- 2012-09-10 (月) 9:08
- 食品生命科学科
こんにちは。バイオサイエンス学科の池田です。
9月7日(金)は2年生のフィールド実習の一環で、岡山大学資源植物科学研究所を見学しました。
こちらでは研究所の屋上で屋上緑化の研究が進められており、屋上緑化施工後は、室温が平均2℃も下がったというデータも出ていました。
植物自体の緑陰や、葉っぱの裏に無数にある気孔からの蒸散による冷却効果で、ヒートアイランドを緩和するというのが、そもそもの屋上緑化の目的ですが、こちらではなんと絶滅危惧種を用いての緑化が研究されていました。
ツメレンゲ(環境省レッドリストで準絶滅危惧種に指定)は倉敷美観地区の古民家の屋根瓦の脇にひっそりと生育していることもあるほどの耐乾性の強い種ですが、雑草のなかでの競争には勝てず、数は減っているそうです。
同じように屋根瓦を再現して研究されていました。すごいですね。
その他、同じく絶滅危惧種のミズアオイを手作りの人工湿地で栽培していました。
ヒートアイランド対策と絶滅危惧種の保全を兼ねた研究、本当にすばらしいですね。
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コメント:1
まさに一石二鳥の研究ですね。
もっと屋上緑化や壁面緑化が広まれば、土地を有効活用して緑を増やせるのに・・・
建物内の温度が下がればエアコンの使用も減って、温暖化対策としても効果的ですね!