師は過去にこのブログでも何回か登場した卒業生の上田さんです。今回、せっかく撮るなら本格的にしましょうという彼の好意で、ヘアメイクアーティストを連れて来ていただき、実際の結婚式と同じ状況を作りました。モデルは当学科2年生の女子学生。数日前彼女に依頼したところ、「やりたいやりたい!」とテンション高めに承諾してもらいました。

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準備も完了し、いざ撮影です。実際と同様に屋内、屋外で様々な状況での撮影となりました。

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写真撮影は基本、逆光で撮るそうです。理由はまぶしいとモデルさんの目が開かないからだそうです。その補正として、上の写真に写っている銀色の「レフ板」といわれる反射鏡を使います。撮影後は写真加工です。ふだん授業でも使用している編集ソフトで行いました。

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事前に講師のデモンストレーションがあり、元々可愛い女性が、より美しく変身していきます。(笑)

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授業なので、新婦本人も自分の写真を加工しています(涙)

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私もスマホで撮ってみました。

改めて写真の難しさと楽しさを再発見し、何気ない一枚にもカメラマンの想いが、撮影技術や加工技術を通して詰め込まれているんだなあと感じました。そんなプロとしての想いが、将来この業界に就くみんなにも伝わればいいですね。

 

現場の ”いま” を学ぶ-DMX

映像音響学科の難波です。

映像音響学科では毎年、企業による特別授業を開催しています。5月16日に初回の様子を紹介しましたが、今回は、株式会社映像システムズの杉田様による「DMX」についての授業でした。

株式会社映像システムズは、ホテルでの結婚式や講演、ディナーショー等の映像、音響、照明業務を担当されている会社です。「DMX」とは、映像・音響・照明機器間でやり取りする制御信号についての約束事のことをいいます。中でも照明業界では、DMXが照明機器の操作・制御のための標準になっているため、DMXの知識は必要不可欠です。

そこで、今回の授業は2週にわたって開催しました。第1週目ではDMXの基本、信号の仕組みやケーブルの種類、接続方法、操作に必要なパラメーターについて学びました。第2週目では、実際に様々な機器に接続し、DMX信号を使用して機器の操作を行いました。

LED照明を4台並べて、赤、緑、青、白の4色の光を混ぜて演出したり、ムービングプロジェクターを使用して、白いシャツに動く模様を付けたりと、DMX信号を使用した様々な演出を試みました。

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写真:白いシャツに動く模様を付けている様子

今まさに実社会で活躍されている方に、実践を通じてDMXの基礎から応用をしっかりと教えていただきました。

こんな特別授業もあります

こんにちは、源です。
今年度、映像音響学科二年生のカリキュラムの中に、企業による特別授業を導入しました。これは、専門学校という短い学生生活の中でできるだけ多くの方に出会い、業界の仕事内容や考え方を知って欲しいという思いを込めて、映像・音響・照明・イベント業界で活躍される企業の方々と連携した取り組みとしています。

第一回目となる授業には、記念すべき映像音響学科第一期生である、Jointlyの野山氏をお迎えし、音響(PA)についての授業をしていただきました。野山さんは、本科を卒業後、岡山県内の音響会社に勤務して経験を積まれました。そして、数年前に独立し、現在はJointly代表として、県内外問わず様々な現場で活躍されています。そんな野山さんが今回、後輩に向け行ってくださった授業とは…

特別授業は二部構成で開催されました。
第一部は、音響という仕事にはどのような作業があるのか、それが分かりやすく伝わるよう、実際の現場のように機材を準備するところから始め、本校の実習室に一つのイベントが開催できる音響設備を組み立てるというものでした。作業工程を、
  ① 機材の搬入 ② 機材設置 ③ 回線チェック ④ 音の調整
に分けて順を追って学生に説明しつつ、実際に作業を行ってくださいました。

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そして、第二部では、一部で設置した音響設備(スピーカーやマイク、ミキサーは学生が操作)を使用したトークショーを開催。なぜトークショーを選んだのでしょうか。

授業を受けた二年生は、今、就職に向けての悩みをたくさん抱えています。本日の講師は卒業生!となると、学生時代に同じ場所で同じように就職活動をした、先輩も同じ道を踏んだはず! 音響業界に入って十数年経つ先輩が今感じている事とは?
それは、学生には、まだまだ想像もできない世界でもあります。しかし、そんな先の話を聞くことで、彼らの視野は広がり、一歩前進するきっかけになるのかもしれません。
この機会に、そんな映像音響学科の先輩として、同じ世界を目指す先輩として、お話を聞かせていただけるのではないかという思いで、トークショーにしたのでした。

第二回目は、県内のイベント会社「株式会社OFFICE DAN」さんにお願いしました。こちらの要望としては、”イベント会社とは、どのような仕事をするところなのかを学生に伝えて欲しい”ということでしたが、DANさんの多大なご厚意により、実際のイベントを本校のホールで開催するという、とても特別なステージを提供していただけることになりました。
具体的な授業内容は、プロのアーティストのライブを、これまた、プロの映像、音響、照明さんが準備からオペレートまでを担当し開催するというものでした。この授業では、表舞台で行われているイベントを見せるだけでなく、その時、裏方のスタッフは何をしているのかが分かるように、現場スタッフの作業風景をカメラマンが中継、学生に分かりやすく見せていただきました。

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イベントの本番自体は15分程度ですが、この授業を行うにあたり、前日に各スタッフが機材を搬入し、セッティング、調整を行うという、本当の現場さながらの準備が行われていました。授業後には、この講義を受けイベントを運営するということに興味を持った学生から、DANさんにインターンシップを希望したいという申し出もあがるという、第二回を終えて、それぞれ、仕事に対して、また将来に対して、少しずつ踏み出す一歩に繋がる有意義な時間となりました。
Jointlyさん、OFFICE DANさん、また授業に携わっていただいた映像、音響、照明スタッフの方々、本当にありがとうございました。

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さて今後の予定はというと・・・
「ブライダル業界での仕事」「写真の仕事」「映像の編集やスイッチング、中継」といった分野の授業を開催予定です!

またの投稿をお楽しみに♪♪

舞台講習会と業界用語

映像音響学科の難波です。

平成29年12月21日、公文協(公益社団法人全国公立文化施設協会)が主催する研修会に行ってきました。公文協とは、地域文化の振興と文化芸術の発展に寄与することを目的にした事業を行う団体です。

参加者には、ホールの管理の仕事をする方や学生らしき人がいる中で、映像音響学科の卒業生の姿もありました。このような研修は年に数回開催されていて、今回の私のように映像音響学科教員も参加しています。

研修会のテーマは「舞台照明の基礎」、会場は岡山市民会館でした。岡山市民会館といえば、数年後に移転することが決まっており近い将来にはなくなってしまう建物です。そのこともあってか、講義の中で岡山市民会館の紹介があり、岡山市民会館ならでは豆知識もたくさん教えていただきました。

基礎講義が終わった後は実技研修がありました。簡単な仕込み図に基づいて照明器具を吊っていくという体験をしました。

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まったくの初心者ではないものの、こうしたホールで吊りこみする機会はめったにないので、楽しみながらできました。

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最後に、岡山市民会館の施設を見てまわり、両サイドにあるピンルームや舞台下にあたる奈落(舞台床下にあるスペース)などを見ることができました。(※写真の奈落は岡山市民会館のものではありません)
ここでしかできない経験ができ、近くで見ることもできた非常に有意義な時間でした。

舞台にはさまざまな業界用語があります。一年生はまずこの業界用語を覚えることからはじまります。普段何気なく使っている言葉の中にも、舞台用語が意外とありますよ! 「奈落の底」の「奈落」がいい例です。

皆さん、いい正月をお迎えください。

卒業生からのサプライズ

映像音響学科・源です。

先日、卒業生とイオン岡山で買い物をしていました。小一時間ほど歩き回り、じゃあご飯でも食べるかということになり移動していたところ、年度が違うの卒業生と偶然出会いました。せっかくなので一緒に食事するかという流れになり、3人で一軒のお店に行きました。到着後、入店待ちをしていたところ、またもや年度の違う卒業生に出会いました。すると後ろから、またまた別の卒業生が現れました。ここでようやくわかりました。

実はこの日、私の誕生日でした。それを知っていた卒業生が、サプライズで企画してくれたのです。
あまりの驚きに、嬉しさと恥ずかしさが混じり、私に全く笑顔がなかったそうです(泣)

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その後、フードコートに移動してにお祝いしてもらいました。当日は恥ずかしかったので全くお礼を言えませんでしたが、内心はテンションMAXでした。ありがとう。

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2年生の女の子からもサプライズでお祝いしてもらいました! プレゼントの内容は、甘いピーナッツ・・・ 甘いグミ・・・ 岩塩などなど・・・。
私に全くありがたくないものでしたが・・・(悲)

みんな本当にありがとう。

カメラ-撮影時のちょっとした工夫

映像音響学科・源です。

前回、卒業生のカメラマン・上田くんを紹介しました。みなさんもスマホなどで気軽に撮影していることと思いますが、今回は撮影時のちょっとした工夫を紹介します。

まずは「あおり」という技法です。

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こちらは、卒業生で旅メンバーの一人にUSJで撮影してもらった写真です。私の要望は、カッコ良く撮ってくれというものでした。すると彼はしゃがみ込み、低い角度から私を見上げるように撮影してくれました。
これが「あおり」という技法で、被写体を大きく見せたいときや、目線が下からということで、人物を偉大に見せるときに使う技法です。
おまけに、少し太陽光を入れ逆行ぎみで撮ることで被写体を印象付けています。この相乗効果でよりカッコ良い写真になっています。

同様に、

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こちらは名古屋城の天守閣へ続く階段を下から見上げた写真です。いかがですか? 奥行きがあって、壮大な感じがしませんか? 被写体のすごさを伝えるときに「あおり」はおすすめです。

続いてこちら。

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きしめんの写真ですが違和感がありませんか? メインであるきしめんが、右端に寄っています。この撮り方は雑誌などではよく見かける技法で、左側の空いたスペースにこの料理の紹介や店内の写真などを挿入するために、あえて右側に寄せています。私には、まずない発想のアングルでした。

最後に、私の恥ずかしい2枚の写真を紹介します。

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こちらは世界遺産の白川郷を通常の撮影モードで撮ってもらった写真です。そして・・・

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この写真は、私だけにピントを合わせ、あえて背景をぼかした写真です。さらに明るさを上げて、ハレーションぎみに撮っています。
このように一枚の写真の中でも、見せたい被写体だけにピントをあてることでより印象的な写真になります。

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この写真も同様の技法で撮影したものです。

このようにプロが撮る写真には多くの撮影技法がいきています。そう考えて改めて雑誌を見ると、カメラマンの凄さを感じることができます。

最後に、岐阜県にある「モネの池」です。

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この二枚の写真には全く工夫もないし、何の加工もしていません。
被写体の素晴らしさには敵いませんな・・・

あっ、いい忘れるところでした。ここで紹介した工夫は、動画撮影のときもよく使います。映像音響学科の学生のみなさんは実習で勉強していますよ。

では、また・・・・

映像音響学科卒業生file vol.1

映像音響学科 源です。
映像音響学科は今年で21年目を迎え、卒業生は500名にもなります。今回はその内の一人、上田和輝くん(10期生)を紹介します。在校生や今後入学を考えている人は、このブログを読んで少しでも自分の将来像を描いてくれればなと思っています。

さて、上田くんは本学科卒業後、地元の香川に戻り、ブライダルカメラマンとして働いています。映像音響学科では動画の撮影はしますが、写真に関してはノータッチです。
彼の場合は卒業後に自分で企業を見つけ、入社してから写真の世界に入りました。そこで彼なりに勉強し、先輩方の技を吸収し、今ではカメラマンとして活躍しています。

と、ありきたりな紹介なこのくらいにしまして・・・

実は私、毎年彼と旅をしています。卒業生3人と私を入れた4人旅がかれこれ7年ほど続いています。昨年は横浜やディズニーシー、伊勢神宮を旅し、今年はメンバーの誕生日をUSJで祝いました。

ところで、旅ではいつも写真を撮るのですが・・・

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こちらはお気に入りのショップを私が撮影したものです。建物の全体が写るように上から撮っています。(ふかんショットといいます)
そして・・・

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こちらは上田くんが同じ建物を別の位置から撮影したものです。
いかがでしょうか。同じ建物でも雰囲気が全く違います。どちらの写真も、位置や角度(アングル)、光の方向を考えて撮影しています。

私は視聴者に正確に伝える記録カメラマンとして仕事をしていましたが、彼の場合は結婚式や節目のお祝いなどの、お客さんに喜びや感動を与える、魅せる写真が多くなっています。写真一枚とっても、人それぞれです。

これらの写真はすべてiPhoneで撮影しています。

IMG_6348 建仁寺

IMG_6338 ディズニーシー

IMG_6349 伏見稲荷

IMG_6343 横浜赤レンガ倉庫

今回上田くんの写真を見て、改めて写真の奥深さを知ることができました。彼が一回の結婚式で撮影する枚数は2,000枚にもなるそうです。写真はビデオと違い、その一瞬を切り取ります。ということはそれまでに様々な工程を踏む必要があります。事前に撮影するアングルや光の位置を考え、ようやく一枚の写真が写されるのです。

写真の先には思い出が残ります。学生には思い出をたくさん写した学校生活にしてほしいと思います。

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最後に上田くんの結婚式での一コマです。

サッカー☆サッカー☆サッカー

サッカー部顧問・源です。

2015年6月13日、専門学校交流スポーツ大会のサッカー予選があり、
本校サッカー部も数年ぶりに参加しました。

大会前々日までに7人しか集まらず、かなり強引に学生を誘って11人で出場しました。
しかし、11人中9人がサッカー初心者。体育でしかしたことがない学生や、コンバースの
スニーカーで出場しようとした学生もいる中で参加しました。

期待半分、不安半分で挑んだ3試合。
その結果は。。。

0-4、0-9、0-6。
サッカー部設立以来の大敗でした(涙)。

空振りはするわ、オウンゴールはするわで途中で帰ろうかとも思いましたが、
一応引率なので踏みとどまりました(悲)

試合合間の風景はこんな感じです。
絵に描いたようなくたばり具合です。(笑)

普通このような結果は記事にしないのですが、今回特筆したいことがあって記事にしました。
それは、これだけやられても誰一人諦めずに、一生懸命に走り続けたことでした。
文句を言わず、味方を鼓舞しながらボールを追いかける姿に少し感動しました。
過去にこの大会で優勝した時にも感動しましたが、それと同じくらい選手に感謝しています。

お隣りのビーマックスさんは礼儀正しく、おまけにめちゃめちゃ強いチームでしたので、
うらやましくなりましたが、別の意味でうちで良かったと思っています(感謝)

しかし来年もこの調子だと顧問を卒業します(笑)

お疲れ様!

 

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