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建築工学研究科 Archive

「まちづくり」のデザインコンペ 最優秀賞作品製作に向けた二度目の打合せ

こんにちは。建築工学科の秋山です。

今回は、12/12(金)に奉還町のリブラで、本校主催のコンペにて最優秀賞を受賞した作品を製作する為に、2回目の打合せを行った時の様子を紹介します。コンペの詳細コンペの結果1回目の打合せの様子は、以前のブログをご覧ください。

打合せには奉還町商店街振興組合の高崎さん、岡山県中小企業団体中央会の長木さん、小郷さん、(株)圡井の原田さん、溝口さん、最優秀賞受賞者で本校建築工学科二年生の西村光日颯さんが参加しました。

今回の打ち合わせでは、家具製作用図面の確定と今後の工程を話し合いました。

大まかな予定としては、年明け早々に材料を発注します。その後、製作に入り本年度中に完成させる段取りとなります。

上記は、家具製作用図面になります。

学生にとって、発注者と製作者と設計者(学生)の3者で話し合う場に参加出来たことは、とても貴重な経験になりました。まさに、実社会の中おける学びの機会になりました。

また、椅子が完成するまでの様子をブログ内で紹介しますので、楽しみにしていてください。よろしくお願いします。

 

第2回 測量実習!!

こんにちは、建築工学科の秋山です。

今回は、今年二度目となる梶岡建設から特別講師を招いて行った測量実習の様子を紹介します。

今回の実習では、セオドライトという機器を使い角度を測りました。実際の仕事では、直角を出すのに使います。この作業によって得られた角度を基に、位置が決められていくので、とても大切な作業となります。大雑把な作業を行うと、歪んだ建物になってしまいます。

実習では、まず、地面の印の上に三脚を立て、その上にセオドライトをセットしました。次に目標点が見えるように調整し、目標点から90度振った位置を出しました。

また、トータルステーションを使い、学校が傾いていないかも調べてみました。学生たちは、レンズを覗きながら「おー、きちんとまっすぐ建っている」などと話していました。

実際に機器を使って作業することで、より学びがリアルになり知識が深まったのではと思います。

「まちづくり」のデザインコンペ 最優秀賞作品製作に向けて動き出しました!

こんにちは。建築工学科の秋山です。

今回紹介するのは、11/28(木)に行った打合せの様子を紹介します。打合せは、奉還町商店街と岡山工業高校、本校が連携して行った「まちづくり」のデザインコンペにて、最優秀賞を受賞した作品を製作する為に実施しました。

奉還町商店街振興組合によって、本校建築工学科の西村光日颯さんの作品「Chair Block」を製作して頂ける事になりました。

製作は、株式会社土井が行います。

製作に向けては、様々なところを詳細に決定する必要があります。そこでまず、学生は、デザイン案を施工が行える解像度まで上げた家具図を作成しました。次にそれを基に、製作者と打合せを行いました。お互いの考えを擦り合わせ、製作可能なところまで詰めていきました。

学生にとっては、どちらも初めての経験でした。特に製作者との打合せでは、緊張しながら自分の考えを伝え、多くの事を製作者の方から教えてもらっていました。また、設計者としての振舞い方(プロジェクトをコントロール・調整、責任感、知識)も体験出来ました。どちらも、実際の仕事に近い場が設けられ、良かったと感じました。

今後学生は、打合せの内容を図面に反映させ、家具図を仕上げます。

また、これからも椅子が完成するまでの様子をブログ内で紹介しますので、楽しみにしていてください。

よろしくお願いします。

東京へ研修旅行に行ってきました!

こんにちは。建築工学科の秋山です。

今回は、9/24-9/26に研修旅行で東京へ行った時の様子を紹介します。

東京では5人程度のグループに分かれ、事前に各グループで計画していた建物や街並みを見学しました。

■展覧会「大西麻貴+百田有希 / o+h展:⽣きた全体――A Living Whole」

展覧会では、彼らが建築をつくるときの考えー多様な背景や特性をもつ利用者や地域の人々の声、その土地に伝わる物語にまで耳を傾け、人の営みを丁寧に拾い上げながら建築に翻訳したー「生きた全体」が建築として立ちあらわれた姿を模型や言葉、インスタレーションによって紹介していました。

■ 聖オルバン教会 アントニン・レーモンド設計

アントニン・レーモンドは、日本においてモダニズム建築を根付かせる礎をになった人です。多くの作品に携わり残し、事務所にはその後活躍する建築家など(前川國男、吉村順三、ジョージ・ナカシマなど)が多く在籍していました。建物は、半割丸太のトラス架構が美しく、外観の印象や規模感も素朴に感じられました。

東京において、現代の建築を発信するベースや日本の近代建築原初に関わった人が設計した建物を見られたことは、大変貴重な経験でした。学生は、様々な建築を直接見て感じることで、新たな建築へ向かうエネルギーを得ていたように感じました。

きっと、この経験が、今後の課題制作へも活かされると思います。

岡山市役所にて受賞作品展示中!

こんにちは。建築工学科の秋山です。

冬の息吹を感じる頃となりました。
冬の訪れを感じながら本日(11/20)の朝、岡山市役所 1階市民ホールへ第31回ワンデーエクササイズの作品を展示してきました。展示期間は、11/20-11/21(15時まで)です。

本校からは、カギチームとセンチームの模型・パネル、1.4m角の巨大な敷地周辺模型を展示させて頂いています。いづれも学生たちのエネルギーや愛が詰まっています。

市役所の近くへ訪れた際には、ぜひ、立ち寄ってご覧ください!

よろしくお願いします!

ワンデーエクササイズにて、入賞しました!

こんにちは。建築工学科の秋山です。

今回は、設計課題専攻の学生が11/9(土)に行われた、岡山建築設計クラブ主催のワンデーエクササイズで入賞したことを紹介します。

カギチーム:奨励賞、総合資格賞

センチーム:奨励賞

を頂きました。

コンペの課題地は、岡山市中央卸売市場内の「ふくふく通り」でした。課題のタイトルは「これからの市場ふくふく通りをみんなで共に創ろう!!」でした。

本校からは、2チームが参加しました。

学生達は、日々チームメイトと話し合い、協力しながら、時には激論を繰り広げつつ、最後の最後まで一生懸命、作業を進めました。学生達にとって今までで一番、設計と向き合い、苦しみ、完成させた作品となりました。その分、完成した時には、大きな充実感に満ちた表情をしていました。

両チームとも堂々と発表できました。

上の写真は、審査員長のアリソン理恵さんから学生たちがアドバイスを受けているところです。直接、建築家の方と作品を通して交流が出来ることは、学生達にとって大変貴重な時間でした。

頑張ってきたことが、完成作品となり、さらに賞も頂けたことは、学生たちのこれからの大きな財産になったことと思います。

ぜひ、今回の良かったところや学んだことを卒業設計へ活かしてほしいと思います。

第1回 測量実習!!

こんにちは。建築工学科の秋山です。

今回は、10/11(金)に建築工学科の1年生が測量実習を行ったときの様子を紹介します。

第1回目の実習では、オートレベルを使って駐車場の高低差を測りました。

外部講師として梶岡建設(株)の熊山様に来ていただき、実際の施工現場で活きる実習を行って頂きました。

まず、グループに分かれ各々据付作業を行いました。

みんなテキパキと作業が出来ていました。

次は、実際に駐車場のレベル差を測定しました。グループ内で、役割分担をし測定作業を行いました。一人が駐車場の縁石の上へスタッフを設置し、もう一人がオートレベルを覗き目盛を読みます。この作業を二回行い、得られた二つの数値から高低差を出します。

全員の測定結果も小さな誤差の範囲内で終わりました。

様々な現場で使用する大切な技術を習得できました。

次は、また別の機器を使い測量実習を行います。

また、測量実習の様子を紹介しますので、ご期待下さい。

津山工業高等学校 出前授業①回目!

建築工学研究科教員の森崎です。

10月21日、津山工業高等学校にお伺いし、模型製作の出前授業をさせていただきました。

授業に参加してくださったのは、建築科3年生12名の生徒さんです。

一人ひとりパターンの違った敷地の模型を担当してもらい、

最後に敷地を集合させ『住宅地の模型』を完成させるというものでした。

授業の開始までは、作業の量が少し多く時間内での完成が難しいかもしれないと不安に思っていましたが、私の想像以上に生徒の皆さんの手際が良く、無事に時間内に形にしてもらうことができました!

これも日頃の先生方のご指導の賜物であり、授業に真剣に取り組んでいる生徒の皆さんの努力の成果だと思います!

今回の出前授業では、一学年を3つの班に分け、1班ずつ模型製作の実習をさせていただきます。

残すところあと2回の実習です。津山工業高等学校の皆さん、引き続きよろしくお願いします!

まちづくりコンペで最高賞受賞の西村さんにインタビュー

こんにちは。教頭の平野です。

今夏に奉還町商店街と岡山工業高校、本校が連携して初めて行った「まちづくりデザインコンペ」で、本校建築工学科の西村光日颯さんの作品「Chair Block」が見事、最優秀賞を受賞しました。「商店街に設置するベンチ」をテーマに提出された計10作品の中からシンプルなデザインや実用性などが高く評価されました。西村さんに喜びの声や作品で工夫した点などを聞きました。

最優秀賞を受賞した作品のパネルを手にする西村さん

最優秀賞を受賞した率直な感想を教えてください。

「驚きました。審査員の方を前にしたプレゼンで一番手だったのですが、緊張してうまく言葉が出なかったことがマイナスになり、受賞は難しいかなと感じていました。あと、他の方の作品に凝ったものが多かったのも気になっていました。でも最終的に自分の作品を選んでいただき、うれしい気持ちでいっぱいです」

 

受賞作品の特徴や工夫した点を聞かせてください。

「キューブ型形状の椅子を連結する手法を取り入れ、設置場所に応じて形状を変えられるようにしました。脚部にはキャスターを設け、移動も楽にできます。商店街は人通りがあり、形状変更や移動できない大きなものにすると邪魔になると考えました」

 

作品を考えるにあたって、着想を得たようなものはあったのでしょうか。

「初めは人目を引く派手な見た目がよいかなと思っていましたが、商店街には子供からお年寄りまで幅広い方が足を運ばれるので、もっと落ち着いた感じのものにしようと考え直しました。ふと自宅を見回すと、ソファーが目に留まり、これだと思い、参考にしました」

 

カギセンの同級生もアイデアあふれる様々な作品を提出しました。競い合ったりしたのでしょうか。

「はい、競い合うというよりは、よい刺激になったという感じでしょうか。制作途中の作品を見せ合い、いろいろと話をしたのが、自分の作品に活きました」

 

商店街に設置されたとすれば、利用者にどのように使ってほしいですか。

「買い物や通勤、通学など様々な方が利用されることになると思います。歩き疲れたときなどに座っていただき、ほっと一息ついてもらえれば。いろいろな人が集い、商店街の一層のにぎわい創出につながると、制作した甲斐があります」

 

◇西村さんのこぼれ話◇

明誠学院高校出身の西村さん。高校時代は普通科だったのですが、自宅で行っていた工事の過程を見ていくうちに建築に興味を持ちました。想像もつかないようなスピードで構造物ができていることに驚いたこともあったと言います。建築分野への思いを当時の学校の先生に伝えたところ、「カギセンに岡部先生という、よい指導者がいる」とのアドバイスを受け、本校に入学してきたそうです。さらに自身のレベルを上げ、将来は設計事務所で活躍したいとの思いを持っています。

内定企業へ期間限定の早期就業!

こんにちは。建築工学科の秋山です。

今回は、建築工学科2年生の学生が内定企業へ夏休みを利用し、期間限定の早期就業という形で行かせていただいた際の様子について紹介します。

岡山市内で長く意匠設計を行っている黒川建築設計事務所へ8/26-8/30まで行かせてもらいました。

おおまかな内容としては、

あるプロジェクトについて、敷地条件や要望を踏まえプランニングをしました。それを基に基本図を作成し、チェックを受けました。

次に指摘を受けて、再度プランを考えたり材料を検討したりして、基本図を修正しました。

この作業を繰り返していく中で、どんどん考える内容が深まり、設計の解像度も高まっていきました。

学生は、事務所で少しの期間ですが働かせて頂いたことで、多くのことを学んだと言っていました。例えば、実務における図面の描き方、それに付随する検討事項、物のスケール感や材料の具体的な選定などです。

とても貴重な機会を設けて頂き、大変有難く感じました。

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