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建築工学研究科 Archive

楽しく学んで実力アップ!

P1060455 四人組

建築工学研究科の堂本です。

本校も夏休みに入っていますが、研究科の教室は白熱状態です。今日は前日仕上げた図面を学生間で交換添削をしました。常々「教師も学生も授業を楽しめれば想像以上に力がつく」「どうしたらしんどい受験勉強を楽しむことができるのかな」と考えています。そして、その答えの一つが学生たちによる交換添削です。

毎回、交換添削となると教室内は白熱し、学生間で議論が沸き起こります。そして、「これ、マジ楽しい!」「明日もやって!」と言いに来る学生たちは、日頃のおとなしさなど全くありません。ばかりか、教師のアドバイスを受けながらも責任をもってチェックを行い、すすんで間違えた箇所を相手に伝えています。教師が何も言わずとも、学生たちの力がついていくのを感じ取っています。最終チェックはもちろん教師が行いますが、学生のチェックの細かさには頼もしさを感じます。

楽しく学ぶ!これが、一番です。

 

建築士、完全合格へ!

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建築工学研究科の堂本です。
7月1日(日)は二級建築士(学科)の試験日でした。
平成30年度が始まる前の3月から、この日の試験のために対策授業をしてきました。その時あと3か月と思ったのもつかの間でした。試験の前日、建築工学研究科の8名は詰めの対策を自主的に学校で行い、「やり切りました!」と堂々と言い放って帰宅しました。その言葉通り、試験当夜に発表された速報をもとにした自己採点では、”全員合格”と判定しています。
正式な合否は8月下旬の発表を待たないといけませんが、今日からさっそく全員が気持ちよく製図試験へ向けたチャレンジを始めています。製図試験では完全合格を目指し、学生と教員が一体となって頑張ります!
 

平成30年度研究科、発進!

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こんにちは。建築工学研究科の堂本です。
平成30年度の研究科が始動して早や2週間の準備期間が過ぎ、いよいよ今日3月20日(火)より本格的に二級建築士試験対策が始まりました。向こう2週間はPCで建築物や建築設備の画像を見せて、より身につきやすい学習をじっくり行います。今日は就職活動のために休んでいる学生もいましたが、みんなとても前向きな心持ちで臨んでいます。

昨年度は、残念ながら全員合格を果たすことができす悔しい思いをしたこともあり、その教訓を随所に反映させた計画をつくりました。7月1日(日)の学科試験の全員合格へ向けて発進!です。

 

反省と意気込み

こんにちは。建築工学研究科の堂本です。

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本年もいよいよ残すところわずかになりました。今年を振り返ると、学生たちを引き連れてガンガン突き進んできましたし、学生たちも本当によく学びました。しかし、一方で見落としてきたものもあるため、次年度へ向けて改善を図っています。

特に、二級建築士試験については、たとえ一人であっても全員合格が果たせず、学生共々大変悔しい思いをしました。昨今の二級建築士試験の製図では、ミスを限りなく少なくしないと合格に至らなくなっているので、いかに本試験でミスをしないかを日頃からしっかりと対策していかなければなりません。

また、研究科は来年度、二級建築士試験とインテリアコーディネーター試験を受験します。単に間取りの設計ができればいいのではなく、空間に「彩り」や「豊かさ」を演出できる設計士を育てていきます。

実は、27日まで学生たちは修了制作図面を作成するために登校していました。(写真)
皆さん、今年一年、こういう頑張りを見せた学生たちの様子を綴ったブログを読んでいただき、ありがとうございました。来年も、学生の頑張りを紹介します。また、資格取得なら“カギセン”と胸を張って言えるようにさらに奮闘していきますので、皆様の力強い応援をお願い致します。正月を楽しくお過ごしください。

二級建築士製図試験の結果

こんにちは、建築研究科・堂本です。

12月7日(木)に本年度の二級建築士製図試験の合格発表がありました。 本校からは7名が受験し6名が合格で、無念ながら1名の不合格者を出してしまいました。全員が自信をもって臨んだだけに大変悔やまれるところです。
日頃は課題内容を図面化できていても、本試験では緊張感が異常に高まり、判断ミスや条件忘れなど思いもしないことが生じることがあります。でも、それも実力のうちかなと思います。このことを忘れずに、次年度へ向けて対策を組んで実行をしていきます。来年は、完全無欠の研究科で終えられるよう頑張ります。

建築校外研修レポート

本年度の郊外研修旅行を紹介します。今回は、研究科の森木孝太君に学生たちのレポートのとりまとめとブログ原稿をお願いしました。

9月28日と29日、建築工学科と研究科で、尾道から愛媛、高知へ校外研修に行きました。僕は3度目の校外研修でしたが初めてのルートでもあり、隈研吾氏や伊東豊雄氏の作品が特に楽しみでした。

リノベーションの技がすごい!U2
 U2-4

岡山を離れ、まず見学したのが尾道市にある谷尻誠氏の設計による『ONOMICHI U2』でした。港の倉庫から複合施設に用途を変更したもので、外部から想像できない内部空間はまるで街並みのようなおしゃれな造りで賑わっていました。店舗設計にもさまざまに工夫がされていて個性を感じました。

 

伊東豊雄建築ミュージアムへ
 伊東ミュージアム1

この後、しまなみ海道を渡り、大三島の伊東豊雄建築ミュージアムへ行きました。目を引いたのは、多面体が印象的な『スチールハウス』で、背景に広がる瀬戸内の島々の緑と海の青に不思議となじんでいることに魅了されました。内部は多面体を活かしたトップライトで明るく開放的で、外から見るよりもずっと広がりを感じました。また、シンプルな形を工夫して重ねることで、いろんな感じを与えることができることもわかりました。

空中階段に圧倒されました!
 雲の上ミュージアム1

昼食をすませて向かった場所が、愛媛の『坂の上の雲ミュージアム』です。言わずと知れた安藤忠雄氏の作品というのが外観からよくわかりました。エントランスから内部を見上げると、何の支えもなく2階と3階を空中で繋いだ階段に圧倒され、周りのみんなも不思議そうに見ていました。細部についても空間を美しく納めるための工夫が施されていて、「とても自分がちっぽけに思えた!」なんてことを言っている友人がいました。
その夜は、郊外の温泉ホテルで宿泊しました。滅多にない友人との宿泊だったので、先生を交えて日頃できない話をいろいろしていい思い出ができました。

圧倒的な発想の豊かさに感服
翌日、高知県梼原町にある隈研吾氏の建築3作品を見学しました。まず『梼原町役場』『マルシェユスハラ』の外観は異なる自然材料でしたが、目を引くデザインに思わず「おぉっ」と声に出してしまいました。また、内部はどこで荷重を受けているかがわからないほど開放的で、建物の重さを感じませんでした。

雲の上のギャラリー1

『雲の上のギャラリー』では、伝統的手法で組み上げた外観に森のような力強さを感じました。内部では奥行の長い通路に包み込まれ、同時に木の香りにも魅了されてしまい、その空気感をずっと感じていたかったです。

 
今回の研修は、どの建築物も日頃すぐに見学できないものばかりでしたので、今でもすごく心に残っています。これからも創作活動をする上での刺激にしたいと思います。また、1年生にとっては、これが初めての校外研修でしたが、これからもどんどんいい建築物からの刺激を楽しんでほしいです。

[教員より]
立ち止まって建築物の特徴のある空間を眺める学生たちを目にしたり質問をしてくる学生がいると、有名建築物たる理由を、教科書からではわからない空間体験を通して感じ取ってくれたのかなと思いましたし、学生たちの建築に対する関心も垣間見ることができました。

製図試験を終えて・・・

建築工学研究科の堂本です。
昨日、次年度研究科希望学生への説明会を行いました。説明会というよりは現研究科生との意見交換的要素が強いものでしたが、現研究科生が歩んだ二級建築士受験までの学習姿勢を理解し、次年度の試験へ向けて気持ちを引き締めてもらうのが主旨でした。そのなかで、現研究科生からこんな発言が飛び出しました。

「事前にいくつかの専門学校にいる知り合いに聞いて比較すると、カギセンが一番細かく
 指導してくれると思ったけど、確かにそうでした」(F.K君)
「先生を完全に信じてついていくと、間違いなく合格できます!」(T.H君)
「教えてもらった勉強方法を迷わず実践したら、学科試験に合格してました」(T.F君)
「先生たちの朝早くからの指導についつい頑張りすぎてしまいました」(M・Kさん)
「試験勉強を通して自分に自信がつき、強くなりました」(Y.N君)

学生たちからこんな言葉が飛び出すとは思ってもみなかったので、正直面食らいました。
私たち教員にしたら、難関国家試験と言われる二級建築士試験を合格したいために,学生たちはカギセンを選んでくれたわけですから、その夢を何が何でもかなえさせたい気持ちでいっぱいなのです。

日々の授業では、「こうしたらもっとわかってもらえるかな…、納得してもらえる写真や図を用意しなきゃ…、こんな問題を出すと引っ掛かりやすいゾ」とかを考えて、ついつい頑張って準備をします。学生にしたら、資料の整理やさまざまな問題に取り組まなければならないのですが、それが確実にすばやく実力となっていきます。あわせて”みんなで一緒に頑張っている!”という仲間意識が自然にでき、プラスアルファの実力にもつながるのです。

今年も12月7日(木)に最終合格発表が行われますが、みんなはすでに合格したつもりになっていて、充実感をもって当日を迎えようとしています。
学生たちはへこたれずによく頑張りましたし、社会人になるにあたって大きな成長の一歩となったはずです。

気力充実、チャレンジは続く・・・

2017091310290000

こんにちは。建築工学研究科の堂本です。

9月10日(日)に二級建築士製図試験が行われ、本学科生は無事試験を終えました。次の日、みんなが教室で輪になって、本試験課題を囲んで真剣に言い合っていました。そこにはやり終えた充実感と和やかでまとまった雰囲気が漂い、まるで団体スポーツ競技後のミーティングをしているようでもありました。

ほとんどが本校建築工学科からの進学者とはいえ、新年度当初はまとまった雰囲気はなく、二つのグループに分かれていました。そこで、ある試みを継続していったのです。

そもそも受験勉強は個人でするものかもしれませんが、目標は一つですから、みんなで、そして仲間として取り組むことで、プラスアルファの成果を期待したのです。始業・終業時の一斉挨拶、全員掃除、学生のみの校外研修、学生どうしの答案チェックなどです。
上記写真は製図試験前の教室での様子ですが、全員でみんなの図面をチェックし合っています。試験後には、「あれは話合いもできたし勉強になりました。これからも続けてください」と評判も上々でした。

本試験の二日後、「これからみんなで ”お疲れさま会” をやってきます」と意気揚々と出かけていく姿を見て、なんだか合否結果以上の成果が得られた気がしました。ちなみに合否発表は、12月7日(木)です。

前期の大きな試練を乗り越え、10月からは後期へ突入です。就職活動、研究課題への取組み、修了制作など、複数の課題が待ち受けていますが、やがて迎える卒業・社会人生活へ向けて、さらに研究科生のチャレンジは続きます。

今こそ『Yes、We Can!』

建築工学研究科の堂本です。
さあ、二級建築士・製図試験の本番まで今日を入れてあと3日となりました。研究科の学生たちの士気が高まるばかりのなか、先日、たて続けに校外模擬試験を受けた学生たちでしたが、それまでと違った会場、雰囲気のためか、十分な実力を出せなかったようです。
ところが、翌日登校してきた彼らは怯むどころか、逆にたくましくなっていました。模擬試験を受けた「成果と反省、そして対策」をしっかり書き留めていたのです。模擬試験での間違いをなくすように指示をすると、昼休憩もとらずに黙々とその日の課題に向かい始めました。途中担当講師から模擬試験の解説講義と実習があり中断しましたが、終るとすぐに課題に戻り、全員が描き終わったのは夜7時を過ぎていました。その間、ほとんど休まず集中して図面を描き続けるありさまでした。その様子は、決して焦りではなく“追い込み”そのものでしたし、講師からは、「よく1週間であそこまで描けるようになりましたねえ!」と感心の言葉をいただきました。
本番まで残すところ3日になりましたが、なんとか間に合ったというのが今の本音です。

次回、投稿するのは、9月10日の試験が終わってからになります。当日の彼らの奮闘ぶりを報告しますので、楽しみにしていてください。

やる気、クライマックス!

P1050715 今一番波に乗っている学生

建築工学研究科の堂本です。

二級建築士製図試験が、いよいよあと二週間後に迫ってきました。 研究科は夏休みがないとは言ってもお盆前後に自宅学習期間が11日間あったので、宿題も出していました。そして、休み明けの月曜日に11日間の「振返りシート」を記入後、宿題を提出してもらいました。

自宅で過ごした状況を質問形式にしたシートからは、どの学生も試験日が近づいていることもあり、気持ちの高まりがひしひしと伝わってきました。ところが自宅学習の達成度は大きくばらつき、おまけに宿題を出せない学生さえいる始末・・・。正直、期待よりも不安を感じてしまいました。

しかし、やるべきことがたとえできていなくても、やる気はみんな真剣に出しているのだから、過去のできなかったことを叱るよりもやる気をさらに高め、合格のためにやるべきことを自らすすんで取組ませることが大事だと思いました。自発的な行動こそ、得るものは大きいからです。
学生たちには、「この一週間で全員が制限時間(5時間)内に図面を仕上げることができれば、全員が大きく最終合格に近づくぞ!」と断言し、そして作図の遅い学生には「出来上がるまで居残りをしよう!」と投げかけ、集中指導を行いました。

彼らの“やる気”はすごいものです。一日一日みるみるうちに上達し、一週間で全員が制限時間内に図面を完成させることができました。これまで一度も制限時間内に完成できなかった学生は、「やればできるんですね」と充実した笑顔で言い、「学科試験であれだけ頑張れたんだから、これからも絶対やれる!」と返しました。
今週は校外模擬試験を受験します。最終合格へ向けて学生たちのやる気はクライマックスを迎えています。

 

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