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第17回:背中を押したもの -その1- ワンボードマイコン

こんにちは。宮元です。

マイクロプロセッサーとはそれ以降30年間くらい無縁となってしまいます。当時私が勤めていた会社にはマイクロプロセッサーに関連した仕事を請け負う部署がありましたが、私は配属されず、従来の汎用コンピューターを使ったシステム開発部門で働くことになりました。その後、勤め先はいくつか変わりましたが、状況は同じでした。

もちろん趣味としての楽しみ方もあったのですが、なかなか踏み切れませんでした。何だか手を出したらのめり込んでしまいそうで怖かったのです。ただでさえ仕事で忙しいのに、また別のことに時間を割くなんてとんでもないと考えてしまうんですね。でも、ずっと後になって、この考えは取り越し苦労だと気づきます。人間って、本当にしたいことがあったら何とかして時間をねり出すものなのです。

この間何回か「電子工作」のブームはあったように思います。帰宅途中、時間が取れるときは必ず書店に立ち寄るのが習慣になると、「科学」のコーナーにやたら分厚い雑誌が並ぶときがありました。「マイコン」が、付録とは呼べないようなものが付録として付いている雑誌を目にしたときは、買おうかと思ったものですが、そこはぐっとこらえて通り過ごしてきました。

ところが、私もここ1年くらいで認識したことなのですが、1980年代には世に出ていた「PIC(Peripheral Interface Controller)」に加えて、この15年くらいの間に、「Arduino」とか「Raspberry Pi」というようなワンボード(シングルボード)コンピューターが安価で提供されるようになりました。合わせて、周辺のエレクトロニクス機器も安価で手に入るようになって、エレクトロニクス好きにはたまらない環境が整ってきたように思います。

171_マイコン
 (左から、PICマイコン、Arduino、Raspberry Pi (いずれもgoogle検索した結果からの転載))

第1回目のこの欄に「最近、はまってしまいそうなことに出くわした」と書きました。コンピューターは人間が創り出した最高傑作の一つと思っているとも書きました。パソコンは1984年に初めて購入して以来、買い替えながらずっと使っていますが、その心臓部だけを取り出したようなワンボードコンピューターにはパソコンとは違った美しさを感じます。はまってしまいそうな予感にはもちろんこのことが大きく影響しているのですが、実はもう一つ、お話しておきたいことがあるのです。それは次回以降で・・・・

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