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最先端技術施設の見学

国際情報学科の小野です。

9月26日,システムエンジニアリング岡山さんが主催した「令和5年度先端技術⾒学会」で兵庫県にある「SPring-8」と「SACLA」を見学してきました。

「SPring-8」は周囲が1465メートルの円型の大型実験施設で,放射光と呼ばれる特殊な光(特にX線)を使って物質の細かな構造などを解き明かすものです。1998年に運用が始まり,これまで様々な研究が行われ,その中には小惑星探査機の「はやぶさ2」が持ち帰ったサンプルの分析もこの施設で行われたそうです。このほか自動車タイヤの研究開発ではゴムの内部構造を詳しく調べることで摩擦力を大きくしている部分を放射光で特定し燃費性能に優れたタイヤの開発や虫歯予防(再石灰化のメカニズム)につながるガムなど,身近にある製品の開発をおこなう上で重要となる研究データを得るために活用されているという説明がありました。

「SACLA」は全長700メートルの線型の施設で2004年から運用が始まったそうです。施設の説明は割愛します。(済みません)

SPring-8とSACLA,ミクロな世界に挑む様々な分野の研究を支える世界最先端の技術を結集したものと実感しました。現在,SPring-8は放射光の明るさを今の約100倍に高め世界最高性能を実現するための大改修を行っているそうです。画期的な技術開発をもとに革新的な産業につながる明るい未来を感じた1日でした。

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