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2020-07

第9回:伝わりますか?

宮元です。

コンピュータープログラミングは楽しいと言ってきました。しかし、プログラミングの何が、どこが楽しいのかと尋ねられると、ハタと困ってしまいます。いろいろ考えてみたのですがやはりうまく説明できません。そこで、仕事で得た感動から説明のヒントが見つかるかと思い、振り返ってみます。

社会人になってすぐの仕事は、第4回目で紹介したような大型汎用コンピューターで動くプログラムを書くことでした。実際は、その何年も前に誰かが好き勝手に書いたプログラムを、一定のルールに従って書き直す標準化という作業でした。本来のプログラマーの仕事は、設計者が意図した処理を間違いなくプログラミング言語で表現することです。加えて、処理効率がよく、後々保守しやすいプログラムが書けるかどうか、プログラマーとしての腕の見せ所です。職業人としてのプログラマーにはさらに、決められた時間内、予算内でという制約が加わります。

膨大な量のデータを一瞬で処理するコンピューターのプログラムを、いろいろな条件・制約の中で書いて、それが世の中の役に立っていると感じたときの想いやら、プログラムで表現した処理を間違いなく遂行するコンピューターというハードウエアそのものに対する「すごい機器だ」という感動、そういうものを考え出し作ってしまう人間のすごさに高揚感を覚えるのです。

1980年頃は情報処理産業の認知度も地位も低く、無理難題を強いられ、今でいうと完全にブラックな働き方もしていました。肉体的にも精神的にも苦しくて辛い思いもするのですが、そんなもの、お客様の「ありがとう」の一言で吹き飛んでしまい、また頑張ろうと思い直すことの繰り返しでした。

私はかねがね「コンピューターは人間が考案し作り出した傑作の一つ」と思ってきました。どんな形であるにせよ、傑作であるコンピューターを身近に感じていることが楽しいのかなと思います。そんなわけですから、プログラミングだけが楽しいのではなく、そのプログラムに従って動くコンピューターという最高傑作の一つにかかわっていられることが楽しいのです。
この説明でわかっていただけるでしょうか。

在校生が創るオープンキャンパス vol.2

映像音響学科です。

前回、ブログでご紹介しました”在校生が創るオープンキャンパス新メニュー!!”というお話の続編です。

さてさて、前回は企画を一生懸命練っていた学生たち。現在の状況はというと!!

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どうですか!? どんなイベントか、ちょっぴり想像できたでしょうか?
8月1日(土)と8月8日(土)に、オープンキャンパス参加者の皆さんを対象に温めてきたイベントを開催します(^^)

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このイベント、オープンキャンパスに来てくださった方に、私たち、映像音響学科が目指すエンターテイメント業界とはどんな場所か、少しでもその様子を垣間見てもらえたらという願いを込めて、『はじめの一歩~エンターテイメント業界の扉~』というテーマを掲げてイベント構成をしてきました!!

実際に見て、触って、そして将来を想像していただける1日になればと願っております♪
皆様のお越しを映像音響学科一同、お待ちしております(^^)

現場でのノウハウを学ぶ

測量環境工学科の茗荷です。

先日、株式会社ウエスコの岡口部長が、地形測量実習での技術指導に参加してくださいました。

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地形測量の基本的な技術↓から、どうやって現場で正確に素早く成果を上げるのか、障害物がある時はどうやって観測するのかなど普段授業では学べない現場ならではの技術を教えていただきました。

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今回学んだことを今後の実習に活かし、少しでも多くの知識が身に付くよう頑張っていきます。
株式会社ウエスコの岡口部長、大変お忙しい中、ありがとうございました。

インターンシップ開講式

こんにちは。ものづくり創造学科の山下です。
新型コロナウイルスや豪雨・・・大変なことがいっぱいですが、頑張りましょうね。

さて、ものづくり創造学科では、毎年、岡山市中区乙多見にある(株)中原製作所でインターンシップを実施しています。当初の予定では、毎週木曜日にお世話になるはずだったのですが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開始を延期していました。この度、中原製作所様のご協力により、前期は期間集中型で実施できることになり本日開講式を開いていただきました。

まずは、営業部経営企画室の中原さくら子様より、会社の説明を聞きました。会社の沿革から最先端の技術までとても興味深いものでした。
特に、摩擦圧接の動画には見入っていました。

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その後、安全教育を受けました。現場では、安全第一。ちょっとしたうっかりが大きな事故やケガにつながります。常に安全に気を配り、仕事をすることが大切だとわかりました。

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最後に、工場見学をしました。学校では見たことがない大きな工作機械がたくさんあり、仕事をされている様子も見られて、インターシップへの期待が高まりました。

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中原製作所のみなさん、インターンシップをお引き受けいただき、ありがとうございます。
学生のみなさんは、きっと学校だけでは学べない経験をさせてもらえることでしょう。

また、経過を報告しますね。

来て、理解して、自動車整備

こんにちは! 二級自動車工学科の永岡です。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、卒業式、入学式の中止に始まり、授業開始が5/21まで遅れるなど、いままで経験したことのない事態に陥っております。
紆余曲折ありましたが、やっと授業も始まって1か月半が経過しました。新入生は初めての定期考査(中間試験)で四苦八苦しています。(笑)
三密を避けるため、時間差休憩時間の実施や2教室でのzoomによる遠隔授業など、通常の学園生活に戻るのはまだまだ時間がかかりそうです。

そのような中で、自動車整備士を目指す若者のために養成施設の役割を果たすべく工夫を重ねながら頑張っています。
その一つでもありますが、新たに自動車整備士を目指す若者に自動車整備士の仕事をもっとよく理解して頂くために、本校の自動車工学科を知っていただくためにオープンキャンパスを開催しております。

開催回によって異なりますが、2サイクル・エンジンの分解・組み立てやタイヤチェンジャーによるタイヤ交換などを体験していただいております。
シナリオにない思わぬ話が教員から聞けるかもしれません。

オープンキャンパスは随時受付しておりますのでホームページをご覧ください。
それではまた。

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夏の日よけ用朝顔観察記録③

食品生命科学科です。

異常な量の雨が降り続いていますが、朝顔は生長しています。7/8(水)の様子です。生長のはやい朝顔はネットに絡みついています。

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そこで、7/10(金)午後の小雨の中、摘心を行いました。摘心とは、茎の先端の芽を数センチ摘み取ることです。摘心をすることで、腋芽(葉の付け根から出てくる芽)が出てきます。一本の茎からたくさんの芽が出て伸びると、葉が密になり株全体としてこんもりとなります。

よく見ると、小さな雑草も順調に生長しているので、まず草を抜きました。

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ハサミで摘心します。

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はさみで切るのはちょっとかわいそうですが、思い切ってカット! すると別のところから芽が出てきやすくなる。植物って面白いですね。
摘心直後の様子です。この写真では摘心したところが分からないですね。すみませんm(_ _)m・・・

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カットして4日後(7/14)の写真です(左は葉っぱ、真ん中が新しく出てきた芽、右が摘心した茎)。

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種を植えた日から32日後(7/14)の写真です。一番生長の早い株は、後ろにある約2mの白い壁を越えました!。

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次号へ続く・・・

 

創意工夫が伝わる課題プレゼン

こんにちは。建築工学科の堂本です。

先日、2年生が今年度に入って初めての課題を提出しました。課題制作中は各自がいろんなアイデアを導き出し、工夫し、教員とコミュニケーションを交わした結果、1年次よりも創意工夫にあふれた作品に仕上がったようです。
そんな、楽しみながら作品づくりを行った様子が、課題プレゼンテーションでの彼らの話ぶりからありありと伝わり、聴いている方も楽しくなりました。
次の作品は、グループ作品となるようで、意気込みを新たにしていました。

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第8回:「TK-80」のおかげ

こんにちは。宮元です。

TK-80を買いたい一心で数か月間ハードなアルバイトをし、やっとのことで手に入れました。キットだったので届いたその日のうちにパーツのはんだ付けをして完成状態にしたように覚えているのですが、記憶違いかもしれません。

ミニコンピューターOKITACには言語翻訳プログラムというものが用意されていて、FORTRAN言語で書いたプログラムはFORTRANコンパイラーで、アセンブリー言語で書いたプログラムはアセンブラーとよばれる言語翻訳プログラムで機械語に翻訳できるようになっていました。

言い遅れましたが、コンピューターは、そのコンピューター固有の機械語で書かれたプログラムしか実行できません。その機械語は、基本的に0と1だけの2進数で表されるので、わかりづらいことこの上ありません。そこで、より自然語(日本語や英語等々のこと)に近い形でプログラムが書けるようにいろいろなプログラミング用言語と、それで書かれたプログラムを機械語に翻訳するプログラムが開発されてきました。

TK-80は貧乏学生には高価でしたが、コンピューターとしてはものすごく安価なものでした。ですから、コンパイラーとかアセンブラーとかいう高価なソフトウエアをつけることはできなかったのでしょう。

TK-80でプログラムを動かすためには、まず、アセンブリー言語でプログラムを書き、それを自分の手で機械語に直し、それを16進数に読み替えながらキーボードから入力して実行という手順を踏みます。ものすごく面倒でしたが、機械語やアセンブリー言語によるプログラミングの勉強は、コンピューターの動作の仕組みを理解するには大変有益でした。
下は、アセンブリー言語で書いたプログラムがどういうものか、そのサンプルです。機械語は忘れてしまっているし、桁違いに面倒なので省略します。

それにしてもわからないものですね。第4回のOKITACやこのTK-80でのプログラミング経験が後の仕事に結びつくんですから・・・・。

【アセンブリー言語による記述例】
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梅雨にも負けず頑張ります☔

  • 2020-07-08 (水)
  • 進路
  • 作成者:進路

進路指導課です。

梅雨真っ只中ということで、蒸し暑い毎日が続いていますね。

今年の夏はマスクが必須!!暑さとの闘いは例年以上かもしれません💦

 

さて、そのような暑い毎日の中、カギセンの学生は・・・

というと、頑張っています!!

就職活動!!

 

6月19日(金)
食品生命科学科では、就職活動に向け、外部講師の先生をお招きして、
『面接対策セミナー』を実施しました!!

 

面接対策1(ジョブカフェおかやま)
各学科これまでにも、それぞれの授業で

履歴書、面接の練習は実施していますが、

初めてお会いする外部講師の先生との時間は

いつも以上に緊張感のあるものでした💦

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実際の面接官は何を見ているのか、

どのように話すと相手に分かりやすいのか、

きれいなお辞儀とは・・・など

面接の基本から、

実際に面接官から質問を受けた際の実践練習までと

改めて、面接の基本を確認しつつ、

面接練習に挑戦してみました!

面接対策2(ジョブカフェおかやま)

 

実際に面接を見ていると、

学生個々に、魅力がそれぞれに違うのがよく分かります!!

 

姿勢の良い学生は、見ていて気持ちが良いですね!

歩く姿、お辞儀の角度、座った時の姿勢、

どれも凛として見えました!

 

声のとおりが良い学生は、自信を感じました。

聞き取りやすく、とても感じの良い印象を受けました。

相手にきちんと伝わってこそ、コミュニケーション☺

 

このセミナーを受けて、

これから会社訪問に向かう学生、

採用試験に挑む学生、

個々に状況は違いますが、

皆、就職への気持ちがさらに高まったことと思います!!

 

講師の先生、本当にありがとうございました。

さまざまな刺激と新たな気づき

電気工学科の國府拓治です。

7月6日(月)、電気工学科2年生は「職業実践専門課程」の運用で決められている指導を受けました。この指導は、株式会社徳山電機製作所様から2名の指導者を派遣いただいて実施しています。

徳山電機製作所様では様々な制御盤を生産されています。本校の学生は全員電気工事は得意ですが、制御盤の製作経験はありません。電気工事では部品配置など少々アバウトなところがありますが、制御盤では数ミリの誤差で組み立てができなくなります。学生たちは今回の実習を通じて、電気工事では体感しなかった寸法の重要さを実感すると同時に、設計時点での正確な寸法指定の重要性を学びました。

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学外から指導者を招いての授業は、気分が新鮮になるだけでなく新たな気づきの契機でもあります。数か月後に同様の授業を計画しています。学生たちが様々な刺激を受けて大きく成長することを期待しています。

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