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建築工学科 Archive
設計課題の発表会
- 2017-07-14 (金)
- 建築工学科
建築工学科の立石です。
建築工学科2年生が、設計製図の授業で取り組んだ設計課題発表の様子を紹介します。
「学生会館」の自主設計(設計上の制約が少ない設計)発表でした。学生それぞれが、地域との交流や快適な学生生活が送れる「科技専会館」を、それぞれの理想を踏まえて設計し発表しました。
2年生になりずいぶん設計の実力がついたと感心しています。
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学生も教員も一緒になって
- 2017-06-27 (火)
- 建築工学科
建築工学科の堂本です。
私の授業の一コマです。
6月1日のブログで紹介しましたように、私の授業では黒板に向かってみんなが等しく同じ向きに座るのではなく、島状に机を並べてその机に向かって座ります。授業のスタンスは、“誰も見捨てない!”です。しかし、20人を超える学生たち全員をたった一人の教師が納得させるのは、正直難しいです。だから、学生の力を借りているのです。それは、こんなふうにに・・・・です。

2017/ 6/16 14:46
上の写真で、中央で目をこすっている学生は、問題の解き方がわからず、ついうとうとしていたのを私に指摘されていました。すると、すかさず他の島にいた(写真左側に座っているグレーの服を着た)学生が教えにやってきて、彼の隣に座って教えようとしているところです。向こう側では、すでに問題を解き終わった学生が、隣の島の学生に教えに行っています。私は、というと、島から島へ学生たちの出来具合を確認しながら渡り歩き、答えを聞かれても基本的に答えは言わず、ヒントを与えるだけです。
学生たちは、教師である私には聞きにくくても、いつも一緒にいてくれるクラスメイトなら小さなことでも聞きやすいですから、私としては大助かりなのです。学生も、教えることによって自分の理解度を確認できるし、より理解度も高まるのですすんで教えてくれています。わかる学生もわからない学生も、教え、また教えてもらうことで、頭を働かせることになりますし、考えた分だけ 頭に残ってもいるようです。また、行動力やコミュニケーション能力の向上も期待しています。そのためか、例年に比べて今回の中間試験の成績は、平均点で10点近くよかったです。
学生全員が自然とやる気を出せる雰囲気にするのは、いろいろな投げかけや工夫が必要ですが、みんなが一つのことに取組み、成果が上がるとみんなハッピーですね。
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学生のびっくり提案に教員がびっくり
- 2017-06-05 (月)
- 建築工学科
建築工学科・建築工学研究科の堂本です。
3週間ほど前、建築工学科1年生の授業中にこんなことがありました。
ある学生から不意に
「先生、これから授業中に小テストをしてぇな」
と発言があったのです。私は耳と目を疑いました。
「どうした? 何かあったんか」
と思わず問い返した私に、彼はこう答えたのです。
「俺、定期テストでいい点を取ったことないけど、授業頑張ってるやろ! それを証明したいんや。
そやからいい成績つけてや」
中間テストが控えていて、それも1年生にとっては本校での初めての定期テストなので、みんなが不安と興味を抱いていました。私は戸惑いながらも
「おっ、おぅ・・」
と返していました。たぶん豆鉄砲をくらったような顔をしていたと思います。そして少し授業も止まってしまいましたが、心温まる発言でもあり、
「ありがとう。前向きに検討しとくわ」
と答えました。
実はその二日ほど前、授業中の態度をめぐって彼とちょっとやり合っていたのです。
「誰も決して見捨てたくないんや。他のみんなが頑張ってやってるんやから、一緒に頑張ろ。
あきらめたら終わりや」
彼はバツが悪そうに体を起こすと、おとなしく聞く姿勢になり、そのままその日の授業は終わりました。そんなことがあった次の日の出来事が、冒頭の不意の発言だったのです。そして先日、彼の発案による初めてのミニテストを行いました。
「先生、やること早えぇな」
「そりゃあ、いい提案はすぐやらんとな」
言い出しっぺの学生は、照れ笑いをしながら、テストに積極的に取り組んでいました。
授業の内容は難しくても、それでもやる気を起こしてくれた学生を、成績以上に評価したいと思った瞬間でした。
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「やる気スイッチ」ON
- 2017-06-01 (木)
- 建築工学科
こんにちは。建築工学研究科の堂本です。きょうは、私の授業を紹介します。

2017-5-19 12:11 建築工学科1年生の授業中の一コマ
授業の中で学生に求めることは「自ら考えて判断する」姿勢です。卒業すると社会人になりますので、是非とも学生たちを前向きで積極的な姿勢にして送り出したいと考えています。
まず学生たちを4~5人の島状配置の机に気の合う者同士で座らせます。このとき毎回座る場所を変える学生もいます。そんな学生たちに、わからないことは隣に聞き、わかったことは隣に教えてほしいと伝えています。私語は基本的に禁止しません。
でも1年生の授業は、新学期早々はうまくいきませんでした。学生たちがそんな授業に慣れていないため戸惑い、雑然とした雰囲気を作り出していた時もありますし、おとなしい学生はわからなくても質問せず、黙りこくって問題用紙を見つめているうちに眠っていました。でも最近は、私語が起こることもありますが、だいたい私と目が合うと元に戻り、活発な学生は自発的に質問をしたり、私の授業に前向きな注文をつけてくるようになりました。一方、おとなしかった学生が隣の学生にやる気を出して聞いている姿も発見し、ちょっとした勇気でちょっとした垣根を乗り越えたようでうれしかったです。現在は全体的に『やる気スイッチ』が入り活性化しはじめたかな、という状態です。
そんな授業なので、学生との距離が近く一体感を感じ、余計に彼ら全員の「自ら考えて判断する」能力を開花させたいと思う気持ちが高まっています。学生たちを前向きに積極的にしようと思えば、先導する私がいつも積極的でないといけません。しかし先日、学生から「先生が元気ないと、僕らも元気なくなるやん」と言われて、ただただ反省したことがありました。
学生は、誰でも積極的な姿勢をどこかにもっていますので、それを引き出すのが私の仕事ですし、引き出すまではあきらめません。これからも積極的な姿勢をもって学生たちのやる気を粘り強く引き出していきます。
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磨け! プレゼンテーション力
- 2017-05-27 (土)
- 建築工学科
ご機嫌いかがですか。建築工学研究科の堂本です。
きょうは、建築工学科2年生の設計製図の授業で行うプレゼンテーションについてお話します。
2年生での設計課題制作では、プレゼンテーションの時間を多く取ります。クラスメイトの前で自分の作品の発表を行うプレゼンテーションは、学生の多くが初めてのようですが、社会へ出れば日常的な行為ともなります。お客様がときめくような思いに駆りたてなくては契約に至るのは難しく、単に優れたプランニング(設計)だけでなく、図面やCG、模型を用いてお客様にわかりやすく説明し、いかにお客様を引き込むことができるかが求められます。それだけに学生のうちからプレゼンテーションを行い、人前で話すことに慣れておく必要があるのです。
プレゼンテーションの時、日頃元気いっぱいな学生がこわばって話すことがありますが、「もっと元気のいい声を出しなさい!」とゲキをとばすと、決まって周囲から笑いが起こります。逆に、大人しい学生がしっかりと筋道立てて思いを語ると、ため息やうなり声とともにひときわ大きな拍手が起こったりもします。自分の思いを相手に伝えることの難しさや喜びを、このような機会を通して感じてもらい、コミュニケーション能力の向上にもつなげています。
プレゼンテーションが終わると、今度は教員からの質問攻め、指摘攻めです。考えてもいなかった質問、発表時のマナーの指摘に顔を真っ赤にしながら答えたり、思いもしない学生がよい評価を受けたりすると、教室内が一気に盛り上がったりします。この日は、学生も教員もそれぞれ異なる立場から真剣勝負の場となり、終ると学生はぐったりし、またほっとしてもいます。このような学生たちとの刺激の場が、クラスの活性化にもつながっているように感じます。
たび重なるコミュニケーションの機会を繰り返し、数か月後の卒業制作課題では、堂々とプレゼンテーションできるようになっていくのです。そんな日を今年も全員が迎えられるように、学生たちと励みのあるバトルに臨みます!!
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定期試験対策は日々の授業で!
- 2017-05-25 (木)
- 建築工学科
こんにちは。建築工学科の岡部です。
そろそろ中間テストの時期になりました。専門学校で初めて建築を学ぶ学生がほとんどなので、建築のテストは難しそう・・・と恐れている学生がたくさんいます。
でも大丈夫! きちんと授業を聴いて、しっかりとノートをとっていれば、高校時代と何ら変わりません!
定期試験はとても重要。日頃の授業が理解できているかを確認するもので、成績評価のもとになるからです。
初めてのテスト、しっかり頑張って欲しいものです。
さて、前回のブログでこんなクイズを出題していました。
1=5
2=25
3=225
4=1275
5=?
さて、5は何でしょう?
いよいよ正解発表です。
正解は・・・
5=1
になります。
問題に1=5とありますよね!
だから、5=1なのです(^^)
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ちょっと息抜き・・・
- 2017-05-12 (金)
- 建築工学科
こんにちは。建築工学科の岡部です。
新入生が入学してきて1ヵ月ほど経ちました。少しは学校生活にも慣れてきたように感じますが、高校の授業と違って本校の授業は90分なので、なかなか集中力が続きません。
そんな時、ちょっと息抜きでクイズやなぞなぞをしてリフレッシュしています。
1問だけの予定が、学生から「あと1問!もう1問」とついつい息抜きが長引くことも・・・(-_-;) (反省)
今回は授業の中で出題したクイズを1問紹介します。
1=5
2=25
3=225
4=1275
5=?
さて、5は何でしょう?
答えは次回のブログで発表!!
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進級・卒業制作展を終えて
- 2017-02-22 (水)
- 建築工学科
建築工学科 堂本です。
2月19日(日)、山陽新聞社本社さん太ギャラリー(岡山市北区柳町)にて、前日までの作品展示の締めくくりとして、2年生と研究科学生の全員によるプレゼンテーションを行いました。開催期間中は、就職内定先企業の担当者や次年度入学予定の高校生、卒業生、保護者など、多くの方々が来場してくださいました。
連日夜遅くまで手直し作業に追われた上に、先生方や一般来場者、1年生の前で発表するとあって、学生たちには疲れの中に緊張感がうかがえました。中には、直前まで発表原稿のチェックをしたり、発表のリハーサルを仲間うちでしたりで、プレゼンテーション会場としての雰囲気は高まっていました。
プレゼンテーションでは、自らが創りあげた作品の説明を自らの言葉で相手に向かって説明を行います。それが社会でのコミュニケーションづくりにもつながるわけですから、単に作品を創って終わりではなく、その意図や工夫をわかりやすく自らの生の言葉で相手に伝え、相手に納得してもらわなければなりません。これが学生たちにとって重要な意味を帯びます。
この一年を通じて学生に寄り添いながら、作品制作や授業を行ってきました。その過程で学生それぞれに紆余曲折がありましたが、それらを乗り越えて作品を発表し、皆様から一定の評価を得ることができ感慨深かったです。発表を終えた後の学生からは安堵感や充実感を感じ、また当然のことながら、研究科学生の発表内容には成長の跡を感じることもできました。
本校では、成長を実感できる社会人教育を実践しています。せっかく学びに学校へ通ったわけですから、学生生活の中から何かを得、それによって成長してもらいたいものです。成長があるからこそ進級し、次の進路を目指し卒業していくことができるのでしょう。学生たちが歩んだ道のりを振り返ると、きっと確かな道跡がついているはずです。
次年度も、学生と寄り添いながら資格取得や作品制作に励み、彼らの成長につなげたいと思います。
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工業化住宅の工場見学
- 2017-02-10 (金)
- 建築工学科
建築工学科 堂本です。
平成29年2月10日(金) 寒波で岡山市内にも雪が降った日、建築工学科1年生が東岡山にある中四国セキスイハイム工業株式会社の工場を見学しました。
工業化住宅の製作・組立てについて全体の説明を受けた後、各作業をつぶさに見学していきました。学生たちは、コンベヤーで移動する構造体を作業員の方々が分担して組み立てていく光景に目を丸くし、耳をそばだてて説明を聞いていました。授業で習った名称を耳にするたびにうなずきながら聞き入る学生には、日頃にない頼もしさを感じました。大きな工場を端から端まで見学しましたが、学生曰く「あっという間の出来事」でした。
工場の隣に建つ「見聞館」では、性能や構造に関しての実体験をしましたが、特に性能はどんどん進化し、私たちの生活がより快適になっていることに驚いていました。また、工場でつくられた住宅が建つ展示場では、流行の間取りや先進設備が、学生たちの夢や目標を増幅させているようでもありました。
住宅メーカーの先端生産過程は、学生たちにとって新鮮であり驚きの連続でもあったようで、同時に彼らの建築に対する関心を高めていることもよく伝わりました。建築を学び始めて1年足らずですが、そこに確かな成長を感じ、また、本校が取組むインターンシップやオープンデスク同様、実体験を通した豊富な経験が資格取得にも生きていくのだと思います。
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建設会社の「1day インターンシップ」に参加して
- 2016-10-27 (木)
- 建築工学科
こんにちは、建築工学科1年担任の堂本です。
10月4日から12日にかけて、岡山市の大手建設会社である(株)重藤組様の主催による「1day インターンシップ」へ本校から16名の学生が参加しました。参加者は建築工学科1年生がほとんどで、また全員が初めての体験だったこともあり、集合時から緊張した面持ちでした。
体験内容は会場によって若干異なりますが、ラジオ体操、現場清掃、墨出し、レベル測量、職長会議見学、先輩社員からのアドバイスなどでした。
学校授業で、工事内容や器具・部材の名称などは習っていましたが、いざ現場に立つと思い出せない?こともあったり、実際に現場で見学することで学習したことがよみがえることもあったようです。今回の体験を通して、現場体験の重要性と施工現場のやりがいを学び、授業にもさらに真剣さをもって臨んでいるように感じました。
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