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建築工学研究科 Archive

校外研修へ行ってきました!!

こんにちは。建築工学科の秋山です。

2/13に広島県立東部工業技術センターと、株式会社カザケンが手掛ける児島の建設現場へ校外研修に行ってきました。

まず、初めに訪れた広島県立東部工業技術センターでの様子です。ここでは、コンクリートの破壊試験や鉄筋の引張試験を主テーマとして見学させてもらいました。また、その他にも様々な試験機器を見せて頂きました。

これは、鉄筋を上下に引っ張り強さを調べている様子です。鉄筋が破断した時には、すごく大きな音がして、学生たちは、とてもびっくりしていました。

他には、大きな球体(積分球)の中で、電球の明かるさを計る機器なども見せて頂きました。この機器による測定によって、皆さんが電球を選ぶ時の指標を示すものです。

その後、児島へ移動し工事現場を見学させて頂きました。

見学したのは、瀬戸内海のすぐ近くに建つ給食給食共同調理場です。解体工事から新築工事までの工事の流れを写真を交え説明して頂きました。

解体工事部分については、4年前に本校を卒業した宮本君が説明してくれました。宮本君と中原君が、現場の案内をしてくれました。二人が成長し社会人として活躍する姿が見れたのは、とても嬉しかったです。

鉄骨造、平家建の大きな建物でした。軽鉄の下地や内装工事、機器の設置、外構工事を行っている状況でした。

どちらの見学においても実際に物を見て、学べる貴重な機会でした。

広島県立東部工業技術センターと株式会社カザケンの方々のおかげで、大変貴重な校外研修になったことをとても感謝しています。

ありがとうございました。

佐々木さんが最優秀賞を獲得!

こんにちは、教頭の平野です。(一社)岡山県建築士事務所協会が企画する「第20回優秀卒業作品表彰」の専門学校の部最優秀賞に、本校建築工学科2年佐々木琉翔さん(令和7年3月当時)の作品が選ばれました。設計のバランスの良さなどが評価され、見事につかみ取った栄冠。佐々木さんに受賞の感想や作品の概要などを聞きました。

-最優秀賞を受賞した率直な感想をお願いします。
「すごくうれしいです。取れるとは思っていなかったので、自分が選ばれたときは、『えっ、本当⁇』と思いました」

-受賞作品の名称は「建物が造り出す人の歩み」です。コンセプトや特徴を教えてください。
「課題地は、岡山市中心部で、西川緑道公園と市役所筋に挟まれています。市中心部は再開発が進んでいて他地域に比べ自動車の通行量が多い一方で、公園が少ない印象でした。歩いて楽しい、のびのびと過ごせる場所を造ろうと考えました」

-作品を考えるにあたって苦労したり、工夫したりしたのは、どういった点になりますか。
「建物の形状は最も悩みました。いろいろと思考しましたが、しっくりくるものがなく、先生にアドバイスを求めました。そこで、周辺の建物の形も踏まえたらどうだといった意見をいただき、今回の作品のアイデアを思いつきました」

「色遣いは工夫した点の一つです。白色を多く用いたことで落ち着いた雰囲気を醸し出すことができました。また、周辺の建物に白色が少なかったことで目を引く作品となった気がしています」

-カギセンの同級生もいろいろと別の作品を出していました。アイデアを出しあったり、競い合ったりしたことはありましたか。
「課題地は四つあり、違う地域の同級生とは切磋琢磨して、互いに参考にするところもあったと思います。同地域の同級生については、『自分の方がよりいい作品を作る』と、静かに闘志を燃やしていました」

-あらためてですが、この作品にはどんな思いがこもっているのでしょうか。
「気軽にふらっと訪れて、気持ちよく歩いてほしいといったところですね。ただ、まだまだ完璧な作品ではないと思っています。外装にこだわりすぎて、内装などに時間を割けませんでした。次に作品を手掛ける際は、もっと全体のレベルを上げていきたいです」

-実際にこうした建物を造るには、どのような力をつけていく必要がありますか。
「多くの有名な建築物を見て、どういう理由で名を知られるようになったのか、なぜ活用されているのか、逆にデメリットとなっている部分はあるのかといったところを把握し、知見を深めることが大事だと思います。そうすれば、広い視野で作品制作ができると考えています」

-令和7年4月、本校建築工学研究科に進学しました。今後の学生生活の目標を教えてください。
「まずは2級建築士の資格を目指して頑張り、取得できたら、建築積算士の資格取得、卒業制作と進んでいきます。卒業制作は今回の受賞作を上回る作品を完成させたいです」

-今後、入学してくる後輩にアドバイスをお願いします。
「入学したときを振り替えると自分に設計ができるのかという思いがありました。しかし、指導を受ける先生方は一級建築士だったり、建築事務所で実際に働いていた経験を持っていたりするので、安心して何でも聞くことができます。大船に乗ったつもりで、勉強してもらえればと思います」

◇佐々木さんのこぼれ話◇
佐々木さんは、岡山後楽館高校出身。もともと、ものづくりが好きで、進路は大学と専門学校で迷ったそうですが、「専門に行って好きなことに集中して取り組みたい」と、2級建築士の資格取得が目指せる本校を選びました。将来はハウスメーカーへの就職を希望しており、「お客様の要望にしっかりと応え、担当が佐々木さんでよかったと言ってもらえるような設計士になりたい。お客様が満足感を漂わせる笑顔をたくさん見たいです」と話しています。

奉還町商店街にて、ベンチのお披露目会を開催しました!!

こんにちは。建築工学科の秋山です。

今回は、3/4(火)に奉還町商店街の「りぶら」で行ったベンチのお披露目会を紹介します。

これは、本校主催のコンペで最優秀賞と西奉還町振興組合賞を獲得した作品を製作し、完成した事を多くの人に知って頂くために開催しました。

ベンチの製作は、提案した学生と企業と商店街の方が連携して行いました。

お披露目されたベンチは、最優秀賞と奉還町商店街振興組合賞を受賞した作品です。

最優秀賞のベンチ”Chair Block”は、岡山科学技術専門学校 西村 光日颯さんがデザインし、株式会社圡井によって製作されました。奉還町商店街振興組合賞のベンチ”CROSS BENCH”は、岡山工業高等学校 ベンチャーズがデザインし、株式会社 ウッディヨネダによって製作されました。

会では、それぞれの立場から完成するまでの関わり方やベンチに対する思いなどを発表してもらいました。製作した人たちの思いを直に町の人へ伝えられる貴重な機会になりました。

多くの方に見に来ていただき、大いに盛り上りました。

現在2つのベンチは、奉還町りぶらに常設されているので、是非気軽に座って下さい。

そして、少しこの取り組みに思いを馳せて頂けると、大変嬉しく思います。

JIA岡山学生卒業設計コンクールへ参加しました!

こんにちは。建築工学科の秋山です。

今回は、2/24(月)に岡山県立図書館で行われたJIA岡山学生卒業設計コンクールへ参加した様子を紹介します。

参加した学生は、2年生の佐々木琉翔さん(後楽館高校出身)です。

課題地は、下石井公園の西側(岡山市北区の幸町10-5など)です。

タイトルは、「建物が造り出す人の歩み」です。

設計は、課題地や周辺のリサーチから始まり、そこから問題点を見出しました。それに対する解を建築でどう応えられるのか考えました。その過程で、いろいろと検討しながら2年間の集大成としての最終案に至りました。

プレゼンテーションでは、とても聞きやすい話し方で堂々と自分の考えを伝えていました。プレゼンの仕方については彼自身も気をつけていたようで、しっかりと表現出来ていて良かったです。

審査員の魚谷さんや神谷さん、大月さんに学生自身の考えを伝え、審査員の方々から直接アドバイスを貰いました。大変貴重な経験になりました。

学生は、他の学校の作品を直接見れ、プレゼンテーションが聞けたことは大きな刺激を受けたと言っていました。

この2つと、ここまでやり切ったことが彼にとって何より大きな財産として得られたのだと感じました。

建築工学科/研究科 建築作品展を開催します!!

こんにちは、建築工学科の秋山です。

今回は、来週末に行われる建築工学科/研究科 建築作品展の案内をします。

日時 3/14(金)-3/16(日)

10:00―18:00(最終日のみ15:00閉場)

場所 山陽新聞社本社ビル2階 さん太ギャラリー

掲載写真は、全て去年の展示風景になります。

主な展示作品

1年生 住宅設計、2年生 卒業制作、研究科 修了制作

各学年の学生がこれまで学習してきた集大成として、作品を制作し展示します。

1年生は、初めて住宅設計をし模型とパネルで表現しています。制作過程では、苦戦しながらも素敵な提案となるよう一生懸命取り組んでいました。

2年生は、専門学校で学んだ総仕上げとして、見応えのある作品になっていると感じました。この1年間、敷地や社会をリサーチし、分析し、提案を考え、建築を通してどんな解が適当かトレーニングした成果が現れていると思います。

研究科は、3度目の作品展ということもありさらにハイレベルな作品に到達していると思います。

どなたでもご覧頂けますので、

ぜひ、学生達の愛のこもった作品をご覧ください。

多くの方へ見てもらえる事が、学生達にとって何よりの賛辞となると思います。

よろしくお願いします。

津山工業高等学校にてインテリア実習をさせていただきました!

建築工学研究科の森崎です。

2月17日(月)、津山工業高等学校建築科2年生の皆さんを対象に、進路説明を含めたインテリアの実習授業をさせていただきました。

進路については、我々教員が今までに手掛けた建築物の説明や建築業界における業種の違いなどを説明し、インテリア実習については色鉛筆を用いた建築内観パースの着彩を体験していただきました。

色鉛筆を用いた陰影のつけ方や光の表現の仕方など、説明をきちんと聞いて実施してくれました。

皆さん最後まで真剣に取り組んでくれました。

進路選択に悩まれている生徒の皆さんも多くいらっしゃいましたが、何もないところから新たな形を生み出していく建築の面白さを知っていただき、これからの人生でものづくりの楽しさを大いに堪能していただければと思っております。

津山工業高等学校の皆さん、授業にご参加いただきありがとうございました!
是非、気軽に本校のオープンキャンパスにも遊びに来ていただけたらと思います!

 

学生がデザインしたベンチのお披露目会!!

こんにちは。建築工学科の秋山です。

今回は、3/4(火)に奉還町りぶらで行うイベントについて、お知らせします。

イベントの内容は、本校主催のコンペ「まちづくりのデザインコンペ」にて最優秀賞を受賞した本校の作品と岡山県立岡山工業高校の優秀賞を受賞した作品が完成したので設置して頂く奉還町商店街にてお披露目会を開催するというものです。これまでの経過(2回目の見学1回目の見学コンペの詳細製作前の打合せ)は、以前のブログをご覧ください。

お披露目会は、奉還町りぶら11時から行います。

奉還町商店街の方とデザインした学生、制作して下さった企業の三者で、椅子達のお披露目を行います。それぞれの想いが、聞ける唯一の機会です。

もし、興味を持って頂けたら、是非、3/4(火)奉還町りぶらへお越しください。オープンな会なので、気軽にどなたでもお聞きいただくことが出来ます。

この会の後は、奉還町リブラに設置しています。奉還町を訪れたついでに座っていただけると嬉しいです。

「まちづくり」のデザインコンペ 最優秀賞作品製作の塗装するところを見学してきました!

こんにちは。建築工学科の秋山です。

今回は、本校主催のコンペにて最優秀賞を受賞した作品を塗装しているところを見学した時の様子を紹介します。今回は、2回目の見学になります。1回目の見学コンペの詳細製作前の打合せの様子などは、これまでのブログをご覧ください。

家具の塗装は、TOTAL PAINTING株式会社が行っています。今回は、まず株式会社𡈽井の事務所へお邪魔し、これまでの製作作業と塗装工程について説明を受けました。

次に、TOTAL PAINTING株式会社の工場へ行きました。塗装前の下処理を行った状態の椅子を見せて頂きました。椅子は、真っ白で、とても滑らかな肌触りでした。

その後、塗装する様子を見学しました。職人さんは、スプレーガンを使って均一になるよう薄く、数回に分けて丁寧に塗装していました。とても綺麗なワインレッド色に仕上がっていました。

3/4(火)の11時から奉還町りぶらにて、椅子の完成お披露目会を行います。ぜひお立ち寄りください。

よろしくお願いします。

「まちづくり」のデザインコンペ 最優秀賞作品製作の途中過程を見学へ行ってきました!

こんにちは。建築工学科の秋山です。

今回は、本校主催のコンペにて最優秀賞を受賞した作品を製作している様子を紹介します。コンペの詳細や打合せの様子は、これまでのブログでをご覧ください。

家具の製作は、株式会社𡈽井が行っています。今回は、工場へお邪魔し、これまでの製作作業の説明を受け、組み上がった椅子を見せて頂きました。

製作作業の説明では、ホームセンターにありそうな製材と合板から、形になるまでを丁寧に教えて頂きました。その中で使われている材料や工夫した点、配慮した事など各工程においていろいろと話を聞きました。

組み上がった際には、図面で描いた椅子が綺麗に形になっていて感激しました。座った時の丁度いい具合や細かな手仕事を感じる仕上がりでした。

今、皆様に椅子のお披露目が出来る機会が持てるよう準備しています。整い次第、このブログ上でご案内しますので、楽しみにしていてください。よろしくお願いします。

津山工業高等学校 出前授業最終回!

建築工学研究科教員の森崎です。

12月23日、津山工業高等学校にお伺いし、模型製作の出前授業(3回目)をさせていただきました。

今回授業に参加してくださったのは、建築科3年生11名の皆さんです。

今回が授業の最終回。いよいよ住宅地模型完成の時がやってきました。

今回も、皆さん集中して作業に取り組んでくれました。 苦手な部分があっても、友達同士で協力し合う体制が出来ているところには、皆さんのチームワークの良さに驚かされました。

一度やり方を教えた部分は、素直に吸収してくれたのでとても指導がしやすかったです。

残り時間が僅かとなっても、途中であきらめずに最後まで頑張り抜くことができました。

90分という短い時間でしたが、全員無事に完成させることができました。

こちらが住宅地模型の完成形です。カラフルでかわいらしい住宅地が完成しました。

今回の授業で模型製作についての出前授業は完結となります。

それぞれの個性を活かしながら、協力し合って最後まで頑張ってくれた皆さん、本当にありがとうございました。皆さんの今後の更なる活躍に期待しています!!

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