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2024-09-19
薬剤耐性菌が海外から徐々に侵入
- 2024-09-19 (木)
- 食品健康科学科
こんにちは、食品生命科学科の金子です。
秋雨前線が南下し、ようやく厳しい夏が過ぎようとしてますが、まだまだ暑さには気を付けて下さい。
さて、日本では余り上昇の兆しが見えていない薬剤耐性菌、メチシリン耐性黄色ブドウ状球菌(MRSA)についてワシントン大学の研究で、耐性菌による死者が2025年から2050年までの累計で3,900万人を超す可能性があると報じられました。この結果を受け、WHOも危機感を強めています。それは、別の原因による死因が薬剤耐性菌によって進み、推定で約5億2,000万人にもの方が亡くなると想定されるからです。
「黄色ブドウ球菌」 電子顕微鏡写真
1990年から2021年の間に、薬剤耐性(MRSA以外にも)で死亡した5歳未満の子供は、50%以上減りましたが、70歳以上の高齢者の死亡は80%以上増えている事が分かったそうです。この傾向は今後も続くと予想されます。
★黄色ブドウ状球菌にかかった時の症状です。
発熱
悪寒
低血圧
激しい頭痛
呼吸困難
★では、感染を防ぐにはどうしたら良いでしょうか。
石鹸と水道水で十分に手洗い
アルコール系の消毒液で塗布
食材は購入後すぐに喫食しない場合10℃以下に保存
毒素は加熱しても無くなりません。十分気を付けて下さい。まだまだ暑い日が続きます。合わせて食中毒にも十分気を付けて下さい。
食品生命科学科では、感染症等の原因菌の検査、予防法等日々実習にて学習しています。ぜひオープンキャンパスで体験してみて下さい。お待ちしています。
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