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電気通信工学科 Archive
電気通信工学科の校内企業説明会➁(2月7日)
- 2025-03-12 (水)
- 電気通信工学科
電気通信工学科の三井です。
2月7日(金)、校内で企業説明会が行われました。今回も一日かけて6社に30分ずつお話をしていただきました。話の間の休憩時間は15分ずつでした。学生にとっては初めての就職活動ですので非常に良い経験になったと思います。来校いただいた各社の簡単なご紹介などをさせていただきたいと思います。
旭電業株式会社
小上課長は施工管理について話されました。
電気は快適な生活に不可欠です。ビル・工場・病院・商業施設・公共施設などのあらゆる建築物や構築物に欠かすことのできない「電気設備」の設計・施工からメンテナンスまでの一貫したサービスにより、利用者に最適な電気設備をご提供しています。
三和電気土木工事株式会社
島田副部長と松本主任が来られました。
持続可能でより良い社会の実現を目指すために、世界共通目標であるSDGs(持続可能な開発目標)において、 気候変動対策、ならびにグリーンエネルギーの供給は、中心的な課題として位置づけられています。私たち三和電気土木工事は、脱炭素社会に向けて、数々のプロジェクトを通じて培ってきた技術・ノウハウを基に積極的な事業開発を展開しています。
株式会社マイナビEdge
採用担当籠島氏が来られました。
1972年創業のマイナビEdgeは、機械/電気・電子/情報系での設計開発に特化した技術系アウトソーシング企業として歩んでいます。現在、約300社に及ぶ大手企業様から高い評価と信頼を獲得し、数多くの当社エンジニアが日本のモノづくりを支えています。
クラブン株式会社
総務課石井氏が来られました。
働く環境をより快適にするために、レイアウトやカラーリング、デスクシステム、快適環境といったメンタルな視点からオフィス空間・公共施設をトータルに提案する「環境創造事業」。知的作業を有効に行うことのできる最適空間をプランニングしています。
福山スチールセンター株式会社
藤井部長が来られました。
1999年(平成11年)の業務拡大に伴い、「 福山スチールセンター株式会社」と社名を改称し、今日では薄鋼板の製造、加工という鉄の技術と信頼に直結する業務にも携わっています。
双葉電機株式会社
大㠀誠司さん写真
岡本主任と共に、令和5年3月に卒業した大㠀誠司さんが来られました。大㠀さんは在学中に第二種電気工事士、第一種電気工事士、工事担任者DD第一種、第一級陸上特殊無線技士(一陸特)を取得しました。学生時代の反省について「在学中にもっと資格を取得すべきだった」と話し、就職活動のアドバイスについては「面接のときに何でも素直に話したのが良かった」と述べていました。
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電気通信工学科校内企業説明会➀(2月6日)
- 2025-03-03 (月)
- 電気通信工学科
電気通信工学科の三井です。
1年生は最近まで資格取得に専念していましたが、就職活動の時期となりましたので、2月6日(木)から2月12日(水)までの間に4日間かけて、校内企業説明会を開催しました。企業説明会のスケジュールは、一日に6社の企業が30分ずつ説明し、説明の間に15分間休憩をしました。まず、2月6日に来られた企業を紹介します。
コアテック株式会社
田辺課長と人事担当の方が来られました。社名のコアは中心、テックはテクノロジ(技術)を表し、「FA設備事業」、「エコロジー事業」、「自社商品事業」 の3本の柱を持つメーカーとして、事業を展開しています。
始めに田辺課長から、就職活動へのアドバイスをいただきました。
東海電機株式会社
守屋部長と共に、令和5年3月に本学科を卒業した清水陽輝さんが来られました。清水さんは、在学中に第二種電気工事士、第一種電気工事士、工事担任者DD第一種、第一級陸上特殊無線技士(一陸特)、第一級陸上無線技術士(一陸技)を取得し、入社直後に電験三種を取得しました。質問に答えて、一陸技と電験三種の勉強方法を紹介していただきました。在校生にとって、目標とすべき良き先輩です。
プライムエンジニアリング株式会社
杉山社長が来られました。プライムエンジニアリングは専門分野で学んだエンジニアを積極採用しています。入社後は、エンジニアとしてのキャリアプランを実現するために、身に付けたいスキルの習得を目標に優先して配属し、電気・機械を中心に専門の技術教育や技能教育をさらにおこない、即戦力に近づけるよう人材を育成しています。
株式会社マイスターエンジニアリング
鎌倉係長は、専門学校電気科出身という自身の体験を通して、在校生に親しみのこもったアドバイスをしていただきました。「メカトロ事業部」と「ファシリティ事業部」がありますがファシリティ事業について説明されました。
旭テクノプラント株式会社
磯道主任と共に、令和元年3月に本学科を卒業された藤本雄太さんが来られました。
藤本さんは在学中に、第二種電気工事士、第一種電気工事士、第一級陸上特殊無線技士(一陸特)を取得しています。自分が担当している仕事を通して、在校生にアドバイスをしていただきました。
株式会社アスパーク
人事担当谷口様が説明されました。株式会社アスパークは、「技術開発・研究開発のエンジニアリングアウトソーシング事業」を軸に、電気自動車開発事業・アプリ開発事業など多種多様なサービスを提供しています。現在製造している電気自動車は超高級車です。
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令和6年度「第一種電気工事士」試験結果
- 2025-02-20 (木)
- 電気通信工学科
電気通信工学科の三井です。
令和6年度第一種電気工事士試験の結果は次のようになりました。
学年 | 在籍数 | 筆記 | 技能 | 免許合格 | 免許合格累計 | 取得率(%) | ||
受験 | 合格 | 受験 | 合格 | |||||
2年 | 15 | 1 | 1 | 4 | 3 | 3 | 14 | 93.3 |
1年 | 21 | 19 | 18 | 18 | 16 | 16 | 16 | 76.2 |
* 第一種電気工事士試験は、年に2回あります。
* 技能試験で不合格となった場合は、筆記免除で技能試験のみを2回受験することができます。
* 3年間の実務経験を積むことにより、第一種電気工事士「免許」を取得することができます。
第一種電気工事士の筆記試験、技能試験に合格した1年生
本学科は2年制の学科ですので、1年次に基礎的な学習をして2年次で資格を取得するのが順序です。しかし、1年生の2月くらいから会社訪問などの就職活動が始まりますので、それまでに専門性の高い国家資格を取得するように指導をしています。
本学科では、まず第二種電気工事士と第一種電気工事士を取得します。これらの資格は非常に評価が高く、有利に就職活動を行うことができます。また、受験勉強を通して学生達は鍛えられます。鉄は熱いうちに打てと言いますが、若い時の鍛錬は幸福な人生を送るためには必須の条件です。
第二種電気工事士「筆記試験」は5月26日(日)に行われました。そして翌日より、10月6日(日)実施の第一種電気工事士「筆記試験」を目指して授業を始めました。この資格が本命ですので学生達は真剣に取り組み、第二種電気工事士「筆記試験」で不合格となった2名の学生も合格することができました。
続いて、11月24日(日)に第一種電気工事士「技能試験」が行われました。学生達は真剣に取組みましたが、不合格となった者もいます。しかし、就職活動において筆記試験の合格は企業から高く評価されています。また今後2回の試験では筆記免除で技能試験だけを受験することができますので、卒業までに免許に合格することができます。
引き続き、第一級陸上無線技術士や電験三種などの上位資格を目指します。明治以来、電気と通信分野は自由平等で実力主義ですので、権威ある国家資格ですが受験資格を問わず、誰でも自由に受験することができます。向上心のある者にとっては非常に恵まれた環境ですので、学生達は大いに頑張り、将来の大成を期してゆかれんことを心から願望しております。
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令和6年度「第二種電気工事士」試験結果
- 2025-02-14 (金)
- 電気通信工学科
電気通信工学科の三井です。
令和6年度第二種電気工事士試験の結果は次のようになりました。
学年 | 在籍数 | 筆記 | 技能 | 免許取得 | 免許取得累計 | 取得率(%) | ||
受験 | 合格 | 受験 | 合格 | |||||
2年 | 15 | 15 | 100 | |||||
1年 | 21 | 16 | 14 | 14 | 13 | 13 | 16 | 76.2 |
* 第二種電気工事士試験は、年に2回あります。
* 2年生は前年度に免許を取得しています。
* 1年生3名は、入学前に免許を取得しています。
* 本学科を卒業すると第二種電気工事士免許は無試験で取得することができます。
第二種電気工事士の筆記試験、技能試験に合格した1年生
令和6年度について、入学式は4月10日(水)、授業開始は4月13日(金)でした。筆記試験は5月26日(日)であり、ゴールデンウィークによる休校もありましたので、授業時間は非常に短かく大変でした。技能試験は7月20日(土)、21日(日)でしたが、不合格の場合は12月14日(土)、15日(日)に再度受験することができました。
本学科は第二種電気工事士養成施設ですので、卒業すると無試験で免許を得ることができます。しかし、更に上位の国家資格を取得するための基礎堅めとして、また就職活動のときに「卒業したら貰えます」よりは、「勉強をして実力で取得しました」の方が企業からの評価は高いので、本学科では試験で取得しています。
電気工事士試験の受験を通して、学生達は電気を中心とした幅広い知識や技術を習得し、即戦力の電気技術者として逞しく成長しています。
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西日本高速道路ファシリティーズへ入社する池田さんにインタビュー
こんにちは、教頭の平野です。電気通信工学科2年の池田凌平さん(21)が今春、NEXCO西日本グループの「西日本高速道路ファシリティーズ」に入社します。高校卒業後に進学した学校を退学したものの、本校で学び直し、第一級陸上特殊無線技士(一陸技)といった難関資格を取得。希望通り、大手への就職をつかみ取りました。池田さんに、今の気持ちや勉強法、今後の抱負などについて聞きました。
-高速道路のメンテナンスを行う西日本高速道路ファシリティーズへの就職が決まりました。率直な気持ちを聞かせてください。
「一陸技を生かせる就職先を探していたところ、仕事内容や待遇面などに魅力を感じ、試験を受けました。『ここに入りたい』と、一筋で考えていたので、合格でき、とても良かったです」
-一陸技をはじめ、多くの資格を取りました。資格に対してはどのような思いを持っていますか。
「資格は就職に生かせるので、頑張って取得すれば自分の将来につながると思っていました。特にうれしかったのはカギセン入学後初めて取った第二種電気工事士ですね。コツコツと続けた勉強が報われた実感がありました」
-資格取得の勉強法についてお聞きします。どのような手法を取りましたか。
「分からないところを放っておかないよう気を付けました。僕は指導してもらっていた三井先生によく質問をしました。計算問題をどう解けばよいのかなどを詳しく、分かりやすく教えていただきました。自宅に帰ってからも勉強する時間を取るよう心掛けました。それほど長い時間でなくても毎日続けることが大事です」
-難関の一陸技についてはどう勉強しましたか。
「過去問を繰り返し解きました。20年分を6回通りは行ったでしょうか。赤字部分で書かれた資料の重要なところを暗記したことも思い出します。ただ懸命に取り組みすぎて熱を出したことがあったので、無理しすぎないのも必要と感じました」
-過去のお話をお聞きします。高校卒業後に進んだ学校を辞めました。どのような理由からでしょうか。
「入学して半年ほどたったころから勉強が遅れはじめ、分からないこところを聞きにくい雰囲気も感じていました。自分には合わなかったと思います」
-その後、カギセンに入学されました。
「オープンキャンパスで電気実習の体験をしたのがきっかけです。配線がうまくできなかったのですが、作業がとても楽しかったことを覚えています」
-資格取得に明け暮れたカギセンでの生活はどうでしたか。
「以前とは違う自分になりました。毎日勉強すれば資格が取れるということが分かり、勉強が好きになって途中から同級生に教えていました。就職も思うようなところに決まって、入学して本当に良かったです」
-今春から社会人生活がスタートします。どう頑張っていこうと思っていますか。
「カギセンで学んだことをしっかりと生かし、分からないことがあったら先輩たちに聞いて、仕事を進めていこうと思います。資格取得も計画しており、電気通信主任技術者に挑戦していきます」
-カギセンの後輩たちに一言お願いします。
「入学したらまず資格を一つ取りましょう。そうすれば自信がつき、次の資格へ意欲がわきます。あとはやはり分からないことをそのままにしておかないことです。先生にどんどん質問して、力を付けてください」
父親・池田泰規さんの話
「凌平はカギセンに入学して勉強に対する意欲が上がったように感じます。以前通っていた学校は理解の度合いにかかわらず先に進んでいくスタイルだったようですが、カギセンは手厚いサポートがありました。私学の良さを出していただいたと思います」
担任からのこぼれ話
三井和一郎先生
「池田さんは飾らない人柄で、『自分は勉強についていけず前の学校を中退した』というようなことを周囲に話しており、初めは同級生に頼られることは少なかったように思います。しかし、授業で何か分からないことがあると、理解できるまで繰り返し質問をしてきました。最初は基礎的な内容が多かったのですが、徐々にレベルアップをしていきました。また自分が知ったことを熱心に周りの学生に教えますので、誰からも信頼されるようになり、池田さんを中心に真剣に資格取得を目指すグループができました」
池田さんの資格取得一覧
第二種電気工事士 | 一般用電気工作物(低圧600V以下で受電している電気設備)の工事に従事可能。 |
第一種電気工事士 | 第二種電気工事士の範囲に加え、自家用電気工作物(最大電力500キロワット未満)の工場、ビルなどの工事にも従事可能。 |
工事担任者第一級デジタル通信 | インターネットやIP電話といった電気通信回線の端末設備の接続工事に携われる。 |
第一級陸上特殊無線技士(一陸特) | 主に携帯電話基地局、公共無線(自治体の防災無線、警察、消防無線など)の技術操作を行うための資格。 |
第一級陸上無線技術士(一陸技) | 主に陸上の無線局(放送局、電気通信業務用等の固定局、無線測位局など)の無線設備の技術的な操作を行うための資格。一陸特の上位資格。 |
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第3回職業実践実習(配電盤実習)
- 2025-01-08 (水)
- 電気通信工学科
電気通信工学科の生藤です。
令和6年12月11日(水)に、株式会社徳山電機製作所様から2名の技術者を派遣いただいて職業実践実習を実施しました。
年3回の職業実践実習を計画しており、今回が今年度最後の第3回目で実習内容は「配電盤実習」です。
動力盤の基本回路結線図を見て動作説明を聞き、実際に配線する作業手順の説明を受けました。
難しいだけに理解できてくると面白いです。
配線図を自分たちで書き、器具の配置も自分たちで考えます。すべてオンリーワンです。
講師の方に配線を確認して貰ってから、配線作業に移っていきます。
完成した配電盤をもって集合写真です。
本当に充実した実習時間を過ごしました。
株式会社徳山電機製作所の関藤満・山本隼也両講師によるご指導でした。
今年度も年3回の職業実践実習を有難うございました。来年度もよろしくお願いいたします。
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「JFEスチール株式会社西日本製鉄所」企業説明会の開催
- 2024-12-20 (金)
- 電気通信工学科
電気通信工学科の三井です。
令和6年12月10日(火)、「JFEスチール株式会社西日本製鉄所」の企業説明会が本学科で開催されました。講師は令和元年度に本学科を卒業された小松原 弘志氏です。先ず、同社の概要と特徴、仕事内容などを話され、その後、自身の体験を通して就職活動のアドバイス等をしていただきました。在校生たちは先輩の話に目を輝かせ真剣に聞いていました。
また、本年度は、本学科から2名の学生が同社の内定をいただいています。彼らは入社前に、先輩の話を聞きたいと駆けつけ、説明会の前後の時間を利用して長時間の会話をすることができました。
今回のように、卒業生が後輩のために細かい心配りをしてくれることはよくあり、いつも彼らの善意に感謝をしています。
企業説明会風景
小松原氏
電気通信工学科1年生
内定をいただいた学生達と共に
溝手 拓実さん(左側) 小松原 弘志氏(中央) 奈良 陽太さん(右側)
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第2回職業実践実習
- 2024-11-02 (土)
- 電気通信工学科
電気通信工学科の川本博之です。
10月23日(水)、株式会社徳山電機製作所様から技術者2名を派遣していただき、職業実践実習を受けました。
電気通信工学科では、年3回の職業実践実習を計画しており、今回、第2回目になります。実習内容は「動力盤制御回路の配線」です。
株式会社徳山電機製作所 品質検査管理部 関藤 満講師から動力の制御盤内の回路説明を受けました。そして、今日の作業の流れの説明を聞き、いよいよ制御パネルを製作します。
全員が制御パネルの作製に取り掛かれるように、人数分の機材を準備していただきました。本当に充実した実践実習が出来るようになりました。
株式会社徳山電機製作所 製造部電気課 山本 準也講師から配線図面と制御パネル(ランプや押しボタンスイッチが取り付けられている物)の説明を受けました。本当に分かり易いです。
配線図面の説明も、図面を見ながら丁寧に説明を受けることが出来て、これからどのように作業をしてよいか良く分かりました。
いよいよ、作業開始です。操作パネルにランプ・スイッチの取り付け作業です。個別に説明を受けることが出来るので、分かり易いです。
今、制御パネルにランプやスイッチの取り付け作業をしています。作業の状態を見て、タイムリーに助言があるので、安心です。
配線図面を確認しながら、制御線に圧着端子を取り付け、配線しました。初めは被覆をむぐ事も端子を取り付けることもすべてが難しく、時間もかかりました。個別にアドバイスを受けながら、作業に取り組みました。作業が進むにつれて、面白さが増してきました。
完成した制御パネルを図面を見ながら、テスター(導通を確認する器具)で配線の確認をしています。
制御盤に、制御パネル、モーターの取り付けをしました。
動作確認です。モーターが思い通りに回転したときは、感動しました。
自分で製作した、制御パネルを持って記念撮影です。大満足です。最後に実習の講評を聞きました。スムーズに作業が出来たことを、褒めていただき、本当にうれしかったです。徳山電機製作所の両講師の先生ありがとうございました。第3回目は令和7年12月11日(水)です。
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進路についての学習会
- 2024-10-16 (水)
- 電気通信工学科
電気通信工学科の川本博之です。本科では、実習に取り組む時間前を利用して、1年生対象の進路学習会を令和6年9月17日(火)に行いました。その様子を紹介します。
有限会社 若林電設 代表取締役社長 若林伸広様より「当社はJR西日本の鉄道運行の安全を守る工事会社で、仕事内容は電気を供給する周辺の保守・点検、設備の新設など多岐にわたります。【鉄道運行は安全である】という当たり前のことを維持する、とても重要でやりがいのある仕事です。それは、交通すなわち人々の暮らしを支え、命を守ることにつながるからです」と、お話ししていただきました。
有限会社 若林電設 田中雄太様(写真右端)は本校の卒業生です。「私達の仕事は、JRの新幹線や在来線の最終運行後から始発までの間に鉄道設備を整える事です。待ったなしの限られた時間の中、一分一秒の大切さを知り、いかに効率よく自分に何ができるかを考えられるようになりました」とのコメントを頂きました。
有限会社 若林電設 川本真稔様より、「チームワークが大切な仕事です。社会人の基本『報告・連絡・相談』や、工事の経験を積むことで、リスクアセスメントも学べる良い環境です。最初何もわからなくても、教えられたことを忠実にやっていくうちに技術や意味を学んでいけます。また、世の中の皆が鉄道を問題なく利用できると実感したとき、誇らしい気持ちになります」と体験談を話してくださいました。
最後に、「これからの学生生活で、自分で出来ることを増やしていくと、大きな自信や、技術・技能が身に付くので、学生生活を頑張ってください」と、激励のお言葉を頂きました。本当にありがとうございました。
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中国四国管区警察局に内定した池田さんにインタビュー
こんにちは。教頭の平野です。本日はうれしいニュースをご紹介したいと思います。
粘り強い取り組みが結果に結びつきました。今春、電気通信工学科を卒業した池田凌さんが見事、中国四国管区警察局の内定を獲得。昨年度は入職に必要な第一級陸上無線技術士(一陸技)の資格があと一歩で取れず悔しい思いをしましたが、あきらめず勉強に励んで資格取得につなげ、希望を叶えました。池田さんに、いまの気持ちや勉強法などについて聞きました。
中国四国管区警察局の内定を勝ち取りました。どんな気持ちでしょうか。
「純粋にうれしいです。留年のような形になっていたので若干不安がありましたが、それが解消できました。高校時代に一度中退するなどいろいろありましたが、カギセンに来てよかったと思います」
入職の決め手となった一陸技は大卒程度の難関資格です。どうやって合格につなげましたか。
「とにかく過去問を解き続けました。十数年分を8、9回は繰り返したでしょうか。根気強く取り組みました」
一陸技は「工学の基礎、工学A、工学B、法規」の4科目の合格が必要です。昨年度は工学Aが通らず、涙をのみました。その後、どう気持ちを切り替えて勉強したのでしょうか。
「難しい資格があと1科目受かれば取れるという思いと、警察に行きたい気持ちが強かったので、前を向いて頑張れました。一陸技を取っている2人の同級生に負けたくないという思いもありました」
卒業後もカギセンに通い、勉強を続けました。
「学校の方が集中できるので、平日にほぼ毎日通わせてもらいました。お昼ごろに来て17時ぐらいまでみっちりと勉強しました」
7月にあった工学Aの試験の手ごたえはいかがでしたか。
「やるだけのことをやったという自信があったので、緊張することはなかったです。早く解き終えることができ、時間がたっぷりとあったので3回見直しました」
一陸技以外にも第一種電気工事士など多くの資格を取っています。カギセンでの学生生活はどうでしたか。
「電気分野は専門性が高く分からない言葉が多い中、先生に質問すると的確に教えてくれ、理解が深まったのが良かったです。理解できているからこそ、問題が解けます。資格を取るにつれて自分に自信を持てるようになりました。勉強だけでなく、学園祭に向けてクレーンゲームを同級生たちと作ったのも良い思い出です」
カギセンを選んだ理由、きっかけを教えてください。
「高校の時、あるゲームの近未来的な世界観を通じて電気に興味を持ちました。それで電気関係の学校を探し、カギセンを受験しました」
来春から警察での社会人生活がスタートします。今後の将来像について考えていることはありますか。
「電気通信関係の新たな資格を取りたいです。仕事をしながらしっかりと勉強もしたいと思います。後輩たちに頼られる存在になりたいですね」
カギセンの後輩たちに一言お願いします。
「私は通信制の第一学院高等学校岡山キャンパス出身です。その時は警察などの大きな組織で働くということは考えてもみませんでしたが、カギセンに来て資格を取ることで未来が開けました。自分自身、自信が付くなどとても変わったと思います。資格は大きな強みになるので、勉強してぜひ取りましょう。自分の将来に必ず役立つと思います」
◇担任からのこぼれ話◇
三井和一郎先生
「私は令和2年、映像音響学科1年生に第二種電気工事士の受験指導を行いました。そのクラスに凌君のお姉さんの愛美さんがいました。彼女は成績優秀で筆記試験は満点近い点数を取り、技能試験でも課題の作成がクラスで一番速く、非常に印象的な学生でした。そのお姉さんが弟に電気工事実習のアドバイスをしている、ということをお母さんからお聞きしたことがあり、私の知らないところで学生達がつながっていることを改めて知り、責任の大きさを実感しました。凌君はその後も勉強を続け、無事に目標を達成したことを嬉しく思います」
池田さんの資格取得一覧
第二種電気工事士 | 一般用電気工作物(低圧600V以下で受電している電気設備)の工事に従事可能。 |
第一種電気工事士 | 第二種電気工事士の範囲に加え、自家用電気工作物(最大電力500キロワット未満)の工場、ビルなどの工事にも従事可能。 |
工事担任者第一級デジタル通信 | インターネットやIP電話といった電気通信回線の端末設備の接続工事に携われる。 |
第一級陸上特殊無線技士(一陸特) | 主に携帯電話基地局、公共無線(自治体の防災無線、警察、消防無線など)の技術操作を行うための資格。 |
第一級陸上無線技術士(一陸技) | 主に陸上の無線局(放送局、電気通信業務用等の固定局、無線測位局など)の無線設備の技術的な操作を行うための資格。一陸特の上位資格。 |
伝送交換主任技術者 | 大規模な電気通信事業者が選任する役職で、電気通信設備の工事、維持、運用の監督を行う。 |
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