- 2015-05-25 (月) 15:00
- 情報システム学科
情報システム学科の山下です。
ご無沙汰していますが、みなさんいかがお過ごしですか?
情報システム学科では、フレッシュな一年生を迎え、今年度もいいスタートがきれました。
みんな、いい顔で毎日勉強に励んでいますよ。
さてさて、今日は先日行った岡山県立図書館での校外研修についてお話しますね。
みなさんご存じのとおり、岡山県立図書館は本の貸出冊数全国1位を誇るすばらしい図書館です。蔵書は120万冊。
108名の職員の方々が働かれています。
で、なぜ情報システム学科が図書館に?という疑問がわくかもしれません。
実は、岡山県立図書館には全国の県立図書館ではあまりない自動化書庫システムが導入されているのです。
自動化書庫システムは、みなさんが閲覧できる陳列棚ではなく、図書館の奥で多くの図書を保存している
バックヤードで活躍しています。自動化書庫を簡単に説明すると、
①カウンターで借りたい本や雑誌の申込みをする。
②職員の方が図書の取り出し指示する。
③カートが書庫に素早く流れていき、指示した本が書棚から取り出され、カートに乗せられて窓口まで届く。
という感じです。カウンターの取り出し指示から1分半から2分で希望の本が手元に届く優れものです。
私たちは今回普段の図書館の利用では見ることのできないこの自動化書庫システムの見学をさせていただきました。
頭の中では『情報システムってこんなものなのかな』とぼんやり理解していても、なかなか説明できないものです。
百聞は一見にしかず!ということで岡山県立図書館のご協力を得て見学ができました。
バックヤードで多くの書棚の中を大きなクレーンが4機、休むことなく指示された図書を探して縦横に動き回って
います。ICが埋め込まれたカートは、すごいスピードで窓口に急ぎます。目の前で動くシステムを見るととても
迫力がありました。
学生の研修報告書の一部をご紹介しますね。
A君:たくさんの本を収納できる能力と自動化書庫システムのスピードの凄さに驚きました。
B君:まさかこういう裏側を見るとは思っていなかったのでとても有意義な経験ができました。
C君:ITの必要性を感じました。自動化により労働時間の削減、ミスによるストレスの軽減などITはすばらしいと思った。
D君:自動化書庫システムのような機械を見たのは初めてで本当に感動した。これほどのシステムを動かすには
どれくらいの量のプログラムが動いているのが気になる。
みんな、それぞれに興味や関心をもってくれたようです。将来、世の中の役に立つシステムをつくるエンジニアになる
きっかけになってくれればと思います。
では、次回お楽しみに!
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