- 2025-01-20 (月) 15:36
- 校長☆副校長
こんにちは、教頭の平野です。110番通報に関する岡山西警察署の啓発動画に、本校国際自動車工学科の学生4人が出演したお話をご紹介します。4人は、ミャンマー出身のテー・モン・ウーさん、カウン・テッ・リャンさん、ネパール出身のパンディ・アニスさん、ケシ・ジバンさん。それぞれの国の言語で、正しい110番通報の仕方などを話しました。
岡山県内でも在留外国人の方は増えており、同県によると令和6年6月においてミャンマー1520人、ネパール1399人で、令和元年12月に比べそれぞれ約4.6倍、約3.2倍となっています。こうした状況を踏まえ、両国の言語を使った、正しい110番通報の仕方など安全啓発動画を作ることになり、勉学に励む留学生のいる本校に出演依頼がありました。
撮影は昨年12月に岡山西警察署署員の方が2人来校し、2回に分けて行われました。まずは6日に「ミャンマー語版」を撮影しました。テー・モン・ウーさん、カウン・テッ・リャンさんは、ともに日本語能力試験(JLPT)のN1を持っているとあって、署員の方とのやり取りはとてもスムーズです。
リハーサルの後、本番に入り、署員の方を含めた計3人で、「110番をしたときは、いつどこで何があったかを教えてください」「その場所が危険な状態でなければ、動かないでください」「間違って110番をしたときは、電話を切らないで『間違った』と教えてください」「電話をかけてきた人が大丈夫かどうか確認しないといけないからです」などと、各自に割り当てられたセリフをリレーして伝えました。
セリフを話すテー・モン・ウーさん(左)。左から3人目はカウン・テッ・リャンさん
11日には「ネパール語版」の撮影があり、パンディ・アニスさん、ケシ・ジバンさんが出演。1回目と同じ内容を、ネパール語で話しました。2人は「少しでも分かりやすく伝えたい」と意欲的で、セリフの言い回しなどを署員の方と話し合って決め、本番に臨んでいました。
撮影に臨むケシ・ジバンさん(中央)とパンディ・アニスさん(右)
動画は完成し、今月から公開されています。ぜひご覧になってください!
「ミャンマー語版」 https://www.youtube.com/watch?v=prf7vLBZeR8
「ネパール語版」 https://www.youtube.com/watch?v=1mc88KelKBQ
撮影が終わった後、4人に話を聞きました。
-どんなことに注意して撮影に臨みましたか⁇
テー・モン・ウーさん 「笑顔でみんなに伝えようと思いました」
カウン・テッ・リャンさん 「実際に相手に伝えているイメージで話しました」
パンディ・アニスさん 「日本にいるネパール人にとって分かりやすい話し方になるよう、気を付けました」
ケシ・ジバンさん 「分かりやすく伝えようと思いました」
-うまく言えましたか⁇
テー・モン・ウーさん 「はい、しっかり言えたと思います」
カウン・テッ・リャンさん 「思ったようにできました」
パンディ・アニスさん 「緊張しましたが、うまく言えました」
ケシ・ジバンさん 「できました。頑張りました」
ちなみに、コンビニエンスストアでアルバイトをしているケシ・ジバンさんは酔ったお客さんが店に入ってきた際、110番通報をしたことがあるそうです…!
4人とも将来は日本で自動車整備士の仕事に就きたいと日々、座学、実習に取り組んでいます。それに加えて社会貢献につながる動画出演、お疲れ様でした!
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