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就職試験対策って? ~適性検査編~

測量環境工学科の茗荷です。

測量環境工学科では学科の教員全員で在校生の就職試験対策を行っています。今回は実際に行っている就職試験対策の一部である適性検査対策について紹介します。

適性検査とは面接や筆記試験などからは見えにくい要素を、検査という形で判断する役割をもつ試験です。適性検査には大きく分けて「能力検査」と「性格検査」があります。今回は「能力検査」についてです。

「能力検査」では基礎学力や一般常識が身に付いているか検査します。問題のレベルは中学校で学んだ範囲ですが、全体もしくは1問ごとに制限時間が設けられており、時間内に正確に解くことがなかなか難しいです。そのため、当学科では正確さに重きを置き、解説を重点的に行っています。例題を用いて実際に行っている解説を紹介します。

【例題】
兄が徒歩で買い物に出かけました。兄の歩く速さは時速4kmです。30分経過したとき、兄が財布を忘れてことに気が付いた妹が、自転車に乗って時速12kmで兄を追いかけました。兄は変わらず買い物に向かっています。兄と妹が出会うのは妹が出発してから何分後でしょうか。

この問題で聞かれていることは兄と妹が出会う時間です。まず、妹が兄に出会うまでにかかった時間をx時間としましょう。そして、問題文からわかることをまとめると・・・

1. 妹が兄に出会うまでにかかった時間=x時間
2. 兄が妹に追いつかれるまでにかかった時間=0.5時間(30分)+x時間
3. 妹が兄に出会うということは兄が進んだ距離と妹が進んだ距離は同じ

このことを図にまとめると以下のようになります。
適性検査
同じ距離を進んだということから「み(き)はじ」の距離を求める式を作ります。
適性検査2
あとはこの式を解くことでx=0.25時間と出ます。時間を分に換算するために60をかけると0.25時間は15分となり、妹が兄に出会うまでに15分かかったとわかります。

実際の適性試験対策も初めはこのように行っています。内定が出るまでマンツーマンでしっかりと指導しています。数学が苦手な学生も一緒に頑張ることで徐々に解けるようになり、有名な企業や公務員等に合格した学生もいます。

オープンキャンパスでは測量に関する体験だけではなく、進路相談や就職試験対策の体験にも応じますよ。ぜひオープンキャンパスに参加してみてください。

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