- 2019-11-26 (火) 8:57
- 国際機械工学科
ものづくり創造学科・小林です。
ものづくり創造学科の実習授業を紹介します。次の何枚かの写真は金属加工実習授業の様子です。今回はこの授業を紹介します。
写真1 工作機械
金属加工では図面を見て
1)形がわかる
2)加工ができる
ようになるための勉強をしています。
図1 製作図
図2 部品1のでき上がり図
図1のような図面を見て、図2のような形を思い浮かべることができれば、図面を見て形がわかることになります。次に大きさ(寸法)を図面から読み取ります。
写真2 フライス盤
そして、鉄のブロックからこれを作るためには写真2のようなフライス盤という機械を使います。加工に当たっては必要な刃物の種類や形、さらに、回転数や削る速さを決めます。
写真3 フライス盤の操作
写真3は、フライス盤を使って鉄のブロックを削っているところです。
写真4 測定器の数々
加工した寸法を確認するため、写真4のような測定器を使用します(写真は鋼尺、ノギス、マイクロメータです。ノギスの精度は0.05mm、マイクロメータは0.01mmです。)
写真5 マイクロメータを使う
写真5は、マイクロメータを使って測定しているところです。
写真6 ケガキ線を入れる
写真6は、材料を削り取る部分がわかるように、鉄のブロックにケガキ線といわれる線を入れています。
このようにいろいろなことを考慮して鋼材を削っていきます。図面を見て物を作るためには、このような加工を繰り返していきます。ものが完成するまでには、いろいろな知識や経験が必要です。完成までにはいくつもの工程を経なければなりません。授業を通してそれらを体験し、ものづくりの難しさや面白さを体得してほしいと思います。
次回のブログでは、加工が完成した写真と学生の感想を掲載したいと思います。
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