- 2017-05-18 (木) 11:32
- 旧)一級自動車工学科
こんにちは、一級自動車工学科・武内です。
先週紹介した工作実習の作品ができ上がりました。早速、学生が使ってみたので、その様子をリポートします。
まずは工具。作った冶具(じぐ)もきちんとパーツ皿に並べています。
① まずは、タイヤを外します。
② フロントブレーキ部分が見えてきました。
③ ブレーキキャリパーの下部のみ取り外します。
④ 今回の工作実習で作った冶具をセットします。
ブレーキは、回転するディスクに摩擦板のパッドを押し付けて制動する仕組みです。ディスクパッドは、ブレーキを踏むたびに消しゴムのように摩滅します。摩耗すると隙間ができるため、その隙間を補うようにピストンが隙間分だけ出てきます。ブレーキパッド交換時には、出ているピストンを押し戻す必要があり、今回自作したのはそのための道具です。
⑤ パットを交換した後、元通りに組み立てます。
⑥ これが今回作って使ってみた冶具です。
作業服を着て写真に写っているのは一級自動車工学科3年生の学生です。顔出しはご容赦ください。でも、作業はばっちりでした。
整備士は自分の作業を楽にするために今回のように補助のための道具を作ることがあり、工作実習はそのための授業です。では、また。
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