- 2018-10-29 (月) 11:44
- 映像音響学科
学生課・源です。
はじめに、今年7月の西日本豪雨災害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。 一日も早く復旧されますよう、お祈り申し上げます。
下は災害直後の真備町のとある家屋内の写真です。
一階は完全に水没したため、家具が散乱し床は泥で覆われています。
駐車場も泥まみれで、車も完全に水没していました。
別の家では壁が全て剥がれ、泥で覆われています。
室内の家具や物は全て水に浸かり、庭は災害ゴミで溢れています。
道路のいたるところに災害ゴミが山積みになっていて、街全体が泥に覆われていました。
本校でも3人の教職員と14人の学生宅が被災しました。そこで災害直後に、教員と学生が一日も早い復興に向けボランティアに赴きました。
まず家の中にある家具や物を外に出す作業からはじめました。初日はまだ床に水が残っており、水分を含んだ畳や布団、衣類などが作業速度を妨げました。冷蔵庫や洗濯機のなどの大型電気製品も全て水没し、再利用できるものはほぼありません。そのため家の中にあったものが災害ゴミとなります。
そんな状況下でも、多くの学生と教員が参加してくれました。その多くは留学生でした。彼らの多くはボランティア活動をするのも初めての経験です。日本語もあまり流暢ではない状況にも関わらず、何とか力になりたいという一心で申し出てくれました。もちろん日本人の学生も多数参加して、ともに一日も早い復興に向け作業にあたりました。
下の写真は、自分たちの担任の先生が被災したということで、真っ先に相談してきた学生です。
災害直後のためゴミの量が甚大です。この二人が泥だらけになりながらも一生懸命作業してくれました。作業が終わった後に感想を聞くと、「先生の顔が見れて良かった。」が第一声でした。この言葉だけでもその想いは伝わったと思います。
上の写真は先日の活動の様子です。ゴミは全て撤去されています。床を剥がし、床下に溜まった泥を取り除く作業です。留学生が懸命に作業していました。彼らは災害直後から申し出てくれ、ボランティアの回を増すごとに人数も増しています。
災害から3か月経った今でも、まだまだ復興には程遠いのが現状です。この災害を風化させないためにも、今後も活動を続けていかなければいけません。27日(土)にも10数名が復興支援ボランティアに参加しました。
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