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電気通信工学科 Archive
令和6年度「第一種電気工事士」試験結果
- 2025-02-20 (木)
- 電気通信工学科
電気通信工学科の三井です。
令和6年度第一種電気工事士試験の結果は次のようになりました。
学年 | 在籍数 | 筆記 | 技能 | 免許合格 | 免許合格累計 | 取得率(%) | ||
受験 | 合格 | 受験 | 合格 | |||||
2年 | 15 | 1 | 1 | 4 | 3 | 3 | 14 | 93.3 |
1年 | 21 | 19 | 18 | 18 | 16 | 16 | 16 | 76.2 |
* 第一種電気工事士試験は、年に2回あります。
* 技能試験で不合格となった場合は、筆記免除で技能試験のみを2回受験することができます。
* 3年間の実務経験を積むことにより、第一種電気工事士「免許」を取得することができます。
第一種電気工事士の筆記試験、技能試験に合格した1年生
本学科は2年制の学科ですので、1年次に基礎的な学習をして2年次で資格を取得するのが順序です。しかし、1年生の2月くらいから会社訪問などの就職活動が始まりますので、それまでに専門性の高い国家資格を取得するように指導をしています。
本学科では、まず第二種電気工事士と第一種電気工事士を取得します。これらの資格は非常に評価が高く、有利に就職活動を行うことができます。また、受験勉強を通して学生達は鍛えられます。鉄は熱いうちに打てと言いますが、若い時の鍛錬は幸福な人生を送るためには必須の条件です。
第二種電気工事士「筆記試験」は5月26日(日)に行われました。そして翌日より、10月6日(日)実施の第一種電気工事士「筆記試験」を目指して授業を始めました。この資格が本命ですので学生達は真剣に取り組み、第二種電気工事士「筆記試験」で不合格となった2名の学生も合格することができました。
続いて、11月24日(日)に第一種電気工事士「技能試験」が行われました。学生達は真剣に取組みましたが、不合格となった者もいます。しかし、就職活動において筆記試験の合格は企業から高く評価されています。また今後2回の試験では筆記免除で技能試験だけを受験することができますので、卒業までに免許に合格することができます。
引き続き、第一級陸上無線技術士や電験三種などの上位資格を目指します。明治以来、電気と通信分野は自由平等で実力主義ですので、権威ある国家資格ですが受験資格を問わず、誰でも自由に受験することができます。向上心のある者にとっては非常に恵まれた環境ですので、学生達は大いに頑張り、将来の大成を期してゆかれんことを心から願望しております。
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令和6年度「第二種電気工事士」試験結果
- 2025-02-14 (金)
- 電気通信工学科
電気通信工学科の三井です。
令和6年度第二種電気工事士試験の結果は次のようになりました。
学年 | 在籍数 | 筆記 | 技能 | 免許取得 | 免許取得累計 | 取得率(%) | ||
受験 | 合格 | 受験 | 合格 | |||||
2年 | 15 | 15 | 100 | |||||
1年 | 21 | 16 | 14 | 14 | 13 | 13 | 16 | 76.2 |
* 第二種電気工事士試験は、年に2回あります。
* 2年生は前年度に免許を取得しています。
* 1年生3名は、入学前に免許を取得しています。
* 本学科を卒業すると第二種電気工事士免許は無試験で取得することができます。
第二種電気工事士の筆記試験、技能試験に合格した1年生
令和6年度について、入学式は4月10日(水)、授業開始は4月13日(金)でした。筆記試験は5月26日(日)であり、ゴールデンウィークによる休校もありましたので、授業時間は非常に短かく大変でした。技能試験は7月20日(土)、21日(日)でしたが、不合格の場合は12月14日(土)、15日(日)に再度受験することができました。
本学科は第二種電気工事士養成施設ですので、卒業すると無試験で免許を得ることができます。しかし、更に上位の国家資格を取得するための基礎堅めとして、また就職活動のときに「卒業したら貰えます」よりは、「勉強をして実力で取得しました」の方が企業からの評価は高いので、本学科では試験で取得しています。
電気工事士試験の受験を通して、学生達は電気を中心とした幅広い知識や技術を習得し、即戦力の電気技術者として逞しく成長しています。
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西日本高速道路ファシリティーズへ入社する池田さんにインタビュー
こんにちは、教頭の平野です。電気通信工学科2年の池田凌平さん(21)が今春、NEXCO西日本グループの「西日本高速道路ファシリティーズ」に入社します。高校卒業後に進学した学校を退学したものの、本校で学び直し、第一級陸上特殊無線技士(一陸技)といった難関資格を取得。希望通り、大手への就職をつかみ取りました。池田さんに、今の気持ちや勉強法、今後の抱負などについて聞きました。
-高速道路のメンテナンスを行う西日本高速道路ファシリティーズへの就職が決まりました。率直な気持ちを聞かせてください。
「一陸技を生かせる就職先を探していたところ、仕事内容や待遇面などに魅力を感じ、試験を受けました。『ここに入りたい』と、一筋で考えていたので、合格でき、とても良かったです」
-一陸技をはじめ、多くの資格を取りました。資格に対してはどのような思いを持っていますか。
「資格は就職に生かせるので、頑張って取得すれば自分の将来につながると思っていました。特にうれしかったのはカギセン入学後初めて取った第二種電気工事士ですね。コツコツと続けた勉強が報われた実感がありました」
-資格取得の勉強法についてお聞きします。どのような手法を取りましたか。
「分からないところを放っておかないよう気を付けました。僕は指導してもらっていた三井先生によく質問をしました。計算問題をどう解けばよいのかなどを詳しく、分かりやすく教えていただきました。自宅に帰ってからも勉強する時間を取るよう心掛けました。それほど長い時間でなくても毎日続けることが大事です」
-難関の一陸技についてはどう勉強しましたか。
「過去問を繰り返し解きました。20年分を6回通りは行ったでしょうか。赤字部分で書かれた資料の重要なところを暗記したことも思い出します。ただ懸命に取り組みすぎて熱を出したことがあったので、無理しすぎないのも必要と感じました」
-過去のお話をお聞きします。高校卒業後に進んだ学校を辞めました。どのような理由からでしょうか。
「入学して半年ほどたったころから勉強が遅れはじめ、分からないこところを聞きにくい雰囲気も感じていました。自分には合わなかったと思います」
-その後、カギセンに入学されました。
「オープンキャンパスで電気実習の体験をしたのがきっかけです。配線がうまくできなかったのですが、作業がとても楽しかったことを覚えています」
-資格取得に明け暮れたカギセンでの生活はどうでしたか。
「以前とは違う自分になりました。毎日勉強すれば資格が取れるということが分かり、勉強が好きになって途中から同級生に教えていました。就職も思うようなところに決まって、入学して本当に良かったです」
-今春から社会人生活がスタートします。どう頑張っていこうと思っていますか。
「カギセンで学んだことをしっかりと生かし、分からないことがあったら先輩たちに聞いて、仕事を進めていこうと思います。資格取得も計画しており、電気通信主任技術者に挑戦していきます」
-カギセンの後輩たちに一言お願いします。
「入学したらまず資格を一つ取りましょう。そうすれば自信がつき、次の資格へ意欲がわきます。あとはやはり分からないことをそのままにしておかないことです。先生にどんどん質問して、力を付けてください」
父親・池田泰規さんの話
「凌平はカギセンに入学して勉強に対する意欲が上がったように感じます。以前通っていた学校は理解の度合いにかかわらず先に進んでいくスタイルだったようですが、カギセンは手厚いサポートがありました。私学の良さを出していただいたと思います」
担任からのこぼれ話
三井和一郎先生
「池田さんは飾らない人柄で、『自分は勉強についていけず前の学校を中退した』というようなことを周囲に話しており、初めは同級生に頼られることは少なかったように思います。しかし、授業で何か分からないことがあると、理解できるまで繰り返し質問をしてきました。最初は基礎的な内容が多かったのですが、徐々にレベルアップをしていきました。また自分が知ったことを熱心に周りの学生に教えますので、誰からも信頼されるようになり、池田さんを中心に真剣に資格取得を目指すグループができました」
池田さんの資格取得一覧
第二種電気工事士 | 一般用電気工作物(低圧600V以下で受電している電気設備)の工事に従事可能。 |
第一種電気工事士 | 第二種電気工事士の範囲に加え、自家用電気工作物(最大電力500キロワット未満)の工場、ビルなどの工事にも従事可能。 |
工事担任者第一級デジタル通信 | インターネットやIP電話といった電気通信回線の端末設備の接続工事に携われる。 |
第一級陸上特殊無線技士(一陸特) | 主に携帯電話基地局、公共無線(自治体の防災無線、警察、消防無線など)の技術操作を行うための資格。 |
第一級陸上無線技術士(一陸技) | 主に陸上の無線局(放送局、電気通信業務用等の固定局、無線測位局など)の無線設備の技術的な操作を行うための資格。一陸特の上位資格。 |
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第3回職業実践実習(配電盤実習)
- 2025-01-08 (水)
- 電気通信工学科
電気通信工学科の生藤です。
令和6年12月11日(水)に、株式会社徳山電機製作所様から2名の技術者を派遣いただいて職業実践実習を実施しました。
年3回の職業実践実習を計画しており、今回が今年度最後の第3回目で実習内容は「配電盤実習」です。
動力盤の基本回路結線図を見て動作説明を聞き、実際に配線する作業手順の説明を受けました。
難しいだけに理解できてくると面白いです。
配線図を自分たちで書き、器具の配置も自分たちで考えます。すべてオンリーワンです。
講師の方に配線を確認して貰ってから、配線作業に移っていきます。
完成した配電盤をもって集合写真です。
本当に充実した実習時間を過ごしました。
株式会社徳山電機製作所の関藤満・山本隼也両講師によるご指導でした。
今年度も年3回の職業実践実習を有難うございました。来年度もよろしくお願いいたします。
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「JFEスチール株式会社西日本製鉄所」企業説明会の開催
- 2024-12-20 (金)
- 電気通信工学科
電気通信工学科の三井です。
令和6年12月10日(火)、「JFEスチール株式会社西日本製鉄所」の企業説明会が本学科で開催されました。講師は令和元年度に本学科を卒業された小松原 弘志氏です。先ず、同社の概要と特徴、仕事内容などを話され、その後、自身の体験を通して就職活動のアドバイス等をしていただきました。在校生たちは先輩の話に目を輝かせ真剣に聞いていました。
また、本年度は、本学科から2名の学生が同社の内定をいただいています。彼らは入社前に、先輩の話を聞きたいと駆けつけ、説明会の前後の時間を利用して長時間の会話をすることができました。
今回のように、卒業生が後輩のために細かい心配りをしてくれることはよくあり、いつも彼らの善意に感謝をしています。
企業説明会風景
小松原氏
電気通信工学科1年生
内定をいただいた学生達と共に
溝手 拓実さん(左側) 小松原 弘志氏(中央) 奈良 陽太さん(右側)
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第2回職業実践実習
- 2024-11-02 (土)
- 電気通信工学科
電気通信工学科の川本博之です。
10月23日(水)、株式会社徳山電機製作所様から技術者2名を派遣していただき、職業実践実習を受けました。
電気通信工学科では、年3回の職業実践実習を計画しており、今回、第2回目になります。実習内容は「動力盤制御回路の配線」です。
株式会社徳山電機製作所 品質検査管理部 関藤 満講師から動力の制御盤内の回路説明を受けました。そして、今日の作業の流れの説明を聞き、いよいよ制御パネルを製作します。
全員が制御パネルの作製に取り掛かれるように、人数分の機材を準備していただきました。本当に充実した実践実習が出来るようになりました。
株式会社徳山電機製作所 製造部電気課 山本 準也講師から配線図面と制御パネル(ランプや押しボタンスイッチが取り付けられている物)の説明を受けました。本当に分かり易いです。
配線図面の説明も、図面を見ながら丁寧に説明を受けることが出来て、これからどのように作業をしてよいか良く分かりました。
いよいよ、作業開始です。操作パネルにランプ・スイッチの取り付け作業です。個別に説明を受けることが出来るので、分かり易いです。
今、制御パネルにランプやスイッチの取り付け作業をしています。作業の状態を見て、タイムリーに助言があるので、安心です。
配線図面を確認しながら、制御線に圧着端子を取り付け、配線しました。初めは被覆をむぐ事も端子を取り付けることもすべてが難しく、時間もかかりました。個別にアドバイスを受けながら、作業に取り組みました。作業が進むにつれて、面白さが増してきました。
完成した制御パネルを図面を見ながら、テスター(導通を確認する器具)で配線の確認をしています。
制御盤に、制御パネル、モーターの取り付けをしました。
動作確認です。モーターが思い通りに回転したときは、感動しました。
自分で製作した、制御パネルを持って記念撮影です。大満足です。最後に実習の講評を聞きました。スムーズに作業が出来たことを、褒めていただき、本当にうれしかったです。徳山電機製作所の両講師の先生ありがとうございました。第3回目は令和7年12月11日(水)です。
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進路についての学習会
- 2024-10-16 (水)
- 電気通信工学科
電気通信工学科の川本博之です。本科では、実習に取り組む時間前を利用して、1年生対象の進路学習会を令和6年9月17日(火)に行いました。その様子を紹介します。
有限会社 若林電設 代表取締役社長 若林伸広様より「当社はJR西日本の鉄道運行の安全を守る工事会社で、仕事内容は電気を供給する周辺の保守・点検、設備の新設など多岐にわたります。【鉄道運行は安全である】という当たり前のことを維持する、とても重要でやりがいのある仕事です。それは、交通すなわち人々の暮らしを支え、命を守ることにつながるからです」と、お話ししていただきました。
有限会社 若林電設 田中雄太様(写真右端)は本校の卒業生です。「私達の仕事は、JRの新幹線や在来線の最終運行後から始発までの間に鉄道設備を整える事です。待ったなしの限られた時間の中、一分一秒の大切さを知り、いかに効率よく自分に何ができるかを考えられるようになりました」とのコメントを頂きました。
有限会社 若林電設 川本真稔様より、「チームワークが大切な仕事です。社会人の基本『報告・連絡・相談』や、工事の経験を積むことで、リスクアセスメントも学べる良い環境です。最初何もわからなくても、教えられたことを忠実にやっていくうちに技術や意味を学んでいけます。また、世の中の皆が鉄道を問題なく利用できると実感したとき、誇らしい気持ちになります」と体験談を話してくださいました。
最後に、「これからの学生生活で、自分で出来ることを増やしていくと、大きな自信や、技術・技能が身に付くので、学生生活を頑張ってください」と、激励のお言葉を頂きました。本当にありがとうございました。
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中国四国管区警察局に内定した池田さんにインタビュー
こんにちは。教頭の平野です。本日はうれしいニュースをご紹介したいと思います。
粘り強い取り組みが結果に結びつきました。今春、電気通信工学科を卒業した池田凌さんが見事、中国四国管区警察局の内定を獲得。昨年度は入職に必要な第一級陸上無線技術士(一陸技)の資格があと一歩で取れず悔しい思いをしましたが、あきらめず勉強に励んで資格取得につなげ、希望を叶えました。池田さんに、いまの気持ちや勉強法などについて聞きました。
中国四国管区警察局の内定を勝ち取りました。どんな気持ちでしょうか。
「純粋にうれしいです。留年のような形になっていたので若干不安がありましたが、それが解消できました。高校時代に一度中退するなどいろいろありましたが、カギセンに来てよかったと思います」
入職の決め手となった一陸技は大卒程度の難関資格です。どうやって合格につなげましたか。
「とにかく過去問を解き続けました。十数年分を8、9回は繰り返したでしょうか。根気強く取り組みました」
一陸技は「工学の基礎、工学A、工学B、法規」の4科目の合格が必要です。昨年度は工学Aが通らず、涙をのみました。その後、どう気持ちを切り替えて勉強したのでしょうか。
「難しい資格があと1科目受かれば取れるという思いと、警察に行きたい気持ちが強かったので、前を向いて頑張れました。一陸技を取っている2人の同級生に負けたくないという思いもありました」
卒業後もカギセンに通い、勉強を続けました。
「学校の方が集中できるので、平日にほぼ毎日通わせてもらいました。お昼ごろに来て17時ぐらいまでみっちりと勉強しました」
7月にあった工学Aの試験の手ごたえはいかがでしたか。
「やるだけのことをやったという自信があったので、緊張することはなかったです。早く解き終えることができ、時間がたっぷりとあったので3回見直しました」
一陸技以外にも第一種電気工事士など多くの資格を取っています。カギセンでの学生生活はどうでしたか。
「電気分野は専門性が高く分からない言葉が多い中、先生に質問すると的確に教えてくれ、理解が深まったのが良かったです。理解できているからこそ、問題が解けます。資格を取るにつれて自分に自信を持てるようになりました。勉強だけでなく、学園祭に向けてクレーンゲームを同級生たちと作ったのも良い思い出です」
カギセンを選んだ理由、きっかけを教えてください。
「高校の時、あるゲームの近未来的な世界観を通じて電気に興味を持ちました。それで電気関係の学校を探し、カギセンを受験しました」
来春から警察での社会人生活がスタートします。今後の将来像について考えていることはありますか。
「電気通信関係の新たな資格を取りたいです。仕事をしながらしっかりと勉強もしたいと思います。後輩たちに頼られる存在になりたいですね」
カギセンの後輩たちに一言お願いします。
「私は通信制の第一学院高等学校岡山キャンパス出身です。その時は警察などの大きな組織で働くということは考えてもみませんでしたが、カギセンに来て資格を取ることで未来が開けました。自分自身、自信が付くなどとても変わったと思います。資格は大きな強みになるので、勉強してぜひ取りましょう。自分の将来に必ず役立つと思います」
◇担任からのこぼれ話◇
三井和一郎先生
「私は令和2年、映像音響学科1年生に第二種電気工事士の受験指導を行いました。そのクラスに凌君のお姉さんの愛美さんがいました。彼女は成績優秀で筆記試験は満点近い点数を取り、技能試験でも課題の作成がクラスで一番速く、非常に印象的な学生でした。そのお姉さんが弟に電気工事実習のアドバイスをしている、ということをお母さんからお聞きしたことがあり、私の知らないところで学生達がつながっていることを改めて知り、責任の大きさを実感しました。凌君はその後も勉強を続け、無事に目標を達成したことを嬉しく思います」
池田さんの資格取得一覧
第二種電気工事士 | 一般用電気工作物(低圧600V以下で受電している電気設備)の工事に従事可能。 |
第一種電気工事士 | 第二種電気工事士の範囲に加え、自家用電気工作物(最大電力500キロワット未満)の工場、ビルなどの工事にも従事可能。 |
工事担任者第一級デジタル通信 | インターネットやIP電話といった電気通信回線の端末設備の接続工事に携われる。 |
第一級陸上特殊無線技士(一陸特) | 主に携帯電話基地局、公共無線(自治体の防災無線、警察、消防無線など)の技術操作を行うための資格。 |
第一級陸上無線技術士(一陸技) | 主に陸上の無線局(放送局、電気通信業務用等の固定局、無線測位局など)の無線設備の技術的な操作を行うための資格。一陸特の上位資格。 |
伝送交換主任技術者 | 大規模な電気通信事業者が選任する役職で、電気通信設備の工事、維持、運用の監督を行う。 |
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「第一級陸上無線技術士」結果
- 2024-08-07 (水)
- 電気通信工学科
電気通信工学科の三井です。
令和6年7月に実施されました「第一級陸上無線技術士(一陸技)」の結果は次のようになりました。
今回の試験には在校生4名と卒業生1名が受験しました。
本年3月に卒業した池田凌さんは、在学中に3科目に合格しました。卒業後も本校に通って勉強を続け、今回免許を取得しました。その結果、中国四国管区警察局(国家二種)に採用されました。
学年 | 在籍数 | 受験数 | 今回免許取得数 | 科目合格数 | 免許取得累計 | 取得率(%) | ||
1科目 | 2科目 | 3科目 | ||||||
卒業生 | 28 | 1 | 1 | 1 | 4 | 14.3 | ||
2年 | 15 | 4 | 2 | 2 | 2 | 13.3 |
*試験科目は4科目あり、3年以内に合格すると免許取得となります。
昨年まで一陸技の指導は、2年次から希望者を対象に補講を行ってきました。希望する学生の約半数は7月の試験で免許を取得し、残りの学生は更に半年後の1月に完全合格して、卒業までに免許を取得しています。しかし、補講ではなく授業を強く希望する学生がいますので、本年からは1年次に一陸技の授業を行います。
環境的に1年生の方が勉強に専念できますので、資格取得に有利だと思います。また、職業の選択肢が増えますので、自分にあった進路を探しやすくなります。一陸技を取得して国家二種公務員(免許取得により筆記試験が免除される)になることを宣言する学生がいますので、クラスの雰囲気は大変盛り上がっています。国家公務員の給与は、免許を取得した年に入社したような給与体系となりますので、早く取得した方が有利です。
本学科には、受験指導のノウハウと分かり易い教材があります。電気工事士、公務員(国家二種)、放送局、NTTなどの通信業等に興味のある方は、ぜひオープンキャンパスにお出で下さい。これらの職業は女性にも人気がありますので、お待ちしております。本学科は皆さんの人生を、劇的に変えることができます。
河上冠仁さん 西田光汰さん 池田凌さん 池田凌平さん 小倉颯斗さん
河上 冠仁(かわかみ かんじ)さん (写真左端) 出身高校 岡山県立東岡山工業高等学校 工業化学科卒業 内定先 NTTデータカスタマサービステクノロジ株式会社 取得資格 第二種電気工事士 第一種電気工事士 工事担任者第一級デジタル通信 第一級陸上特殊無線技士 第一級陸上無線技術士 無線工学の基礎 法規 科目合格 次に目指す資格 第一級陸上無線技術士の完全合格、伝送交換主任技術者
西田 光汰(にしだ こうた)さん (写真左から2人目) 出身高校 岡山県美作高等学校 普通科卒業 内定先 中国四国管区警察局(国家二種公務員) 取得資格 第二種電気工事士 第一種電気工事士 工事担任者第一級デジタル通信 第一級陸上特殊無線技士 第一級陸上無線技術士 次に目指す資格 伝送交換主任技術者
池田 凌(いけだ りょう)さん (写真中央) 出身高校 第一学院高等学校 養父校 普通科卒業 内定先 中国四国管区警察局(国家二種公務員) 取得資格 第二種電気工事士 第一種電気工事士 工事担任者第一級デジタル通信 第一級陸上特殊無線技士 第一級陸上無線技術士 伝送交換主任技術者 電気通信システム 伝送交換システム及び設備管理 科目合格 次に目指す資格 線路主任技術者、伝送主任技術者(線路主任技術者免許取得により自動的に取得)
池田 凌平(いけだ りょうへい)さん (写真右から2人目) 出身高校 広島県如水館高等学校 普通科卒業 内定先 西日本高速道路ファシリティーズ株式会社 取得資格 第二種電気工事士 第一種電気工事士 工事担任者第一級デジタル通信 第一級陸上特殊無線技士 第一級陸上無線技術士 次に目指す資格 伝送交換主任技術者
小倉 颯斗(おぐら はやと)さん (写真右端) 出身高校 広島市立広島工業高等学校 情報電子科卒業 内定先 旭テクノプラント株式会社 取得資格 第二種電気工事士 第一種電気工事士 工事担任者第一級デジタル通信 第一級陸上特殊無線技士 第一級陸上無線技術士 無線工学の基礎 法規 科目合格 次に目指す資格 第一級陸上無線技術士の完全合格、伝送交換主任技術者
全員が令和7年1月実施の電気通信主任技術者を目指しています。電気通信主任技術者には「伝送交換主任技術者」と「線路主任技術者」があります。伝送交換とはNTTのような通信設備に関係する責任者の資格であり、線路とは光ファイバーなど通信設備を結ぶ通信線路に関係する責任者の資格です。私は学生達にこれらの資格を取得してほしいと思っていましたが、学生達が自発的に目指すようになり、大変嬉しく思っています。是非、この流れを後輩達も受け継いでほしいと思います。
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「第一級陸上無線技術士」の受験を終えて
- 2024-07-20 (土)
- 電気通信工学科
電気通信工学科の三井です。
電気通信工学科2年生4名と、卒業生(令和6年3月卒業)1名が、令和6年7月9日(火)10日(木)実施の「第一級陸上無線技術士(一陸技)」を受験しました。「一陸技」は試験科目が4科目あり、3年以内に4科目に合格すると免許取得となります。
2年生は1年次に「第二種電気工事士」「第一種電気工事士」「工事担任者第一級デジタル通信」「第一級陸上特殊無線技士」を取得しましたので、今回が初めての受験です。自己採点の結果、3名は完全合格し、2名は2科目合格となりました。完全合格した内の2名は、中国四国管区警察局を目指しています。「一陸技」を取得しますと、国家二種公務員試験の筆記試験が免除となりますので、希望を叶えることができます。科目合格の2名は次回の令和7年1月実施の国家試験に合格して、卒業までに免許を取得することを決意しています。
2年生4名と卒業生(写真中央)1名
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