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旋盤の刃物台、サドル、エプロンの構造

ものづくり工学科小林です。
工作機械の代表的なものに旋盤があります。
旋盤の刃物台とそれを取り付けるサドルを分解し、中の構造をのぞいてみました。

刃物台・・金属を切削するための刃物(バイト)を取り付けます。
〇刃物台の裏に円弧の溝が加工されていました。この溝に沿ってばねで上下に動くピンが働くと、90度毎に刃物台が固定できるようになります。また、反対方向へは回転できない構造がよくわかります。
(写真1、写真2)
s1
写真1 刃物台を裏側から見たところ

S2
写真2 刃物台固定位置を決めるピン

サドル・・刃物台が取り付けられる場所で、エプロンと一体になっています。
〇ハンドル操作によって、サドルがガタなくスムーズに移動するよう、隙間を調整する部品(かみそり)や、サドルをベッドに固定するための部品が取り付けられています。(写真3)
S4
写真3 サドルをはずし、裏返したところ

エプロン・・手動でハンドルの動きを刃物台に伝えたり、自動送りができる構造になっています。
〇レバーを使って歯車の位置を変え、手動送りと自動送りが選択できます。ねじ切りをするための機構も組み込まれています。(写真4)
S5
写真4 エプロンの歯車列

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