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2016-07-21

一人でも多く集まってほしい

こんにちは。宮元です。

 昨年の9月、25年前に卒業したコンピュータ学科(現情報システム学科)一期生の一人が同窓会をしたいと言ったことをきっかけに、SNSを使って第一期卒業生に連絡を試みたところ、数人と連絡が取れました。

 先日、世話をお願いしたもう一人の同窓生を交えて打ち合わせをした結果、来年の正月三日に同窓会を開くことにして、さらに連絡・呼びかけを続けることになりました。

 私も先月、中学の同窓生の呼びかけで一泊旅行に参加しました。若いころは同窓会なんてという気持ちもありましたが、歳をとったせいでしょうか、集まって話をするものなかなかいいなと感じます。意外なことに中学生当時の話題はなく、現在・将来の話で盛り上がりました。

 一期生の皆さんにとっては開校したばかりの学校で伝統も何もなく、クラス単位で何かをしということもなく、クラスメートという意識はないかもしれません。今や、学校で知り合った人の数よりも社会に出てから知り合った人のそれのほうが多いでしょう。でも、ちょっと昔の知り合いの顔を見てみませんか。話してみませんか。

 平成29年正月三日は、出席者が少なくてもとにかく集まろうということは確認し合っています。同窓生の皆さんからの連絡を待っています。コンピュータ学科だけでなく他学科でも同窓会が話題になるといいなと思います。

 連絡は下記のメールアドレスまでお願いします。
 miyamoto@mail.oist.ac.jp

電気工学科のナイスガイ『陳 瓏』

 電気工学科の三井です。
今回は電気工学科2年『陳 瓏(ちん ろう)』君を紹介します。中国江西省出身の留学生です。平成27年3月に専門学校岡山ビジネスカレッジを卒業しました。そして、同年4月本校電気工学科に入学しました。日本に来るまでは日本語を全く話せなかったそうですが、今では何でも自由に話すことができます。成績は優秀で、難易度の高い国家資格をたくさん取得しています。

 陳君は日本に来て以来、学費と生活費を補うため、早朝や休日は病院で給食のアルバイトをしています。まかないが付いているので食費が助かると喜んでいます。また、多くの他国籍者の住む寮で暮らし、副寮長にも選ばれています。「人の嫌がることでも進んで引き受けてくれるので、寮の雰囲気が大変良くなった」と管理人さんからも喜ばれています。

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電気工学科2年 『陳 瓏(ちんろう)』
1989年10月誕生(満26歳)
(中国)平成23年6月 江西現代職業技術学院 電気自動化学科 卒業
(日本)平成25年3月 専門学校岡山ビジネスカレッジ 日本語学科 卒業
(日本)平成27年3月 専門学校岡山ビジネスカレッジ 国際文化学科 卒業
内定企業: 旭電業株式会社

1.この分野を志そうと思ったきかっけは?
 子供の頃から電気や電子に興味を持っていたので、中国の専門学校で電気を学びました。しかし、私は日本で就職したかったので、日本の専門学校に入学して日本語を学びました。
続いて、本校電気工学科へ進学しました。中国で電気の専門学校を卒業していますが、本校とはカリキュラムが異なっていますので、新たな気持ちで学び始めました。

2. 学びの場として当校を選んだ理由は?
 私はインターネットで検索することが得意ですので、先ずインターネットで調査し、続いてオープンキャンパスに参加して決めました。選んだ理由は次の通りです。

資格と就職状況
 難易度の高い国家資格を短期間で数多く取得し、しかも合格率が高いです。資格と就職は密接な関係があります。特に、外国人が日本で就職する場合は大切だと思います。国家試験では専門用語が漢字で書かれていますので、日本語の能力も向上しました。

授業内容
 強電から弱電まで幅広く学ぶことができます。また、実習が非常に多いので、座学で学んだことの復習となり理解が深まると思います。

立地条件
 学校が駅に近くて生活に便利です。短時間で移動できますので、学校とアルバイトの両立も可能となりました。

3、 この学科の魅力や良かったところは?
 物作りが好きですので、実習の多いことが魅力です。元々器用でしたが、更に器用になりました。思い通りに工具が使え、完璧な工事ができたとき、達成感を味わうことができます。

4.学校生活で良かったと思うところは?
資格取得
 クラス全員が同じ資格を目指しますので、コミュニケーションが取り易くなります。クラスメートと切磋琢磨して、過去問題の点数が徐々に上がり、合格できた時は大変嬉しかったです。

日本人と話しができる
 他の専門学校で日本語を学んでいた頃は、学校でも寮でも外国人ばかりで、日本人と話をすることが夢でした。ところが、現在は日本人に囲まれ、日本語で授業を受けていますので、急速に日本語が上達しました。

卓球
 2年生から卓球部に入部して、練習を続けています。
毎年専門学校交流の体育大会がありますが、それには1年生の時から卓球の選手として参加しています。

5.主な取得資格・検定は?
 第二種電気工事士
 第一種電気工事士
 第一級陸上特殊無線技士
 工事担任者DD第1種・基礎科目合格
 第三種電気主任技術者・理論科目合格
日本人には『法規』が一番簡単らしいのですが、私には日本語の壁があり難しいです。しかし、最近は『法規』も理解できるようになりました。

6.就職内定先は?
 旭電業株式会社です。
電気工事施工管理やソーラ発電などの事業を行っています。

7.就職活動で役立ったことは?
 自信です。自信を持っている人は、面接の時にいい笑顔が自然に溢れます。緊張感もなく良い印象が相手に伝わります。

*陳君は、日本語を全く話せない状況で日本へ留学し、苦学を続けて日本語を学び、電気や通信を学び、国家資格も取得しています。この様な陳君の前向きな生き方が実を結び、自信に繋がっていると思います。

8.将来の夢
 電験三種を取って、電気エンジニアになりたいです。
1年生の時に理論に合格しました。今年は残りの3科目に合格したいです。

 電気関係で最も権威のある資格は電気主任技術者です。この資格に試験で合格することを電験といいます。受験資格に制限がなく、学歴、実務経験、性別、国籍に関係なく誰でも自由に受験することができます。電気関係には電験のような国家資格がありますので、勉強家にとっては非常に恵まれた環境だと思います。

電子電気実習
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電気工事実習
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