ホーム > 建築工学科 > 磨け! プレゼンテーション力

磨け! プレゼンテーション力

ご機嫌いかがですか。建築工学研究科の堂本です。
きょうは、建築工学科2年生の設計製図の授業で行うプレゼンテーションについてお話します。

プレゼンテーション風景0427

2年生での設計課題制作では、プレゼンテーションの時間を多く取ります。クラスメイトの前で自分の作品の発表を行うプレゼンテーションは、学生の多くが初めてのようですが、社会へ出れば日常的な行為ともなります。お客様がときめくような思いに駆りたてなくては契約に至るのは難しく、単に優れたプランニング(設計)だけでなく、図面やCG、模型を用いてお客様にわかりやすく説明し、いかにお客様を引き込むことができるかが求められます。それだけに学生のうちからプレゼンテーションを行い、人前で話すことに慣れておく必要があるのです。

プレゼンテーションの時、日頃元気いっぱいな学生がこわばって話すことがありますが、「もっと元気のいい声を出しなさい!」とゲキをとばすと、決まって周囲から笑いが起こります。逆に、大人しい学生がしっかりと筋道立てて思いを語ると、ため息やうなり声とともにひときわ大きな拍手が起こったりもします。自分の思いを相手に伝えることの難しさや喜びを、このような機会を通して感じてもらい、コミュニケーション能力の向上にもつなげています。

プレゼンテーションが終わると、今度は教員からの質問攻め、指摘攻めです。考えてもいなかった質問、発表時のマナーの指摘に顔を真っ赤にしながら答えたり、思いもしない学生がよい評価を受けたりすると、教室内が一気に盛り上がったりします。この日は、学生も教員もそれぞれ異なる立場から真剣勝負の場となり、終ると学生はぐったりし、またほっとしてもいます。このような学生たちとの刺激の場が、クラスの活性化にもつながっているように感じます。

たび重なるコミュニケーションの機会を繰り返し、数か月後の卒業制作課題では、堂々とプレゼンテーションできるようになっていくのです。そんな日を今年も全員が迎えられるように、学生たちと励みのあるバトルに臨みます!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Home > 建築工学科 > 磨け! プレゼンテーション力

検索
Feeds

Return to page top