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国際機械工学科 Archive

技能士(普通旋盤3級)が2名誕生

ものづくり工学科・小林です。

ものづくり工学科では、金属加工・木材加工・CAD・電気電子(メカトロニクス)を重点的に学んでいます。

金属加工の授業では、旋盤やフライス盤という工作機械を操作しながら、金属加工の要点(切削条件、測定器の使い方、材料の性質、刃物、材料、機械操作)を学ぶことができます。

資格取得をめざすのも、ものづくり工学科の目標の一つです。平成28年度後期技能検定試験では2名の学生が受験し合格したので技能士(3級)に認定されました。

写真は、技能検定受験風景と合格証を手にしたところです。

 

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木材加工卒業制作作品発表会

ものづくり工学科・小林です。

ものづくり工学科2年生の授業「木材加工」。卒業制作として、毎年、自分でプランを立て、どこにも売られていないような木製作品を作っています。完成までの流れは、プランニング→3D-CADによる作図→部品図作成→部品加工→組立という具合です。
今年は留学生も含めて7人の学生が1年間をかけて、個性あふれる様々なものを制作しました。

完成した作品と制作発表会の様子を紹介します。
制作発表会では、制作の動機、苦労した点、制作後の感想などを、各自完成させた達成感と自信をもって報告しあいました。
参加した1年生や教員との質疑応答もあって、来年につながる有意義な時間となりました。

H28木材加工卒業制作作品発表会1
H28木材加工卒業制作作品発表会2
H28木材加工卒業制作作品発表会3
H28木材加工卒業制作作品発表会4
H28木材加工卒業制作作品発表会5
H28木材加工卒業制作作品発表会6

ロボットを作りました

ものづくり工学科の小林です。

2年生は卒業が近づいてきました。卒業研究の授業では、スターリングエンジン製作後に写真のようなロボットを作りました。3D-CADの授業のなかで部品を作成(描画)し組立までできていたので、次の段階として実物を作ることにしました。

材料取り、機械加工、組み立てという手順で進めました。
部品製作は全員で分担。工作機械の操作方法も慣れてきているので、手際よくできました。

写真は工作機械を使っている様子と、組み立てたロボットです。
今年度の2年生は金属加工関係の企業に就職する学生がほとんどですので、このような経験は卒業後も活かされるであろうと期待しています。

ロボット1
フライス盤を使っての部品加工(腕や靴を加工しています)

ロボット2
フライス盤を使っての部品加工(胴体や頭部を加工しています)

ロボット3
完成したロボットと学生

旋盤の横送り台の構造

ものづくり工学科小林です。

旋盤の横送り台を分解し、横送り軸とバックラッシ除去装置の構造を見てみました。

写真1は横送り軸(角ネジになっています)です。

写真2は横送り軸を通すめねじです。写真のように二つ使われていました。めねじの間に半月キー状の部品が見えます。バックラッシを取り除くにはこの部品を上から止めネジで押さえるようになっていました。めねじの材質は銅合金(青銅)でした。

ブログ原稿(旋盤横送り軸の構造)1

ブログ原稿(旋盤横送り軸の構造)2

スターリングエンジン完成しました!

ものづくり工学科小林です。

2年生の卒業研究の中で取り組んでいたスターリングエンジンが完成しました。

スターリングエンジン

スターリングエンジン2

旋盤、フライス盤、ボール盤、マシニングセンタなどを使って、部品をすべて加工しました。部品は23種類となりました。
マシニングセンタのプログラムは、機械を追突させたりしないよう時間をかけて製作しました。
組立時は、クランク軸の組み立てと、クランク軸の回転をスムーズにすることに神経を使いました。
動いている様子はYouTubeでご覧ください。スターリングエンジン動画

学生の感想を紹介します。

〇ついに完成しました。エンジンが動いたときは、とても感動しました。

〇何度も組み直し、改善したかいもあり、無事に動いたので達成感がありました。この経験は今後自分がものづくりをしていく上で、良い経験になったと思います。

〇やっとスターリングエンジンが完成してうれしいです。少しの傷や組み立てたときの部品の角度のずれが、回らないなど動きに影響が出るのだと実感しました。

OTEX おかやまテクノロジー展 2017

ものづくり工学科の湯浅です。

「精鋭企業と出会う加工技術の展示会」というキャチフレーズの展示会に、ものづくり工学科の1年生と2年生が校外研修として行ってきました。

優れた加工技術を有している、ものづくり県岡山の企業152社の展示ということで、最先端の加工技術の説明を聞いたり加工製品を見たりできました。
卒業生の就職先も多数出展していて、就職先や将来身につけるべき技術を考えるうえで大いに参考になったと思います。

テクノロジー展

スピーカーの製作

ものづくり工学科の湯浅です。

先月から製作を始めていた自作スピーカーが完成しました。

スピーカーBOX完成

完成したスピーカーBOX

使用するスピーカーユニットや内蔵するデジタルアンプは全員同じものですが、ボックスの大きさや形状は、各自が考えたものを自分で図面を書いてから製作にとりかかりました。
今年はマイクロUSBのコネクタを付けたり、音量調整用のボリュームを取り付けるのに苦労しましたが、全員とてもうまくできて、スマートフォンを接続して楽しそうに音楽を聴いていました。

製作中1

製作中1

製作中2

製作中2

 

旋盤の刃物台、サドル、エプロンの構造

ものづくり工学科小林です。
工作機械の代表的なものに旋盤があります。
旋盤の刃物台とそれを取り付けるサドルを分解し、中の構造をのぞいてみました。

刃物台・・金属を切削するための刃物(バイト)を取り付けます。
〇刃物台の裏に円弧の溝が加工されていました。この溝に沿ってばねで上下に動くピンが働くと、90度毎に刃物台が固定できるようになります。また、反対方向へは回転できない構造がよくわかります。
(写真1、写真2)
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写真1 刃物台を裏側から見たところ

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写真2 刃物台固定位置を決めるピン

サドル・・刃物台が取り付けられる場所で、エプロンと一体になっています。
〇ハンドル操作によって、サドルがガタなくスムーズに移動するよう、隙間を調整する部品(かみそり)や、サドルをベッドに固定するための部品が取り付けられています。(写真3)
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写真3 サドルをはずし、裏返したところ

エプロン・・手動でハンドルの動きを刃物台に伝えたり、自動送りができる構造になっています。
〇レバーを使って歯車の位置を変え、手動送りと自動送りが選択できます。ねじ切りをするための機構も組み込まれています。(写真4)
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写真4 エプロンの歯車列

完成! ロス機構スターリングエンジン部品

ものづくり工学科・小林です。

3D-CADで作成し、YouTubeにアップしていたロス機構スターリングエンジンを実作しました。
このエンジンの最大の特徴は、ロス機構を使っていることです。ピストンの往復運動を回転運動に変えるとき、通常のピストンのもつスライダクランク機構よりもシリンダに対するスラスト力が小さくなります。写真中央にあるT型リンクがこの機構の部品の一つです。
写真のように部品点数も少なく、シリンダとピストンは注射器を利用したので、加工も比較的簡単にできました。
使用した工作機械は、本校にある旋盤、フライス盤、ボール盤、マシニングセンタです。写真は製作した部品をすべて並べたところです。
次は、これを組み立て、回転するように調整します。

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ロス機構スターリングエンジンの全部品

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ロス機構スターリングエンジン

技能検定受験に向けて講習会を開催

ものづくり工学科・小林です。

11月14日(月)、今年も岡山県職業能力開発協会のご支援を得て、技能検定実技講習会(旋盤3級)を開催しました。
受講者はものづくり工学科1年生です。
講師はナイスワーク株式会社の米田卓也氏で、「ものづくりマイスター」と呼ばれる高度熟練技能者です。
手際の良い旋盤操作を見せてもらったり、わかりやすい説明を聞くことができ、学生にとっては有意義な講習会になりました。学生からも多くの質問や感想があり、充実した講習会になったと思います。

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切削工程の説明を聞いています。

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終了後の記念撮影

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