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学生も教員も一緒になって

建築工学科の堂本です。

私の授業の一コマです。
6月1日のブログで紹介しましたように、私の授業では黒板に向かってみんなが等しく同じ向きに座るのではなく、島状に机を並べてその机に向かって座ります。授業のスタンスは、“誰も見捨てない!”です。しかし、20人を超える学生たち全員をたった一人の教師が納得させるのは、正直難しいです。だから、学生の力を借りているのです。それは、こんなふうにに・・・・です。

2017/ 6/16 14:46

2017/ 6/16 14:46

上の写真で、中央で目をこすっている学生は、問題の解き方がわからず、ついうとうとしていたのを私に指摘されていました。すると、すかさず他の島にいた(写真左側に座っているグレーの服を着た)学生が教えにやってきて、彼の隣に座って教えようとしているところです。向こう側では、すでに問題を解き終わった学生が、隣の島の学生に教えに行っています。私は、というと、島から島へ学生たちの出来具合を確認しながら渡り歩き、答えを聞かれても基本的に答えは言わず、ヒントを与えるだけです。

学生たちは、教師である私には聞きにくくても、いつも一緒にいてくれるクラスメイトなら小さなことでも聞きやすいですから、私としては大助かりなのです。学生も、教えることによって自分の理解度を確認できるし、より理解度も高まるのですすんで教えてくれています。わかる学生もわからない学生も、教え、また教えてもらうことで、頭を働かせることになりますし、考えた分だけ 頭に残ってもいるようです。また、行動力やコミュニケーション能力の向上も期待しています。そのためか、例年に比べて今回の中間試験の成績は、平均点で10点近くよかったです。

学生全員が自然とやる気を出せる雰囲気にするのは、いろいろな投げかけや工夫が必要ですが、みんなが一つのことに取組み、成果が上がるとみんなハッピーですね。

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