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国際機械工学科 Archive

歯車教材の製作(2) -これも歯車?-

ものづくり創造学科の小林です。
(今年度1年間は「ものづくり創造学科」と名乗ります。そのあとは「国際機械工学科」となります。)

ジェネバギアを製作しました。
連続回転運動を間欠回転運動に変える仕組みをジェネバ機構といいます。この機構はもともとアナログ機械式時計のために開発されたため、時計製作が盛んなスイスのジュネーヴにちなんでこの名が付けられたとされています。

スイッチを入れると、モータで駆動輪(写真左側の丸い部分)が回転し、駆動輪1回転で被動輪(写真右側の不思議な形の部分)が90°回転します。
この機構がどんなところに使われているか考えてみてください。

ゼネバギヤ

この機構がどんなふうに動くかを見るには、ここをクリックしてください。

教材製作 ~歯車列のみえる化~

ものづくり創造学科の小林です。

 3Dプリンタで各種歯車を印刷し、写真のように歯車列を作って「見える化」しました。インターネットで検索すればどんな歯車も直ちに確認できますが、実物でないと実感がわきにくい点があると思います。
 教材にした歯車は専用のソフトで大きさや形を決め、3Dプリンタ用のデータに変換し印刷しました。この教材で、それぞれの歯車の名前だけでなく歯車の特徴や回転の関係もわかりやすくなるのではないかと思います。

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足踏み式消毒液ボトル設置台製作 その2 ~コロナ禍中のものづくり~

ものづくり創造学科小林です。

コロナ禍は依然続いており、感染者も増え続けています。各所に見られる消毒器は、手押し式だけでなく足踏み式のものや、手をかざすだけのものも見られるようになりました。
ものづくり創造学科では1号機製作以降、改良型を2台製作しましたが、今回新たな機構を使ったものを製作しました。部品数も少なくなりました。
1、2号機は平行クランク機構を応用したものでしたが、今回はスライダクランク機構を使いました。ペダルは自動車のアクセルやブレーキのような踏み込み式にしました。(下図)

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完成写真

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部品

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消毒容器取付け部品の溶接

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穴あけ

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組立

画像処理の勉強 ①数量を数える

こんにちは。
ものづくり創造学科の山下です。すっかり秋らしくなりましたね。

さて、先日能力開発セミナーで画像処理を勉強してきましたので紹介します。
IoT(Internet of Things)の勉強も兼ねていて、Raspberry Piというシングルボードコンピューターと、Pythonというプログラミング言語を使って勉強しました。

今回のテーマは、Webカメラでとった抵抗(電子部品)の画像から、抵抗が何個あるのかを判別するというものです。
画像処理には、openCVという画像処理用のライブラリを使用しています。

これがオリジナルの画像です。

origin

個数を数えるために物体の輪郭を認識したいので、まずカラー画像をグレー画像に変換します。

gray

精度よく輪郭を検出するために、二値化といって黒と白の二つに分ける処理をします。

nitika

ここで抵抗の形が検出できました。

openCVの、黒い背景から白い物体を検出する機能を使って個数を数えます。7個です。
ここでは、抵抗の足の重なりが少し白くなっていますので、白い物体の面積の小さいものは除外するように処理しています。
オリジナルの画像に重ねると認識できていることがわかりますね。

contours

この技術を使うといろんな物を数えることに利用できそうです。
私の自宅近くのパン屋さんではトレーにパンをのせてレジにもっていくと、トレーに光があたったとたんパンの形を認識してパンの名前と金額を瞬時に計算してくれます。
最初見たときにはすごいなぁと感心しました。
実際の社会でのこういう画像処理技術が使われているのですね。
とてもおもしろいなと思いいました。
今回はRaspberry Piでしましたが、Windowsでもできますので、PCをお持ちの方は是非勉強してみてください。

Non-Contact Tool

こんにちは。ものづくり創造学科の山下です。
台風が過ぎ去ったあと、急に秋めいてきましたね。季節の変わり目、体調を崩さないように気をつけましょう。

さて、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための Non-Contact Tool なるもの(エレベータや押しボタン式の信号などのボタンを素手で押すのを回避するための道具)が注目をあびています。

ものづくり創造学科では、ドアオープナーや、前回ブログで報告した足踏み式の消毒液ボトル設置台を作成しました。
そして、今回ご紹介するのは「手を触れずに押すための棒」です。写真の真ん中は金属棒を加工したものです。左右のものは3Dプリンターで作成しました。
これを使えば少し安心ですね。アクセサリーにもなっていいかもしれません(^.^)

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足踏み式消毒液ボトル設置台を製作

ものづくり創造学科小林です。

5月下旬に授業が始まりました。遅れを取り戻すべく授業は進んでいますが、今年は様々な習慣が新しく始まりました。登校時の検温や消毒は欠かせません。そのような中、校内に設置する消毒液台を製作しました。足踏み式にして消毒液のポンプに手を触れないようにしました。

①

製作までの過程を簡単にまとめました。

① 構想
どんな形にしようか、学生にアイデアを募集しました。多くのアイデアが出ましたが、シンプルなものを取り上げました。

② 図面化
角パイプやアングル、鉄板など実習室にあるものを使うことにしました。3次元CADで部品を描き、CAD上で組み立て、部品図をつくり、加工を始めました。ばねの取り付け方、消毒液台の高さ調整をどうするかなどが工夫したところです。

③ 加工
加工はカットグラインダでの切断、ボール盤での穴あけ、溶接などです。溶接をすると材料にひずみがでますが、支柱を底板に溶接した時、底板がゆがんでしまいました。そのひずみを取りが難しかった点です。

④ 塗装
塗装にはスプレー塗料を使いました。塗りむらが出ないように気を付けました。

⑤ 組み立て
塗装後最終組み立てをし、消毒液を取り付ける高さを決めました。消毒液容器の位置がずれないように、枠を作ってその中に置くようにしました。

組立図2
組立図(3次元CAD)

②
カットグラインダによる材料切断

③
フライス盤による部品加工

④
測定

⑤
溶接

⑥
グラインダによる仕上げ

⑦
支柱の溶接

⑧
組み立て

おかやまWeb座談会

こんにちは。ものづくり創造学科の山下です。
みなさんお元気でしょうか?
猛暑が続いていますが、朝夕は秋の虫の声が聞こえだしましたよ。
暑さに負けず、コロナに負けず、頑張りましょうね。

さて、本日はものづくり創造学科の1年生が岡山県中小企業団体中央会主催のおかやまWeb座談会に参加しました。
例年はバスツアーで工場の見学をさせていただくのですが、今年はコロナウイルス感染拡大の影響でWeb座談会となりました。参加したのは、いぬっちコース(自動車)で、新興工業(株)、内山工業(株)、井原精機(株)の三社に説明いただきました。

採用担当者の方や先輩社員の方々の生の声を聞くことができ、よい業界研究になりました。
また、zoomを使った多人数での説明会参加が初めてだったので、よい経験になりました。
本校以外にも県内外の大学や専門学校の学生さんたちも参加されており、刺激にもなったと思います。
お世話になった企業の方々、岡山県中小企業団体中央会の方々、ありがとうございました。

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前期インターンシップ最終日

こんにちは。ものづくり創造学科の山下です。

やっとながーい梅雨が明けました。
コロナ禍も早く明けてほしいと切に願っています。

さて、ものづくり創造学科2年生のインターンシップですが、前回お伝えしたように前期は集中型で5日間。
もう最終日を迎えました。暑い中、誰一人休むことなく、マスク着用で頑張っていました。
では、その様子をご紹介しましょう。

こちらは摩擦圧接の様子です。
真剣に説明を聞いています。

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次は、マシニングセンター。
学校にあるものよりずっと大きい機械です。

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こちらは旋盤を使った作業です。
説明を聞いたら、実践します。

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最後はバランス調整です。
金属製品を乗せて、回転させ、重心のずれや歪を計測しています。

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これでインターンシップは一時休止。
夏休み明けには、反省会を実施します。

中原製作所のみなさん、お忙しい中、そしてコロナ禍の中、大変お世話になりました。
また10月によろしくお願いします。

ものづくり創造学科:夏のオープンキャンパス・スペシャルデー

ものづくり創造学科ではこの日の催し物としてこんなことを考えてみました。是非是非、皆さんの目でご覧になってください。
お待ちしています。

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インターンシップ二日目

こんにちは。ものづくり創造学科の山下です。
まだ梅雨明けの声は聞こえてきませんが、真夏を思わせるような暑さです。
そんな中、ものづくり創造学科2年生のインターンシップが始まりました。今日が二日目です。インターンシップ中の中原製作所におじゃまして、様子を見てきました。

旋盤加工(切ったり削ったりしたいものを回転させて、固定された工具によって切削加工するもの)です。
みんな、社員の方の説明をしっかり聞いて、実践していました。

旋盤1

旋盤2

同時5軸加工(直線軸XYZの3軸に2軸の回転傾斜軸を追加した機械で行える、より柔軟な加工方法)です。

同時5軸

手入れ工程です。できた製品をきれいにしています。

手入れ

研削です。今年初めて体験させていただいています。

磨き

マシニングセンタ(それぞれの加工に必要な工具を自動で交換できる機能を備えた工作機械)です。ベトナムの方に指導していただいています。

マシニングセンター1

マシニングセンター2

最後は、今年の3月に卒業した先輩です。卒業生もしっかり働いてくれていて一安心。

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みんな、暑いけれど頑張っていい経験しよう!

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