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2022-12-07

色についてのお話

こんにちは! あっというまに11月が過ぎ秋を満喫する余裕もなく12月を迎えてしまいました… 皆さん、いかがお過ごしでしょうか? 秋と言えば芸術の秋、食欲の秋、運動の秋…など様々な刺激に触れ、自分自身を豊かにしていきたい時期ですよね。
今回は、そんな秋のひとときを彩る“色”についてのお話を少しさせていただきます♬
 
私たち映像音響学科では、映像や音響に加えて、舞台照明を学ぶ授業もあります。コンサートなどでアーティストを彩る舞台照明は、様々な“色”を使って組み立てていきます♬ ここでいう“色”とは実際には“光”を使ったものになりますね。絵を描いたりする時に使う絵具などとは違った部分があります。
 
ずばり何が違うかと言いますと… 色の混ざり方がまったく違います!!

加法混色

光で色を作るときは、加法混色という方法となります。大きな特徴はすべての色を混ぜ合わせると白色になるところですね。
 
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加法混色では、色を混ぜれば混ぜるほど明るくなっていくのですね。基本となる色は、赤(R)緑(G)青(B)の3色です。

減法混色

対して、絵具などの色料は、減法混色という方法となります。大きな特徴はすべての色を混ぜ合わせると黒色(実際は黒にほど近い茶色)になるというところです。

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減法混色では混ぜれば混ぜるほど色は濃く暗くなり黒色に近くなっていきます。基本となる色は、マゼンタシアンイエローの3色です。

加法混色と減法混色の比較

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そして、それぞれの色の関係は上記のようになっています。
 
私たち映像音響学科では、圧倒的に加法混色への馴染みが深いです。先ほどもお伝えしましたが舞台照明はまさに光の三原色を使用して舞台を演出するものですし、映像業界でも光の三原色をベースとし、モニターやプロジェクター、LEDビジョンの色調整を行なっていきます。反対に、絵を描かれる方や印刷の分野においては減法混色に馴染みが深くなります。

余談(イラストについて)

最後に色の話に便乗して余談を一つお話します。下のイラストですが、実は人の手によって描かれたものではありません!

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最近イラストレーターさんの中で静かに話題となっていますが… なんとAIによって描かれたイラストになります♬ ちなみに元の写真は1年生の照明実習の様子(下)です。

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AIが作り出すイラストには賛否両論ありますが、科学技術の発展の中でAIが作り出すものと人間が作り出すものとをどのように共存させていくのか… このことは、今後じっくりと考えていく必要がある大きな課題なのかもしれませんね。

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今回はこの辺りで記事を終わります。様々なものに触れて豊かな日々を過ごしましょう!
 

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