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第23回:プログラミング-こんな感じ

新年おめでとうございます。宮元です。

CANプロトコルの勉強もしなければいけませんが、ふと気づくと、2月から4月末に勉強したワンボードマイコンのプログラミングを忘れかけています。そこで、もう一度、サンプルプログラムを見直すことにしました。その断片を紹介します。

購入した2台のワンボードマイクロコンピューターのうちの1台は学習用キットと銘打っているものにしました。それだけに、LEDが8個ついていたり、スイッチがついていたり、超小型の液晶ディスプレイが接続できるコネクタがついていたりと、入出力のしかたが容易に勉強できるようになっています。

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第19回で、4月末まではこのキットを使ってプログラミングの勉強をしていたと書きました。勉強にはこの学習キットと付属のサンプルプログラムを使うのが手っ取り早い方法です。
まず、日常使っているパソコンに、ルネサスエレクトロニクス(株)のホームページから統合開発支援ソフトをダウンロードしてインストールします。ルネサスエレクトロニクス社というのはこのマイコンボードに搭載してあるマイクロプロセッサーのメーカーです。

この統合開発支援ソフトがなかなかの優れものです。今回のように、ワンボードマイコン用のプログラムを書くためには、マイクロプロセッサーごとに異なっているハードウエアの仕組みをプログラムに置き換える必要があります。しかし、これがまた無茶苦茶むずかしくて面倒なのです。そこで統合開発支援ソフトの登場となります。マイクロプロセッサーの型番を指定するだけで、その面倒なプログラムを自動的に用意してくれます。こうして私たちは面倒な作業から少し解放されて、本来私たちがコンピューターにさせたいことをプログラムする作業に集中できるというわけです。

この統合開発支援ソフトを起動するとこんな画面が現れます。サンプルプログラムを読み込ませて、ある操作をするとワンボードマイクロコンピューターで動くプログラムができる仕掛けになっています。こういう作業を通じて、8個のLEDを点滅させるには、スイッチのON/OFFを調べるためにはどういうふうにプログラムすればいいのかを学習するわけです。

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サンプルプログラムを読み込ませるとこんな具合です。

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赤丸の部分がさせたい動作を記述したプログラム群で、青丸の部分が、そのために統合開発支援ソフトが用意してくれたプログラム群です。黄丸の部分に赤丸部分の中の1つを表示しています。LEDの点滅をスイッチで制御したい、ただそれだけでも、こんなにたくさんのプログラムが必要です。

大切なことは、8個のLEDを点滅させて喜ぶことではなくて、入出力ポートと呼ばれるコンピューターと外部とのインターフェースの仕組みとその使い方を理解することなのです。学ぶべきことは山ほどあります。でも、全部を細かく理解する必要はないでしょう。ポイントを押さえることです。

なんて知ったふうなことを言っていると・・・・

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