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2020-05-15

第3回:電子工学科に進もう

こんにちは。宮元です。
皆さんの中にもできれば大学に進学しようと考えている人は多いでしょう。そこで質問です。「いったい何のために大学に進むんですか。」 私の場合はこうでした。

中学卒業後の進路を考えたとき自分の家庭の経済状況を考慮して、工業高校に進んで早く働いたほうがいいと思っていました。親には言いませんでしたが、担任の先生には言わざるを得ません。すると、先生も我が家の経済状況はある程度ご存じだったのでしょう。こうおっしゃいました。
「奨学金をもらう手続きをしてやるから、お前は普通科に進め。そして大学に行け。」

そうして進んだ高校ではラジオ部に入って、アマチュア無線や電子工作、文化祭や体育祭では放送設備の準備などで楽しく過ごしました。高校3年生だったと思いますが、私の興味がちょっとだけ揺さぶられたできごとがありました。数学担当の先生だったでしょうか、ある日、教卓の上を占領してしまうほど大きな図体をしていながら四則演算しかできない卓上計算機を見せてくださったのです。今言うとそういう表現になりますが、当時の私は「わっ、すごいものがある。」でした。そのものじゃありませんが、こんな感じです。(“卓上計算機”でgoogle検索した結果からの転載です)

03_ブログdesktopcalc

ところで大学の話ですが、「工学部・電子工学科へと」迷わずに決めました。理由は、今振り返れば書くのも恥ずかしいほど単純、幼稚です。
 ・小学生の頃、故障した家電製品の修理に来てくださっていた人の働きぶりが格好良かった
 ・自分自身も、ラジオやオーディオアンプ、無線機といったものの仕組みに興味があった
 ・大学に進めば、電気・電子機器を扱う技術者になれると思っていた
「大学は基本的に研究をするところ」という意識はまったくありませんでした。電子工学科に進めば本当に自分の興味を満たせるのかなんて考えてもみませんでした。のちにこのことで苦しむことになるのですが、それは後ほど。

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